語りと筆しごと~書家香玉のうずまき帖

語りと筆しごと~書家香玉のうずまき帖

2005年01月30日
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カテゴリ: 育児の記録
3月に3歳を迎える息子。

このところ、マシンガントーク炸裂
ほんとうに一日中、絶え間なくよくしゃべる。

夫は無口だが、私もおしゃべりというほどでもない。
けれど、言葉や文字に関しては二人とも
関心は高いほうだとは思う。
自分が伝えたいこと、知りたいことは
より具体的に表現できた方が楽しいに決まっている。

あちこちにポスター掲示をして刺激し続けた効果か
ひらがな、カタカナが読めるようになり
濁音、子音などもマスター。
「はとわ」「へとえ」をどう読み変えるのかについても
しつこく聞かれたが、どうにかクリア。
(つくづく日本語はフクザツであると実感)

今では暇さえあれば、家にある絵本を
かたっぱしから音読中である。
読み方はまだ、棒読み、ロボット風だけれど
今まではただの記号のように見えていた文字が
意味のある言葉として頭に飛び込んできたとき

そこに、おじいさんがやってきたんだって~!!」と
歓喜の声で叫ぶ。

街へ出ても、看板から商品パッケージから
とにかくいろんな文字を追う。
トイレに入れば、ウォシュレットのボタンの文字を

とっても恥ずかしい。
漢字などは見事に読み飛ばすが、実は悔しいらしく
「まだ2歳だから。大人になったらできるから」と
言い訳。
アルファベットも少しずつ読めるようになっているが
あくまでもひとつずつだ。自分のイニシャルMには
こだわりがあるようである。

さぞかし面白かろうと思う。
まるでゲームを楽しんでいるみたいなのである。

大人でも活字を追わずにはいられないタチの人は
多い。看板でもパッケージの注意書でもとりあえず
目に入る文字を読まずにいられない人。
読みたくなくても、必要がなくても目に入ってしまう。

実は私も夫もこのタイプ。車窓から
街の変な看板を見つけるのが得意である。

昔、椎名誠が自身を含めそんな人たちのことを
「素敵な活字中毒者」と書いていた。
近頃の息子の姿を見て
なんとなく、その言葉を思い出したのである。

ほんとうに素敵なんだ。
文字が読めるって素晴らしい。














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最終更新日  2005年01月31日 19時29分22秒
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