こうやってみると7曲しかやってないんですが、本来のセットだけでも5曲で1時間を越える内容。しかも、No Name Hosesの演奏は、「ビッグバンド」と聞いて思い浮かぶような、ある種アバウトな要素はなし。前回は、もう少しラフな余裕みたいなものも見え隠れしていて、それはそれでよかったんだけど、今回はかなりタイトな音楽でした。 決してスクエアなんじゃないんですよ。3曲目、エリントンの作品を下敷きにしたところから書いたというPortrait of Duke とかはちゃんとビッグバンドの香りがするし、その次のYou Always Come Late なんかはとてもユーモラスで、楽しい。 でも、そういうこととは別に、ユーモラスだったりはするんだけど、集中力が高いというのか.... 5曲目のReconnection など、箇所によっては、ビッグバンドなんだけど、サックスやトランペットがソロを取ってるところが、まるでワンホーン・カルテットのような演奏を聞かせたりして、聞いてる方も思わず引き込まれてしまう。やっぱり上手い人達の演奏ってのはいいもんですねぇ。
ビッグバンドをバックにラプソディー・イン・ブルーというのは、以前山下洋輔もやってましたが、こちらは何と言ってもビッグバンドの集中力、密度がかなり高い。ちょっとこんな凄いのはなかなか聞けないんじゃないかな。 以前、小曽根さんにサイン貰った際、「ラプソディー・イン・ブルー録音しないんですか?」とお尋ねしたことがあって、「うーん、その内」なんて話をされてましたが、これはやはり、次のNo Name Hoses のアルバムで録音するんではないかいな?