理由は保育園が嫌なわけではなくて、
私の出勤時間の都合上、いつも登園が9時ギリギリだった。
なので、お部屋に入る時には、お友達が全員登園した後で、
その大勢の中に入っていくことに躊躇しているらしかった。
登園時間をもっと早くにしたほうがいいのか、って思ったんだけど、
人ごみの中に入っていくことも経験だと思い、
登園時間は変えずにいました。
クラスのお部屋の入口で、私から離れられず半べそのゆうちゃん。
そんな日が何日か続いた時、
一人のお友達がゆうちゃんを迎えてくれるようになりました。
その子は4月生まれのお友達で、
ゆうちゃんとは、ほぼ1年違いなので
そりゃあ、しっかりしております。
気が強い子らしいんだけど、うちの子とはウマが合うらしく
うちの子には優しいなぁって前から思ってました。
それで、毎朝私たちが教室に入ると、その子がゆうちゃんを迎えてくれ
エプロンや連絡帳、トリオなどを置く場所へ
二人で手をつないで行き、朝の準備をするようになりました。
そのうち、ゆうちゃんの中で
自分の欲求
→「不安だから、お母さんと一緒にいたい」
しなくてはいけないこと
→「お母さんは仕事だから、一緒にはいることができない。」
「かばんから私物を出して、朝の準備をしなくてはいけない」
ということに対して、自分で感情をコントロールすることが
できるようになってきた。
私と手をつないで教室までの階段を上っているときに、
「お母さん、ゆうちゃんはイヤイヤせんよ。」
と言ってくる。
で、教室に入り、不安になると
「ゆうちゃん、イヤイヤせんよ!」とまた自分に言い聞かせ、
満面の笑顔で手を振って「いってきまーす!!
」と言ってくれるようになった。
他にもたとえば買い物に行ったときに、欲しいボールがあった。
で、私の所へ「これほしい」と言いに来る。
だけど私は「買わないよ」と一蹴。
すると
自分の欲求
→「これがほしい」
しなくてはならないこと
→「何でも買ってもらえるわけじゃない。売り場に返してこなくてはならない」
と呵責が起こるんだね。
で、泣きながら 「これほしい~。・・・これ、ナイナイするぅ~。
と。
交互に欲求と我慢を繰り返しながら、
それでもボールがあった場所にボールを返そうと売場を探して、
ちゃんと片付けてくる。
で、私のところに戻ってくるんだけど、
その時も自分で片付けておきながら、「ボール欲しい~」と反対のことを言いながら、泣いてやってくる。
「えらかったね。ちゃんと我慢できたね。」と私が言うと、
「う~、うぅ~」と我慢泣きをしてました。
少し前だったら、泣くだけで元の売り場に自分で戻してくる、
なんてできなかったと思う。
私が戻してきたと思う。
だけど、私が何も言わなくても、
自分で我慢と欲求を処理して、
泣きながらだけど、ちゃんとコントロールすることができるようになったと思う。
ほんとに小さな成長かもしれないけど、
彼女が努力して、頑張っている姿を見ると尊敬してしまいます。
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