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久しぶりに同級生からメール。「発表会決まったんだって?生徒連れて見に行きたあい!」「おいでー。ついでに手伝いな。」さあて。お生徒様方は、だいぶレパートリーをひろげております。うふふふ。楽しみでございます。11月3日と4日と5日。日本列島3連休。ではなかった。3日は文化の日。4日は土曜日。5日は日曜日。「発表会、4日に本決りだよっ!」と鼻高々と宣言したら。「、、、せんせー、土曜日は学校なんですけどお。」4日は学校があるのだ。公立や一部の私立は土曜日が休みだが、うちに来ている中高生、1人を除いて毎週土曜日お勉強しているのだ。、、、、制服着て通ってきてるじゃん。土曜日。抽選のときに「4日と5日、両方選べるなら翌日休みの土曜日に決まり!」土曜を選んだのは私。10月末だと試験明けだったAちゃん。土曜日は11月でも学校だよーんんん。しかし、揃いもそろって中高生4人、なぜ10月28日(土)の分をおさえたときに言ってくれないんだ?「11月が本番ってせんせー言ってたし。」「でもさ、合奏のリハーサルするって言ったじゃない。」「だって午後からって。」「、、、、、午後なら出られるの?」「3時頃には着くと思います。」あー。。。。。ほー。そしてただひとり、週休2日お姫様学校の「Fちゃあん。出るよね?」「学園祭でした。オケの本番です。」あー。ほー。まだ続く。「転勤が決まりまして。今までお世話になりました。発表会は楽しみだったんですが。」お別れするのは辛くないけど。しくしく。そしてまだ続く。発表会まで頑張ると言っていたCちゃんは、部活でレッスンに遅れたり、曜日を変えても前の晩の塾で疲れてしまって起きられなかったり、やっぱりバイオリンを続けるのは難しい。もう限界かもしれないと思って尋ねてみた。「、、、やっぱり、無理みたい。」その後もまだ続く。どうする私。キャンセルか。
2006.11.27
この日記に「発表会宣言」したことを思い出した。あった。2005年6月11日。実はこのとき、既にハズレ行脚は始まっていた。くじけちゃいかんと、公言したんだった。やっと実現する、3年越しの発表会。試験明けのAちゃんのために、それから飛行機に乗ってくるBさんのご家族のために、ここまできたら、文化の連休を狙うのだ。寂しいことがある。この春に中学生になったCちゃんは、前回からずっと「1年半後の次の発表会」を楽しみにしていて、とーっくに曲が仕上がっている。3曲も。ところが、部活と塾で、毎日がいっぱいいっぱいになってきた。もともとバイオリンは第3の趣味とでもいうべき、本筋はスポーツな人だ。「発表会まで頑張るから。」うん。Cちゃんには2回目で最後の発表会になっちゃって、ごめんね。そして6月。巡礼も言い訳もしなくていい月初め。かあいいホールの抽選会場へ。前月、利用料を握って自転車で手続きに来たのはいいけど、もう帰る気力が残らなかったことを思い出し、奮発して電車に乗る。回数券は迷った挙げ句買わない。だって、どうでもいいけどもう区民でもなくなっちゃったし。あら。あら。人がはみ出てる。到着した受け付け順に、抽選番号を引く。引いた番号順に、希望の日を申し込む。受け付け順46番。あと10人ほど増えた。常連のような人が「なにこれ!どーしたのかしら、今月多いわね、ナニかあるの?」いえ、みなさんナニかしにいらっしゃるわけですよね。しかし、職員のうろたえぶりからも、これは普段と違うのだな、ということはわかった。結局なんだったかは知らない。抽選順26番。11月の休日は10日分。ふがあダメじゃあん。ま、いっかー。10月決定だ。と。あら。月末から埋まっていく。「え~ッ!」とか「ふぎゃあっ!」とか、声があがり、落胆する群れ。なんとなんと、抽選20番を過ぎて、3連休が明いたままだ。いや~あな気がした。これさ、ヌカ喜びさせといて私の前の人が塗り潰すんだな。「23番のかた」「3日全日!」ほーらきたきた。これで24番が4日、25番が5日、オシマイだ。「24番のかた」「○日午後夜」え? て、それ、おおおおーっ!どっちか余るってじゃん!ウ大大オーッt!「25番のかた」「(なんか他の)日」26番。わたくしの番でございますよ。武蔵小杉バイオリンビオラ教室でございますよ。困った4日と5日、どっちだ!そういえば、まさか連休のうちから選択できると思わず、なんも考えちゃいなかった。この数カ月。そりゃ、選べるんなら、翌日も休みの土曜、4日でしょう。「4日の午前午後、お願いします」出かけるときには、先月の抽選状況のようすではまた当るかもしれない、と思っていたので、キャッシュカードを持ってきていた。「あれ。カードは持っててもさ、お金入ってるとは限らんのだ」そうだ。オサエにした10月28日の分、この日は自動的に現場で会場リハーサルにできる。うわあ贅沢。じゃなくて。先月あれを払ったあと、この口座に補填した記憶が無い。ち~ん。また来ましょう。やっぱ今日の行きに回数券買えば良かった。あと3往復くらいなら、なにかに使えたかもしれない。11枚の3ヶ月有効回数券、打ち合わせやリハ、本番は5ヶ月先だ。うーん明日も自転車だ。ま。11月4日決めたし。
2006.11.20
その抽選会場にいた希望者は、なんと10人前後だった。日程表には、平日の午前午後夜間という希望もあった。休日は、私の申し込みで埋まったというところだ。超低倍率。なんでえ?「なぜこんなに少ないんでしょう?」と、失礼にならぬよう気にしながら職員に尋ねてみた。「こんなもんですよ。いつも。」なんでえ?ヨソのあの大騒ぎはなんなのさ?交通至便、風光明媚、明朗会計。問題の「オト」。そりゃ、カザルスホールとはいきませんがね、こんなもんでしょう。きちんとしたホール。なんでえ?客席470ちょっと。(ちょっと多過ぎ)ピアノはフツウのグランドでスタンウェイとヤマハの2台。程度も良。身障者用トイレ、通用口完備。楽屋2つ、合わせて80平米強。鏡台12くらい。楽屋専用トイレあり。搬入専用駐車場3台(一般利用者用はナシ)いろいろちゃんと揃ってる。この希望率の低さはなんでえ?古いので「まだ存在が知られていない秘密のスポット」てわけでもなかろう。シャワーが無いから?んなわけないな。なんでえ?もしかして、楽屋口が外にしか通じていないからかな?客席への裏ミチというのが無い。でも、この規模のホールなら、大した問題とは考えにくい。よし。おさえた。ふふっ。おさえた。オセイト様方には「11月上旬の会場抽選に万が一洩れたときのために、10月28日、こんなかあいいホールをおさえました」とメール。万が一だとお?余裕が感じられて贅沢である。贅沢だが、当ると思っていなかったので、持ち合わせもカードもなんも無い。3日以内に、現金と一緒に申し込まねばならぬ。翌日、ケチな私は自転車で手続きをしにくることにした。
2006.11.19
発表会○月△日火曜午前10時から。なんてことなら難しくはない。休日の午前午後を狙うから当らないのだ。料金も平日は少し安いが、そんな催しには一般的な人々は出られないし、お客だって呼べない。それから、子供達には試験期間もある。厄介なことに、学校は二期制と三期制がてんでバラバラに定期考査をする。伴奏合わせだの合奏リハーサルだの、試験前では困ることだろう。フツウは。(いろいろな面でフツウの子のはずなのだが、うちのちび、部活が試験前休止期間に入ると「普段は忙しくて見れないから」と、塾のために撮りためている、いくつものバカドラマのビデオをまとめて全部見る。1週間まるまるかかる。)出演者のスケジュールとしては、発表会の2ヶ月前までに譜面を伴奏者に提出し、1ヶ月前には最初の伴奏合わせ、2週間前には合奏を(できれば現場で)リハーサル、1週間前に2度目の伴奏合わせ、そして本番という流れになる。演奏したいと思う人がなるべく多く、無理せずに参加できる日というのはなかなか少ない。 ここまで日程が延びてしまうと、2006年10月末と11月文化の日の連休を狙う。その後になると、また試験がばらばら始まる。ただ、10月末では、楽しみにしているAちゃんの試験が伴奏合わせの頃に微妙に重なりそうだ。本人は「そのくらいなら大丈夫、仕上げておくから」と言ってくれてはいるのだが。10月分の申込みは4月、11月の申し込みは5月。一週間の違いだが、一度に申し込むことはできない。とにかく、文化の日の連休には発表会する。どこでもいいから。国際交流センターも、考えようによってはイイトコに思えてきた。4月。既に一ケ所のハズレを決めていた。改装の終わった、かあいいホールの抽選に2分遅刻して入れず、「ここでお待ち下さい」と言われてワケもわからずロビーで待っていた。やがて抽選会場のドアが開き、「まだ明いている日がありますのでどうぞ」と通される。フツウの昼間なんて明いてたっていらないわよお。あら?10月28日土曜日。まっしろ。駆け寄る。私の他には遅刻したヤツなんていないんですけど。決まった。とりあえずできる。いきなり気が大きくなった。「よし。これはオサエた。来月本命を掴む。」
2006.11.18
それから数度の抽選会weekを、ハズレたことにしてさぼり、また復帰した。やはり全部ハズレ、「サボらなければそろそろ当る順番だったかもしれない」と、お生徒サマに言えずに悔やんだりもした。前回の会場は「川崎市国際交流センターホール」というところ。実はそこならとれなくはない。もーそこにしちゃおっかなあ!あの時も同じく、いくつかの他の会場がとれず、最後には「あー。もー。ここにしちゃおっかあ」と決めた。東横線の元住吉駅、建て直してとても可愛らしい駅舎になった。初めてのOSX搭載iBookが出たときのような。最近のノートはみんなそんな感じだが、あの時はちょっと新鮮だった。国際交流センターは、その元住吉から商店街を進み、たいした目印もない路地に入るといきなり民家が続く。心配になってきたころに、細道どうしで斜めに交差する見晴らしの悪い角がある。気を強く持って、そこを渡ると視界が開けてナントカセンターっぽい庭と、それらしい建物がある。「駅からとっても遠い」とは思わないだろうが、よそからお客さまに来ていただくのに、あまり親切ではない。ただし、田舎のことで、無料の大駐車場完備だ。街道からの道もわかり易い。庭に面して見晴しの良いロビーがあったり、カフェテリアがあったり、着いてしまえば気持の良い場所だ。なんとホテルもついている。前乗りしてさらうなり騒ぐなり、、、あ、発表会だ。料金も公共施設のお値段。客席も200とちょっとで、「ステージに乗ってる人数の方が多い」なんてことにはならない。専用の楽屋は無いが、隣接する会議室を500円くらいで借りれば問題は無い。ステージは迫り出すこともできるし、フラットにして客席1列目と同じ高さすることもできる。前回そうしたのが「ちょっとオシャレ」と好評だった。問題は、このホール、吸音しちゃうのだ。同時通訳を入れた国際会議のための、会場。なぜここに、グランドピアノが設置されているのかわかりません。とはいえ、たまあにピアノの発表会の看板は出ている。気にしないんでしょうな。バイオリンは音の返りを浴びながら、いわばホールという楽器の中で自分も一体となって発音する。自宅で(私の家も含めて)弾いていても、なかなか「楽器の中に入る」感覚は得られない。そういう練習環境を得られる人も少ない。せめて発表会のような機会に、「本来こうあるべき音」を経験できるようにしてさしあげたい。そして2年半前、おずおずとお生徒様方に打ち明けてみたのだ。「実は、ひとつだけとれる会場はあるのだけれど、響かなくて、バイオリンには使いたくないんだけど」「いーんじゃないですかあ別に。発表会できないよりは。」それは「響きを聴きながら弾く」経験が無かったからこそ、ちっとも気にならなかったってわけだ。国際交流センター再び、にするか。前回のあと、みんながホールでがんがん弾いているわけではないのだし。
2006.11.17
武蔵小杉の中原区役所は、川崎市中原区にある。わかりやすい。難をつければ、最寄り駅が東横線またはJR南武線の武蔵小杉であり、隣の「武蔵中原」駅から歩けなくはないが、ちと遠いので紛らわしい。転入するA区には、Aという町名が無い。記憶も無いがアカンボの頃に住んだことがあり、その後ちょっと大きくなって隣の区から通学したこともあったが、役場がどこにあるのか知らないままだった。路線が便利で駅から近い出張所を調べて出かけた。出張所と同じ名前の駅。この線は発着駅のほかもみんなそうだが、踏み切りのあるかあいい駅。あら。役場はホームの隣。あら。役場の隣にかあいいホールが。あら。閉切りを無視して入るとかあいいスタンウェイが。申し込みについて教わり、ついでにA区民になって帰る道。「ああああなんてことををを。毎月初めの抽選の旅を増やしてしまったああ」住所はA区の西北端、ホールは東南端、しかもこの住所ってホントはズルで実際には住まない。武蔵小杉からよろよろと出かけて来るのだ。その翌月、ハズレ擦れした巡礼中の×日8時50分、再びかあいい駅を降りた。あら。ホールがない。役場もない。ありい?へんだ。、、、手前の駅で降りていた。回数券が余っているにしても、一駅ぽっきり乗るのは悔しかった。歩くこと5分。あら。あった。『ホール改装工事のため、○月まで申し込みの受け付けはしません。』へろへろ~ん。立ち直れず翌日からの巡礼はお休みさせていただきました。自然とその半年後も、発表会は開催不可能でございます。
2006.11.16
1年半から2年ごと、と宣言したお生徒様感謝デー、前回から1年半過ぎてしまっている。いや、ちょっと今回から隔年、てことにしよう。とは言うものの、そろそろ動きを見せねばなるまい。ぽんっと100万円集まる教室ではないので、ハコは公共施設のホールに限られる。大抵のホールは、半年前に申込みを受け付ける。その月の1日だったり、第一何曜日だったり、ホールによって違うが、決まって月初めだ。地域が違えば毎回重なるところもある。受け付けといっても、集めて申し込ませておいて抽選するという、アタクシを誰だと思っているのおっ?と言いたくなるようなシステムだ。あ、言ってもしょうがないけどね。早いもん勝ちで並ばせてくれよお、と思う気持ち、徐々におわかりいただくとする。×月×日 A会館 ハズレ(というより、抽選順位が回ってきたときは平日しか残っていない)〃 ×日 Bホール ハズレ(申し込み用紙に記入する机を順番待ち)〃 ×日 C区センター ホール サロン ハズレ(どちらもドンジリ)〃 ×日 Dコミュニティセンター ハズレ(10人ひと組って、そんなのアリかよ?)今月はこれでオワリ、とゆーことで、半年後はまだ発表会はできません。内心、ほっ。ま、一応、やるこたーやった。てことで。翌月×日 Aハズレ〃 ×日 Bハズレ〃 ×日 Cあとふたりだったのにい!ハズレ〃 ×日 Dハズレ今月はこれでオワリ、とゆーことで、半年後もまだ発表会はできません。内心、ほっ。ま、一応、やるこたーやった。てことで。翌々月は半年後の予定が悪いので申し込まない。翌々翌月×日 Aハズレ〃 ×日 B都合により行けない〃 ×日 Cハズレ〃 ×日 Dハズレ m女史に遭遇。平日のリハーサル室をすんなり決めていた。うらまやすぃ~ゾ。 今月はこれでオワリ。「でも、皆様。だんだん心の準備は整ってまいりましたものね!」翌々翌々月×日 Aハズレ〃 ×日 Bハズレ〃 ×日 Cハズレ〃 ×日 Dハズレ今月もこれでオワリ。「ま~たダメでした。なかなか当らないもので。」翌々翌々翌月×日 Aハズレ〃 ×日 B遅刻〃 ×日 Cハズレ〃 ×日 D疲れたからヤメタ全部ハズレたことにしますた。「お生徒様おゆるしをぉ~」翌々翌々翌々月は半年後の予定が悪いので申し込めない。このようにして更に数カ月、全く同じように過ぎ去ってゆく。これは長期戦になる、交通費もバカにならないゾと回数券を買ったら余ってしまった。そしてある日、私とちびのプチ転居の手続きのために訪れた役場の出張所で、隣にかあいいホールがあるのを見つける。
2006.11.14
このブログをしばらくサボっていたのにもそれなりの言い訳があるのだが、うざい公告削除の他に、ほろほろとお生徒さまにここが知れるにあたって、そう、だんだん書きにくくなってきちゃった、のだ。悪口を読まれて困るというわけではない。レッスンでお生徒さまはもーっといろんな事を、びしばし言われているので、こんなもんではへこたれない。(ちょっとは身に沁みて欲しいくらいだ!)いやー期待しちゃうんですね、ネタにされるかと。そして、深読みしちゃう。で、やっぱりお手軽ブログのよそに書き始めたところ、偶然すぐにめっかっちゃった。そのうち、バイオリンだとかビオラだとかって言葉を大正琴にでも置き換えて、ひっそりどこかで再開するつもりでいる。新装webはちゃんと始めているが(言うまでも無いことをここであえて記す)、これはお生徒様告知版をも兼ねますので、愉快なできごとは2年時効くらいで載せます。
2006.11.13
発表会効果というのは、実はあとからどんっとくる。受験失敗直後の学力の伸びと同じで。さて、web新装の準備が間もなくできます。私書箱にお問い合わせくだされば、準備が整い次第、アドレスをお知らせいたします。 esibot
2006.11.10
「テーマ」にしたときには、こんなにいろんな人が参加してくるものだと思わなかった。始めた本人には「これはちょっと付けて欲しくないから削除」などという勝手も、閉めちゃえという勝手も許されないことに気付いたのもずいぶん後。さて。楽天を引き払う。
2006.06.22
こんなヒマにプールに行けばいいのだ。だが。らっきょも漬けねばならん。漬ければよいのだ。集金の手紙も書かねばならん。書けばよいのだ。ビオラも買いに行かねばならん。行けばよいのだ。でもやっぱりプールに行かねば気がすまぬ。まーた腹筋痛いんだもの。
2006.06.14
第一印象の魅力で付き合い始めると、そのうちに明らかになる欠点に目をつむるのは難しいことがある。殊に「現在の相手と比べ」た魅力には要注意だ。傍から見れば、だの、隣の芝生だとか、よく言うアレだ。「イマのと比べて乗り換えた」ことはないのだが、一目惚れ体質でずいぶん失敗した。カッコいいと思った男が「ウ○コもすればシ○コもする」のは構わない。そんなことより、天から二物を与えられていないカッコいい男に惚れるとそのカッコいい一物を除いた現実はとんでもない。しかも私のカッコいい基準はどうやら世間とずれているらしい。十代からの古い友人は「どこがいいんだかわかんないわよ。みーんな違うタイプだし。共通するのはあなたセレクションってだけ。脈絡が無い。」と呆れる。まあ、すったもんだあったのも無かったのも今や時効、たまに会うとやっぱりカッコ良くて一人残らずまた惚れそうになる。でもねえ。この人がカッコいいのは今この時この場面なのよねえ。学習学習。 んなこたどうでもいいが、楽器を買い換えるときには「これに惚れる」「イマのと比べる」べきことがある。 バイオリンは高音が命。低音の魅力を感じたいのならビオラやチェロなどを選ぶ。e線が鳴らないのは他がどんなに美味しく感じても選んではいけない。(例えりゃあたしゃg線だけがバリバリ鳴る男にうっとりしてたわけだ。)それをしっかり押さえてから、明るいでも甘いでも太いでも細いでもいいから惚れる。でも、やっぱりイケナイ嗜好のある人はいるもので「このバイオリン、低弦の響きが柔らかくて気に入ったんです」これはまずい。キメ処を低弦で弾かせる曲ももちろんあるが、バイオリンの役割はソプラノ歌手と同じで技巧的にも高音を酷使する。必死でさらってもさらっても、高音の響きが足りない楽器では練習自体が困難だ。経済力とは言わないものの生活力のない男みたいなもの。一緒に暮らすどころじゃない。たまに調整で若干良くなるものもあるが、楽器屋も商売だから楽器はそれなりに鳴る状態にして出してくるし、弦を変えてどうにかしても、元々のレベルを大幅に塗り替えるほどではない。「ちょっと高音がおとなしいけど」はすぐに「ちょっと」どころではないストレスになる。生身の男なら、何かのきっかけで成長したり心を入れ替えることもあるかもしれないが、バイオリンにそれは期待できない。 そして、「イマのと比べて」どのくらい良いと思うのか。最低や、最低から2番目くらいの男と比べたらどんなのでも王子様に見える。そんなレベルは放っとくとしても、本当に乗り替える価値があるのか考えることも必要だ。200万で買った楽器になんとなく満足できなくなって店先でふと250万の楽器を弾いてみる、なんとなくこっちの方が良さそうでこれくらいならお金もなんとかなりそうで、、てな気分になったとする。おっと、小心者の私には「たいした変わりは無いじゃないの、オクサマお止めになったほうがよろしくってよ」に見える!もちろんこのくらいの値段ならばバイオリンとして立派なレベルを満たしているはずで、その上で様々な個性が並ぶ。弾いている楽器の何が不満で目新しい楽器のどこが魅力なのか、それをちゃんと自分で確かめてから乗り換えるのなら心配は無い。でも、200万で買った楽器が200万で下取りされるとは限らない。金利が安いから寝かしておいてもしょうがないようなお金がざぶざぶあって、じゃあバイオリンを2、3丁買って遊んでみようかしらなんて人ならともかく、やっと貯めたお金やらローンやらならばつまんない浮気心は損をする。どうかすると、運命の相手に巡り会うまでの遍歴で同額が消えてしまう。 性格に不満なのか、レベルに不満なのかを考えてみる。嫌いになってしまったならば仕方が無い。たとえ生活レベルを維持できなくなっても別れた方が幸せかもしれない。一度嫌だと思い始めればどんどん許せないことが増えてくる。そんなときに限ってちょっといい感じの男が現れたりする。でもね、そりゃ始めは新鮮かもしれないけれど、鮮度ならどれでもいずれ落ちてくる。今の亭主を振り捨てて乗り換える価値はあるのかしら?まあ、いいけどね。人生に無駄ということは無い。らしいし。レベルに不満ならば、自分をレベルアップしないことには相応しい相手は現れない。らしい。バイオリンならばレベルアップとは技術に非ず、大いにまとまった資金だね。 楽器遍歴を重ねつつあるお生徒さまとそんな話をした。見ている分にはおもしろい。
2006.02.07
4日の文章に「最近どこの音大も定員割れ」と書いたのを慌てて訂正。相変わらず芸大は多かった。まあ、これが正常だと思う。私立の音大まで競争率がどこも高いなんて状態は、ちょっと考えれば不自然だ。子供に注ぎ込む金と子供本人が費やす時間、本人の将来を考えて自分を顧みたときに、医者だとか弁護士だとか、マトモな(食える)商売を目指して受験勉強でもさせる方がマトモな(食える)気がする。 そう言えば私が小学校の5年生のころだったと思う。師匠のひとりが「esibotちゃん、あなた中学校はどうするの、公立なんて行ってもお勉強なんてしてるヒマないんだからどこか近くの私立を、、」 これはこれでかなりキテルと思う。父は「そうだなあ」と学校探しを始めかかったが母は「バカ言ってるんじゃないわよ、なーにが私立よ」と冷静で、転勤のどさくさにも紛れて結局は引越し先の地元の中学校に入った。学校崩壊だとかそんな言葉が流行り出したころその先端を行くような学校だったので「授業なんてしてるヒマ」もなく、それを父は「良かった良かった」とずれた安堵していた。 なんだかんだとバイオリンで音楽学校に入ってみると、九九が全部言えないのもいたが、世間の御三家だとか言われる進学校からわざわざ入って来たのもいた。今となってはそのうちで「そのまま東大でも行けば今よりは食えてたんじゃないの」というのもいる。 本人が進みたいというならともかく、親の「子供を音大に行かせる夢」にはその子と孫を面倒みるくらいの財産が必要だ。
2006.02.05
ドリルの音符を複雑にする。以前、よそでタイとスラーの区別がつかないという親子の話があったのを教訓に、できるだけ理解し易いように作る。そろそろ強拍や四分音符なども使う。構え方がだいぶサマになってきたが、もう少しこのままピチカートを続ける。これで移弦の姿勢を自然な習慣にしてほしいものだ。ちょっと気分を変えて、今回は弦を一本ずつピアノの音の近くまで合わせることに挑戦。ピアノのペダルを踏んで音を伸ばし、そのあいだに抱えたバイオリンの弦をぽよんと鳴らしてペグを動かす。@はペグを押し込みながら回さないと弛むことを知って怯む。それなりの音感があり、今後のことを思って安心した。
2006.02.03
休符から始まる開放弦のドリルを作った。それぞれの弦を弾くトルソーのフォームを覚える。このドリルはソルフェージュと筋トレを同時に進める。メトロノーム遵守。1回目のレッスンではピチカートする右腕を私が受け持ったが、今回からは@が自分で弾く。まず、私がバイオリンを構えてピチカートの指を@がつくる役割に交代すると、右指にどのくらいの力が必要かわかったようで@は驚く。そして体重移動とトルソーの緊張感を思い出し、右腕と指を強く保って発音する。すぐにそれなりにできるようになるが、腕の重さに慣れるために、リズムパターンを変えて少しずつ休符や音符を複雑にしながら続ける。(この段階ではまだ@はがチューニングをしないし弓も持たない。レッスン時には私がキモチ悪いので一応gdaeを合わせる。@にa,ad,dg,aeを書いた譜面を見せてピアノでそれを弾かせ、私が説明しながらチューニングする。)休符を早い段階に覚えることは、予想したよりはるかに重要だったことを実感。また、各部の名称は実際に使うときに覚えて会話するので充分。とりあえず、弓はまだ使わないので触らない約束でケースに入れたまま。@は弓を「知らない」ことになっている。ケース、バイオリン、肩当て、gdaeの弦、これだけが今のところバイオリンについて@の知っている名称であり、バイオリンをケースから出して肩当てを装着することと、触ったところを主に拭いて片付け、ケースの閉じられるところを全て閉じてストラップをきれいに懸けて抱えることを確認して終わり。ドリルの宿題山盛り。
2006.02.02
幼児小児でない初心者が、どんなふうにしてバイオリンを弾くようになるのか実験を始めた。弾けるようにならなくても文句無し、という条件なので、おけいこ気分を盛り上げるためのお楽しみメロディー的なものも使わず、指導者からした最短距離の方法で進める。バイオリン一式とメトロノーム、鍵盤楽器としてはピアノ、あとは姿見が用意されている環境。被験者(以下@とする)の音楽経験としては日本の一般的な義務教育のみ。従って読譜能力もそれに相応。(指さした音符をレだのソだの即答できないし当然、譜面を見ながら歌うなんて芸当はできない。)楽器の取り扱い方やパーツの名称を覚える、といった本当はかなり大切なことをすっとばす。これは、生徒が幼児と未経験な親ならば絶対に外せないが、今回は@がいい具合にびびっているので心配しないことにした。チューニングもしない。とりあえず弦が4本とも張ってあって、g線がとにかく低くd線がその次に低くa線e線とだんだん高くなればいい。まず腹式呼吸の練習をする。それから肩の角度を確認しながら開き、肘を張って位置を保ち、自分の腕の重さに慣れる。弓を持つ前に自分の腕をどうしたら楽に吊り上げていられるのか、いい場所を探して覚える。もちろんこのときに腹筋やら背筋やら腰筋関係に印をつけるべく体操が入る(@の運動能力は一般的やや上等、まあ、話が早い部類)。立ち方を整えてハイエルボで、呼吸と連動して体重を前後に移動する。ハイエルボで立姿勢の@に、肩当てを装着したバイオリンを当てる。このときには、@が何もしなくてよい状態にするのが手っ取り早い。鏡で確認させながら、指導者(以下私)がこんなもんでいっかと思った形に左腕を決める。それを@が再現する。おっかなびっくりの@がガチガチの姿勢でバイオリンの位置を探しても捩れるばかりなので、強制的に「これで楽な姿勢」を押し付ける。@の構えたバイオリンに、私の指でピチカートの形をつくってすごい力で固定し、「音出して」「ナニ線で」などと、トルソーを移動することで発音するということを、この段階でしっかり覚え込ませる。これをないがしろにして弓を振り回し始めると5年は余計にかかる。いや、必然性を感じないままだと殆どの人は一生かかっても無理かもしれない。休符を数えながら前に出る、後ろに戻す、前(のときに発音する)、と繰り返し、メトロノームと合わせながら読譜の訓練を同時に進める。ここまでで45分。あー。30分におさまらない。
2006.02.01
象を描くとしたら、と以前ちょっと書いてから、ずっと長いこと考え続けておりました。やっと。バイオリンにはアップボウの表情がある。叩いたり吹いたり自分の前に向けて力が動く演奏法が多い中で、吸気まで歌にしてしまうのはバイオリン族のバイオリン族たる特徴になる。ボートを漕ぐように自分の後ろに力が働く。呼吸はおそらく漕ぐときに吐くのだろうが、そ、り、は。進んで行かなきゃならんからだ。バイオリンはどこかに進む必要が無い。ボートで進んだり戻ったりしてるのがお歌。ダウンボウと同じ腕を使ってはアップボウにならない。とにかく*締めたら肘を柱に縛り付けて弾いてみな。
2006.01.15
あー。なんてこった。よもや、わたくしのお生徒様がそんなボウイングをしていたとは思いもよらぬことでございました。よそには出さず慈しみ手塩にかけてお育て申し上げてまいりましたj嬢にちょっとしたことを試したところ「あっ!。わかりました。こうするのですね(喜び溢れる笑顔)!!!」もちろん、すぐに他のお生徒さま方を確認致しました。、、、わかっとらんのが約半数。まだまだ、未熟者なわたくしでございました。
2005.12.28
最近また太ってきた。体重はどうでもいいが下腹がもったりして、そろそろヤバイ服がでてきた。食べ盛りのちびよりも多く食べている自覚はあるがそれなりに消費もしている筈なので、やっぱり年寄りは年寄りらしい食事をしなければいけないと反省した。だあがしかし!「*締めてから、、、やってみな」を、いつの間にか忘れて暮らしていたことが今回の腰痛事件で明らかになり、愛しの板キックで*締め再確認をしたら、ほんの数日で腹なんぞあっという間に平らになった。(気のせいではない。あたしゃヘソにデブ目盛がついてるからね。)実はバイオリンを弾くときの*締めの具合はとても穏やかだ。だから、意識せずに巧い具合に使っている人の方が多い。リハビリ経験者でなければ、よほど注意深い練習を積み上げてきた人でない限り、演奏者の中にも少ないようだ。水泳のコーチとその話をした。「そう、*締めてとは言いますが、ホントのところは*じゃないしぎゅーぎゅー締めりゃいいってもんでもありません。でもね、通じないんですよ、詳しく言ったところで。」
2005.12.02
覚えなければいけないことがたくさんあって、先週はそもそも練習時間が少なかったのに、板キックをあまりしていないまま練習会に出たのがまずかった。腿や上腕のイタキモチィ筋肉痛に加えて、ぎっくり腰の痛みとはこんな感じではなかろうかと思う背中の痛み。じっとしていればなんでもないが、少しでも動くと痛い。寝返りを打ちたい度に、意識を醒まして呼吸を整え腹筋を強く保って腰を横から滑らせる。練習会のメインの一つにプルブイを付けてパドルでフリー800というのがあった。パドルで泳ぐ機会があまり無いので苦手だったが、少し要領を得てきてから調子に乗って腰を浮かせ過ぎたような気がした。そのときに、背中に頼り過ぎて腹筋を忘れていたのかもしれない。泳がずにいてだんだん痛みは収まったので、病院には行かず三日目に泳いでみた。少しずつ動かしてみてどうやら大丈夫なようなので、ウォーミングアップにとりあえずクロールでいろいろ確かめながら500、やはり腹を緩めたときに背中がぎくっとするのがわかった。リハビリの週と決め、好きな練習を好きなだけすることにした。板キック、あゞ、なんていとおしい。この可愛らしい動作が身体を整えていく。錘の位置、蝶番の締め具合、鞴の速さ、必ず毎回発見することがある。下腹部から空気を押し出して息を吐き終わると、巻いてあるホースに水を通したときのように胴は顎までまっすぐになり口は水面にある。その後、腹筋と首をもう一度確かめてからゆっくり丁寧に顔を水面に置く。ここからが新発見。この一連の動作に入るときに、キックの数を増やす。そうすると、浮力が増すので作業はもっとしなやかになる。良かった。痛くて板キックのできない体になっていたらどうしようかと思った。
2005.12.01
天井から吊るしたボールの高さを変えながらトラッピングすることで、移弦の練習をするというのを試している。アップボウは当然ボールを背にするわけで、見ているとおもしろいことこの上無い。人を笑っているバチが当たった。スーパーマルエツ向いの公園前で、「びちっ」と音がした。別にそのときは感情は安定しており「切れる」ようなことは何も無かったはずなので、これは実際の音だ。思い当たって被っていた帽子をとって見ると、果たしてそこには鳩糞がついていた。いつも電線に大群の鳩が並んでいるので嫌いな道だった。ショックのあまり買い物をやめて帰った。ショックのあまり「でも漂白洗剤だけは買って帰ろう」と思った薬局の前を素通りしてしまった。くそおおおせっかくこのところご機嫌な日々だったのに。
2005.11.21
息を吐きながら体を下げる、吸いながら上げる、ダウン、アップ。ほーんと、まんまでございます。アップボウ=ボディにアッパーカットくらって耐える格好。腕立て伏せの肘の向きはピアノも同じ。バイオリンの場合、右はそのまま手首を下げるだけ。左も肩の向きまでは同じ。バイオリンを持ち始めて千時間にならない人が、例えば「愛の挨拶」の4小節を真面目に20分さらったら、翌日は腹筋背筋大腿筋大臀筋ほか、筋肉痛にならなかったらそれは、間違っています。ほほほほ!しかも肘から先でどこか具合の悪いことが起きたら、大間違いでございます。ええと。楽天から近々脱退いたします。なんかさー。気のせいでしょうとも、でもエロ広告はここから繋がったような気がするのよね。別に、楽天からエログッズを買ったことも無いんだけどね。まあ、それだけじゃなくて。ちょいと厭きた。
2005.11.10
足元から生暖かい風が吹き上げてきて、地下鉄の通風孔の上を歩いていたのに気付いた。そういえばちびが2歳の夏、やはり歩道にある通風孔の上でちびの着ていた白いノースリーブのワンピースがふわっと舞い上がり、それを小さな手でちびが押さえながら笑ったことを思い出した。最初は音にも驚いてぎょっとした顔、でもすぐにケラケラと笑いながら嬉しそうに吹かれていた。歩いてきた初老の紳士が一度足を止め、笑いながら何度か振り返って通り過ぎた。これ、若い人にはわかんないだろな。「rちゃんの1000メートル2位は0,03秒差だったのです。もしも1位の人と同じ組で走っていたら、きっとrちゃんの方が速かったと思います。それと、私達のチームは大会1位のチームとたった2秒しか違わなかったのですって。本当に惜しかった。」400メートルリレーにおける2秒の差を「たった」と言い切るちびよ、おまえはタダモノではないのかもしれない。
2005.10.23
たった25メートルでもダッシュで続けざまに何本も泳ぐ、なんてことになると最後の3本あたりは気持悪くて吐きそうになる。そんなとき、「プール閉鎖かなんかでこれがもしも最後なら、あと3本よりももっと泳いでいたいはず」と思うとなんかもう、悲しくて嬉しくて振り絞って泳ぐ。 ふと、これがバイオリンだったら、と考えてみた。もう一度弾いておきたかった、なんて思わないだろうな。
2005.10.08
このところ失業状態のため、毎日がんがん泳いでおります。バタ足日記にメモするどころかメールチェックする気力さえ残らず、パソコンの電源はいつの間にかマッサージャーになっておりました。へろへろでございます。ところで、ちび。「なあにが、1000なんて私の他にいないから、だとおおお?」選考会で、前に何人走っていたか尋ねたところ、一人や二人ではなく、両手で数えるほどごっちゃりだったそうでございます。「なあにが、昭和の記録を塗り替える、だとおおおお?」いえ、昭和の記録を塗り替える選手が追いつけない母親ならば、わたくしはシカゴマラソンで走らねばなりますまい。「あーあ。がっかりだ。あーあ。つまらん。あーあ。」しょげる本人よりも落胆してフテ寝に入ったわたくしに、ちびは本当に申し訳無さそうに「でも、まだ、400メートルリレーがありますから。これはきっと大丈夫ですから」。結局、それなりに頭を使う年頃になったちびは4人枠のリレーを保険にしてどうにかそれには納まっていた。今度は「バトンタッチ」について教わりに行くバカ母である。
2005.10.07
息をする姿勢さえできれば何泳ぎでも練習できる気がしてきた。平泳ぎとバタフライは進行方向で息を吸う。板を持ってバタ足しながら、口を上げるときと戻したときに腰を高く保つように心がける。もちろん心だけでは上がらない。「困ったときには進行方向に倒れ込む」始めは板に頼って体を乗せる。次にはその体重の移動する様子を覚える。全身を1枚のビート板にして水を押さえつける。下腹に感じるのは水圧。そこから息を抉り出して鳩尾にある重心を前に転がす。息が喉から出てしまえば振り子のように戻る。腹筋痛い。鍛えてあるはずだがそれでも下腹が痛い。まだまだ、もっと、てか。背泳ぎの息は上下動が無いので難しい。首で水を押し付けて頭で体を牽引する。腰の下に水圧を感じながら唸って息を吸う。言葉で「ぱ」なんて言ってるだけじゃ吸えない。「あんまりごちゃごちゃ考えないで楽に泳いだほうがいいよ」と言ってくれてありがとう。確かにあなたの泳ぎはあんまり考えてないんだろうな、って見えます。でもね、わたくしは良い泳ぎがしたいの。
2005.10.06
忘れたクロールが戻ってきた。なんてさっぱり忘れるものかと思いきや、短いブランクはすぐに埋まる。なんのことは無い、もともと積み上げた餅の数が少ないだけ。せっかくのリセットリハビリなので、左腕がキャッチのときにぶれるのを修正した。骨盤を左右交互に押して肋骨はかっきり半分ずつ使うことにした。ひとつずつ、思い出してくるこの手、この感触。そうかー、杜若なんだなあ。長い期間つきあっていた人と久しぶりに約束して逢ったときに、お互いに驚いたことがある。うっかりして日時しか決めていなかったのに二人ともその場所に来た。それはいつも待ち合わせていたわけではない場所だったのでよけいに面白かった。焼けボックイに火を点けたければ難しくない。燃え尽きるのも早そうだけどね。
2005.10.05
バタフライのキックの練習をする。手は前、呼吸は無し。上体と水平に水を強く押して前に滑ると、腹の下を山が流れていくのがわかる。頂上に腹がぶつからないようにしっかり引き上げる。山をいくつか通り過ぎたあと、必ずちょっとお茶目な奴が待っている。頭をポンと叩いてほしいボケ役がいる。膝の辺りにそいつが来たと思ったらちょいと蹴ってやる。ジャックマイヨールをちょっと読んだら25メートルのプールが縦に見えてそのまま深く沈んでみた。ひとりで壁までブラックアウトごっこした。
2005.10.04
子供でも大人でも、象を見たことの無い人に説明して象の絵を描かせるとする。どう説明したものだろう?特徴を挙げてみる。体の大きな動物である 哺乳類である 四つ足で歩く 鼻が長い 灰色っぽい 耳が大きい 草や木の実を食べる 寿命が長い 賢い 群れをつくる 人間の手のように鼻を使う 脚が太い 牙は高価で取引される 体毛は少ない 、 、 、 、 では、絵を描くのに必要な情報は何だろう?かわいらしいピンクの縫ぐるみの象ちゃんを見せるって類はこの際無し。みんなちがってみんないいも無し。ステレオタイプの象の絵を描かせたい。車やトマトではなくて「どうぶつさん」であること。使うクレヨンは灰色。太い脚に大きな耳。なによりも、長い鼻とそれがリンゴを持っていること。象の絵を描いたことのある人なら、この条件を揃えた絵を見たときに「象の絵のつもりではなかろうか」と察しがつくのではなかろうか。象の絵を描かせる。象が長い鼻を持つ、というのは重要な信号だ。しかし、それを重視して中の骨が何個繋がっているだとか粘膜がどうなっているだとか、何冊もの専門書と専門家の講義が必要だろうか?平泳ぎの醍醐味は脚の使い方にある。まずはそうと知るだけでいい。バイオリンの特徴はなんだろう。そうだ。象の絵を描かせた仕上げには、隣に「かあさん」を忘れてはいけない。
2005.09.24
この数日なぜか「体験レッスン」の申し込みが相次いでおります。どこかで何かながれたのでしょうか?ここでも別サイトでも体験レッスンをしないことは書いております。入会金と何十回分あるいは何ヶ月分ものレッスン代を一括納入というところならば、それを支払う価値があるかどうか「お試ししてから」というのはごもっともでございます。が。1レッスン完結の明朗会計でわたくしはやっております。いっそレッスンをお受けになった後で「これでは払いたくない」と仰るならば、わたくしはそれで結構でございます。なんだかへんなシステムが横行しているようで。
2005.09.16
不自由型強化月間として、この4週間ほどクロールに費やす時間を惜しんで3Bに勤しんだ。しかもストロークはまだ教わらないので、キックばかりを延々と打っていた。マスターズ練習会は「個メ強化月間」なのでクロールももちろんある。私が不自由型強化月間を始めてから1回目の練習会で数日振りにクロールで泳いだときには、足腰が頼もしくなった気がして調子が良い気がした。不自由型のこれと言った進歩はまだ無いがそれなりに楽しく練習していた翌週の練習会で再びクロールで泳いだあと、背中から指先(もちろん手の)までの筋肉痛が3日続いた。まあ、仕方が無いや使ってないんだもの、と不自由型キックに戻り、また翌週の練習会。、、、クロールを忘れた。算数の教科書を忘れた子供のように、きれいさっぱり忘れた。どうやって泳いでいたのか思い出せない。いつもいろんなところに触り探り悶えもがきながら楽しく泳いでいた、それをどんなふうにしていたのか思い出せない。それなりの頻度と時間で丁寧にさらっていたが、なにせキャリアが短い。大恋愛もその期間と同じ時間が過ぎた頃にはただの思い出。てことは、わたくしのクロールはたった3週間かそこらの水遊び。なのお?もうちょっと入れあげたと思うのだけど。「休養もトレーニングのうち」なあるほどお。これはトレーニングで傷つけた筋繊維の回復のためだけじゃあないね。意識を緩めて忘れかけた状態を作ってから再びセットアップする。泳いでも弾いてもいろんなことが起きてくる。そのたびに同時進行でリペアしリセットしているわけか。ブランクはリセット。しかしこの二の腕いい感じだ。
2005.09.15
1000を7分で4本走る、と決めたトレーニングに少し慣れてきた。走るテンポは今のところ160くらいがいいようだ。時計を見てタイムを知らせながら1本目は私も走る。例えばその日は5分40と余裕でまわって7分になるまで休む。2本目はちびだけが走り私は自転車で伴走する。この回からは様子を見ながらウソタイムを知らせる。調子が良さそうだとスタートを5秒から15秒早くしてみる。そのせいで途中疲れが出るようならば「ちょっときつくなってきたかな?今回はいいからとにかくテンポだけ守ろう。いい足音を聞いて走る!」その回が終わり間が詰まってしまえば「あと20秒後スタート、はいちょっと首ストレッチしてー」となどと言って40秒後に出る。今回限りの本番はたかが1000をただの1本、インターバルの感覚が必要なわけでもない。距離表示を通過するときに「何秒、さっきと同じに守ってるね」だとか「3秒オーバー」などと言うのもちびの顔色を見ながら適当に言う。ラストの4本目。これは本当のタイムを告げながら500を過ぎる。このあとがおもしろい。「ラストだよ。スパートまではおさえて行こう、まだだよ、ほら、ちょっと上がっちゃったよ、まだ我慢して」と言いながらそのくせペダルを強く踏んで私が加速していく。ちびは私のサイクルが変わらないから気がつかない。こうしてラスト100までにかなり上げてあるのに「オッケー、いいよあと100スパート!」と声をかけると本当にスパートする。
2005.09.14
朝も走ることにした。と言ってもジョギングで2キロ軽く流すだけにし、私が付き合うのは最初の1キロ、あとはあーだこーだ言いながら自転車でついて周った。140に合わせた小さなメトロノームを持たせてみた。とんでもなく走りにくいのはわかっている。当然ちびは気に入らない。「自分の体のクセがわかるから、とにかくこれに合わせて走りなさい」あんまりふくれるので置き去りにして先に帰った。朝食は好物を用意してある。ジムには陸上選手だったスタッフもいるので、ちょっと相談してみた。具体的なトレーニングをいくつか教えてもらった。「ありがとう。さっそく今夜試してみます。」「あ、そうだ。毎日しごいてはいけませんよ。トレーニングしない日を必ずつくる。休養も練習のうちです。」はっとした。後光が射した気がした。もともと美しい彼女だが、聖母マリアのように見えた。「それ、今教わったなかで一番大切な気がします。トレーニング理論で言う超回復のことかもしれませんが、素人はちょっと強化法を覚えるとただの鬼母になってしまう。」「ふふふ、ご自身のトレーニングにも、どうぞ覚えていらしてください。」
2005.09.13
1000×3 7分2分200×5 80秒ダウン 20010001 5分45秒2 6分25秒3 9分55秒(途中またもやべそをかいて歩く)2001 55秒2 70秒3 55秒4 72秒5 96秒実は膝が腫れて私は走れない。「悔しかったら私を抜いてみなさい」とは言った。プールでそれなりに持久力がついてきていたが、脚の筋肉は体重に耐えられなかった。テンポを落とすように言いながらちびの横を自転車で走る。あーあ。これでは「悔しかったら」もない。
2005.09.12
学校関連の催しの1000メートル走に出たいとちびが言い出した。「じゃあ、今夜から走ろうか(やれやれ夜ひとりで走れというわけにもいかないからなあ)」近くの公園にはランニングコースがあって外回り1周が990メートル、ゴール位置を少し伸ばせばちょうどよくなる。夕食を早く済ませて自転車で公園まで行き、初日はまず3本走ってみることにした。1本を5分程度の予測と目標にして二人でスタートした。ジムではもうずっと筋トレもランニングもしてないし、ファイティングも禁じてひたすら水浸しなので、若いちびと走れるか不安だった。街灯の途切れるところが多いので、自転車のライトを外して手に持って走る。どのくらい私が走れるものか、ちょっと速めかと思いながらちびの前を走ってみた。しばらくすると後ろでぴょこぴょこ跳ねていたちびの光が大きくぶれ始めた。300過ぎたあたり、振り向くとへろへろと歩いている。「ううう ははうえええ 待ってくださいいいい ううう」一応5分以内にまわったのは私で、ちびはとんでもなくオーバーしてべそをかきながら戻ってきた。「待ってくれないんだもん、、うええええん、、」「歩いてちゃ何もならないでしょーがバカモン。とにかく走る。たった1000だよ。」「だって母上がどんどん先に行っちゃうから、、」「あったりまえだ。待ってたら蚊にさされる。ほら次行くよ」「そんなに早くなんて走れません」ふくれた。「そんなふくれてないで、悔しかったら私を抜いてみなさい」ぶはははは!出た。こんなところでこれを言えるとは思わなかった。「悔しかったら私を抜いてみなさい」ぶはははは!これが親の醍醐味。「悔しかったら私を抜いてみなさい」噛み締める。これは愉快だ。結局、3周のうちちびが走っていたのは2周分程度だったようだ。自転車で並んで帰った。「風が気持いいですね母上!」さっきまでべそかいてふらふらしていたくせに、変わり身が早くもう爽やかだ。「どう?1000走るためには1000の練習じゃダメなんだけど」「大丈夫です。私は3分台で走りたい。明日も走りましょうね!」3分台。それがどういうことだか知って言ってるんだろか。
2005.09.11
*締め。背中に臍。肋骨絞る。などなど、ちょっとめんどくさそうなお作法をすっ飛ばす免震ボディ製作簡単キットをみつけた。低く腹に響く声を出す。口はwooがやりやすい。私の場合はチューニングのAより1オクターブ低いAで発声するのが簡単だ。「Woo!」と咆哮できたらそれを短い間隔で「Woo!Woo!Woo!Woo!」と何度も続けてみる。そのときのボディは毎度うるさく言われることをほぼ実行できているはずだ。そしてさらに同じようにして今度は息を吸いながら発声する。やはり口はwooでいいが、音程は私ならさっきのAの上のEがやりやすい。吐いて発声するようにはいかないが、なるべく太く響く声で「woo!」と吸う。スタートの前に吐いて吸って吐いて吸って「Woo!woo!Woo!woo!」と免震ボディを造り、それから楽器を構える。そのままで呼吸できるしお喋りすることもできる。もちろん弦もポジションもシフトし放題だ。慣れれば咆えなくても*だの肋骨だのをきちんと組むことができる。バッタ素キックはさらに遅く、2キックのあと足先からタマシイが戻ってくるまでのんびり待つことにした。コーチに確認してもらおう。バック素キックの腕をキヲツケにした。目尻まで水に漬けてと教わったが、それと唇の下端まで漬けてからそこをずらさないように免震ボディを浮かべる。これなら足が床を離れる瞬間も耐える。この眉尻を決めるライン(化粧する男女には常識ですね)を守ることに集中してキック八分の九のリズムで「Woo、止める、woo」を繰り返すとダウンキックが左右交互にまわってくる。首を預けやすくなった。ブレストまず蹴る。それから閉じる。蹴りながら閉じるのはもうちょい先の話にした。それにしても、下に蹴るのをいつも忘れてしまう。今回は何を習った、というわけでもないレッスンだったがとにかく「もう1本泳いでみましょう」の繰り返しで、そうなると自然に自分であれこれ考えるようになる。
2005.09.08
昨日書いた「できないこと」をできるようにするのは「慣れ」だ。なぜできないのか、どうすればできるのかを知っていても、集中力や筋力(どうかすると経済力なんてものもあるかもしれない)が充分でない状態は、とにかく工夫して条件を揃えることに慣れる。天井を向いて浮く「背浮き」ってやつがわからない。*〆だの腹引っ込めだの、そんなものは床から足を離したとたんに解けてしまって下半身は上がってこない。もっともっと集中して締めたつもりが、今度はそのまま尻が沈む。「水に肩まで入ってから目尻まで頭をつけてお尻お腹を締めてすっと水に乗ると全身が浮いて爪先が水面に出る」というのは本当だろうか?そんなことをお喋りしていて気がついた。「床から足を離す瞬間に解ける」と自分で言った。赤玉の入った箱だ。あとは、その瞬間にどうしたら解けないようにできるのか、またガラガラと回す。
2005.09.06
できないこととは、物理的な力が足りなくてできないこと。速さも力。どこが足りないのか自分で知っている。だから何かの負担を減らすとできる。そのまま少しずつそこに積み上げていけばいい、というかそうするより他は無い。わからないこと。これはわかるまではわからない。ガラガラポンのくじ引きと同じで、1回目で出てくるかもしれないし、百個入った白玉を全部出してから最後に赤玉がころんと出てくるのかもしれない。困ったことには、その箱が空籤無しである保障もない。これが本当の籤でなくいろんなことの練習の場合、何度もガラガラやっているとそのうちに、赤玉の入っていそうな箱と入っていない箱くらいはわかるようになってくる。微かな赤い音がわかる。でも、出てくるまでは出てこない。とにかく1回ずつ回し続けるしかない。やっと出てきた赤玉を割ってみるとさらにアタリとハズレがあることもある。救いは、白玉は全部ハズレだから捨てて良しということくらいだ。アップの時に息を吸う。声を出しながら吸える息でアップ。コーチのお答え。1 プルブイつけると浮いちゃうので今はしない。2 2キックで水を押えるように肩を前に出すのは正解。新しい疑問とおお答え。足首までびっちり閉じて練習して良いか=悪くはないが「開いてないかな?」くらいにしとく。クロールしたいなあ。
2005.09.05
バックはとうとうキックだけ。ブレストでは25m中3回立った。バッタは習ったことだけ実行するために思い切り力みまくってゆっくりやってみた。今のところはこんなもん。自分で泳ぐときにはクロールを結局封じたので、この練習会でfrとあるのがなんだか楽しかった。蹴伸びで指摘された頭の位置を思い出しながら快適に泳ぐ。呼吸が左右ともスムーズな気がする。だあがしかし。プルつき50の8本目あたりから以前と同じになってきた。疲れてきて首を維持できなくなったかと考えた。どうやらそうではない。後でわかったが、忘れてしまって壁からスタートする蹴伸びのときに以前と同じ姿勢になっていた。無意識にあのラインでスタートするには回数をこなすのみ。もちろん成功経験値を積む。模索と違ってこれはひたすら気持良いのを繰り返すだけなので簡単なことだ。とっても時間がかかるだけ。バタフライ ワンポイントレッスン<1キックで腕をエントリーする練習。前に向けて深めに水にくぐらせた両掌が浮いてきたら横に出す>と教わる。実際=1キック、体を両脇から締めるとのされた腹から腕が伸びる。頭肩腕をロックした状態で水面を睨むと掌が上がる。それから腕ごと肩を拡げるとまだ打てないが2キックのタイミングのようだ。終了後、すこし混んできたので素キックの練習をしてみた。沸いてきた疑問。1 素キックなのでずっと前に出したままの両腕、2キックのときには前に出しがてらちょっと水を下に押すようにしてもいいのかな?2 特に2キックのときに膝は開きがち。プルブイ挟んで練習してもいいのかな?膝の上下あたりだと良さそうな気がする。今はまだ足首は無理なようだが。今度センセイにきいてみよーっと。ブレストのレッスンがまだ始まらないのでバタフライに集中し、気分転換はバックのキック。
2005.09.02
バリ島でどうしても聞き取れなかった英語のひとつ。現地語では蝶を「くぷくぷ」と言うのですよ、と話してくれたのだが、ばっとるるるrふrrらい、と豪華な巻き舌の発音。まあいいや。レッスン初回バタフライクラスではあるが、マクラに他の泳ぎをすることになっている。今回はクロール。まず、蹴伸びで頭をもっと上げるように指導された。自覚としては耳穴とゴーグルの目尻を結ぶ線を両腕で挟む角度。顎がふっと軽くなり体が一番薄く無抵抗な気分。板無しキック呼吸付きをした。最近思いついても他で疲れきって実験しなかったことをついでにこっそり試してみた。呼吸後の体勢をイメージして覚悟してから、顔を上げる。手始めに、苦しくなる前に息無しで顔だけ上げて「なーんだ簡単じゃねえか」と強気になる。その後そのまま実際に吐いて顔上げ首を補強したまま吸って顔漬け。これだ。たぶんこれはブレストでも使える。本編バタフライまず素キック。肩を前に出す(=伸びた反動で下半身が跳ね返ってキック、と解釈)ときに肘がガニマタのように緩んでいるとの指摘。視界に入っていたはずだが気付かなかった。肩ごと少しきつめに寄せてみたらOKサインが出た。背中の感覚が今までと少し違う。板に乗せて片腕をつける。体が四散。板無し片腕2回ずつ。伸びる、掻く。掻きのときに脇腹を保つ。腕のことは考えない。最後に両腕つけて12m。バンザイ、とほほ。講評は全員2キックが弱いとのこと。そういえば2キックを打った覚えが無い。レッスン終了後、コーチが他のレッスンをしている間にざっと復習。沸いて出た3つの疑問。1 素キックのときに腕の動きと頭を連動させたくなったがそれでいいか。2 片腕をつけたときに遠く伸びる1キック、2キックのときに掻かない腕を素キックと同様前に伸ばすことで打てばいいのか。3 もっと伸びそうな気がするのでキックの間隔をもっと遅くして練習してもいいのか。レッスン終了を待ち構えて質問したら、ハイ、全部そのまま続けて良し。 明日もショートレッスンがあるのでチェックしてもらっちゃう。蹴伸び新しく覚えた首のラインをもっときれいに使うためにも、最初からまっすぐに水に入りたい。*締め腿に団扇を挟んで腹を締めてから腕顔腹を水に乗せそれから腰と脚をひょいと上げる。
2005.09.01
その日に備えて建物を補強し、避難し、余震も終わってから戻ってくればいい。体の軸が崩れると、大抵のことはうまくいかなくなる。いくら*を締めよだの臍を背中につけよだの脇腹を絞れだの言われても、作業をしているうちに「忘れてしまう」と訴える人が多い。なぜ忘れるのか。地震の予定を知っているのに目を閉じているから果たして倒壊し、それを「忘れてしまった」と表現する。腹式呼吸は当然行っているつもりで腹を圧し出して息を吐いても、吸うときに腰や首が折れて軸を崩す。正しく吐いているところまでは崩れない。吸う動作の直前に折れる。意識し頑張るのはこの瞬間だけでいい。日ごろの避難訓練法。正しくしっかり息を圧し出してから止める。その間に体中のジョイントを補強し確認できたら吸う。慣れてしまえば、作業工程に周期的なxデーを書き込みそれをかわすだけで済む。=アップの前に止める。ときどきアドバイスしてくださるプールのお馴染みさんに、ハイポの後半苦しくて犬掻きになっていたのを見られてしまった。「今日は掻きが多いですね、どうしましたか?」「あ、、実は呼吸制限してまして、普段は100×2のところをちょっと続けてやってみたら苦しくて」「呼吸制限にしてもちゃんと掻かなきゃ意味がありませんよ」そうだった。秒数毎の呼吸数にしたらきっとたいした我慢になってはいない。普段通りのストロークの強さと時間で呼吸の間隔を伸ばすのでなければ意味が無い。でも辛かったんだよーんえーん。「クロール二の次月間」ではあっても、無駄泳ぎはまずい。まずいまずい。成功経験値を下げてしまう。アップの200にしても、犬掻きならしない方が良さそうだ。困ったな。走るか。蹴伸び下向き背面が手の先から足の先まで水面から出ていること。ますます*締めて重い脚を吊り上げる。蹴伸び上向き同じく水面から出すために臍で背中を吊り上げる。バック息を吐くときに前に伸びる、息を止めて首を補強、背中に息を送る。キックは脹脛までを1枚のフィンにする。先はぴらぴら。ビート板を腹に乗せて練習。明日コーチにこれでいいか確認する。
2005.08.31
フィンスイムのレッスン中の私語でおもしろいことを教わった。「いい気になって壁に激突しそうになったわ。ブレーキが無いって怖いわね」「ブレーキはあります。掌とヒレを立てるんですよ」やってみた。なあるほどお。こんなことで止めることができるのか。てことは、普通に泳いでいているときにおててやあんよが立ってしまうと、前に進めなくなっちゃうってこと。やってみた。たしかに。当分はクロールをアップの200×2と1/7ハイポ100×2だけにして、あとの時間は他3種目のキック習得に費やすことにした。ブレストひきつけと開きに気をとられていた。もちろんまだまだではあるが、キックを続けて練習するためにはスタートと同じストリームラインに必ず戻らなければならない。蹴ったあとは脚の付け根を強く保って速やかに持ち上げることにする。浮いてくるまで待つ根気も筋力も無い。みすみすブレーキになるような姿勢を続けることはない。jちゃんのレッスン音の変化を言葉にしてかける。良さそうなところまでいろいろ注文をつけて誘導する。だいたい良しのところで「今のそれ、いいねえ、もう一回弾いてくれる?」「ああ、やっぱりいいねえ、ちょっと、もう一回聞かせて」3,4回繰り返すと大抵はもう一回り良くなる。「今の、さっきよりもっといいねえ。もう一回弾いてみて」「ぶらぼー自分ですごいと思わない?アンコール!」ちょっとだれたりする。「、、ね、さっきの方が良くない?さっきとおんなじに弾いてみて」「いいねえいいねえありがと、じゃもういっかいやってみようか」楽なものだ。勝手に巧くなってくれる。
2005.08.30
なんてこった。前回のマスターズ練習会で「9月は4種目強化月間とします」ええええっ。。。 。こっそり相談に行った。「センセ、ときどきご覧いただいているかもしれませんが、あの、わたくしのブレストもバックも、その、なんでござあまして、、」「あははは、そーですよねえ!練習しているところはときどき見かけています。」バタフライはこのコーチのショートレッスンを受けているので言うまでも無い。「で、なんとかして皆様について行きたいのですが、この場合、ちょっとでも見込みのあるものを引っ張ってみるのと、からきしダメなのを少しでも底上げするのと、どっちにかけるのがよろしいんでしょう?」「今回は伸ばし、いきましょう。まずいのはますます煮詰まっちゃいます。まあ、1回目は他の皆さんに関してもどのくらいのレベルなのか見せていただくことにして、それから私もメニューを考えますね。」できないのがなぜ大変かと言うと、できないのに人に混ざって泳ぐのは辛いのだ苦しいのだがぶがぶ呑むのだびしびし鼻に入って痛いのだ。カッコ悪いだとか恥ずかしいだとかそんな人間臭い高尚な問題ではない。バイオリンがヘタクソなのとはわけが違うのだ。そういえば、つい最近までひとつ新しいことを習って練習するたびに腹を下していた。だいぶ慣れてきたようで、プールの味の毎日の変化を楽しんでいる。夏場はやはり濃厚だ。それでもそのなかにキレの良い日などいろいろあっておもしろい。
2005.08.29
2本の棒をつなぎ合わせてその片端だけを持って水平に持ち上げようとするとき、繋ぐ部分が弱くては折れてしまう。追記いくつかの水に浮かぶ物と沈む物をつなぎ合わせて浮かばせようとするとき、やはり繋ぐ部分を強くしなければ全体を浮かすことはできない。*締めて、それぞれの関節を強く保ち、ここまでは意識するだけでできる(いや、意識できるまでは意識できないのだが)。鍛錬が必要なのは、呼吸するときにそのまま*と関節を維持することだ。下腹から押し出して息を吐きそのまま*をさらに締め直して腰の両側に空気を送り込む。ぷはっ、その通りに一気に書いた。また、軽業荒業ちょっとした芸当をするときには*締め関節キープに専心して息は止めちゃうことが多い。基本的には呼吸とボウイングが連動する。呼吸の動きでは足りない弓の長さを腕で補う。基本的には、ね。
2005.08.28
チューニングだけである程度以下のレベルがわかるのは誰もが言う。ところがさらにその直前、楽器を構える動作でもわかることに気付いた。「音を出す前にわかる」てヤツだ。(そんなことを見分けて何になるって、なんにもならないのできっと誰も気に留めていないでしょうねえ)本当に巧くなるには大人も子供も時間がかかるが、弾く前から見るからに下手そうなのはせめて「弾いたらガッカリ」くらいのレベルにはしたいものだ。初心者でも「ちょっとくらいは弾く人」に見えるコツがある。カッコばかりではと侮るなかれ。後々の超絶技巧にも通じる体の使い方。演奏者が構える瞬間を背中側から見る機会があれば、バイオリンを触ったことの無い人でも「なんかこっちの人が巧そうでこっちの人は下手そう」と感じそれはおそらく当たっているはずだ。弾いている人の左肘は脇腹から必ず離れており、ぶら下げたバイオリンを上に向けて回すときに肘の位置が変わらない。まだまだの人は肘が内側に入る。弓は楽器本体に比べて軽いのでそれほど大きくぶれないかもしれないが、同じように右腕も肘が内側に入る。これがなぜいけないか、面倒だから書かないが絶対にまずい。面倒、と一言書いたら本当にメンドクサクなってきたので簡単なバイオリニストごっこのやりかた。立って(お約束は*締める背中に臍付ける。息はどうでもいいけど気になるなら止めといた方が間違いない)キヲツケの姿勢。掌を外側に向ける。腕をぶら下げたまま肘を上げ(巾型になる)。肩と肘の位置を変えずに前腕をひっくり返して指先を天井に向ける(Wになる)。鎖骨が張っている感じがあれば息を吐きながら肩だけをふっと下げてみる。この形のときの脇腹と背中、肩周りの感覚がバイオリンの姿勢。
2005.08.18
プルブイ付き50×25のストロークの練習10本目、ペース配分しようと思いついて緩めた。迂闊。それきりお疲れモードに入っていった。どうにも気合が戻らない。以前ここに「気を抜くなー手を抜けー」と書き込んでいただいたのを思い出した。ディセンドできるようなご身分ならいざ知らず、普通に泳ぎ続けるのが精一杯なのだからとにかくとにかく泳ぎ続けるしかなかったのに。ときどきメニュには「easy,easy,hard」などとあるがそれは翻訳すれば「最後まで頑張る」だけ。ラストで上げるなんて芸当はまだまだだ。メモ 腿の付け根を拡げる、尻を握ってキック。下腹から息を押し出す、*を締め直してから息を吸う。いつも何度でも。何でも。
2005.08.16
ダウン。エントリーして伸びる。アップ。リカバリーは背中を張る。そのときにきっと吸う。いよいよバタフライに上半身がついて、まだ片腕ずつだがこれも腕レベルでは到底水に相手にされないのを実感。3週間前に始めた4年生のfちゃんが、6回目のレッスンを終えてひとまず夏休みに入った。あ、これは一緒にバタフライ、じゃなくてバイオリンの話。Ddurのかえるのうたを3ポジションで弾きながら、ボウイングの発音をしつこく練習した。初めてバイオリンに触る子でも弓を持ったとたんに腕を振り回して弦を擦ろうとするのには「やはり」と言うか「なぜ」と言うか「とほほ」と言うか。楽器を持たずに呼吸の練習をするのは上手になった。抱かかえながら下腹を押して「息を吐いてダウン」。腹をそのままお尻を左右から押さえて「息を背中に入れてアップ」。立てた譜面台の角に私が胸を当てて息を吐きながら体を伸ばす。シャツの襟が下がる。背中を張って息を吸うと襟は元に戻る。この譜面台の角が弓を持つ手。fちゃんを長椅子に立たせて弓だけ構えてもらう。左手でゆみの先を支えることにした。その腕の中に私が入って蛙になる。「センセイ、ほんとに弓は動かさないんだねえ!」実はfちゃんは、1年生の頃から来ているs君の彼女だ。知らなかったが彼氏はよく学校に楽器を持って行っては誰かの誕生日だのなんだのと演奏するらしい(そんなにレパートリーがあったとは思えないのだが)。s君ごめんね。あなたがバイオリンを持ったときにはまだ私はブレスがこんなに厄介なものだと気付いていなかった。ずるいよね、裸足のあなたに自分はスパイク履いて「もっと頑張れ」って言ってたようなものだ。履くだけのことなんだけど、スパイクってものがあることを知らなきゃどうにもならない。
2005.08.12
飛び込み練習50回、と書いたのはウソで、もっとやってたらしい。腹筋がみしみし。肋骨がぎしぎし。本当はもっと大変なことになっている。実は板からも跳んでみた。気が大きくなっていて、びょんびょんびょんほいっと跳んだら肩がちぎれた。かと思った。あとできいたら腕をしっかり組んで固めておかないと危ないらしい。腋の下が腫れているのだあ。やっぱり習ってからでないといけないいけない。宙吊りつきのステージ仕事で、「我々バンドで良かったよなー。間違えたら自分がクビになるだけだけど、道具関係でちょっと間違えると誰かが死ぬこともあるもんなー」と話したことがある。あ、バンドが宙吊りではない、念のため。バイオリンで習っていないことをしてもすぐには怪我はしない。ひょっとすると習わなくてもほいほい弾けることだってあるかもしれない。でも、それって確率低い。
2005.08.10
せっかくプールに連れて行ってやったのに、ぷかぷかばちゃばちゃ遊んでばかりで飛び込みフォームの撮影は3本しかしてくれなかったちび。50回ほど飛び込んだら今日は肋骨が痛い。
2005.08.08
と、ストレートもフックもきまりまくりぢゃあああ!そして苦手なアッパー、やっと腰の高さが決まってきた。マスターズ練習会ではハイポ強化(?)月間が終わり、今月はダッシュ強化らしい。レッスン中はゆめ口にしないが、これはちょっと余裕がある。ずーっと立っちゃいけないと思うと足が竦むが、50のプル付きなんて20本でも30本でもとにかく1度ターンすれば次に立っていいわけだから、ぜえんぜん辛く無い。せっかくなのでいろいろ工夫することにした。ローリングはしないことにした。そんなことしなくても進める。もっとタイトにもっと前に進むことだけ考える。25や50はハイポと言われなくてもノーブレか9回または7回毎の「ハイクオリティなブレス」を目指した。今までは勝手にキャッチとプッシュをしなくていいことにいていたが、グライドの足しにちょいとプッシュしてみることにした。よしっ!明日はプライベートプールで何でも練習できる。ちびにビデオを撮らせていろいろチェックしよう。コーチがいないが飛び込みもしちゃうのだ。うほうほほ。ちなみにこれも、バイオリンのレッスンのおはなしでした。解読できなかったらレッスンにいらっしゃい。
2005.08.06
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