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2017年03月24日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
オペラシティ コンサートホール  19:00〜
 3階正面

 モーツァルト:ピアノソナタ第18番ニ長調 K.576
 シューベルト:ピアノソナタ第21番変ロ長調 D.960
 ハイドン:ピアノソナタ変ホ長調 Hob.XVI:52
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番ハ短調 op.111
 <アンコール>
 バッハ:アリア / パルティータ第1番 〜 メヌエット、ジグ
 ブラームス:3つの間奏曲 op.117-1

 モーツァルト:ピアノソナタ K.545 〜 第1楽章
 シューベルト:即興曲D.899-2
 シューマン:子供のためのアルバム 〜楽しき農夫

 ピアノ:アンドラーシュ・シフ


 こないだのルチアのエントリーは、いつものことと言われればそうなんだけど、ちょっと支離滅裂ですね。暫く書いてないとこういうことになるのか......週末また観に行くので、もっかい書こうっと。

 で、シフです。
 実はこれを書いているのは土曜日の朝で、今日も聞きに行きます。なので、また書くんだろうと思うんですが、まぁ、今時点での記録ということで。
 最近シフがやっている「最後のピアノソナタ集」プログラム。確か一昨年だったと思いますが、ザルツブルクでこのツィクルスをやるのに当たって、「最後の一つ前のソナタ集」、今日聞くのはこれなんですけれども、を聞けたのでした。シフは日本に来るのは3年ぶりらしいので、このツィクルスは初ということ。

 で。
 結論から言ってしまうと、演奏はいいけど、あまりよくなかった、というところかなと。

 一番よかったのはハイドンだったと思います。それと、モーツァルトもよかった。この二曲は、割とスクェアな曲なのだけれど(「古典派」ですからね!)、構成をしっかり表した演奏で、なるほどと思わせるような内容。ベートーヴェンの第二楽章もまぁよかった。それと、シューベルトも、第一楽章はよかったかなと。ベートーヴェンの方は変奏曲だけれど、かなりロマンティックな、もうこれは古典派ではないよね、という曲だけれど、これを情感豊かに演奏していたし、シューベルトの方は、これは教科書みたいなソナタ形式だけれど、これもまぁよかった。


 一番気になったのは、途中、聞いていて、「あれ?今どこにいるんだろう?」と思うことが少なからずあったのですね。
 このへんのソナタは結構聞いています。実演でも、録音でも。特にベートーヴェンは3年前のリサイタルでもop.111とop.109(アンコールに!)を弾いているのを聞いています。その時のエントリーが こちら なのだけれど、書いてある通り、「作りがしっかりしてる」という印象があります。それは、一昨年ザルツブルクで聞いたベートーヴェンのop.110やシューベルトのD.959でも同じようだったと思うのです。が、今回のシフは、そういうかっちり感がないんですね。迷走している、とまでは言わないんだけれど.....
 例えば、シューベルトの終楽章や、ベートーヴェンの第一楽章で、聞いていて、ゲシュタルト崩壊を起こしそうなところがありまして。リズムやフレージングがわからなくなって、「あれ?」と思わせるところがある。先に述べた通り、全般に、「あれ?ここどこだっけ?」「あれ?こここんなだっけ?」と思うことがある。
 別に私自分の中に絶対基準がある訳ではない筈です。(少なくともピアノに関しては。)ベートーヴェンでもシューベルトでも、少なくともポリーニもブレンデルもシフも皆聞くし、三者三様だし、勿論その他の人だって聞く。で、こういう「違和感」、少なくとも「あ、違うんだ」以上の違和感はあまり感じないんですよね。シフだからそう感じるのかも知れないけれど。

 決して、技術的に問題がある風ではないんですよね。アンコール7曲もやるし。(やりすぎ!)その中で聞いていても「あれ?」という感じではなかった。(シューベルトの即興曲とか。ベートーヴェンの終楽章も)じゃぁ、納得づくでこう弾こうと思って弾いた結果だと思うんですが、だとすると、これはなんなんだろう?という..........

 うーん。

 全体にいい演奏ではあったんですよ。ただ、そういう、なんだか納得出来ないものが、特に私が一番好きなシューベルトと、次に好きなベートーヴェンで出てしまうので、あまりよくなかった、なんですね。

 アンコールは、そこまで弾かなくても、だと思います。演奏自体は悪くないんですけれど。でも、それを聞くために来ている訳ではないのだし、こんなに弾かなくても、とは思います。本人好きで弾いてるんだろうけど。昔、歌手のリサイタルで、何回アンコールするか、みたいな感じでやってたこともありましたが、シフはそういうキャラクターでもないだろうと.....

 それと、今回、休憩なしでぶっ通しで弾いたのですけれど、これはどうだったのかな。
 時間的には、ワーグナー観てると思えば、2時間ぶっ通し、アンコール入れると2時間半、というのも、まぁ耐えられなくはない。ただ、弾く方はまだしも、聞いてる方は相当集中力を求められます。というよりはっきり言ってダレる。それは、あまりお客にとって有り難いことではないように思います。集中して聞くには、リフレッシュも必要だと。ちなみに、一昨年のザルツブルクでは休憩を入れてました。あるいは、最後のソナタ集だけ入れないのか?どうなんだろう。





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最終更新日  2017年03月25日 11時16分39秒
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