PR
Calendar
Comments
【小春's セレクション
】
5年くらい前だったかな?ジャズシンガー綾戸智絵さんの
ドキュメンタリー番組みたいなのを見ました。
自称“神戸のおばはん!
”まさに、ピッタリやと思います!
智絵さんは40代でジャズシンガーとしてデビューするという、
遅咲きデビューで有名ですね。早々と歌の世界に魅了され、
16の時にニューヨークへと渡ります。
こんな時、普通の親ならば青くなって絶対に反対すると思うのですが
智絵さんのオカンは只者ではなかった。
反対しない変わりにオカンは、こう言い聞かせたそうな。
オカン→「あそこはほんまに治安が悪すぎる。万が一、
男性に襲われるようなことがあったとしても、一番大切なのは
命や!何がなんでも命を守れ!」と、智絵さんを見送ったという。
当時16歳の智絵さん。本場で歌の勉強ができることに
ルンルン気分で、渡米したところ、なんと!
「待ってました!」とばかりに、黒人の暴漢に襲われたそうです。
泣こうが、喚こうが、人通りの無いところでは声が届かない。
危機一髪のその時、智絵さんの頭の中にオカンの言葉が
リフレインしたとのこと。そして智絵さんは、全身全霊を込めて?
“わざと”大失禁したらしい!
身長が2M近くある暴漢は、さすがに驚き「オーマイ・ガッ!!!」と叫び、
智絵さんを手放して、すごすごと逃げて行ったらしいのです。
まだ16歳の少女ですよ?恐怖の余り失禁したのではなくて、
この危機から命だけは守ろうとした余りの、意図的大失禁!
なんたるクソ度胸なのでしょう!!!! (//▽//)
(電車の中で痴漢を働いた男をホームに引きづり降ろして、
傘の先で、おっさんの登頂部を突きたてた小春とはラベルが違うわ!
)
失神するほどの恐怖の中でオカンの言葉を思い出せるなんて。
そして、オカンは確信していたのでしょう。自分の娘のクソ根性を!
考えてみれば、智絵さんのオカンくらいの年齢だと、
まともに天皇陛下バンザイの世代でしょう?
その年代の女性の価値観だったら普通、
「暴漢に襲われた時は、 舌を噛むか、手榴弾にて自害せよ!」って
言いそうなものなのに、オカンの感覚のなんと開けてること!
まさに、この親にして、この子ありです。ほんまに逞しいなあ!
私はジャズも知らないし、智絵さんの歌にも余り触れたことないけど、
彼女のあの人並み外れた天真爛漫なエネルギッシュさや
マイナス思考のかけらも感じない、はちゃめちゃな生き様には、
心の底から惚れ惚れとします。(//▽//)
そんな、“神戸のおばはん”のエネルギーを浴びに、
いつかライヴに行ける事を心より願っています。
「Amazing Grace/綾戸智絵」