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1 8 合志- 5 山崎
晴智おめでとう!
10数年前に晴智がS級に上がってきて間もない頃、
若手なのに格上相手でもお構い無しに競りに行く異質な競走スタイルは、
当時はまだ珍しく、異論を唱える人も少なくありませんでした。
それでも俺は、そのファイト溢れる走りに惹かれる物があり、
オールスターファン投票では毎年必ず1票入れるほど大好きな選手でした。
しかし、年齢を重ねるごとにだんだん大人しくなりつつあり、
レースでもあまり目立たず、強引な競りや鋭い縦脚までもが影を潜め始め、
堅実に着を纏めている印象が強くなってきました。
いつしか、俺の中でも晴智に対する魅力は薄れ始め、
ここ数年は「その他大勢」の選手になりつつありました。
成績にムラがあまり無く、今年は年頭から絶好調で縦脚も復活。
強い逃げ屋が育つには、強いマーク屋が必要だと思うので、
逃げ屋の層の薄い南関を纏めるリーダーとして、今後も頑張って欲しいです。
山崎の前受けで中団に小嶋。平原は8番手からのスタート。
赤板で平原がゆっくりと上昇し前を抑えると、山崎は引いてスローペース。
小嶋がドカンと行ける形は出来たんですが、躊躇したまま鐘を迎える。
鐘が鳴って小嶋が前に出ると、後方を窺いながら流す。
これを見て、最終H手前から山崎がカマシを仕掛ける。
小嶋も併せて踏み、両横綱のガップリ四つ。
しかし、このもがき合いはあっさりと山崎に軍配。
山崎ライン3人が出切り、小嶋を捨てて山田が中団に切り替えたところで、
満を持して平原の捲りが飛んでくる。
この捲りは最終3角までで一杯。山田も包まれて仕掛けられず。
直線は山崎ライン3人の争いとなり、
粘る山崎、番手絶好から差し込む晴智、中割り仕掛ける合志。
鋭い差し脚で、合志の中割りも堪えた晴智が地元で悲願のG1制覇。
惜しくも届かなかった合志は2着も、復活をアピール。
山崎は3着に敗れるも、最高のレースは出来たと思います。
小嶋は鐘前でスローになった時に、一気にカマすのがベストだったでしょう。
もがき合いになれば勝てる自信があったのかもしれませんが、
勝ちを意識したか、いつもの勝ちパターンをやられてしまい惨敗でした。
平原は完全に力不足で精一杯。まだまだ両横綱には及びません。
漁夫の利を狙うようなレース運びで、展開は向きましたが、動きも単調過ぎで、3人の中では一番器用なんだし、
もっとかく乱して行かないことにはダメでしょう。
そして山崎。見直しました。
今日のレースは100点満点です。
小嶋がらしくない消極的なレースをしてしまい、
その隙を見逃さなかった山崎の完封勝利と言ったところでしょうか。
自分が優勝するためにも、あそこで仕掛けたのは正解でした。
叩き切ってラインで出切った時点で、晴智の優勝が見えましたが、
今日の山崎の競走には文句の付け所がありません。
あとは輪界のトップ選手らしい自覚が出てくれば、
おのずとファンは付いてくると思います。
毎年のことですが、ダービーの6日間長丁場は本当に疲れます。
今年も何とか毎日更新が出来て良かったです。
ブログを見直すと、在り来たりなことしか書いていないなとは思います。
他の方のブログと比べると、味気ないと感じる人も多いかと思いますが、
初心者の方でも出来る限り見易く、解り易く、楽しんでがモットーなので、
これからもまたよろしくお願いします。
6日間お疲れ様でした。