もう…何がなんだか日記

偶然に手にした本が南方での従軍経験について書かれたもので
その凄まじさにも強い感銘を受けたのだけれど、
その合間に抜け出して現地の人々の所に遊びに行っていた、という話には
本当に本当に驚いた。

何て凄い人なんだろう …と思って

…ひじゅにですが何か？



「胃から来る指令によって動いとったんですなあ」



三井軍曹が連れてきたのは笹岡軍医。

父親に左腕がないことを認識してしまった喜子ちゃんと
ちゃんと触れる左腕を持った三井さんと
父親の左腕を切断した笹岡さん。

これらが綺麗に繋がった時、
少なくとも喜子ちゃんが今抱いている葛藤は解消されることになるのかな？

大人達だけで戦争話に花が咲き、聞き手は布美枝のみ。
大人で戦争そのものは経験している布美枝でも
夫達の会話は知らないことばかりで、その内容はショッキング。
これを子供にどう伝えるか…は考慮すべきことかもしれないけど。
でもやはり、伝えるべきではあるよね。

水木作品を読み解くにも彼と戦争の関わりを無視することはできないもんなあ…。
って、ちょっこし意味がズレるっすか？


昨日は葱ヌタとソーメンを出すと言っていた布美枝。

あの小鉢がヌタかしら？
と、例によってどーでも良いことに目をこらす私…（＾＾；）

お客が一人増えたから、融通利かない私だったら困っちゃうところだけど
さすがに貧乏時代から不意の来客の応対もバッチリだった布美枝は慌てず騒がず。
ヌタどころか唐揚げも用意してるし。

スイカが乱切りなのは、こういう時のための対処？


豊かな時代になり、お互いオッサンになっても、今尚生々しい戦争の記憶。

戦友の死を目の当たりにし、命からがら逃げてきても、それは「罪」だと糾弾され
高熱にうなされる中で爆撃を受け、麻酔なしで腕を切断され
トペトロとの出逢いに心の安らぎを見出したかと思うと、それも「罪」だと糾弾され
とにかく死ぬこと…それだけが美徳だとされる世界。

それでも「明るく」「飄々と」「平気な顔」をしていたという、しげる。

見張りの最中にも自然の美しさにウットリ見惚れていたそうだし
勿論、トペトロ達との交流もやめなかったし
まさに「戦争と楽園」を同時に体験していたんだなあ。

これって凄いことだよね。
心が全て「戦争」に囚われてしまわなかったってことだから。


ところで「重営倉」って―

『暴力脱獄』でポール・ニューマンが入れられた独房の様なものを連想してしまった。
あれは横になることもできない狭い部屋（ていうか入れ物）で、
食べ物もなく、トイレ代わりのバケツだけ持って入れられる、過酷なものだった。

調べてみたところによると「重営倉」は、
三畳程の広さで、おまるの様な簡易トイレがあるだけ。
一日中、正座をしていなければならない＞横になっても黙認されたらしいけど
寝具はなく、一日6合の麦飯＋固形塩＋水のみ与えられる。

う～ん、五十歩百歩ってところかな。
人間が考えることなんて似た様なものなのね。


で、先週から引っ張ってる藍子ちゃん事件。

お手伝いをすれば、プレゼントを買うお金が欲しいのかと言われ
誕生会はパスすると言えば、手作りの巾着袋を渡される…
ああ、哀れの藍子ちゃん。

鈍感だったり、ズレた方向に気を回したり、状況に合わせてコロコロ変身する布美枝は
確かに妖怪いそがしに取り憑かれているに違いないっ＞ぇ

「嘘つき」
と罵倒する赤木留美子ちゃんの図ぅ…は妄想なのか回想なのか？

誕生会のことで盛り上がる皆の輪から、しっかり外れている藍子&トモちゃんの姿からして
既に起きた現実なのかもな…

「嘘」という問題ではないと思うけど（笑）
まあ、一方的&理不尽な留美子ちゃんだからなあ…

元気のない藍子ちゃんの様子に気付くのも
商店街で布美枝の巾着袋を捨てようとする藍子ちゃんを目撃するのも
ベテラン母親のイカル。

う～ん、益々ヒロインの立場が…（＾＾；）

でも、母親よりも祖母の方が話しやすいことってあるし
実際、ようやく話す体勢に入ったみたいだったし
藍子ちゃんにとっては良かったことかも。

それにしても

いつの間にか開店したラーメン屋さん
靖代さんの銭湯も徳子さんの床屋も未だに何処にあるのか分からないというのに
商店街のシーンになる度に、このラーメン屋さんの店先が必ずと言って良いほど映る。
折角作ったセットだから一生懸命使おうというエコ精神？




最近、飲むこんにゃくゼリーというのを愛飲しています。
だから何？　って話ですが（＾＾；）＞たった今、床に落としてしまったのだよ～
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