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2026年02月08日
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カテゴリ: クラシック



 3階左側

 シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 op.97「ライン」
 ワーグナー:神々の黄昏 〜 ジークフリートのラインの旅 / 葬送行進曲 / ブリュンヒルデの自己犠牲

 ソプラノ:タマラ・ウィルソン
 NHK交響楽団
 指揮:フィリップ・ジョルダン

 今日はあまり予定がなかったので、夜に聞きに行くかと思って買ってあったのですが、今日から明日日曜にかけて雪の予報。やめとくかな.....とも思ったのですが、昼間の雪も積もるほどではなかったし、まぁ、坂の登り降りは大変かもだけど、電車が止まるまではいかないだろ、と思って向かったのでした。
 実際行ってみたら意外と人は居る。とはいえそこそこ空席はあったので、元の売れ行きもそれほどではないだろうにせよ、諦めた人もいたのではと。まぁ、正直、このプログラムだと、躊躇する気もわからなくはないかな。

 でも、シューマンの交響曲は、ちょっと昨今では微妙な位置付けかも知れないかなと。昔はブルックナーもマーラーもそんなにお気楽に演目には乗ってこなかったと思いますが、最近は皆気軽に入れちゃいますからね。ブラームスが軽く感じるくらい。その頃のシューマンはプログラムのメインに据えて見劣りするような感じはなかったと思うのですが、前半でねぇ。それで後半がワーグナーというのはなかなか.....

 演奏は、まぁ、「ライン」生で聞くのは久々かも知れませんが、面白い曲ですしね。良かったには良かったかな。ただ、やはりNHKホールは広いので、今回もかなり横の方で聞いていたのですが、そうなると、距離感が出ちゃいますね。でも、昔はそこまで距離感なかったんですよね。その辺の問題かな。あと、聞いていて「ああ....」と思ってしまったのだけれど、金管が弱い。合わないとか、ミスとか、勿論そういうのはあるんですが、なんかねぇ.......
 これこの間も書いたかな。最近N響聞いていて、昔感じてた「公務員の音」って感じがまた蘇る瞬間があるんですよね。今回は、金管が特にそういう感じ。なんかね、「楽譜にそう書いてあるから自分なりにそういう音出したつもりです」っていう感じなんですかね。音が音価通り最後までちゃんと聞こえるようにやらない、ってのがその結果なんですが、もう一つ、そのフレーズが何を意味してるのか、聞いててどういうつもりかわかんない、っていうのがあるんですよね。

 で、それがもろに出てしまうのがワーグナー。結局、神々の黄昏っていうのは、何をどう言おうが、オペラなんですよ。しかも、例のライトモチーフというやつ、あれ自体は別にワーグナーが発明したのでもなんでもなくて、いろんな形で音楽のフレーズが象徴的に使われるというのをより体系的にやってみせたというだけのことなんだけれど、それ故に、「このフレーズはどういうことを言っているのか?」というような、この部分の演奏で何を聞かせたいのか、どう聞かせたいのか、というのをどう考えてるのかがわかんないんですよね。聞いていて。だからついつまらなくなっちゃう。特に金管がね。ブリュンヒルデの自己犠牲、今回はジークフリートの亡骸が到着したあと、ブリュンヒルデが舞台に登場して後のところから演奏するスタイル。それはいいんだけれど、この場合、ブリュンヒルデの語りの途中、ブリュンヒルデが激するところ。金管が休符を挟んで叫ぶ、そういうところのね、迫力というか、普通に演奏しちゃうんですよ。いや、それは、あまりにも劇として弱いだろうと。上手い下手以前に、そういう舞台の動き、物語の動き、歌の動きを受け止めてないというかね......そういう音楽じゃないと思うよ。

 悪い演奏じゃなかったとは思いますよ。でも、いや、そうじゃないんだよなぁ.........という、ね。

 タマラ・ウィルソンは、まぁ、NHKホールでこれ歌って一応聞けたので、良かったんだとは思います。でも、大騒ぎするほどのことでもないなぁ。

 まぁ、小雪ちらつく中行って損したとは言いません。でも、まぁ、こんなもの、って感じではありますかね。定常運行ってことでもあります。





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最終更新日  2026年02月08日 01時25分18秒
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