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愚生の住む中小場集落で、圃場整備の計画が進んでいます。順調にいけば5~6年後には、今までのような狭く効率の悪い田んぼが、きれいに区画され、道路も広くなり、作業効率の良い田んぼに生まれ変わります。棚田の広がる風景はいいものです。特に春先の水が張られた時の棚田は美しいものです。しかし、それは人の手で管理されているからこそ美しく感じるのです。管理されなくなった棚田は、いわゆる耕作放棄地になります。トラクターなどの機械を入れるのにさえ苦労するような棚田から耕作放棄地になります。そうなると美しさなどなくなっていまいますから、多くの人は棚田を守りたいと思うはずです。米を作るのが無理なら、大豆をつくったり、せめて草刈りだけでもやって景観を守ろうとします。棚田を守ろうというのは、厳密にいえば棚田の景観を守ろうということです。では、圃場整備をすることで棚田を壊してしまうと、景観も壊してしまうということになるのでしょうか?ここでよく考えてほしいのです。棚田が守られれば景観は守られます。では、棚田は誰が守るのでしょうか?消費者が棚田のお米を買うことで、棚田が守られるという場合もあります。ボランティアで棚田の草刈りをするという場合もあります。しかし、日常的に棚田を管理しているのは、そこに住む農家です。棚田が管理されなくなるというのは、その農家が棚田で米を作ることを断念したということです。多くの農家が高齢化し、後継者もいないという理由から、耕作を断念しています。今後、そういう農家は増え続けると思われます。守らなければならないのは、そういう農家です。「田んぼ」ではなく、「人」なのです。田んぼで米を作り続けていく「人」を守り、サポートしていくシステムことが必要です。「久木野まるごと農場」はそうして生まれました。そして、次に必要なのが圃場整備なのです。トラクターも入らないような田んぼでは、営農を継続していくことは不可能です。必要なのは、営農を継続していけるような条件を整えることです。圃場整備は絶対に必要なことだと考えます。農業を守ることは、地域を守ることにもつながると思うからです。圃場整備を進めることで、棚田が消えてしまうとは限りません。営農を継続していく「人」が残れば、棚田を管理する「人」が残るということになります。要は、営農を継続していく「人」が残ることこそが大切なのです。実際に、中小場集落の圃場整備の場合も、我家の田んぼの半分は棚田のまま残ります。半分を整備することで、残りの半分の管理も楽になります。特に、合鴨農法の田んぼは棚田のまま残しておく予定にしています。計画は進んでいます。しかし、今はあくまで計画です。どうなるかはわかりません。うまくいっても5年先です。集落の高齢化は進んでいます。
2014.01.26
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田んぼの草取りや害虫退治に頑張ってくれた合鴨を、いよいよ処理する時がやってきました。通常、合鴨の田んぼでの仕事は田植えをしてから8月下旬までの3ヵ月弱です。その後、餌を食い込ませて太らせ、寒くなり脂が乗ってきた頃に短い一生を終えるのです。殺して食べると言うと、残酷だという人もいるかもしれません。しかし、それは受け入れるべきことです。牛肉や豚肉も殺して食べているのです。パック詰めされた食肉を見ただけでは生きている牛や豚は想像できないかもしれませんが、すべて生きていた動物なのです。命をいただいているのです。感謝を忘れてはいけません。合鴨農法は、別名「合鴨水稲同時作」と呼ばれています。米を育てると同時に、家畜としての合鴨を飼育する農法だからです。合鴨を育てるのは、単に田んぼの草を取らせるというだけでなく、合鴨そのものを育てるのが目的でもあるのです。我が家にとっては、米や野菜と同じく、肉も自給することになります。処理は業者に依頼して冷凍真空パックにしてもらいます。米を買っていただいているお客様で、食べてみたいという方はご連絡ください。「あいがもオーナー」の方は、当然その権利があります。ぜひ食べてみてください。ありがたくいただくことが、合鴨たちへの感謝になると思います。
2013.12.18
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今年も合鴨たちがやって来ました。生まれたばかりの雛たちです。 いきなり田んぼに入れることもできるのですが、用心して、田んぼデビューは一週間後くらいにしようと考えています。
2013.06.06
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これまで受託の田植えを何件かやってきましたが、ようやく我が家の田植えを始めました。明日まで二日間でほぼ終わりますが、8日には我が家のお米を買っていただいているお客様をお迎えしての田植えを予定しています。この時は手植えをします。お近くの方は遊びに来てみませんか!
2013.06.03
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我が家の稲刈りもようやく終わりました。今年は生育前期の天候不順のせいか、例年に比べてやや不作といったところです。稲刈り作業は、コンバインのオペレーターをほとんど他の人にお願いして行いました。自分でやればいいのですが、「まるごと農場ライスセンター」が毎日稼働しているため、ライスセンターの作業を抜けることができずオペレーターはお願いするという形になってしまいます。今年も、多くの方に協力していただきました。ありがとうございました。14日は、合鴨オーナーの皆さんを招いての稲刈りも例年通り行いました。ご家族や知人を一緒に連れて来られる方もいらっしゃいます。今年は、プロの津軽三味線奏者の方も稲刈りに参加していただきました。津軽三味線全国大会で2回も優勝されているというすごい方です。そして、なんとありがたいことに、最後の打ち上げで津軽じょんがらの演奏を聴かせていただきました。さすがにプロの演奏は違います!感動でした!今ちょうど、久木野で音楽祭ができないかという企画を考えているところなので、もしその音楽祭が実現した時には、ぜひ来ていただきたいとお願いしてみました。素晴らしい出会いに感謝です!
2012.10.15
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昨日の台風で野菜のビニールハウスがぺしゃんこなってしまいました。自家用や直売所に出荷する野菜を育てていました。台風は九州に近づいてはいましたが、直撃ではないので大丈夫だろうとたかをくくっていました。真上から潰されたようになっています。予想外に強い風が吹いたみたいです。悔やんでも仕方ないので、これから片付けてまた新たに建て直すことにします。
2012.09.17
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だいぶ実が入って重くなり、頭を垂れてきました。収穫も間近です。台風が来ないことを祈るばかりです。
2012.09.06
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3ヶ月に渡って我が家の田んぼで働いてくれた合鴨たちが、故郷の鹿児島に帰って行きました。小さなカゴに押し込まれてトラックに乗せられている間は不安だったでしょうが、生まれた農場に着くと、多くの仲間たちのところへ一目散に駆け出していました。精一杯がんばってくれた合鴨たちに感謝!
2012.08.31
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これまで頑張って働いてくれた合鴨たちも、今日で仕事納めです。合鴨たちの働きのおかげで、稲は順調に育っています。
2012.08.25
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雨の中、合鴨たちは元気に働いてくれています。たまには写真のように、畦に上がって休憩しているようです。子供たちが植えたもち米の田んぼは、人が除草機を押します。畝間除草機と株間除草機の2台を使って念入りに除草します。白い方が畝間除草機で、赤いのが株間除草機です。15畳ほどの狭い田んぼですが、除草機を押すのは大変です。あらためて合鴨農法の偉大さを感じます。
2012.06.23
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今年のあいがもオーナーさんによる田植えは、途中から「Minamata color project」主催の「合鴨田植えin久木野」というイベントの20人も合流して、総勢30人超の大人数による田植えとなりました。例年3アール程の田んぼ1枚を植えてもらうのですが、今年はできるだけ縦に長い田んぼを準備しました。1枚の面積はやはり3アール程なんですが、2枚あります。合計で7アールといったところです。横一列に30人が並んでの田植えは圧巻でした。7アールの田んぼを約1時間で植え終わりました。アジアからの留学生も何人かいましたが、けっこう手慣れたもので、すごい戦力になっていましたよ。終了後は、オーナーさんたちは我が家で、「合鴨田植えin久木野」組は愛林館でと分かれての「さなぶり」となりました。梅雨に入ったばかりですが幸い晴れのお天気となり、しかもさわやかな風が吹いて気持ちいい田植えとなった一日でした。
2012.06.11
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今年も合鴨たちがやってきました。鹿児島県曽於市末吉町にある日本有機株式会社の薩摩鴨です。生まれたばかりの雛を連れてきました。さっそく水浴びさせると、元気に泳ぎます。今年の鴨たちも元気に働いてくれることでしょう。「役割を終えた合鴨は、最後は食べるんですか?」という質問をされることがよくあります。答えは、「YES」です。合鴨を使った米作りは、正式には「合鴨水稲同時作」と言います。お米と、家畜としての合鴨を同時に育てる農法なのです。合鴨というのは、あくまで農業の生産物になります。ただ、我が家では合鴨をつぶして食べるということはあまりありません。8月の終わりごろまで田んぼで働いてもらって、その後は日本有機に引き取ってもらいます。つまり、我が家の合鴨はレンタルということになります。レンタル合鴨なんですよ。
2012.06.08
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今年の田植えがほぼ終わりました。久木野っこクラブのもち米の田植えも無事終わりました。ただし、すべて終わったわけではありません。ほぼです。10日に熊本市内から20名ほどがやってきて田植えをする予定です。そこを10アールほど残しています。「Minamata color project」 が主催する、「合鴨田植え in 久木野」というイベントです。それと、水がなくて植えられない田んぼが1枚あります。ほとんどの田んぼは水路から水を引いているので水がなくて困るということはないのですが、一部の田んぼは沢から直接水を入れています。そんなところは沢の水が少なくなると田んぼに水が溜まりません。5月に入ってかなり晴天が続いていたので、沢に水もすっかり少なくなってしまっていました。でも、今日の雨でどうやら田植えができそうです。それに、「まるごと農場」で受託している田んぼももう少し残っていますし、合鴨のネット張りなどの作業もこれから。もうひと踏ん張りです。
2012.06.05
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田植えの準備が本格化して大忙しです。世間は大型連休とかで行楽地も大賑わいだったようですが、こちらは休みなしで働いております。4月30日は、まるごと農場の種籾消毒。5月1日には、ビニールハウス造り。2日は農作業は休んで、農文協の原稿書き。3日は、愛林館での農文協セミナー。4日は、中小場の水路掃除。5日は、まるごと農場の種まき。6日は、2回目の種籾消毒にもう一つの水路掃除。7日は、我家の種まき。こんな感じで、田植えが終わるまでは忙しい日々が続きます。
2012.05.08
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やられてしまいました!猪が出ました。合鴨田です。すでに合鴨は引き上げていますが、ネットはそのまま残しています。ただ、残念ながら電気は通していませんでした。ここ数年は合鴨の被害もなく、猪の被害もなかったので、ネットを張り巡らすだけで、電気は通していませんでした。油断と言えば油断です。それにしてもかなりの面積です。ここまでやるか!って感じです。30~40平方メートルくらいあるでしょうか。やりたい放題です。野生動物による被害は、中山間地域にとって避けて通ることはできません。近年は、ほとんどすべての田んぼが電気柵で囲ってあります。かつては見ることのなかった鹿の被害も増えています。ここいらではまだですが、隣の地域では鹿による田んぼの被害も増えているようです。鹿が田んぼに入り出すと、猪対策の電気柵では不十分です。高さが必要になるからです。いずれここいらでも、田んぼに鹿対策が必要になるのかと思うとぞっとします。被害のあった田んぼには、遅まきながら電気を入れました。猪は、一度入った場所にはしつこく入ろうとする習性があるようです。様子を見てみなければわかりませんが、これ以上被害が増えないように徹底した防御が必要になりそうです。
2011.09.19
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約3ヵ月間の役目を終えて、合鴨たちを田んぼから引き上げました。途中で脱走したり稲を踏み倒したりといろいろありましたが、無事に役割を果たしてくれました。ありがたいことです。合鴨たちは、これから生まれた農場に帰ります。そこで第2の人生(鳥生?)を過ごすことになります。この移動がたいへんなんですよ!トラックの荷台でガァーガァーとうるさいし、糞は大量にするし、くさいし・・・・・朝早く出て、直行で鹿児島の農場まで2時間かけて走ります。帰りも車がくさいので(汗)、コンビニに寄る時なんかも駐車場の隅の遠く離れたところにトラックをとめるなど気を使います。今年は愚生が倉庫の建設のため時間が取れず、合鴨の移動は愛林館のN君にお願いしました。お世話になります。感謝。
2011.09.06
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ようやく梅雨が終わり暑い夏がやってきました。棚田の稲も順調に生育しています。今年の梅雨は短かったものの、連日激しい雨が降って、あちこちで土砂崩れも引き起こしました。田んぼに水を引く水路にも土砂が流れ込んでいて、この土砂を取り除く作業を村中総出で行ないました。おかげで水路にはまた綺麗な水が流れています。この水路にはこんな水車もあります。これはうちの村ではありませんが、先日行った人吉市七日町の曼荼羅川です。すごく綺麗な水が流れていました。毎年ここの祇園さん祭サマーフェスタに、フォレストモンキーバンドで出演させていただいているんですよ。一昨年、昨年と雨で屋内での演奏でしたが、今年は梅雨が明けて3年ぶりにトラックのステージ上での演奏となりました。ビールも美味しく、気持ちよく演奏させていただきました。感謝。
2011.07.13
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このところ激しい雨が降り続いています。今朝も4時に雨の音で目が覚めました。少し雨がおさまってから田んぼを見に行きました。アイガモたちの様子はいつもと変わらず、元気に泳ぎ回っています。6月1日に田植えをした苗も順調に育っています。ただ、やはり日照不足の感はありますね。雨、降り過ぎです・・・・
2011.06.19
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ようやくアイガモたちを田んぼデビューさせました。なにしろこのところの大雨で、タイミング的には例年よりかなり遅くなってしまいました。ただ、アイガモ農法を続けている田んぼはまだぜんぜん草も生えていないので、このくらいのタイミングでもいいのかなという気もします。それにしても今年の雨は降りすぎです。アイガモたちの様子が気になります。これからまた見に行きます。場合によっては、またハウスに引き上げることもありそうです。
2011.06.18
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生まれたばかりの雛です。まずはハウスの中の暖かい環境で、しばらく水慣らしをしてから田んぼに放飼します。
2011.06.10
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1日と2日で田植えをしました。5月7日に種蒔きをしてから25日目です。今年の苗は極めて順調に育ってくれました。植えたのは、大関米用ヒノヒカリ。合鴨の田んぼは、くまさんの力。(去年までのヒノヒカリから、今年は替えてみました)それと、直売所で販売するモチ米です。サリークイーンは、6月5日にアイガモオーナーの皆さんと一緒に手植えします。合鴨がやってくるのは9日です。それまでネット張りなどの準備をします。今年は、知り合いの田んぼ用の苗作りも引き受けてやりました。ここ数年、苗作りはうまくいっています。失敗はしていません。この調子だと、近隣の農家の苗作りを引き受けても大丈夫だという感じなので、来年はハウスを広げて苗の注文もとってみようかと考えています。ただ、なにしろ棚田地帯なので、ハウスを建てるような土地を探すのに苦労するんですけどね。。。
2011.06.03
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5月6日に種蒔きをした水稲の苗は、順調に育っています。田植えは、6月1日、2日頃になりそうです。あいがもオーナーの皆さんをお迎えしての田植えは、6月5日(日) に行ないます。あいがもオーナーではない人も参加できますよ。事前に連絡いただければけっこうです。始める時間は決まっていないので、来た人から随時植え始めます。午前中には終わります。昼食は準備します。田んぼに入るので、汚れてもいい格好でおいでください。
2011.05.16
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水稲の種蒔きをしました。約200枚の苗を作ります。我が家の苗は農薬を使いません。合鴨農法なので、この段階から完全無農薬です。今年は無農薬の苗がほしいという方の依頼で、昨年より20枚多く種を蒔きました。最近では近所の多くの方が、JAや業者から苗を買っていらっしゃいます。しかし、無農薬の苗は自分で作るしかありません。また、2、3反くらいの苗だったら買ったほうがいいかもしれませんが、枚数が多くなると費用も馬鹿になりません。このあたりの田んぼは基盤整備がまったく進んでおらず、石垣積みの棚田で耕作しにくい田んぼばかりですが、近年、面積を増やす人が多くなっています。理由は簡単で、高齢化で作れなくなった人が増えてきたからです。積極的に規模拡大を図るというのではなく、耕作放棄地にするわけにはいかないという義務感からの規模拡大です。棚田での作業の手間は半端ではありません。それに見合う収量・収入があるわけでもありません。棚田の保全という意味からも、ここから収穫される農産物に、いかに付加価値をつけられるかが課題だと考えています。いい知恵があったら、ぜひ教えていただきたいと思います。
2011.05.08
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稲刈りがほぼ終了です。あとは、架け干ししているサリークイーンがしっかり乾燥するのを待って脱穀すれば全て終わりです。出来はまあまあってとこかな。米作りに取り組んで30年近くになりますが、毎回毎回なんらかの課題が残ります。稲刈りに関して言えば、来年は排水対策を徹底しなければなりません。今年は排水が不十分でコンバインがぬかるみ、ずいぶんと苦労しました。ここ数年、天気が不順になっているので特に重要な課題だと思っています。そんなことを考えながら稲刈りをしていたのですが、もう一つ、ある日ふと思ったことがあります。しばらく兼業農家を経験したことがありました。その経験から思うに、農業にしろ林業にしろ、やはり専業でやるのがいいですね。兼業だとやれることが限られてきます。上記のような様々な課題に細かく対応しきれません。稲刈りにしても、天候を見ながら臨機応変に進めていくというよりも、仕事が休める日に合わせて稲刈りの日を決めるということになってしまいます。とても納得のいく米つくりはできません。農業や林業では得られる収入は多くはありません。しかし、仕事のやりがいは大きなものがありますね。納得のいく仕事ができるかどうかです。カッコよく言えば、自分の人生をすべてそこに打ち込んでしまうくらいの意気込みを持っていたほうが、仕事は楽しくできるものだと感じます。
2010.10.09
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9月30日木曜日の朝です。昨日から本格的に稲刈りを始めました。昨日29日は自分ちで食べる分の稲を刈りました。棚田の下の段から刈り始めたのですが、やはり石垣の付け根のところがまだぬかるみます。本当は棚田の上の段から刈り始めるのが理想なんです。水は下に移動しますから、棚田は上の段から乾いてきます。上の田んぼの水が石垣のすき間から下の田んぼに浸みていくので、下の田んぼの石垣の付け根の部分などが乾きにくくなってしまうのです。乾燥機の手配もあって下の段から刈らざるを得なかったのですが、来年はライスセンターが稼動するので段取りもうまくいくと思っています。今朝起きると雨でした。予報では1mm程度になっていましたが、かなりまとまって降っています。こうなると今日の稲刈りは無理です。なにしろ天気仕事ですから、毎年この時期は空を見上げることが多くなります。天気に文句を言っても仕方ないので、山仕事と並行して天気を見ながら刈り進めていくしかないようです。
2010.09.30
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9月22日、愛林館において南九州3県合同の合鴨研修会が開催されました。熊本、宮崎、鹿児島から40数名が参加され、まずは本井木と我家の合鴨農法の田んぼを見学。その後、愛林館に戻り、全国合鴨水稲会前代表世話人 古野隆雄氏の講演がありました。講演のテーマは、「有機直播の実践的研究~合鴨乾田直播の原理的展望~」。古野氏は合鴨水稲同時作を確立された方ですが、その技術は常に進化していて、次々と新たなチャレンジをされ報告してくださいます。愚生にとっても、今回の研修会はたいへん有意義なものでした。特に、次の5点において改善すべき課題を見出すことができました。(1)カラス対策(2)網張りの省力化(3)捕獲の省力化(4)田植えの省力化(5)販売力の強化いずれも具体的な方法を教えていただきましたので、さっそく実践あるのみです。
2010.09.24
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稲刈りの本番は来週になりますが、一足早く香り米「みやかおり」の稲刈りを行いました。香り米なので乾燥機には入れず、架け干しにします。ちょうどこの日は敬老の日。我家は敬老会への参加と手伝いで残ったのは愚生のみでしたが、愛林館の館長を筆頭に助手M1号とN君が手伝いに来てくれたおかげで、午前中に終わりました。十数年ぶりにバインダーを使ってみました。コンバインだと刈り残しもほとんどありませんが、バインダーは刈り幅が狭いので少し先が横に振れただけで刈り残してしまいます。こういう単純な機械ほど人間の技術が必要ですね。最初は勘が戻らずに稲は押し倒すわ紐を絡みつかせて動かなくなるわでたいへんでした。汗だくになってしまいましたが、それでもしばらく動かしているうちに勘が戻りスムーズに刈れるようになりましたよ。ところで、話は変わりますが、稲刈りを目前にして我家のお米の在庫がなくなってしまいました。例年そうなんですが、こういう時はいろんなお米を買ってきて試食してみます。今回はスーパーで売っていた10kg2000円のお米を買ってみました。まずいです・・・・・。10kgも買って失敗でした。世間の人はこんなまずい米を食べていらっしゃるんでしょうか。売り場に並んでいるってことは売れるんですよね。信じられません。「安かろう悪かろう」の典型です。いくらなんでも毎日の食事にこの米はないでしょう。こんな米しか食べてないから、米の消費量は減るんです。みなさん、美味しいお米を食べてくださいよー!
2010.09.21
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明日、稲刈りをします。香り米なので架け干しにします。人手が必要です。稲刈りをやってみたいという人はいませんか?次に人手が必要になるのは、10月3日(日)です。この日は、サリークイーン(カレー専用米)を刈ります。これも香り米なので、架け干しにします。報酬は現物支給です。合鴨米、香り米、サリークイーンの3種類から選べます。昼食はもちろんこちらで準備します。手ぶらで来てください。レジャー感覚で来てもらってけっこうです。ご連絡をお待ちしています。(写真は去年の稲刈りの様子です!)
2010.09.19
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合鴨たちを田んぼから引き上げました。今年の合鴨たちの仕事は終わりです。田んぼから引き上げた合鴨は、生まれ故郷の鹿児島県曽於市末吉町に帰してきました。田んぼで働いてもらう期間だけ借りてくる、「レンタル合鴨」というわけです(^-^)合鴨を返しに行った時のこと。60歳過ぎくらいの年配のおじさんが、同じように合鴨を返しに来ていらっしゃいました。そのおじさんは、今年初めて合鴨農法に取り組んでみたとおっしゃっていました。ただ、あまりうまくいかなかったらしい。田んぼの草がよく取れなかったみたいです。話を聞くと、どうやら田植え後の合鴨を入れるタイミングが遅いようです。その辺を少しアドバイスしたのですが、その人の次の言葉にはびっくりしました。「来年は、合鴨を入れる前に、除草剤で草を殺しておきたいと思う。」「えぇェェー!!! それじゃ合鴨を入れる意味ないでしょーッ!!!」・・・・絶句!雰囲気からして、定年後に合鴨農法をやり始めたという感じの人だったんですが、周りにそういうやり方をしている人がいるみたいなんです。合鴨を田んぼに入れるのは、農薬を使わないで米を作るのが目的です。合鴨はそのための手段です。その人は、合鴨を田んぼに入れること自体が目的になってしまっているのかもしれません。目的と手段を履き違えてはいけませんね。農薬を撒いた田んぼに入れられる合鴨たちもかわいそうです。
2010.09.05
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合鴨を田んぼに移しました。さっそく草や虫を食べ、元気に泳ぎ回っています。田んぼで働くのは約3ヶ月間。8月いっぱいくらいまでです。
2010.06.10
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今年も合鴨たちがやってきました。孵化したばかりの雛です。これから約3ヶ月間、田んぼで働いてもらいます。外敵に教われないように、防御をしっかりやるのが一番大切です。
2010.06.05
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今年の田植えがすべて終了しました。今日は、合鴨オーナーの方々にたくさん来ていただき、サリークイーンを手植えしてもらいました。3畝くらいの田んぼでしたが、やはり人数の力ですね。1時間半ほどで植えてしまいました。お昼はビールを飲みながら恒例のサリークイーンカレーを食べ大盛上り。秋にはまた稲刈りに来ていただくようお願いをしました。それまでは合鴨たちが管理をやってくれます。金曜日には合鴨たちがやってくるので、それまで外敵対策のネット張りをやります。
2010.05.30
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周りの田んぼも一斉に田植えが始まっています。久木野全体では8割がた終っている感じです。土曜、日曜と天気もいいみたいですから、久木野の棚田を訪れるにはいい時期だと思いますよ。
2010.05.29
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「なぜ、棚田で米つくりを続けるのか?」という問いに対して、答えを考え続けていますが、一つの答えが、「怒り」と「誇り(プライド)」だと思います。これほど豊かな村が、美しい村が疲弊し衰退していく。子供の姿を見かけることはなく、空き家も増えている。なぜ、こんなことが起こるのか?半世紀以上生きていますが、未だにこの状況を受け入れずにいます。村を出て都会に出て行けば豊かな暮らしが手に入るの?田んぼや山を荒らしたままにしておいて何も感じないの?村に年老いた親を残したままで、あなたは幸せなの?山村で生きていくことは簡単ではありません。棚田で米を作っても儲かりはしません。山の木も二束三文です。しかし、ここでしっかりと生きているという「誇り(プライド)」はあります。そして、なかなか思い通りにならない現実に対する「怒り」があります。受け入れざるを得ない現実が目の前にあり、「いや、やりかた次第ではなんとかなる!」という思いもあります。私だけかもしれませんが、こうした「怒り」と「誇り(プライド)」が、棚田を守り続けるエネルギーを生み出しているのではと思うのです。
2010.05.20
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再びRKKが棚田の取材に来た。「よそから来た人は棚田は美しい守ってほしいと簡単に言うが、実際に棚田を耕作するのは簡単なことではない。」「棚田を守るどころか、集落そのものがなくなってしまう。」というような話をした後、「ではなぜ吉井さんは棚田を作り続けているんですか?」という質問があった。考え込んでしまった・・・・・。「米つくりや林業をやめて、いまさら他の仕事なんてできないでしょう。(笑)」と答えておいたのだが、この「なぜ、棚田で米つくりを続けるのか?」というのが、今回の最大のテーマだという気がした。儲かりもしない棚田での米つくりを、多くの人が続けている。勤めで稼いだ給料で、トラクターを買いコンバインを買い農業をやっている。出荷するわけでなく、自分で食べる米をそうやってつくっているのだ。ものすごく高い米になっているはずだ。安い米はいくらでもある。棚田での米つくりをやめてしまって、米は買って食べたほうがいいのではないか。賢い人はすでにそうしている。相変わらず棚田で自分が食べるだけの米つくりを続けている人は馬鹿だ。しかし・・・・、儲かるとか儲からないとかいうレベルの話ではない。効率がいいからとか悪いからだとかいう話でもない。RKKの取材は、稲刈りが終るまで続く。「なぜ、棚田で米つくりを続けるのか?」この答えをゆっくり考えてみたいと思っている。
2010.05.19
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棚田に水を引く水路に、水車が回り出しました。中小場の水路には、現在2基の水車が回っています。水路は数キロも上流に井堰を作り引いてあります。斜面に作られた棚田に水を行き渡られるためには、棚田より上に水路がなければ意味がありません。川は棚田より下にあります。川から棚田の一番上までは、標高差で100m以上あります。ということは、川を遡り標高が100m以上高くなる地点に堰を作るということになります。このへんは勾配がきついので川も急流です。そのため水路の井堰も数キロ上流に遡るだけで済んでいます。勾配が少ないところでは、水路も数十キロになるかもしれませんね。ただ、それでも水路より上に田んぼがある所もあるのです。そういう場合に、写真のような水車が活躍します。水の流れを利用して、水路の水を水路より上になる田んぼにくみ上げているのです。先人達の智恵ですね。
2010.05.16
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田植えを目前として、棚田に水が溜まりだしました。石垣の草もきれいに除草され、やがて畦も丁寧に塗られていきます。今は1回目の代かきが行われていますが、田植えの直前には2回目の代かきが行われ、そうすると1年の中で棚田が最も綺麗な状態となります。山仕事のほうは、継続してヒノキの伐採を行っています。ツイッターで80年生のヒノキを伐っているとつぶやいたところ、「どのくらいの大きさなの?」って質問があったので写真を載せておきます。立っている時の写真ではなく、運び出すときの様子です。木は大きいほうが仕事するには手間が少なくて楽なんですよ。
2010.05.14
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種蒔きをしました。今年作るのは、ヒノヒカリ、森のくまさん、ヒヨクモチ、ミヤカオリ、サリークイーンの5種類です。中でも、ミヤカオリとサリークイーンは、他に作っている人はほとんどいないだろうと思われる珍しい品種なんですよ。この日もRKKが取材に来ました。熊本から2時間以上かけてやってくるのですからご苦労なことです。放送時間を聞くと、どうやら深夜の番組のようです。地元放送局が製作したドキュメンタリー番組は、ほとんどが深夜の放送になってしまうそうです。スポンサーがつかないからというのが、深夜になってしまう理由だそうです。ローカルな番組でも、グルメや温泉などを取り上げた番組はけっこう視聴率が取れるのだそうですが、水俣とかハンセン病とか農業問題とかシリアスな事柄を扱ったドキュメンタリーでは視聴率が取れないため深夜になってしまうという話です。「制作できるだけでもありがたい」と、ディレクター氏がおっしゃっていました。ゴールデンタイムと呼ばれる時間帯は、お笑いのタレントばかりがぞろぞろと出てくるような番組ばかりですからねぇ。まともな番組にお金を出すことも社会貢献の一つになると思えますから、企業ももう少し考えていただきたいものです。
2010.05.04
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RKKテレビが取材に来た。棚田での米作りの様子を番組にしたいという。条件の悪い棚田のようなところでも一生懸命やっている人間がいることを紹介してもらえるのはありがたいことだ。ただ、「棚田は素晴らしい!」「棚田は美しい!」というスタンスには、正直言って違和感もある。テレビ局は無条件に棚田の良さを伝えようとする。しかし、棚田はそんなにいいものではない。愚生などは、できれば圃場整備をしたいと思っているくらいなのだ。そりゃあ、風景としては美しい。しかし、その風景を維持していくのはたいへんな苦労だ。そして、それに見合うだけの収入は得られないのが現実。誰かが「やーめた」と言っても、「待って。もう少し頑張ろう」なんてことは言えないし、「僕が代わりに作ります」なんてことも言えやしないのだ。もちろん棚田の美しさは我々自身が一番よくわかっている。なんとか荒らさないように維持していきたいと思っている。そのためにはどうすればいいかを考えなければならない。ポイントは、風景にお金を払ってくれる人がいるかということ。棚田が生み出す風景に、お金を払ってもらう仕組みが必要だ。せっかくテレビの取材が来ているので、そこのところをしっかり考えていきたいと思っている。
2010.05.02
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種籾の消毒を行いました。消毒と言っても合鴨農法で使う種ですから農薬は使いません。お湯に浸す温湯殺菌です。前日に比重選をした種籾をしっかり乾燥させ、ネットに小分けして入れます。それを60度のお湯に10分間浸します。10分後に引き上げて、すぐに冷たい水で冷やします。今は専用の機械を使うので、すごく楽にできます。以前はお湯を沸かしてバケツでやっていましたが、バケツでやるとお湯の温度を60度に保つのが難しい。籾を入れた瞬間に温度は下がってしまうので、さらにお湯を加え60度に戻します。あまり熱いお湯を入れると種籾が煮えてしまうので、微妙な調整が必要でした。温度計を突っ込んで60度をキープするのに苦労していました。殺菌した種籾は1週間ほど水に浸して芽出しをします。
2010.04.28
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5月末の田植えに向けて、種籾の比重選を行いました。この作業によって充実が不良だったり何か欠陥があるような種を取り除きます。比重選には「塩水」を使うのが普通ですが、愚生は「硫安」を使います。「硫安」だと使った水は捨てずに畑に撒けばいいですからね。「硫安」の量を多くして比重を高くすると浮かぶ種籾も多くなります。もったいないですけど、いい苗を作るためには思い切って捨てなければなりません。ちなみに比重は1.13ぐらいで行っています。
2010.04.27
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平成22年度「合鴨オーナー」募集のお知らせ合鴨を田んぼで飼育することで、化学肥料や農薬を一切使わない米つくりを実現した「合鴨水稲同時作」。今年も、久木野の棚田で働いてくれる合鴨たちのオーナーになってくださる方を募集します。合鴨のオーナーとして、私達と一緒に無化学肥料・無農薬の米つくりに取り組んでみませんか。「合鴨オーナー」とは・・・・棚田を守る活動として全国各地で行われている「棚田オーナー制度」と同じような仕組みですが、単なる「棚田オーナー制度」と違うのは、「合鴨水稲同時作」による化学肥料・農薬を一切使わない米つくりを行っているという点です。また、「棚田オーナー制度」は金額が3万円~4万円と高額ですが、「合鴨オーナー」では、1口を7000円とし、ご希望に応じて何口でも登録できるようにしました。「合鴨オーナー」登録料1口7000円 お一人様何口でもけっこうです。限定50口。契約期間 翌年の4月31日まで (随時受け付けております。)「合鴨オーナー」になるには特に条件はありませんが、できれば一度は田んぼまで足を運んでいただきたいと思っています。「合鴨オーナー」になると特典1 :合鴨たちが育てた無化学肥料・無農薬のお米10kg(5kg×2)が貰えます。「お米引換券」をお送りしますので、いつでもお好きなときに請求できます。「お米引換券」は、他の人にプレゼントすることができるようになっています。受け取った方も、また他の方に贈ることができます。最後にお米を受け取ろうと決意された方が、葉書の表にお届け先の住所、氏名を書いて投函すると、お米が送ってくる仕組みになっています。特典2 :田植えや稲刈りなどの体験ができます。また、主な作業の予定はご案内しますが、それ以外の時でもご自分の都合で遊びに来られてけっこうです。田植えと稲刈りのときは食事も準備いたします。特典3 :合鴨や田んぼの様子、水俣のイベント情報など幅広い情報満載の「れんげ草通信」(手づくり、不定期)をお送りします。
2010.04.17
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手前味噌なんですが、今年のお米は非常に美味いです! 出来が良く品質も良かったのですが、食味も最高です! 以前、お米のコンテストに何度か出品したことがありました。最高5位で惜しくも入賞を逃したのが残念でなりません。「今年の米だったら・・・」という気がします。もちろんこういう時は他の人の米も良い出来なんでしょうけどね。好評販売中ですので、食べてみたいという方は是非ご注文ください。合鴨農法により、すでに11年間に亘って農薬・化学肥料は一切使っていませんので、安心してお召し上がりになれますよ。今年は、我家の米をさらに美味しく食べていただくための秘策を考えました。香り米です。久木野地区では、古より「万石」という香り米が栽培されています。ただ、背丈が高く栽培しにくいので、愚生は作っていませんでした。今年、この「万石」に変わる新たな香り米を作ってみました。まだ試験栽培ですので販売はできませんが、この香り米を少し入れることで、ご飯の風味がぐっと増します。来年は、この香り米の入ったお米を販売できると思うのでご期待くださいませ。 1、 起床時間・4時45分 2、 ひとこと朝宣言・人生は自分がコントロールすると、さらに強く決意する。 3、 現在の体重・65.0kg 4、 注目の新聞記事・食料サミット「先進国は無関心」 批判の声上がる 5、 昨日の感謝・細心の注意を払いながら、一歩一歩を心掛けよう!
2009.11.19
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少し、ブログの更新が滞ってしまいましたm(_ _)mおかげを持ちまして、今年の稲刈作業は全て終了いたしました。あいがもオーナーの皆様には、随時とれたてのお米をお送りいたします。お手持ちの引換券を送ってください。集落営農組織での作業も始めてみましたが、いろいろ課題も見えてきました。来年の本格稼動に向けて、着実に準備を進めていくつもりでいます。
2009.10.17
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農業や林業をはじめ、道路工事などや、運動会、祭、野外コンサートなど、屋外で行う活動は天気に一喜一憂します。地区の運動会では、反省会の料理がすでに準備してあって、当日雨になってしまったため料理を食べるためだけに集まったということが何度かありました。先日までまったく雨の降らない状態が続いていたかと思えば、稲刈りを始めたとたん雨模様です。なにしろ自然相手ですから、計画通りにいかないのは仕方ありません。空を見上げてため息をつくという感じです。「そんなに慌てなくてもいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。しかし、収穫の時期を迎えて、一日でも早く刈り取りたいというのが農家の心情です。今回の雨で倒伏してしまった田んぼが見受けられます。そうなると刈り取りの手間は3倍くらいかかるし、へたすると水に浸かって芽が出てくる場合もあります。商品価値はなくなってしまいます。一番心配なのは台風です。台風が来たらこれまでの苦労が水泡に帰すということになりかねません。それが一番恐いのです。そういう経験を何度もしてきていますからね。とは言え、天気に文句を言ってもどうなるものではありません。天気が続いていた時は、「野菜が枯れてしまう。植え付けが出来ない。」と文句を言っていたわけですから、野菜農家や果樹農家にとっては恵みの雨です。我々は、「良い天気、悪い天気」という言い方をしますが、天気に良いも悪いもないはずです。「良い、悪い」というのは自分の都合でしかない。ついこの間まで、「雨が降ってほしい」と言っていたのに、雨が降り出したとたん「なんで、雨ばっかりなんだ!」と文句を言われる。雲の神様にしてみれば、「人間というのは、なんて勝手な奴らだ!」ということになります。スタートは、「なぜ、米つくりをやっているのか?」だと思います。先祖代々やっているので自分も仕方なくやっているという人は、「天気に翻弄されてばかりで、もうやってられない!」と思うかもしれません。自ら米つくりをやりたくて積極的に取り組んでいる人は、元々天気に左右されるということはわかってやっているのですから、現実的にどう対応すればいいのかを考えるはずです。雨がやんだらすぐに稲刈りができるように水はけを考えるでしょうし、台風でも倒伏しないような丈夫な稲作りを考えるでしょう。多少の雨で倒れるようならば、自分の腕が未熟だったと反省すべきであって、天気を恨むようではいけないのです。天気に一喜一憂するようならば、まだ本当のプロではないということですね。 1、 起床時間・4時50分 2、 ひとこと朝宣言・一旦力を抜く。リラックスする。 3、 現在の体重・65.5kg 4、 注目の新聞記事・幼児にサプリメント 栄養摂取の基本は、食事から 5、 昨日の感謝・臨機応変に対応していただき、何ともありがたい。
2009.10.02
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稲刈りを始めました。と言っても、今日刈ったのは「モチ米」10アールだけで、本格的な稲刈りは一週間後になります。今年の「モチ」は親戚から種を譲ってもらったもので、品種名は不明。ヒノヒカリより一週間以上早い「早生系」。草丈が高く穂も大きい。かなり出来ていたので期待しましたが、収量はさほどではありませんでした。むしろ少なかったかな。たぶん、昔から作られている品種なので収量はこんなものなのでしょう。親戚から薦められたものなので、食味には期待しています。稲刈りのお知らせですあいがもオーナーの皆さんを招いての稲刈りを、10月10日(土曜日)に実施します。今年も「サリークイーン」を刈り取り、掛け干しします。昼食後は愛林館の「棚田食育士養成講座」に合流し、農と自然の研究所代表 宇根豊氏の講演を聞きます。これは希望者のみの参加です。講演の後は、愚生の母による「こんにゃく作り教室」もあります。午後の「講演会」と「こんにゃく作り教室」は申し込みが必要ですので、ご希望の方はご連絡ください。 1、 起床時間・4時45分 2、 ひとこと朝宣言・ありのままの自分を認め、受け入れる。 3、 現在の体重・65.5kg 4、 注目の新聞記事・鳩山首相が25%削減を国際公約 温室ガス、気候変動サミット 5、 昨日の感謝・いろんな面で支えられて生きているんだなあ。
2009.09.23
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6月から3ヶ月間、賢明に働いてくれた合鴨を、生まれ故郷の鹿児島県末吉町まで連れて行きました。今年は例年になくウンカの発生が早く、すでに坪枯れを起こしている田んぼも見受けられます。最近ではここいらの田んぼもJAのラジコンヘリによる一斉防除を行っているのですが、それでは間に合わずほとんどの農家が個々に農薬散布をしていらっしゃいました。こういう状況の時に安心なのが合鴨農法です。合鴨たちは虫が大好きです。しっかり食べてくれます。おかげで稲も元気に育っています。後は、収穫までの間、台風が来ないことを祈るばかりです。今年の合鴨オーナーによる稲刈りは、10月10日を予定しています。午前中稲刈りをして、午後からは愛林館主催の「棚田食育士養成講座」に合流。宇根豊さんのお話を一緒に聞こうと思っています。合鴨オーナーの皆様には、「れんげ草通信」で詳細をお伝えしますね。 1、 起床時間・4時30分 2、 ひとこと朝宣言・自分の不足している部分を自覚し、常に自己研鑽に励む。 3、 現在の体重・65kg 4、 注目の新聞記事・市内産野菜買ってポイント 「ファーム・マイレージ」始動 佐賀市 5、 昨日の感謝・頑張って働いてくれた合鴨たちに感謝。
2009.09.08
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失敗しました。想定外の大失敗です!自民党が大敗した・・・ことではありません。合鴨の捕獲に失敗しました。稲の穂も出揃い、合鴨の仕事もいよいよ終わりです。田んぼから引き上げる時期になりました。ところが、動物というのは不思議なもので、「今日はいつもと何か雰囲気が違うぞ」と感じるものらしいです。餌で誘き寄せようとしても警戒するのです。結局、3枚の田んぼのうち1枚で失敗。また後日あらためて捕獲作業を行うことにしました。やはり動物相手ですから、もう少し知恵を出して仕掛けを作る必要がありそうです。ところで選挙ですが、大物議員が続々と負けるというニュースを見ていて感じました。多くが70歳以上の爺さんばっかりじゃないですか! 逆風であることはわかっていたことなのに、どうして若返りを図ろうとしなかったのでしょう? 古狸は引退して、新人で勝負するという戦略もあったと思います。ただ、あの逆風下で自民党から立候補しようという新人を見つけるのは不可能だったかもしれませんね( ̄▽ ̄ 1、 起床時間・5時00分 2、 ひとこと朝宣言・慎重に行動する。ゆっくり動く。 3、 現在の体重・65kg 4、 注目の新聞記事・トヨタ生産縮小の衝撃 100万台減 5、 昨日の感謝・チャレンジの機会は無限にある。
2009.08.31
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現在、我家の田んぼは「中干し」の最中です。「中干し」とは、田植えから40日くらい経った頃、水を抜いて田んぼを乾かすことです。土の中の酸素が増え、根がしっかりしてきます。倒れにくい稲を作るためには欠かせない作業です。合鴨の田んぼは「中干し」が行えません。合鴨たちが生息していますからね。しかし、これまで倒伏したことはありません。合鴨が動き回ることで、土壌に十分は酸素が送り込まれ、また根を刺激することで健全な根が張っているものと思われます。 1、 起床時間・4時50分 2、 ひとこと朝宣言・大きくやろうとせず、小さく確実に進んでいく。 3、 現在の体重・65.5kg 4、 注目の新聞記事・東国原氏擁立を事実上断念 古賀氏、委員長辞意も背景 5、 昨日の反省・着実に達成する力がついてきている、と感じる。
2009.07.15
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合鴨オーナーさんたちによる田植えを実施しました。今年も多くのオーナーさんたちに来てもらいました。毎年来てくださる方も多く、みなさん手馴れたもので、あっという間に終ってしまいちょっと物足りない感じもしました。たぶん今年も豊作になることでしょう。ありがとうございました。 【自己チェック】 1、 起床時間・4時15分 2、 ひとこと朝宣言・今の自分に大満足。 3、 昨日の運動・朝ウォーキング40分 4、 現在の体重・66.5kg 5、 注目の新聞記事・首相「実現可能なところで」 温室ガス削減目標 6、 昨日の反省・新しいリズムを生み出さなければならない。
2009.06.08
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