1
昨日の午前中は溜まっていた仕事をこなし、午後から箕面にある「ヴィソラ」というショッピングセンターへ出かけました。ここはカルフール、シネコン、専門店などが集まった大型施設で、週末は多くの人で賑わいます。先月に引っ越して以来、家具や雑貨もほとんどそ揃ってないような状態だったんで、久しぶりに楽しい買い物が出来ました。店員がローラースケートで作業をしている、なんて話題を振りまいたカルフールも経営が変わり、外国食材の多い大型スーパーに落ち着いていました。毎日の食材を求める日常の場であるスーパーマーケットと、非日常のローラスケートの組み合わせは日本の文化に馴染まなかったようです。この数年、いろんな業種の外資系企業が日本に入ってきましたが、カルフールのように上手くいかなかった例がたくさんあります。人種や歴史、文化の違いなど様々な要因が挙げられますが、簡単に表現するとアジャストしなかったというコトだと思います。メジャーリーグに行った日本の選手がインタビューのコメントで「アジャスト」という言葉をよく使います。野球とベースボールの違いを「アジャスト」(調整する)し、自らのプレースタイルを作り上げていく。野球に限らず、日本人の最大の特徴はこの調整能力だと思います。昨日のテレビ番組で野村監督が「プライドをコントロールする」ことの重要性を話していました。あるときはプライドを捨てて我武者羅に取り組む、あるときは自らの行動にプライドを持つ、それをコントロールできる人が一流だそうです。勝ちに不思議の勝ちはあっても、負けに不思議の負けは無いと言い切る野村流、波乱万丈な監督の言葉には確かに説得力があります。
Jul 4, 2005
閲覧総数 733