先週末、酒蔵訪問と論文のテーマである商店街再生の調査として
鳥取県境港へ行ってきました。
かつては日本一の漁獲量を誇った漁業の街も衰退の一途をたどり、
中心商店街においては、大型小売店の進出でシャッターを閉める店が続出しました。

それでも1992年から境港市が4億円以上を投資し、
商店街をコミュニティーロードとして整備していきました。
計画の目玉は、地元出身の水木しげる氏が描く「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪たち。
米子駅から境港までの単線を鬼太郎列車として打ち出し、

本町アーケード商店街、松ヶ枝町商店街、西本町商店街、新道元町商店街の
4つの商店街を「水木しげるロード」と名づけ、妖怪というテーマを与えました。
そのテーマにそって各店舗は様々な商品を企画。

↑こんなフロートやカキ氷があったり、

こんな場所で妖怪饅頭なるものを売ってたり、

面白かったのは↑こんな妖怪タクシー。
なんか、テーマをひとつに絞るコトでいろんなコトが広がっていくんだと実感しました。
人口3万8千人の小さな街に、2006年度は92万人のお客さんが足を運びました。
小さな街、小さな店、小さな会社はテーマを絞りコトで
やるべきコトがハッキリと見えて来るんだと思います。
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