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2008.01.03
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カテゴリ: 香港・中国映画
‘03年 香港
監督、撮影・プロデューサー:アンドリュー・ラウ
監督、脚本:アラン・マック
脚本:フェリックス・チョン
出演:エディソン・チャン(ラウ)、ショーン・ユー(ヤン)、アンソニー・ウォン(ウォン)
    エリック・ツァン(サム)、カリーナ・ラウ(マリー)、フランシス・ン(ハウ)
    フー・ジュン(ルク)、ロイ・チョン(ロ・ガイ)、ハウ・カイチー(サンスク)
    チャップマン・トウ(キョン)
*       *       *       *       *       *       *

善人でありたい…


ウォン警部がシミジミと昔話をしている相手は何とサム…という意外性。
まだ小物で、お人好しっぽい印象のサムと、悪徳警官っぽいウォン…
『I』のサムが警察で食事をするシーンとは対称を成しています。

始まりは1991年。
それぞれの人物が今とはだいぶキャラが違っていました。
さらに1995年、1997年と時は進み、さらに変わっていきます。


若き日のラウは比較的単純な若者という印象です。
口の片側を上げてニヤリと笑う顔など、まだ子供っぽさが残っていて
全ての動機がサムの妻マリーへの愛というのが、何かカワイイです。

その愛が遂に報われずに終わった時、彼はマリーを敵に売ります。
ゲームをリセットするみたいに…。
そしてラストシーンで同じマリーという名の女性に出会って、笑顔を取り戻します。
ゲーム再開です。

「阿鼻とは時間・空間・量の際限もなく苦しみを受け続ける地獄である」
と、冒頭で説明文が入りますが
ラウはそんな風に、どの時間どの空間にいる時も、繰り返し繰り返し
同じものを追い求めていくのだな…と思いました。
決してゴールに辿り着くことはなく…。


感情的な理由で動くラウだから、やがて「善人でありたい」という希望を持つようになり


ヤンの方は少しばかり複雑です。
潜入捜査官に選ばれたのは能力を認められたからで、
警察学校を退学になるのは、そのための偽装と解釈していたのですが、
そうではなく、身内がマフィアだから…という事実が判明します。
この設定は凄いと思いました。

ヤンもまた、自分を取り囲む悪の世界から逃れて「善人でありたい」と願っていたのです。
ラウと対照的な存在だと思っていたのが、実は相似形であったのです。


縁を切りたかった悪の世界に逆に積極的に入り込まねばならない…という皮肉。

キョン(彼もカワイイ)との出逢いのシーンで、
ヤンの中には激しい暴力的な要素があることが伺えます。
それとも、あれって国民性かしら?(笑)
でも、必要以上な仕打ちでしたよね。
あれは彼の中に息づく“血”なのかもしれないし、
幼い頃から見聞きしていた周囲の行動に無意識に影響されているのかもしれないですよね。
それが、その世界にどっぷりと浸ることによって、さらに磨かれてしまう…という皮肉。

ここのところが、とても面白いと思いました。
ついでに言うと、ルックス的には彼が一番好みだなあ(笑)

他の登場人物では、ハウが非常に良かったですね。
冷徹に事を運ぶ知性派マフィアなんですけど、家族愛は深くて
最後はそのために初めて感情的になり、冷静さを欠いた行動を取ってしまいます。

そもそも彼が表に出てきたのは父の死によってですし、
涙を一筋流して、それを指で軽く拭き、グラスの酒を半分地面に零すシーンに
とても情感が溢れていました。
フランシス・ンのクールな存在感が光っています。

マリーを演じたカリーナ・ラウも魅力的でした。
『I』では男のドラマとしては秀逸なのに女性が絡む部分はイマイチだったんですが
こちらは全ての物語の発端を作ったのが他ならぬマリーという点が非常に良いです(笑)
キャラ的には、どちらかというと古い女性のタイプだと思うんですけど>ぉ
でも、カッコイイ姐さんでした。

やはり演技派フー・ジュンのルクも素敵でした。
基本的に温かい人物で、今回の黒ウォンと良いコンビでした。
彼が亡くなることによって黒ウォンが変わるというのも面白かったです。
その死のシーンは『I』でのウォン自身の死のシーンと対称になっているのでしょうが、
それを知ってからウォンの死を思うと、感慨深いですね。

新人だった時に先輩を目の前で殺され、
犯人の額を撃てなかった(つまり殺せなかった)と後悔していたウォンが
親友を殺され(それも自分の身代わり)、最終的にハウの額を撃ち抜くことによって
長いトンネルから抜け出ることができたのだなあ…と甘いことを考えてしまいました。

サムもまた変わりました。
1997年、香港返還の日。
窓から花火を眺めながらマリーを思って涙を流す彼は昔の彼のままだったのに、
次の瞬間には満面に笑みを浮かべてパーティに出て行きます。
マリーの望み通り、彼は遂にボスとなり
ウォンとの友情も終わります。
友情と呼べるものでは最初からなかったのかもしれないけど。

ちょっぴりノスタルジックで、ちょっぴり青くて、ちょっぴり甘くて…
悲しい物語でした。


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Last updated  2008.01.03 09:54:24
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