emeraldsea

2009.10.07
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作家の名はレイ・ブラッドベリ。
正確な内容はあんまり覚えていません。しかし、子供心にも強烈な物語だったように記憶しています。

なにか事件が起こると、必ず、その周りに沢山の人々が群がる、簡単に記せば、そのような話でした。
それでこの話の面白いところは、たとえば交通事故が起こるとします、はたまた殺人事件が起こるとしますよ、そうした事件の周囲に群がる人々が、実に奇妙なことに、なぜか、いつも同じ人物達ばかりという点。


この話と似たような物語を、数年前に世界中で公開された外国映画でみたことがあるんです。

その映画のタイトルを今、思い出せません。
ウィノ・ライダー主演のキリスト教の歴史と深い関係のある物語でした。

キリストが磔にされた時に、その光景を周りで見つめていた傍観者たちが、時空を超え、現代にもそのまま生き続けている・・・残酷な輪廻の如くに、変えることの出来ない運命の歯車から抜け出すことが出来ない。
彼らは永遠に傍観者であることの課され続けるのです。
キリストが処刑される光景を傍観していたという、その一度の過ちのために。
それで、彼らは、どの時代に生きていようとも、何か事件が起こると、その場に群がってゆくのです。で、何をしているのかというと?
ただ、見ているだけ。
そんな風に、全く同じ顔をした人々が、中世からヒトラーが暗礁した世界大戦、そして現代に至るまで、事件がある場所、どこにでも姿をあらわす。
ざっと書くと、そんな話でした。



数時間前にメインの日記の中でリンクを貼ったinfoseekサイト記事を読んだ後に、ふと、上に記したブラッドベリの短編小説とひとつの映画を思い出した次第。
あんまり深い意味はないんですけども。

『オール巨人ブログが炎上』
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/






そういえば話は変わりますが、10年近く前のこと、車の接触事故に遭ったことがあるんですよ。
早い話、横から車を軽くぶつけられたんです。でも、周囲に響くくらいの追突音がありました。
ものの3分もしないうちに、驚くほどの人々が周囲に群がってきました。
彼らは、ただ、黙って静かに、追突した二台の車を見つめている。
なんとなく異様な感じがしたものです。
その時にも、ふと日記の冒頭に記したブラッドベリの書いた物語を思い出したものでした。




で、思うんですけどね、
”群集”ちっくな奇妙さ、そうしたストレンジな感覚の輪廻から抜け出す術があるわけです。

その、ひとつが、
そして、もうひとつが、 勇気

他にはなんだろう?・・・・・難しいですね。まあ、いろいろあるような気がします。


まあ兎にも角にも、ブログ炎上とか2ちゃんねるとかに群がるのって、あんまり格好いいことではないと思います。

ああ、そういえば1970年代に作られた古いイギリス映画に 「遥か群集を離れて」 なんてタイトルの名作がありましたっけ。
実に味わい深い素晴らしい映画でした。思い出すだけで感慨深い気持ちになれる映画・・・永遠の名作。
久々にあの映画を思い出している、今夜は雨の夜です。





















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最終更新日  2009.10.07 22:12:53


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