期間を長くとる阻害の一つに、自分にとって最も身近な存在である家族の反対という難しい壁があります。私の父も生前株をやっていましたが、あまり上手くいってなかったようで、父の証券取引口座からは僅かな預かり金のみ残されている状態でした。それでも家に四季報やら株本(テクニカル系ばかりですが)があったことが自分を株式投資の世界に導いてくれたきっかけの一つなので感謝しています。しかしながら、日経新聞を取り、四季報を購読し、パソコンの画面にチャートを表示させる父を家族はよく思っておらず、酒やギャンブル・お金のかかる趣味をやっていないことと家計に影響のない範囲の金額しか突っ込んでいないことでしぶしぶ納得していたようです。
私は株を本格的に始めることを家族に最初から言いました。もちろんいい顔はしませんでしたが、何か質問を受けた時には保有銘柄の配当推移を見せ、「いろんな株を買ってさ、こういう株だけ残していくんだよ。そうすると、自然と資産も受取配当も増えていくよ。」この話でほとんど反対されることはなかったです。私の母は私の投資開始後半年で証券口座に株を持ちはじめ、配当が来るたびに私にお礼のメールが来ます。同じ金額の定期預金の金利は悲惨ですからね。
配当の話で引っ張っておいてなんですが、私は結構売買もします。しかし長期的に上手くいっているのは、配当を成長させる銘柄への投資という、残念ながらほとんど手間のかかっていない手法なのです。そして配当を成長させる銘柄への投資は、その果実を使い切ってしまっても複利の効果を得られ、果実を再投資すれば複利の効果を加速させることができるのです。何より 個人がチャンスを得やすい長期の株式投資に対し、増配銘柄への投資は家族の理解を得られやすいという大きなメリットがあります。
余談ですが、先日お会いしたある投資家さん(私と投資スタンスは全く違います)が、「この会社の優待の権利は必ず取って翌日の寄りで売ります。絶対損だとわかっているんですが、妻を納得させるための必要経費です」だとか。これも手ですね。
初の試み2つ Dec 28, 2011
【5回目】配当から考える株式投資の優位性 Dec 26, 2011
初の四季報CD-ROM Dec 24, 2011
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