普通の速さで歌うように♪2

普通の速さで歌うように♪2

2009年02月01日
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カテゴリ: 日々徒然
明日を通夜に控えて、弟たちと連絡を取る。

仕事?終わったら一緒に行く? 天気あれるらしぃね。

天気あれるから、お互い車出しを気にしてんのだ

車出すと呑めないっつのもある。

連れとちぃには通夜には出てもらわない事にした。

うちの連れをあてにしてた弟は、

「しょがねぇ電車で行くか」




通夜当日、親父から連絡がはいる

「お姉ちゃんちょっと早く来られるかな」





かんとの冬にしては大荒れの警報がたくさん出てた

天候にも恵まれない葬儀になった。




夕方駅から靴をびっしょりにして祭事場に向かうと

見慣れた顔が傘をさして入口にたっている


「あぁ。。」と手を振る。




親父たちは5人兄弟で 祖父ちゃんはとうの昔に死んだ。

秀とさとが生まれて、てるもぎりぎり生まれたんだった。

(と、よっちゃん坊が言っていた。曾孫が3人も見られたわけだ)

ぢゃ、15年前か。



一番上の伯父さんは、享年66歳となった。

次男のうちの親父は、今年62歳



一番下の叔父ちゃんは あたしの一回り上だから今年54歳か。



伯父ちゃん。親父。叔父ちゃん。叔父ちゃん。叔父ちゃん。

それぞれのおぢちゃん達は、もちろんそれぞれ所帯を持っていて

その子供たちの 一番筆頭が今年42歳のあたしで



42歳 あたし



40歳 うちの長男たぁ

39歳 伯父ちゃんとこの次男

38歳 うちの次男よっちゃん坊

37歳 伯父ちゃんとこの長女


親父と伯父ちゃんは同じ頃に結婚して

毎年ばんばんばんと子供たちが続けて生まれたわけだ。。

だから、伯父ちゃんとこの兄弟姉妹と、うちの姉弟は

子供の頃 かなり近いの兄弟姉妹として、いっしょくたに育った。


伯父ちゃんとこは、離れてもぉ2人いる 大所帯子供5人だが

今所帯持ってるのは、下の2人だけ。

もちろん叔父ちゃんたちにも子供らがいて

(従弟従妹多数。でもあたしに従兄や従姉はいなぃ。)

親父方のあたしの一番下の従妹らは、うちの秀とさとと同ぃ年である。



でまぁ、祭事場の入口に、伯父ちゃんとこの一番下の従弟が立っていたので

あぁ。。っと小さく手を振る。靴の中はすでにぐちょぐちょ。


うちの親父方の身内は、かんと東京でも有名な韓国部落に部落民として

長年居ついているので、

ま、、祖母ちゃん方の身内やら、伯父ちゃんの嫁さん方の身内やら

何かと近い御身内が、ま、、たくさんいる。。ま、、ちっちゃぃ頃から。

こゆときは、部落外からももちろん駆けつけてくるので

ま、、たくさんいる。。ま、、ちっちゃぃ頃から。



受付に 昔馴染みでもあり、もちろん身内でもあり(祖母ちゃん方かな)

若い頃は遊び仲間でもあった 祖母ちゃん方の身内のにいちゃんが座っていたので

遅くなりまして。。っと声をかける。

お前の弟達はどした? あぁ仕事 ほんとはうちとこの座らせるはずなのにごめんね

「あとで長男坊来たら、説教するから呼んで(笑)」

「あぁ、あれもなかなか人に説教されなぃから。たまにはたぁんとしてあげて」

うちの姉弟で花輪出してあるのね。

領収書。よっちゃんが先来るからよっちゃんにまわしておいて



中に目を向けると、親父があれこれ立ち働いている

まずは線香あげて、ぼぉっと座ってる祖母ちゃんに挨拶だけして

(聞こえてるんのかな。聞こえてなぃのかな)

「のりこだよぉぉ」

「あぃご のりこ よく来たなぁ」

93歳になったんだっけ。。

祖父ちゃんが先に死んで、息子が先に死ぬ。

祖母ちゃんの長生きもなんつか。。。。


と思いながら、まず 中の様子をみまわす。


裏で働いてるのは、伯母ちゃん達の妹達かぁ。。

御無沙汰しておりまして。今回はすいません。

伯母ちゃんにも挨拶する。

「あぁ のりこ来てくれたんだ。」


本当なら、兄弟の葬式。

裏で働いてるのは、叔父ちゃんたちと、そしておかん達のはずで


従弟妹達の顔も見る。

いきなりだねぇ。具合悪かったん?

「ぅぅん。全然。。ほんといきなり」

「そっか・・・・・」



祖父ちゃんときと違い、葬儀屋がほとんど取り仕切っているので

昔馴染みのお祖父ちゃんたちの時代の本家のおじちゃん達や

(他県の民団の支部長なんかがもちろんおります)

久しぶりに顔を合わす、おにぃちゃん達としばらく挨拶をする


「おぉ 変わらんなぁ」

「老けましたよぉ」

「おぉのりこ老けたなぁ。」

「にぃちゃんも、吉川晃司が、40超えて張本になった」

「息子いくつになった」

「上はもぉ今年ハタチです」

「早ぃなぁ」



とか、、ま、のりこのおしめ姿を見たのに、、っとか、

ま、そゆのをたくさん。




最初の挨拶をちろっと済ませ、裏にまわる

伯母さん方のねえさんがたが

「のりちゃん。お母さん元気。」

うん。元気ですよ。あいかーらず。

そっか。。もぉ10年以上会ってません?





なんだかんだでごたごたがある前は、うまくまわっていた時は

ここの大奥総取締役は、、一番嫁とゆぅ事もあって

ずっとうちのおかんだった。性格的に仕切りむきなのとテキパキしてるので

おねぇさん方のなんつだ。。懐いてるその下の世代がたくさんいる。




『おねぇさん、ほんと会いたいなぁ。。』

『はぃ。。でも今日は顔見せるみたぃですよ。

 ちょっとむくれてますが、気の強いのもあいかわらずです。』



うちを出る前に、よっちゃん坊の嫁さんから電話がきた

『お姉ちゃん、今日は何時にいきますか?』


『親父に呼び出されたから、ヘルプで早めに行く

 自分の嫁さんも来るか来ないかわかんなぃし

 たぁもよっちゃんも仕事だからさ。』


『あたし、お母さんがやっぱ一緒に行こうって。

 線香だけあげるって。でも・・・・・』


『あぁ、、行くって言った。。そ、、行かないかと思った

 実はさ、今回訃報があってから、親父や弟達とやりとりしてるぢゃん

 最初に一回 「連絡して」って連絡いれてから

 まったく返事が鹿十だったから、あぁ、今回いぃやって

 でさ、、なぁんと今回 実の母娘だっつぅのに

 親父の兄貴が亡くなってさぁ。。伯父ちゃんが亡くなってさぁ。

 一回も連絡やりとりしてなぃの。。』


『お母さん。。怖い』


『あぁ、、ちょっとね(笑) ごめんちてね

 伯父さんの葬儀だから、お姉ちゃん今回姪っ子として動くわ

 お母さんはさ、、ほら、いろいろあった嫁だから

 ちょっと今回お母さんの面倒見てね。で、別行動に走ろ。。

 まとまってるときだったらさ、おかんの号令直下。

 あれこれ動いてるときだろに、たかよちゃんも大変だろけど

 ごめんね』



『いぃえ。わかりました。。ぢゃ、また今晩後で』

『あぃよ』





叔父ちゃんたちは、来るのかなぁ。。来ないのかなぁ。。

なぁんて思いながら、しばらく祭事場の中で人の様子を伺う。

そのうち、人がだんだん集まってきて

一番下の叔父ちゃん。。叔母ちゃんは、、、来てないや

秀と同じ年の従妹が来てるな。。



あぁ下から2番目の叔父ちゃんが来た。ぁぁ叔母ちゃんもだ。

「のりこ元気」

元気ですよ。うちの息子もお母さんも元気です。

よっちゃん坊んとこの子供も元気。弟たちは後で顔見せます。



あぁ、まんなかの叔父ちゃんも来た。叔母ちゃんもだ。。



それぞれ叔父ちゃんたちは、久しぶりの挨拶もしなぃ。

親父たちの兄弟が集まるのを見んのも久し振りだ。。

もちろん 従弟や従妹達も叔父ちゃんたちが来たのも気づかないよな振りをしてる。


ほんとなら、一番に集まって動くはずの弟達、義妹達が

弔問客の間で なんとか馴染みの顔をみつけ、ばらけて話してる様子が

なんともいえず、そらぞらしくもあり、、



そいえば、いつの頃からか、伯父ちゃんとこの長男坊は

祭事ごとがあると、能面みたぃな態度をするようになった。

他の従弟や、もちろんうちの弟。親父たちは云うまでもなく

顔に感情が出るだけでなく、まま以上に 瞬間沸騰湯沸かし器になるんだども

(生まれてから通夜葬儀祭事。故人の前で、祭壇の前で、

(何回掴み合ぃ殴り合う親父やおじちゃん達や、弟と見たろぉ


従弟だけは、いつの間にか、いつでも感情の無い顔で立って

いつでも激したり荒れたり感情に振り回す行動をしないで

いつでも冷静な仲介役をするよになった。


若いのに苦労するもんだ。。うちの長男坊とは違うべな。。

なぁんて、今回も弟と話すと


「ちげぇよ。俺はやれなぃんぢゃなくて、やらなぃだけ」

よく言うよ。親父とおふくろの番ときの仕切りは

たぁが、手をよっちゃん坊に、まわす


「兄貴はさぁ。。」


「ま、、おかんがいれば心配はなぃ。おかんが先で

 親父やあたし達が残されたばやぃが非常にまずぃ」


「ま、、そであるな。」





ま、、弟たちは、早くは来なかった。

韓国の式らしく、毎回、サンを挟む。

御先祖さまや、個人に供えるお膳そろえて、床に手ついてお辞儀するってやつ。

床(サン)と呼ばれ並べられるお膳

めんどくさぃと言えば、めんどくさぃけど

生まれた時から、これなのでしょがなぃ。

どこに行くにも何をするにも、銀の器一式と盛る食べ物が動く

お墓の前でも供え物を並べて、地面に手ついておお辞儀するもの。

他んとこはどしてんだろか。。別に知りたくもなぃけど

連れ方んときは、(日本の仕方か、連れんちの仕方かは知らん)

随分あっさりしてて、楽ちんだなぁ。。っとは思った。







今回どうすんのかな。っと思ったら

棺桶の前に、茣蓙引いて、本家のおじさんの盃を受けたのは

親父だった。(従弟が喪主ぢゃなぃのかぃな?)

あたしたちは、そのまま床に手ついて一緒にお辞儀だよ。



そのうち、通夜が始まって、もちろんあたしも

伯母ちゃんや、従弟妹たちと故人の脇の親族席についた。

叔父ちゃんたちも。。



坊さんの読経と一緒に 弔問客の弔問と弔いの焼香が続く。

ふと見ると、

(・・・・お母さんだ)

並ぶ弔問客のなかで、こちらに近づき、

伯父さんの写真の顔をじっと見て焼香をする。

踵を返してあっとゆぅ間に行っちまぃやがった。

姿を目でおっていると、裏にいって

裏方してるねぇさんたち(妹分だな。)に挨拶してる。

おねぇちゃん達は、お母さん引き留められるだろか。

なんて思いながら 身内の席に座り、坊主の読経を聞きながら焼香の客に挨拶を返す

(あたしに、それ以外 その場で何をしろと)

挨拶を返しながら、ふと見ると、たかよとよっちゃんが線香をあげた後で

弔問客の席からあたし達を探している


「こっち」 小声で声をかけて、あたしの脇に座らせる。

「おかんは」

「さっき来た。弔問客として焼香してあっち行った。残ってるか帰ったか知らん・・・・」



読経が済み、親族席を立ち

親父があたしのところに寄ってくる

「お母さんは」

やっぱ気づいてたらしぃ

「来たのは気づいてたけど、

 あたしだってずっとこっちだもん。

 知らない」








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最終更新日  2009年02月01日 13時29分54秒
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