Satchanから自然便り

Satchanから自然便り

2006/08/04
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カテゴリ: 野鳥

Sialia sialis
Turdidae  ツグミ科
ルリツグミ
7 inch (17.78 cm)

Eastern Bluebird 00
Cabin John Regional Park, MDにて
2006.06.03
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 野鳥と恋におちて数ヶ月後、ブルーバード保護活動のボランティアを始め、産後1年お休みしましたが、今年(2006年)で3年目になりました。自宅近辺の公園では、大体どこでも巣箱を設置して、個体数管理をしています。巣箱を利用することからわかるように、自然界ではキツツキの古巣や自然にできた枯れ木の穴などを利用して営巣します。

 1970年代に自然界における巣穴が激減するとともに個体数が減り、同じように穴を利用して営巣する European Starling(ホシムクドリ) House Sparrow(イエスズメ) などに巣穴をとられてしまいました。これら2種はヨーロッパからの外来種です。20年くらい前までは、ブルーバードを見たことのない子供が沢山いたそうですが、巣箱設置推進のおかげでブルーバードの個体数は増えてきました。「ブルーバードを見たことのある?」と聞いて、手を挙げる子供達も増えてきたそうです。

 巣箱の入り口はブルーバードがちょうど入ることのできるような穴の大きさになっていますが、European Starling、House Sparrow、 House Wren(イエミソサザイ) Tree Swallow(ミドリツバメ) など、ちょうど同じくらいの大きさの鳥達にも利用されることがあります。アライグマやヘビなどが侵入してくることがあるため、巣箱の上の屋根を大きくして、卵や雛に手が届かないようにしたり、登ってこられないように巣箱の下に針金でできたネットを巻いたり、色々と工夫しています。

 1~2m高さの木、杭やフェンスなどにとまっていて、地面に舞い降り、虫など食べ物を捕らえます。青虫をくわえている姿はとてもかわいらしいです。ぽっちゃりした顔立ちに、小さな嘴がおちょぼ口みたい。電線の上でぴろぴろさえずっています。雄の青はとても綺麗ですが、少々灰色がかった地味な雌も、羽を広げると雄に負けず劣らず美しいです。雄・雌共に胸は煉瓦色。 幼鳥 の胸はまだら模様です。

幼鳥写真はこちらで。

Eastern Bluebird 01

Cabin John Regional Park, MDにて
2006.05.16

Eastern Bluebird 03

Cabin John Regional Park, MDにて
2006.05.16

Eastern Bluebird 02
♀。野球場のフェンスにとまってます。
Cabin John Regional Park, MDにて
2006.06.03

 デジスコ導入前の 過去の写真はこちらで。





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Last updated  2006/11/29 08:09:37 PM
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