うりぼうず

うりぼうず

アメリカ


 テレビ欄で放映されるのを見た。就職して間もないころ見たのかな。内戦にゆれる中米が舞台。ヤクザなジャーリストの物語。道徳的にほめられたような連中ではないが、取り澄ましたようなテレビクルーとの対比(まあ、図式的といえば図式的な)。でも、イラク戦争をめぐるフリーと大マスコミの対比を思い起こさせた。
 やっぱり、ちょっと危ないからって、イラクから撤退させちゃだめだよ。社員が死んだら、その責任を取るのが怖いのか。もちろん、社員を死なせないために、撤退させるのも、一つの考え方だ。しかし、それなら、フリーを「無謀」だの「いい加減」だのといった非難を紙面に展開させるのはやめなさい。ジャーナリズムの自殺です。そんなところが、部数だけ誇ったって。むなしい限りです。

 ★波止場(エリア・カザン)
 昔見たんだけど、あまりにも眠いときに無理にみたので、筋も何もほとんど覚えていなかった。マーロン・ブランドの追悼特集でテレビでやっていて、新鮮な気持ちで見てしまいました。アカ狩りで、「転んで」しまったカザン。これはその後に作ったものだったかな(良く覚えていない)。そのことに対する悔恨が現れているのか。
 あの複雑なトニーの役を、さすがマーロン・ブランドでした。

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