あっという間に、今年が終ってしまう…
毎年この繰り返しですものね
先日のブログで、独身時代のアクセサリーを処分したことを書きましたが
指輪はサイズが合わなくなって、小指にしかはめられなくなっていました
もう何年も前から、手が今までのようではなくなって
指の関節が太くなって
小皺が多くなって
血管が浮いて来て
あの指輪を買った頃は、手タレができるほど
すんなりと綺麗な指で、綺麗な手でした
歳を重ねるという事は、こういう事なんですね
母の手を思い出します
夫と、結婚指輪を選びに行った時も
ほっそりと綺麗な指で、キラキラと輝く指輪がとても綺麗に見えました
今、その頃の指輪がはめられたとしても
似合わなくなって、、、
これだけの変化が、ゆっくりとゆっくりと起こって
そして、これからも、まだまだ皺が深くなって行くのでしょう
結婚指輪も、もう随分前に入らなくなったから
夫が
結婚指輪の代りになるプラチナにダイヤが埋め込まれた指輪を買ってくれました
その後は、この指輪をいつもいつも付けていて
もう体の一部のようになっています
結婚指輪は、宝石箱の中で綺麗なままで
指輪の内側には、結婚の日と夫と私のイニシャルが刻まれている
大切な大切な宝物です
夫も、結婚指輪はずっとはめていたのですけれど
最後の癌が見つかって、検査で外す機会も増えて来て・・・
それでも大切にしていましたが、だんだん体重が減って痩せていって
いつの間にか、指から滑り落ちたんだと思うのです
最期に神戸へ滞在しに行く準備をしていた時に
指輪がない事に気付きました
外している事も多くなると、していない事になれるから
するりと滑り落ちて失くしても、気が付かないのでしょう…
失くしたという事を受け入れるのに、暫く時間がかかったようです
いつも前向きな夫が、涙を浮かべていました
多くを語りませんでしたが
きっと、最期の運が逃げたように思ったののかもしれないな、、、
私が、もっと早くに手の指も細くなって指輪がゴソゴソになっている事に気付いて上げられれば…
こんなにガッカリさせることもなかったのに…
私は、結婚指輪がサイズアウトして付けることができなくなっても
夫は、最期まで付けてくれていました
そういう小さな行動が、私との生活を大切にしてくれていたんだなと
今だから、思うことができます
いつかどこかからか、夫の指輪が見つからないかと期待していましたけれど
今のところは、出てきていません
だから、私は、この世を去る時に棺に入れてもらいたい小箱の中に
結婚指輪だけは忘れずに入れておきたいと思います
夫の、結婚指輪は今、何処にあるのでしょう、、、
夫の元へ届いていますように…
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