emeraldsea

2010.08.11
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TSUTAYAで新人バンドのCDを二枚借りて、それもかなり期待して借りたのに、結果として敗北感と共に600円をドブに捨てることになった。
裸のマリーズというバンドともうひとつ平成生まれの期待値MAXらしいメンバー全員18歳という名前ド忘れバンドの、計二枚、TSUTAYA大プッシュのバンドのCDを借りたのだが・・・・・音楽を聴いてこんなにも脱力させられたのは一体どれくらいぶりだろう?。覚えていないくらいに久々のような気がする。お話にならないくらい力が抜けてしまっている。なんというか、お先真っ暗というのは、こういう音をさしていうのではないだろうか?と腕組みつつ考え込んでしまったほどである。これらのバンド群から発せられる音に対していえることは、お気の毒とか大変ですねえとか、そういうレベルの問題ではないと思う。まあなんというか「よく出来ました♪スマイル」という文字が刻まれたハンコを哀れみをこめてペタっと彼らの額に押してあげる他に如何なる救いの手段はないのではとさえ思えるが、彼らにしてみれば余計なお世話であろう。というか僕にとってもどうでもいい話だ。

いやあ、くどいようだけど600円、損しのである。
しかしだ、この損失感を金銭に換算したら600円どころの騒ぎではない。現在そしてこれから日本が本格的に失うことになるであろう巨大な活力の源を考えてみれば、国民一人当たり800万円の借金をもってしても到底埋め合わせは出来ないはずだ。
今日に僕が借りてきた二組のバンドの音は、そうした近未来に確実に訪れるであろう日本の袋小路で且つ神経症的な危うさを奏でている。彼らの代名詞らしい ”初期衝動” にも些細な力さえ感じられず、イメージをどんなに巧みに飾り立てパワーモードを上手に器用に偽装しようとも、偽装すればするだけタチの悪さばかりが増してゆくというものである。

上に挙げた彼らは、以下にリンクを貼り紹介する彼らが崇拝しているらしい過去の偉大なアメリカのバンドの音を今一度何度も何度も反復し頭でなく身体で聴き血を流しながら身体の細胞の奥深く無数の宇宙に痛みと共に爆発を刻み付ける術を模索するべきであろうと思う。
でないと、今のまま、所詮は一人っ子世代の袋小路ちっくな哀れみとひ弱さから何処へも辿り着くことはできないだろうし小さな突破口さえ見つけることもできないはずだ。


”Search and Destroy”
by Iggy Pop and the Stooges
星星星 http://www.youtube.com/watch?v=irskrVvKR1E ←クリック 星

 初期衝動っていうのはこういうのをさして言うのだよ。
http://item.rakuten.co.jp/hmvjapan/1877571/



イギー・ポップ(Iggy Pop and the Stooges) とかジム・モリスンとか、昔の日本のバンドでいうとジャックスとかはっぴいえんどとかが放っていた本来の初期衝動の怖さや危険さみたいなものを、
平成生まれの日本の良い子ちゃんたちはもういっかい最初から勉強し直してほしいなあ。
てゆうか、お前らケンカもしたことないだろう本当は。ロックとか初期衝動なんて言ってる場合じゃないよ、いますぐコギレイでオタクっぽいであろう御部屋を抜け出してボクシングのジムとかに行くべきだあマジで。もしくは現場労働にでも行って眩暈がするほど汗を流しなさい。最高の音を鳴らすのは、いい汗かいてからで遅くないぞ。

「600円損した」なんてどこかの東北のオッチャンから言われたらオシマイでしょ?。笑
まあ、こうしたひ弱ロックンロール炸裂な子供たちに異様なほどに媚を売る大人社会、音楽産業のシステムの病理にこそ多くの人が目を向けるべきなのではないだろうか?とボカア思うのだが。





























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最終更新日  2010.08.11 22:53:56


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