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読売新聞の「 本 よみうり堂
」に掲載されていました。
「ドバイにはなぜお金持ちが集まるのか
福田一郎著 青春新書 750円 評・榧野信治
『世界唯一』連発で繁栄
1バレル=130ドルを超える超原油高。世界中からお金が集まり、産油国はさぞ、笑いが止まらないことだろう。無資源国の一員としては、やっかみの一つも言いたくなるところだ。
最近、豪勢な街づくりで知られる中東、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイについても、そんな思いを抱いていた。ところが本著を読んで目からうろこが落ちた。
ドバイは、UAEを構成する7つの首長国の一つだが、石油が出るのはアブダビだけで、ドバイからはほとんど出ないという。
アブダビの石油に頼らない生き方を模索した結果、ドバイはアイデアと度胸で開発に乗り出したのだ。
それなら前言は撤回。経済発展の遅れや衰退に悩む国や地域にとって、見習うべき点もあることに気づいた。
ドバイの活性化戦略の中核は、『世界最高』や『世界唯一』を連発する話題づくりにある。
1999年に開業した超豪華ホテル『バージュ・アル・アラブ』が最初の目玉だった。ホテルの格付けは5つ星が最高なのにここは7つ星を自称し、帆船のような外観、金をふんだんに使った内装などで人目を引いた。
すでに160階、高さ600メートルを超しどこまで延ばすか明らかにされない世界一の高層ビル『バージュ・ドバイ』も注目の的だ。
ペルシャ湾に突き出たやしの木の形をした人工島『ザ・パーム』は、豪華別荘が立ち並び、世界の有名人が購入しているという。
『ザ・ワールド』も人工島だが、上空から見ると世界地図状に300もの島々が並び、お金持ちが1島ずつ買っているという。
このほか、世界最高額の賞金のがかった競馬も開催されている。
話題作り効果で、ドバイには企業と資金が群がり、この繁栄はまだまだ続く、と著者は断じている。
だが、その点では見解が分かれるところだ。冷静に見れば、ドバイで起きているのは過去最大級のバブルではないか。歴史は『破裂しないバブルはない』と教えている。」
ドバイは今や世界の人々の憧れの別天地です。一度は行って見ててみたいですよね。いつまでもはじけることなく高く伸び続け、繁栄し続けてもらいたいですね。
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