ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン& オペラとクラシックコンサート通いのblog
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NHKホール 14:00〜 3階右側 フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」 ヨハネ(テノール) : ミヒャエル・ラウレンツ 神の声(バス) : ダーヴィト・シュテフェンス ソプラノ : 迫田美帆 メゾ・ソプラノ : 藤井麻美 テノール : 伊藤達人 バス : 加藤宏隆 オルガン : 新山恵理 新国立劇場合唱団 指揮 : ファビオ・ルイージ 今日は10/4の日曜日なのだけれど、今夜Eテレで放送するというので、今のうちに書いておこうと思って。 いや、正直この曲なんとなく話には聞いていて、多少は耳にしたこともあったかも知れないけれど、まぁ不勉強で予習はおろかあーこーゆーのあるんだーくらいのノリで行ったのですよ。切符買ったの数日前くらいだし。 いやこれトンデモじゃないすか。まぁこれをトンデモだと思わない人が世界に沢山いるのはわかるけど。 聖書に材を取った、ということになっていて、それはウソじゃないけれど、材とは「ヨハネの黙示録」。確か新約聖書の最後に収録されていて、この世の終わりと最後の審判について語られたもの。もともとキリスト教というのは振れ幅の大きいものではあるけれど、少なからず神秘主義的な色合いの濃いもので、成立当初(1世紀か2世紀くらいには成立してたのじゃなかったか)から論争が絶えず、一応最終的には正典の一部ということになっているけれども、今でも一部流派では典礼で触れられることがない。なにしろ終末思想が色濃く出ていて、内容自体の位置付けや成立経緯も百家争鳴状態という。 実際私なんかは改めて聞きながら内容追って行って気分悪くなってきたですよ。一体全体なんでまたこんなものを取り上げる気になったものやら。シュミットの大作ではあるし、シュミット自体過小評価気味と言えなくもないけれど、正直こんなもの書く方が悪い。いややるなとは言わんけど… 同じ週に、東響がヴィオッティの指揮でこの曲やってるんだけど、流石にどうなってんの一体、くらいには思うし、N響も東響もこれがどういう内容かわかってんのかしらね。わかってないんじゃないだろうか。 それはお客も演奏する方も同じで、この内容、つまりはこの世の終わりと人類の滅びと神とイエスによる救済、という極めて矮小な世界観 - 矮小だと思いますよ。なにしろこちとら56億7千万年後の弥勒菩薩の解脱で遍く救われるんですからね。千年王国だの小さい小さい - を語っているということを理解してんのかと。わかってないと思いますよ。歌は独唱も合唱もついてってますって感じで、全然内容からしてこうだ、みたいなのなかったし。オケも同様。音はデカくなるようにしてるけど、だからなんなのというか…… 気持ち悪いと思って帰ってきました。拍手喝采してた人達はこの曲に一体何を感じたのかしらね。それとも私が鈍いだけで、今は終末思想がブームなの?まぁ、いいけどさ。 音楽というのは聞いてみてそれが全てだ、とはいかないものが、決して多くはないけれど、幾らかあるのですよ。そういう音楽が。しかもそれは決していいものだとは限らない。そういうもんだと思ってます。
2026年10月04日
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