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昨日の3月3日、1月にお亡くなりになった、私のワインの恩師の「お別れの会」がありました。享年50歳、突然のことで未だにびっくりしています。11年前、初めて行ったワインスクールで講師をされていて、第1回目の授業で開口一番、「みなさん、ワインは何を飲むかではなく、誰と飲むかです」と言って、これから知識を学ぼうとする授業で、面白そうな先生に当たったな!と思ったのを、今でも覚えています。事実、その後の授業も面白く、ときどき振替で行ったほかの先生方の教科書的な教え方の違いにびっくりして、半期の授業が終わって、次のステップも継続することに決めたとき、その感想のメールを送ったら、すごく丁寧な返信をいただき、そのメールは今でも大事に保存してあります。私がワインがここまで大好きになったのは、ワインそのものとの出会いに加え、小林先生の授業を受けたことが、とても大きかったと思います。その後、先生はシャンパーニュをひとつの専門と定め、その世界でも活躍されました。「お別れの会」には予想通り、ものすごい数の方がいらしていて、「これだけの人をワイン好き、シャンパーニュ好きにしたんだな!」と、改めて感じました。会の後、11年前にクラスで知り合った友人たちと、少し早い時間だったのですが、「シャンパン飲もう!」という話になり、あれこれ探して、初めての渋谷のワインバルに入りました。何度か前を通っていて、シャンパーニュがオンリストされていることとを知っていたのですが、店に入って頼んだら、2種あるシャンパーニュが売り切れだと言われてしまい……。「ここでカヴァ飲んだら、先生悲しむよね」とみんなで言っていたら、「すいません、ありました!」と、テタンジェが出てきました。その後、チリ、スペイン、カルフォルニアと白、赤いろいろ飲みながらの、昔話のひと時でした……。小林史高先生から11年前にいただいたメール、私信ですし、故人の了解を得ていないのですが、ここに添付します。ある部分はその時の思いを実現され、ある部分は道半ばだったと思うのですが、先生の薫陶を受けた周りの方々が、その遺志を継いでいかれるのだと思います。ご丁寧なメールをありがとうございます。土曜日は楽しんでいただけましたでしょうか。 行き届かない点もあったかと思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。 ステップ2もお申し込みをいただいたようでありがとうございます。 ご承知の通り、私は自分でも小さいワイン教室を開いているので、そのあたりでアカデミー・デュ・ヴァンとはちょっとバッティングするんです。その分、アカデミー・デュ・ヴァンには恩返しをしているつもりではあるんですが、いつクビになるかわかりません。皆さんとの出会いを大事にしたいと思います。 私の授業を褒めていただいたことを光栄に思います。私が話しているようなワインの話を面白く感じてくださる方がいると本当に嬉しいですね。(逆にアキアキしている人もかなりいそうですが・・・) 私は講師の依頼が来たときほとんどの講師の授業を受けさせていただきました。それぞれがかなり違う雰囲気だったので、マニュアルにあることを教えてしまえば、後は好きなことを話してもいいやと思いそれでやっています。 ですので、アカデミー・デュ・ヴァンのマニュアルに全くない内容はをかなり話しています。こんなことは自慢にもなりませんが、多分私が一番違う内容の授業をしているんじゃないか、と思います。アカデミー・デュ・ヴァンでの授業を自分の研究発表の場として使わせてもらっているという感じですね。 とか言うものの、以前に授業でも触れましたが、私が話している内容で気の聞いたことがもしあれば、それは私の先生である故麻井先生の受け売りです。 麻井先生のご著書は、素晴らしい内容のものばかりなのですが、なかなか売れないんですね。日本のワイン文化の底の浅さが情けなくなりますが、本当に残念です。 実は私もひとつワイン本の企画をずっと温めているのですが、自分自身がもっと「権威」にならないと実現は難しそうなので、まずは自分のキャリア・アップをしなくてはいけないと思っています。その一環として〇〇〇〇の「〇〇〇」という雑誌にワインの関連の記事を書かせていただいていたのですが、〇〇〇〇が傾いてしまい、私がお世話になっていた編集長がその余波で退社してしまって、どうも私の連載も打ち切りのようです。もしご関心がありましたら、過去の記事のコピーを差し上げます。アカデミー・デュ・ヴァンでの仕事も自身のキャリア・アップという部分が大きいですね。いずれはその企画を実現したいと思っています。 今年、私は先生を失ってしまいましたが、麻井先生の意思を少しでも受け継げるといいのですが。 私の授業について、ご意見、ご質問、ご批判などありましたら、ご遠慮なくお知らせ下さい。ステップ2もよろしくお願いいたします。今年、私も小林先生を失ってしまいました。ワインの仕事をしているわけではないのですが、先生の遺志を継いだ方々を応援していければ、と思いました。
2013年03月04日
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Pour Ma Gueule Pinor Noir 2024/Clos des Fours・価格=コチラで購入・個人的評価=87+/100・リピート=あり色調は薄めで、まさにピノの色味。味わいは、チリにしてNZみたいなアセロラやクランベリー系の赤系果実。新世界ピノの味わいですが、チリの濃度を感じず、しかもこの値段。間違いなくピノノワールの味ですし、酒質はきわめてなめらか。夏の赤として、文句は言えないレベルだと思います。
2026年08月03日
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マルサネ・ロゼ・フルール・ド・ピノ[2011]/ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ前回の続きです。牛肉は2種類。まずは、内モモのシンシンの部位をローストにしたもの。いわゆるローストビーフ。K先生のローストビーフ、一度ごちそうになっているのですが、ゆっくり火を入れた赤身の旨さ、再び堪能しました。これに合わせて、パタイユのロゼ。これが、実にピタリと合いました。初めて飲みましたが、世評通り、マルサネのロゼとは思えない、レイヤーのある香りと味わい。今まで飲んだロゼの中でも。、これは1,2を争う美味しさ。タンニンも酸も美味しく、熟成させても面白そうです。パタイユ、いいですね。ボーヌ・ペルテュイゾ・プルミエ・クリュ[2008]/ドメーヌ・デ・クロワ 牛肉の2品目は、大きなロースの塊のソテー。これには、デ・クロワの赤。この造り手のボーヌ1級の中で、やや野生味があるとのことだったので、合わせてみたのですが、この組み合わせもよかったです。しっかりめの赤系果実ときれいな酸。08らしく、果実味がやや控えめで、軽いタンニンのエッジがありましたが、そこらへんとロースの脂の甘さが上手くマッチング。相乗効果しました。デ・クロワ、先日のカミーユ・ジルーのほうのブルゴーニュ・ルージュ10よりは、かなり上の味わい。倍以上の値段も納得です。しかし、デ・クロワといい、シルヴァン・パタイユといい、いわゆるブルゴーニュの新進の造り手たちは、料理と合わせると力を発揮する味わいが多いな、と思います。
2014年01月28日
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Chianti Classico 2017/San Giusto a Rentennano・価格=3,400-3,600・個人的評価=91+/100・リピート=ぜひしたい!つくづく美味しい……。キャンティ好きなのですが、この造り手はこのスタンダードのキャンティ・クラシコでも、10年近い瓶熟で素晴らしいサンジョヴェーゼの味わいになります。すみれ、ドライローズ、ワイルドチェリー、かすかなカルダモン、シナモン系のスパイス香。果実味は熟した赤系ベリー、アフターにミネラルとほんのり甘味。14.5%とは思えません。ブルゴーニュでいえば、有名生産者の良い畑の村名クラス。それくらいの複雑性があって、この価格。バックヴィンテージを買えたということもありますが、買えるくらいの人気度。ボルドー右岸とブルゴーニュの中間の味わい。ボルドーも好きな鷹揚なブル好きなら、OKな美味だと思います。有名生産者のキャンティ・クラシコはまず美味しいのですが、サンジュストはその中でもピカイチだと思います。キャンティ・クラシコを飲んでいるほうだとは思いますが、まだ私はラッダとかガイオーレとか、地区ごとの味わいの特徴がわかっていません。きっとそれを知ると、ニュイの村ごとの飲み比べのような楽しみがあるのだと思います。クラシコの付かないキャンティには外れが多く、また値段の高いレゼルヴァは総じて大柄で立派過ぎる味わいがする気がするので、並クラシコを買って、できれば数年瓶熟させることをおすすめします。そうでなければ、開けた日はたっぷり残して、翌日以降に。
2026年04月29日
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