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従業員の創造性を高める1.元々創造性を備えた従業員を雇うそもそも雇う従業員のスキル(例えば、金融、営業、エンジニア)だけにとらわれず、創造性を加味して従業員を雇いましょう。最初はスキル不足で困っても、長期的に見れば非常に経済的です。2.現在働いている従業員を評価する今働いている従業員の中から、創造的なタイプの人間を識別し、特別なプロジェクトチームやチームリーダーなどを任せてみましょう。3.創造的思考ができるように訓練する創造性は固有の能力であり、誰もが訓練することで鍛えることができます。個人的に創造性を高める4.マーケティングを教えるビジネスの成功にマーケティングは必要不可欠です。何も知らない状態で製品を創造するこは非常に難しいです。しかし、顧客が真に求めるものを知っていれば、それを満たすものを生み出すことも容易になります。5.反芻する時間を作る一日中、仕事に忙殺されていては想像力も創造力も発揮できるわけがありません。アイデアなどを自分の中で反芻させるだけの”孤独な時間”を作ることが重要です。6.とにかく遊べ即興でチームを作りレクリエーションを行うなどして、個人間の信頼関係と情報ネットワークを強化しましょう。そうすれば、仕事で困ったときや良いアイデアを思いついたときに相手に話しやすくなります。7.老若男女をミックス多文化の男女混合チームは、より高い創造性を発揮する傾向にあります。同じような人間ばかりではなく、歳が離れた関わりがあまりなさそうな人間同士で仕事をしてみましょう。8.顧客を訪問する顧客のニーズや置かれている状況には、創造性に関する大きなヒントがあります。顧客から学び、アイデアを提案できるように、試作品や青写真を顧客に見せてみましょう。9.業界とのネットワークを深める業界とのネットワークを深めれば、自然と話を聞き暗黙知を構築することができます。物理的に創造性を高める10.大きなオープンスペースを確保するせせこましい独房のような場所で働きたい人間はいません。オープンスペースを作ることで肉体的にだけでなく精神的にもストレスが軽減されます。11.フレンドリースペースを確保する個別のワークスペースは、個人の使いやすさを重点に置きます。ある人には、仕事をする上で音楽が必要かもしれませんし、山のように積まれた書類のデスクのほうが作業がやりやすいかもしれません。またある人は、静かで整理整頓されたデスクの方が仕事がしやすいかもしれません。目標は誰もが和気藹々と仕事ができる、全員のニーズを満たした仕事場です。また、休憩所を作ることで普段仕事では会話しない人とも接する機会が増えます。世間話から素晴らしいアイデアが生まれるかもしれませんよね。経営的に創造性を高める12.強力で明確なビジョンを掲げる具体的な方向性が決まっていれば、チームは結束しやすくなり、仕事をこなすために、どの程度の時間や労力が必要かわかります。ゴールの見えないマラソンは苦痛でしかないですよね?また経営陣は、チームメンバーがわくわくするようなビジョンを示しながらプロセスを指示します。
2012/02/08
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ITを徹底活用して業績を伸ばしている農家がある。そのITの活用方法はユニークで「畑が見える農園」とも呼ばれる。テレビでも大きく取り上げられたほか、トヨタ生産方式の研究者や日本経団連の関係者も視察に来るという。 その農家は熊本県益城町にある松本農園(資本金800万円、従業員31人)だ。ニンジンやゴボウ、里芋、大根などの露地野菜を年間延べ50ヘクタール栽培している。 松本農園は、野菜を詰めた袋に付いている13桁の数字を専用のホームページに入力すれば、種を蒔いた時から収穫まで、何月何日にどのような作業をしたかがすべて開示され、使用した農薬や肥料の種類までもすべて分かるシステムを導入している。 グーグルマップとも連動しており、栽培した畑の位置を航空写真上で見ることもできる。万一、出荷した野菜に品質上の問題があり、クレームを受ければ、約30分で栽培した畑や出荷作業担当者までも突き止める。*** 「安全安心をイメージでは語れない」 *** 3年前から本格稼働するこのシステムを導入したのは、同農園の松本武取締役(45)だ。松本氏は大学を卒業後、旭化成の医薬事業部で約6年間、病院向けの薬の営業を担当していたが、父の博美氏に「営業をやってくれ」と頼まれUターンし、家業を仕切るようになった。「日本の農業は経営の意識があまりにも低すぎます。コスト意識やIT化など、工夫の余地はまだまだ存在している。やり方によっては十分に利益が上がるようになる」と話す。 松本農園はIT化の推進によって、農作物の生産履歴(トレーサビリティー)の管理を強化し、それを顧客に開示することで、信用の向上につなげている。同時に経営の効率性も非常に高まった。これらの点を解説する。 まず生産履歴管理の強化が自社産の野菜の差別化につながり、高付加価値商品として、納入先の大手スーパーに「価格を納得してもらって」売ることができるようになった。要は値引き競争に巻き込まれなくなったということであり、松本農園は生産者として価格決定権を手にしたのだ。実はこれは日本の農産物の流通では珍しいことである。一般的に農協の傘下にある農家は、販路の開拓は農協任せになるため、販売価格は思いのままにならないからだ。「安心安全をイメージで語ってはいけません。医薬品の場合も副作用のことまでしっかり説明しないと売れません。本当の情報を開示することが新しいお客の獲得にもつながることは農業も同じです」と松本氏は説明する。 経営の効率性については、作業者は一日の作業が終わると、事務所内にあるタッチパネル式の端末に本日の作業状況など毎日の細かいデータを入力することで、収穫量の推移や作業の無駄、原価管理も「見える化」され、利益目標が立てやすくなったという。たとえば、畑が140ヵ所に分散しているため、同じ土地で同じ作物を植え続けると起こる「連作障害」を防止するための管理が大変だったが、コンピューター上でどの畑にどの作物を植えればいいのか、簡単に管理できるようになったという。 このほかにも、無駄を排除するために作業の標準化も推進する。たとえば、農薬の希釈→運搬→散布→空容器処理といった安全管理が重要になる作業の手順書は、航空会社の整備に対する思想を参考して作成した。「農業から遠い産業であろうとあらゆる産業の利点を学びながらそれを取り込むことが経営を発展させるうえで重要」と松本氏は話す。*** 世界との競争を生き残るために *** こうした取り組みの結果、松本農園の現在の売上高は約2億円で、6年連続の経常黒字を達成した。 現在、松本農園は「グローバルGAP」などの農産物の国際認証を取得し、輸出戦略も強化している。すでに野菜を英国や香港に輸出したほか、韓国や台湾などアジア圏への輸出強化を狙う。輸出比率はまだ1%程度だが、今後5年間で30%程度にまで高めたい考えだ。 松本氏は言う。「私の理想とする企業は米国のアップルです。顧客目線を大切にしながら、したたかな戦略もあるからです。うちの農園に転職してきた社員から『ここは普通の会社より会社っぽいですね』と言われました。その言葉は私にとって誇りです」 松本農園に詳しい東京家政学院大学の数納朗・非常勤講師(農業経営論)はこう話す。「自社の技術を向上させながら自社生産比率を高めて世界で市場の拡大を狙う姿勢が評価できる。昨今、メディアで取り上げられる機会の多い農業法人の中には自社生産比率が低く、地域の個々の農家の農産物を集荷・販売しているところも多く、これだと出荷する野菜の品質を一定以上のレベルに保つことや安定的な量の供給に努めることが困難なケースも見られる。 農業生産法人の底力を測る場合、自社生産比率が高いか否かはポイントのひとつだ。単なる農業生産者ではなく、農業経営者として自立した経営を実現できている点も評価できる。今後、農業分野でも世界との競争がますます激化することが予想される中、一番大切な姿勢だと考える」
2012/02/01
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次の例も知られざるエピソードだろう。「いまヤクルト本社がアジアを中心として新興国で大人気になっていますが、その背景には'70年代から始めている社会貢献活動がここへきて実っているという点が見逃せない。 '70年代当時、自動車、電機メーカーが一斉に欧米に進出する中、同社は途上国に進出した。その目的は、医療環境が未整備で薬価も高い途上国で問題化していた健康問題を、消費者に手の届く価格でヤクルトを提供することで解決しようとしたことにある。しかも現地の人をヤクルトレディとして採用することで、.女性に就業機会を与えることまでしている。そうした同社の熱いハートや心意気が長い年月を経て理解され、世界同時不況下でも絶好調の業績を上げる土台となっているのです」(企業経営に詳しいジャーナリストの勝見明氏) 日本に残る「100年企業」にも、社会貢献のこんな精神が息づいている。「カマボコ業界は生産量が30年前をピークに右肩下がり、業者数もピーク時の2500社から1000社へ激減している。その中で1865年創業の鈴廣はいまだ健在です。 同社が先代からずっと語り継いでいる言葉に『こすからいことをやると天罰が下る』というものがある。いまも社長はそれを守って、『後ろめたい気持ちが残るような仕事だけはやりたくない』『100年も150年も商売をやらせてもらっているのにそんな経営をしてしまっては申し訳ない』と考えている。無謀な事業に走らず、ただカマボコ業を確実に継続していくことが与えられた使命として経営してきた。それでこの会社はいまも元気に生き残っている」(経営コンサルタントの岡本享二氏)目先の利益を追うあまり短期間で消費され捨てられてしまうようなモノ作りをする企業がバタバタ倒れていくのを横目で見ながら、ヤクルト本社、鈴廣の両社は必要なモノを、必要なだけ、必要な人に届けるという企業の本分をまっとうしてきた。そんな当たり前のことが、企業の生き残りの「重要条件」となっているのだ。 そしていま世界中の市場が開拓され、消費が飽和状態となる低成長時代に入った。パイの拡大が頭打ちになる中で、それを独り占めしようとする企業には消費者からの容赦ない制裁が下る。「自分だけが儲かればいい」と考えている企業が生き残れないのは、ウォール街から始まった反格差社会デモを見ても明らかだ。「あまり知られていないが、アメリカでは市民団体が'80年代から『ショッピング・フォア・ア・ベターワールド』という本を出版し、何度も改訂版が出されている。これはどういった企業が、環境保護などどのような社会貢献を行っているか、また逆にどのような環境破壊活動を行っているかを詳細に評価しているもの。大量消費国家と呼ばれるアメリカでさえ、消費者は企業の傲慢度をチェックしながら、商品選択の基準にしてきた歴史がある」(ジャーナリストの嶌信彦氏)このほど米アップル社が生産委託などでかかわる取引先156社の実名リストを公表して話題になっているが、その背景には「労働環境が劣悪な現地企業と取り引きしているのではとの批判がかねてより報じられる中で、会社の実態をつまびらかにすることで憶測を払拭する狙いもあった」(全国紙経済部記者)と見られている。 さらに前出・竹井氏によれば、「いまハーバード大の卒業生のうち、20%近くがNPOに就職を希望している。優秀な人材を確保するためにも、企業にとって社会貢献が重要になっている」 少子高齢化。東日本大震災。欧州危機・・・・・・。七重苦、八重苦ともいわれる環境を言い訳にして、赤字決算を垂れ流す企業がある一方で、見てきたように、外部環境にかかわりなくうまくいっている企業はこんなにある。早稲田大学大学院教授の内田和成氏もこう言う。「いま日本では家族構成に変化が起きていて、一人暮らしの世帯が約1500万世帯、全体の30%ほどにまで増えた。中でも若い人の一人暮らしが多くを占めているのが特徴的です。さらに30代女性の未婚率が増える時代にあって、一人暮らしの女性が冷蔵庫にある、あり合わせの食材で手軽なメニューを作れるようなレシピを提供するクックパッドが業績を伸ばしているのは当然のこと。 青山フラワーマーケットを展開するパーク・コーポレーションは、ターミナル駅に店を構え、安価にブーケを売る。知り合いに花を贈りたい、家のキッチンに花を添えたいと思ったときに、わざわざ駅から離れた花屋にいくのは面倒と考えていた人がその場で買えるから重宝されている」 株式市場の圧力に屈して強引な拡大策に出るのではなく、消費者が必要としていない過剰なサービスを押し付けるのでもない。 世の中の役に立つ商品やサービスを生み出す。自分だけが儲けて、周りを困窮させることもしない。消費者、従業員、取引先、地域社会のみなが一緒に幸せになるために、なにをすればいいのか一生懸命考える。そんな当たり前のことを普通にやりとおせる企業が、いま元気に、日本中で活躍している。
2012/02/01
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直接的な利益につながらないボランティアや寄付は、余裕のある企業だけが行う?慈善事業?だと語られてきた。しかし、いま「好調」な企業を見渡すと、たとえ苦しいときでも矜持や理念をもって、社会貢献をしているところが多いことに気づかされる。 たとえば今回の東日本大震災を受けて現地に多数の社員をボランティアとして派遣した大手総合商社の三菱商事もその好例。いまでこそ絶好調の同社だが、商社冬の時代と言われた厳しい時代にも、創業以来の三綱領なるものを守り、積極的な社会貢献活動をしてきた実績がある。 こんな時代にあって今年度中間決算で最高益を更新したコンビニ大手のローソンも、震災翌日に社員100名を被災地支援に送り込んだことが話題になったが、かねてより環境保護に熱心で、CO2排出量を減らすために20年かけて納品車両の台数を2分の1以下に減らすなどの地道な活動を続けてきたことはあまり知られていない。 いまどうしてこうした企業が見直されているのか。「背景にあるのは、世界中で各国の企業がしのぎを削るグローバル競争。画期的な商品やサービスというのは生まれにくく、作れてもすぐに他社に真似されて、同じような商品が量産され、価格安競争に陥るのが関の山です。だが、企業の『精神』や『風土』というのは差別化の余地がある。そうした中で『私利私欲を離れて消費者や地域社会に貢献する』といった行為は支援した相手がユーザーとなって戻ってくるし、長期的には強固な信頼関係を築ける。社員もこうした経験を通じて団結し、働く意欲を高めることになる。その気質が競合他社との差になり、長期的に見て企業の強みとなっている」(上武大学教授の田中秀臣氏)もちろん社会貢献と一口にいっても、一朝一夕にできるものではない。今日から寄付を始めれば、それだけで儲けが増えるというわけでもない。中には税金逃れや宣伝目当ての下心で寄付を行う企業もある。「特に社会貢献を喧伝するような会社には期待ができない。大々的に宣伝して、専門の部署を作って、寄付を始めた企業ほど、業績が悪くなるとすぐに撤退する。大切なのは継続してできているかどうかであり、そうした企業は事業そのものに社会貢献を組み込んでいるところが多い。 たとえばユニクロを展開するファーストリテイリングは障害者雇用を積極的に行っているが、ほかと違うのは障害者を健常者と同じように働かせるモデルを採用していること。通常業務に不可欠な戦力として採用を行っている。惣菜大手のロック・フィールドも静岡の自社工場に風力発電所を設置。その電力で工場で使った水を浄化して、自然に戻している。さらに工場内には浄化した水が通る緑地も作り上げ、野鳥が集まる自然公園のようになっている」(一橋大学大学院教授の楠木建氏)要するに本気度が違う、やると決めたら継続する意思もある。ファーストリテイリングやロック・フィールドは厳しい業界環境にありながら利益を稼ぎ出しているが、こうしたメンタリティが企業の活力になり、好業績を生み出すパワーとなっているのだ。
2012/02/01
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欧州発の世界同時不況にあえぐ日本企業は多い。いま改めて企業の戦略が問い直される中で、「会社のメンタリティ」に注目が集まり始めている。こんなときでもうまくいっている会社は共通して、「独自のメンタリティを持つ」ことがわかってきたからだ。 東日本大震災を受けて、企業の海外逃亡が絶えない。新たな震災の恐怖だけでなく、超円高、高い法人税などを嫌って、拠点を次々に海外に移し替えている。おのずと国内の雇用は激減、特にかつて企業城下町として栄えた地方都市では失業者が続出している。そんな中にあって、昨年12月、宮城県・石巻市に本社を移転したのが『築地銀だこ』などの飲食チェーンを展開するホットランド。同社もまた、独自の活動を行い、高成長を維持している企業だ。 実は同社の被災地支援の取り組みは、「移転以前」から始まっていた。 震災直後に1台の「銀だこカー」を走らせて、被災地での炊き出しを開始。さらに一過性のボランティアではなく継続的な被災地経済の下支えが必要だと感じた同社代表取締役の佐瀬守男氏主導で『東北応援プロジェクト「明日もがんばろう!」』を立ち上げた。被災地応援ソングを作り、これを全国の『築地銀だこ』の店舗で流した。 被災地支援活動の賛同者に声をかけて石巻市に復興商店街「ホット横丁石巻」を開設、その運営会社を石巻市に設立したのは昨夏のこと。本社移転の半年ほど前には、すでに被災地に会社を立ち上げていたのだ。 ホット横丁石巻は銀だこ、ホットドッグ専門店、居酒屋などが入る一大商店街。そこで働くのはほとんどが地元の被災者である。 現地ではこんな声が聞こえてくる。「石巻市に100人ほどの雇用が生まれました。横丁は地元の人々を雇うということでやっていただいたので、本当にありがたいです。ホットランドさんは被災地支援の規範、さきがけであってくれたと思います」(石巻商工会議所)「石巻市は中心市街地でもまだ再開できるお店が少なく、まだまだ復興は進んでいない。そんな中で横丁は石巻の人々の憩いの場になっています。横丁では催し物もやっているので、市民の復興意識を高める力にもなっている。再生に向けた、前向きな希望の道しるべとなっていることは間違いありません」(石巻市役所商工観光課) ホットランドは今後も蛸の加工工場の開設なども計画しており、地元からはさらに大きな雇用が生まれると期待されている。たった一店の焼きそば屋から始まり、創業20年で売上高200億円規模の会社にまで成長した同社は、いま被災地・石巻から次の目標である「売上高500億円」を目指している。「ホットランドは昔から全国の養護施設を回ってたこ焼きをふるまうボランティア活動を行ってきた。佐瀬氏には『ただ儲ける』だけでなく、事業を通じて『ほっとした安らぎ』を提供したいという強い信念がある。 一般的に発展途上の企業は『儲けるにはどうすればいいか』と発想しがちだが、ホットランドの場合は先にビジョンがあって、それを実現するために事業を成功させたいという発想。今回も被災地を支援したい、でも事業がうまくいかなければ支援もままならない、だからより一層次の目標に向かって頑張れるという強い心意気を感じます」(ソーシャルプランニング代表の竹井善昭氏)
2012/02/01
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社員が拍手した社長の英断「震災当初のこと、被災地の倉庫に次々と救援物資が運ばれてくるものの、現場が混乱していて本当に必要な物資が避難所まで届かない状況がありました。それを知った弊社の社員が、自治体の職員に直談判で申し出て、本部の指示命令も待たずに、救援物資の配送を行っていました。みずからも被災者であるにもかかわらず、です。 弊社の社訓には『ヤマトは我なり』という言葉があり、これには社員一人ひとりがヤマトグループの代表であることを絶えず意識して行動するという意味が込められています。今回の震災では、この社訓が社員に深く刻まれていることをあらためて実感しました。社員は『ヤマトは我なり』を実践してくれた、それでは会社は何をするべきか。その答えが『宅急便1個につき10円の寄付』でした」(ヤマトHD・木川眞社長) 消費者がかつてなく厳しい目で企業を見る時代---そうした中で消費者のみならず、取引先などからも絶大な信頼を受けている日本企業がある。その共通点を探ると、いまどき好調な企業の秘密が見えてくる。 まずは、宅配便大手のヤマトHDの事例を紹介しよう。東日本大震災を受けて同社では「宅急便1個につき10円を寄付」することを決定、寄付金は被災地の事業者に助成している。助成を受けた被災企業からこんな感謝の声が届いた。「秋サケは1尾の重さが平均4kgあり、その加工作業は大変な重労働なので、自動処理マシンは加工業者にとって必要不可欠のものです。震災で全部ダメになってしまいましたが、新たに購入したくても資金の借り入れができないどころか債務の返済にも手が回らない状況でした。今回の助成で購入し、今後は新たに技術や流通経路を集約することで大槌町としての共同商品をプライベートブランド化して全国に提供していきたいと考えています」 こうした声はほかにも続々と届いている。 実例を挙げれば福島県の水族館「アクアマリンふくしま」は、8000万円の助成金を使って設備を改修、熱帯魚などの飼育展示ができるようになった。同じく福島県の相馬港では助成金1億300万円を使ってクレーンを整備・修理、昨年12月にコンテナ航路が再開している。 ヤマトHDが昨年4月から年末までに取り扱った宅急便は約11億780万個(累計)で、寄附金は110億7800万円に積みあがっている。同社の年間純利益の4割にも相当するのだから、並の企業には決断できない額だ。 どうしてこんな多額の寄付を行っているのか。木川社長はこう語る。「復興支援を国に任せきりでは時間がかかる。税金だけで賄うには財政的な制約がある。長くかかればかかるほど、被災をされた方の苦しみは長引き、産業は立ち直りのきっかけを失いかねない。少しでも早く再生できるように民間企業が立ちあがり、結束しなければならない。そうした具体的行動につながる一石を投じられればと思い、寄付を始めました。 震災直後の4月1日、社長就任の挨拶で『宅急便1個につき10円の寄付』のアイデアを幹部社員にぶつけてみたら、大きな拍手が起こりました。私は涙が出るほど嬉しかった」ヤマト自身も被災企業である。全壊した事業所、全損した車両もある。死亡した社員もいた。自社のことだけを考えれば、寄付どころではなかったはずだ。それでも被災地支援に取り組んだのは、冒頭に木川社長が語った『ヤマトは我なり』の精神があったからだ。
2012/02/01
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ブックオフで買って、アマゾンで売って月10万円?web R253月29日(月) 12時 5分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合 安く買った本を転売して稼ぐ“せどり”。『ホームレス作家』などの著書がある松井計氏が宿無し時代にせどりで食いつないでいたそうですが、さほどの投資がいらないという点ではビジネスマンにも有効な稼ぎ口なのでは? というわけで、まさにドンピシャなブログ『せどりで副業!30代ダブルワーカーの日記』の管理人であり、同名の著書も出されている会社員の河原すみさん(31歳)に、せどりのイロハを教えていただきました。 「ぼくの場合、仕入れはブックオフですね。それも105円本の棚か、セールで半額になった本ばかりです。それをアマゾンのマーケットプレイス(アマゾンを通じて行う個人売買)を利用して売っています。ブックオフを使うのは、セールをよくやるのでまとまった数の本が安く手に入りやすいからです」 なるほど。でも知識がないと仕入れができなさげですね。「大丈夫です。せどり用にアマゾンのマーケットプレイスでの古本販売価格を検索できる携帯サイトがいくつもあるので、店頭で『これは』と思った本を調べるだけです。慣れないうちは片っ端から検索しないと相場観がわかりませんが、頻繁に同じブックオフの同じ棚に通うことで、在庫の変化がわかるようになります。ぼくはだいたいブックオフで100円で仕入れて、アマゾンで300円以上で売れそうな本を買っています。これだと『代金+購入者からいただく送料(国内一律340円)』から、販売価格に応じた『アマゾンの取り分+実際にかかる送料』を引いて、最終的に300円くらいの利益になるんです。これを最低ラインに1冊平均700~800円の利益になるよう仕入れています」ほうほう。検索サイトがある限り、後は根気勝負ですね。ほかに仕入れのテクってありますか?「実はアマゾンでの販売価格より大事なのは、アマゾンでの売れ行きランキングです。例えば8000位の本ならすぐ売れますが、80万位の本はなかなか売れません。ぼくの場合、週末を使って1日に30~40冊ほど仕入れるので、動きが悪い本は不良在庫として溜まる一方。だから売れない本は1カ月ほどでブックオフに“戻し”ますね。ただ、出品者が誰もおらず、販売価格がわからない本でも高額販売が狙えることがあります。一度、200円で仕入れた絶版の絵本が1万5000円で売れたこともありましたね」おお、すごい。でもなんだか個人古書店みたいですね。だいたい月においくらの儲けになるんですか?「実際、仕入れは週末の1、2日を使えば済みますが、注文や発送は毎日発生するので店舗のない個人古書店ですね。せどりは29歳から始めたんですが、2年経った今はだいたい月に10万円以上の稼ぎがあります」そんな魅力的なせどりですが、まだまだ販売にもノウハウがあるそうで、今回はここまで。仕入れ編に続いて、次回は販売編をお送りします。 (R25編集部)
2010/04/03
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人はなぜ「餃子の王将」の行列に並ぶのか?王将が提供する餃子は1皿210円(関東では231円)という低価格。この餃子の値段から、好業績の秘密を探ってみたい。「餃子の王将」でおなじみの王将フードサービス。2010年3月期の連結純利益は前期比12%増の36億円の予測。外食産業不振の中にあって快進撃を続けている。王将が提供する餃子は1皿210円(関東では231円)という低価格。味もいい。この餃子の値段から、同社の好業績の秘密を探ってみたい。話をわかりやすくするために、王将の餃子を200円とする。それに対して私が時折立ち寄るラーメン屋・A店の餃子は400円だ。王将の倍だが、それでも世間相場並みの金額だろう。予算1000円、王将とA店の餃子の組み合わせは?1000円の予算内なら、王将では5皿、A店では2皿食べられる。王将の餃子も、A店の餃子も味わいたいと思えば、「王将3皿・A店1皿」「王将2皿・A店1皿」「王将1皿・A店2皿」という組み合わせ方もある。A店が600円に値上げすると、A店で1皿食せば王将で食べられるのは最大2皿。つまり、王将の餃子の量を減らす必要がある。その場合の満足度を左右するのは、A店と王将の味の違いなのだ。王将の餃子を減らしてもいいと思えるほど、A店の餃子がとても美味しければ、A店の1皿を最優先する。しかし、王将のレベルが高くA店の味と拮抗していれば、「王将の餃子を会社の帰りがけに5日間で1皿ずつ楽しんで予算を使い切ったほうが、いい」ということになるはず。需要と供給のバランスがちょうどよく、最大限に機能することを「最大効用」という。いま見たケースだと、王将は餃子の味と価格のバランスが「最大効用」していると言い換えられる。これこそが、客が入る理由であり、餃子の王将が快進撃を続ける秘密なのである。王将の餃子はボリュームがあり、豚肉、鶏肉は国内産の生を使用、手巻きは店舗で行うなど、品質や手作り感も大事にしている。客からすれば、安くて美味しく、チェーン店では得にくい家庭的な雰囲気も味わえ、リピーターになりやすい。すると大量仕入れによってコストは低下し、利益率はアップ、業績は良好になる。会計的な指標も見てみよう。たとえば、先々の生産や販売のために保有している資産が売り上げになるまでの日数を表すのが棚卸資産(在庫)回転日数(棚卸資産÷1日当たり売上高)だ。全産業の平均が40日なのに対し、王将フードサービスは1.4日と、際立って高い水準を誇っている。餃子という大衆中華料理をメーンとした商売ならではかもしれないが、その効率のよさが営業利益率(営業利益÷売上高)11%という高収益体質につながっている。しかし、前述のとおり、餃子の王将では手作りにも重きを置いており、店内はオープンキッチンで中華鍋を振る姿を目の当たりにできるし、威勢のいい声も飛び交う。前回、厨房に1本の包丁も置かず、効率性を計算し尽くしたサイゼリヤについて述べたが、それとは対照的だ。また、500を超える王将の店舗には共通のメニューのほかに、各店オリジナルのメニューもある。開発は各店に委ねられており、手間もかかる。効率性とは逆をいく戦略といえるが、実はここがポイントだ。地域によって客層も文化も異なる各エリアに合わせた店づくりを行うことが、売り上げを維持するための推進力となるのだ。そんな独自メニューの開発に時間を割いて収益力をアップするのも、ある意味で効率的な経営といえよう。今後も快進撃は続くのか。土地や厨房設備などの固定資産回転日数(固定資産÷1日当たり売上高)は281日で、平均を下回る。オーナー制度を導入して新規出店に力を入れているのは、固定資産への投資を減らし、さらなる高収益体質への脱皮を図っているのかもしれない。
2009/12/31
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注目はエディオン、ヨドバシ、ケーズHDビックカメラとの資本業務提携打ち切りに動かざるをえなくなったエディオンの動向に注目が集まるのは必然の流れ。4月、元社員の逮捕者を出したベスト電器。郵便料金割引制度を悪用し、同社のダイレクトメール158万通を発送、正規の郵便料金との差額2億円弱を不正に免れたという嫌疑によるものだ。2009年2月期の連結決算で、2期連続の最終赤字だった同社にとって、痛手は小さくない。単体ベースではどうにか営業利益を確保したものの、その額は2400万円にすぎなかった。そもそも、家電量販店各社の売上高営業利益率は、高くはない。業界トップのヤマダ電機でも3%台。10万円の薄型テレビを販売して3000円の営業利益があれば上々といったところだ。かつての業界トップ、コジマが多店舗展開を開始したのは1972年。量販専門店として最初に売上高1兆円を実現したヤマダ電機のスタートは83年。以来、家電量販店各社は家電メーカーの系列店やスーパー・百貨店から顧客を奪い、6兆円から7兆円にまで市場規模を拡大。今やヤマダ電機は、セブン&アイHD、イオンに次ぐ小売り3位である。こうした市場拡大の経緯は同時に、激しい業界内の合従連衡の歴史でもある。 この点でも注目されていたのが、前述のベスト電器。まるでラブコールのごとく、ヤマダ電機、エディオン、ビックカメラの3社が、ベスト電器の株式取得に動いていたからだ。ベスト電器は、海外で40店舗近く展開。業界では珍しく海外売上比率を1割超にまでしてきたことも評価の対象にあったのだろう。結局、ベスト電器はビックカメラの関連会社に入ることで一応決着、両社は4月に合弁で新会社「B&B」を立ち上げている。そうなると今度は、ビックカメラとの資本業務提携打ち切りに動かざるをえなくなったエディオンの動向に注目が集まるのは必然の流れ。エディオンとビックカメラは当初、経営統合協議の開始で合意、その後、資本業務提携関係に落ち着いた経緯がある。業界2位ながら関西が基盤のエディオンにとって、首都圏を中心とする東日本での店舗網整備は急務。M&Aに動くとしても、残された大手は限られる。東京が拠点のヨドバシカメラ、本店を茨城県に構えるケーズHDの思惑はどうか。ヤマダ電機のぷれっそHD(傘下にマツヤデンキ、サトームセン、星電社)買収やベスト電器によるさくらや買収は、いずれも投資ファンドの介在案件。現在、投資ファンドが大株主の上新電機やラオックスの動向にも注目しておきたい。
2009/12/31
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今、開業するならフレンチよりお好み焼き屋?高級フレンチレストランvsお好み焼き屋フレンチレストランと粉モノ屋、新しく店を開くなら「つぶれにくい」のはどちらか? ビジネス書が溢れる今、粉モノ屋と正答できる人は多いだろう。では、その理由は? 本稿ではそれをおさらいしたいと思う。キーワードは“期待値”と“損益分岐点”。例えば、500円のお好み焼き屋と1人2万円の高級フレンチレストランとで、お店に行くときの期待値はどちらが大きいか、その消費者心理を比較してみよう。500円のお好み焼き屋の場合、食器がたとえ100円ショップの商品であっても、お客は「安っぽいな」などと腹を立てはしないだろう。大衆的なお好み焼き屋で油が染み込んだ壁面や黒光りした鉄板を見ても、もともと高級感を期待していない、つまり“期待値”が低いお客は「(支払う金額と比べて)損をした」などと憤慨はしないだろう。それよりも500円に見合う、もしくはそれ以上の味わいとサービスであれば、少なくとも不満に感じることはないだろう。誤解を恐れずに言えば、店側は清掃コストを削減してもさほど問題はないことになる。一方、1人2万円の高級フレンチレストランでは、料理の素材はもちろん皿やグラス、店に置く調度品までも、料理の値段にマッチしたグレードのものでなければ、お客は不満を抱くことになる。「2万円もするのだから」という“期待値”が高いために、料理だけでなく、食事をする環境も値段相応の水準でなければ到底満足できない。だから店側は、お客が来ても来なくても、店を開けている以上は清掃や内外装のメンテナンスコストも負担し続ける必要がある。つまり、お好み焼き屋はローコストで売り上げを確保するチャンスがあり、フレンチレストランはコストをかけなければ売り上げの維持・拡大が難しいといえるのだ。だからいざ開業を考えた場合、お好み焼き屋はイニシャルコスト(初期投資)を抑え、スピーディーに投資資金を回収できる。しかし、フレンチレストランは商品単価に見合った皿、調度品が必須のため、イニシャルコストが上昇し、資金回収にも時間がかかるのである。お好み焼き屋は投資資金を早期回収できる市場環境が劇的に変化しやすい外食業界では、資金回収に時間がかかることは致命的な経営リスクとなる。というのは、今、繁盛していても、1年後に繁盛している保証はどこにもないからだ。フレンチレストランのようにイニシャルコストがかかると、投資額を回収できていないにもかかわらず、市場環境の変化により店舗のハード、ソフトが陳腐化し、新たな投資を強いられるリスクも負うことになる。客単価の高いフレンチレストランのほうが一見、儲かりそうだが、お客の“期待値”を基準に比較すると、お好み焼き屋のほうが営業コストをかけずに売り上げを確保できる。つまり、“損益分岐点”を低く抑えることができるわけだ。さらに、現在の経済環境においては、単価の高いフレンチレストランのほうを“食べ控え”する人は多いだろう。来店頻度が減り、売り上げが伸び悩むと、損益分岐点の高いフレンチレストランは構造的に利益を出しにくい。一方、商品単価は安いけれども、損益分岐点の低いお好み焼き屋の落ち込み方は、フレンチレストランよりは少ないはずだ。儲かる商売か否かは、客単価の大小だけでは測れない。景気低迷時には特に、損益分岐点の低いビジネススタイルこそが強い経営体といえそうだ。
2009/12/31
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なぜCoCo壱番のカレーは高くても売れるのか?【CoCo 壱番屋は日本最大のカレーチェーンだ。1978年、名古屋市の郊外に第一号店をオープン、今では1207店を擁する巨大チェーンとなった。年間の売上高は699億円(2009年5月)。 創業者で現特別顧問の宗次徳二は幼いときに施設へ預けられた。彼は本当の親を知らないし、本当の名字も知らない。そうしたハンディキャップをものともせず、高校を卒業後、懸命に働いた。02年、53歳で引退するまで、年間5000時間以上も働いたこともあるという。お盆も正月も休まずに、CoCo壱番屋を大きくしてきたのである。そんな彼の基本姿勢は「ライバルを気にするな。自分の店を自分の目で店舗に赴きチェックし、お客さまを見ろ」ということだ。】------------------------------------------■「1日1000通」すべての声に目を通す――私は同業者の動向を気にしたことはありません。ほかのカレーチェーンへ入ることもないし、今、話題の300円弁当を気にすることもありません。他店のことを考えるよりも、自分たちの商売に徹するのがうちのやり方です。 大切なのはお客さまが何を欲しているのか。私は常にそれだけを考えてきました。自分たちの考えが正しいかどうかを教えてくれるのはお客さまだけだと思っています。それに、うちはただの町の食堂ですから、難しいことを考える必要はないんです。 CoCo 壱番屋のカレーは個性があるわけじゃない。値段も安くはありません。ラッキョウだって、無料でなく、ひと皿で30円いただいています。町の食堂として、普通の味であればいいんです。 ただし、創業の頃から、ほかのカレー屋さんとは違うことをやっています。それは熱々のカレーを提供すること。ほかはたいてい、大鍋でカレーを温めて、そのままライスの上にかけます。しかし、うちでは27人前の大鍋で70度から80度に保温しておき、お客さまからオーダーが入ったら、一人前ずつ小鍋で再加熱し、温めます。沸騰させてしまうと、カレーの香りが飛んでしまうので、直前で小鍋を火から下ろす。加えて、皿もウオーマーで温めておきます。私は喫茶店の店主から出発しました。喫茶店でコーヒーを出すときは必ずカップを温めます。それと同じ気持ちで、第一号店で、初めてカレーを出したときから、現在まで、皿を温めています。 ライバル店を観察するより、「自らが現場に赴き、自分の店を厳しくチェックする」が私の考え方です。では、どこを見ればいいのか。商品よりも接客をチェックします。それは接客ができていない店はたいてい、売り上げが落ちるからです。私が会長をやっていた時代、800店まで出店しました。そのうち、閉めたのはわずか2店です。どんな店でも、トップが現場に赴き、厳しい目でチェックすれば持ち直すと思います。 では、当時の私は、接客のどこを見ていたかですが、まずは働いているスタッフの数でした。私は「ゆとりシフト」を組め、と指導していたのです。お客さまが店に入ってきた、その瞬間に、いらっしゃいませと言えないような従業員の配置ではダメだからです。値下げをしたり、こだわりの味を出すよりも、飲食店は基本的なサービスをきちんと守らなくてはならない。 次にチェックするのが提供時間です。注文してから、カレーがお客さまに届くまでの時間を私はストップウオッチで計測します。揚げものがつかないカレーの場合は再加熱の時間も含めて速やかに提供するようにしています。そうした店のチェックのとき、店長がほかのお客さまよりも、私に先にカレーを持ってきたことがあります。私は厳しく怒りました。お客さまが第一。私に気を使ったりするような、間違った判断は許しません。 また、うちでは、時間のかかるカツカレーを注文した方がいらいらしているようなそぶりをしたら、その方に代わって、従業員が厨房に、「カウンターの方のカツカレーはまだですか?」と聞くようにしています。そうすれば、待っている方は、「ああ、自分のことを忘れていないんだな」と思える。 サービスとはお客さまの身になって、洞察力を働かすことです。大声で「らっしゃい!」とか「ありがとございまーす」とか声を張り上げることじゃない。うちは町の食堂ですから、会釈でいいし、あいさつに大声はいりません。大声よりも、心をこめて、ありがとうと言うことです。 自店を見ていると、きりがない。あるとき、静岡にあるチェーンをすべて見て、山梨へ行き、そこから八王子、そして、都内の24時間営業店全店をまわったことがある。36時間、ぶっ通しでまわったこともあります。 お客さまの気持ち、感情がつかめれば、それに対応したサービスができます。私の場合は毎日必ず、アンケート葉書をじっくりと読んでいました。今では1カ月に6万から7万通のアンケート葉書が届きます。私が会長だった7年半前は3万通でしたが、それにはすべて目を通していました。内容は10対1くらいで、お褒めの言葉が多いのですが、店にとって価値があるのはお叱りの葉書です。「従業員に無視された」「注文を取りにくるのが遅かった」「従業員が私語ばかりしていた」「カレーの温度がぬるい」……。 私は苦情の葉書はコピーして、余白に「至急、善処して下さい」と書きこんでから、苦情のあった店にFAXしました。クレームに対して素早く真心で対応すれば、大抵はお客さまは許してくださるでしょう。しかし、放っておいたら、お客さまは二度と来ません。そして、クレームというのは、実はその店に限ったことではなく、どこの店でも起こりうることなんです。ですから、私は苦情の内容をまとめて、全店に配りました。これは今も続けていることです。■「趣味も友人も不要」で私が働き続けた理由 私は現役時代、趣味も持たず、友人もつくらなかった。飲み屋へ行ったこともありません。仕事の邪魔になることは何ひとつやらなかった。年間5640時間、働くこともあった。そうやって率先垂範しないと、部下は働いてくれないと思ったからです。 そんな私が若いビジネスマンの方たちにアドバイスできることが二つあります。どちらも即効性はありませんよ。やり続けることが前提です。 早起きと掃除をすること。朝早く起きて、自分の仕事場の周辺をなるべく広く掃除する。仕事場のなかだけじゃダメです。そうやって汗を流していると、他人から姿勢を評価され、信用につながる。しかし、損得や打算を考えてはいけません。雨の日も用事のある日も休まずに掃除する。私は雨とか台風、それから体がだるい、熱っぽいという日こそ燃えました(笑)。よーし、今日はいつもより長い時間、掃除をするぞ、と。早起きと掃除が不況を乗り切る道です。
2009/12/31
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楽天の野村監督はよくこう口にする。「考え方を変えれば生まれ変われる!」この教えは以下のインドのヒンズー教の考えから来ているとう。心が変われば態度が変わる態度が変われば行動が変わる行動が変われば習慣が変わる習慣が変われば人格が変わる人格が変われば運命が変わる運命が変われば人生が変わる営業に限っていえば、売れない営業パーソンは売れる営業パーソンよりも必ず行動量が少ないという。売れる人は売るために行動している時間が長い。売れない人は売るために行動している時間が短い。労働時間は同じでも売るための時間を多く取ることができるか売るための時間を捻出できるか売るための時間を確保するために効率的なスケジューリングができるか・・・これが勝負になる。売れない人は時間を無駄に使って、売るための時間が少ないだけなのだ!たくさん売るため、目標や夢を達成するため、どうやって売るかというノウハウやテクニックばかり追い求める傾向はないだろうか。それらが全くなしではダメだが・・・それ以上に「行動」が大事なのだ!!!
2009/11/26
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付き合った男性には、どんどん出世して欲しいと願うもの。女性の中には、付き合った男性がドンドン出世する、不思議な力を持った人がいます。そのような女性は、どのような特徴があるのでしょうか。そこで今回は、みなさんに男性を出世させる女性となって頂くべく「男性を出世させる女性の特徴9パターン」を紹介させていただきます。【1】否定せず、話に耳を傾ける。最初から否定せずに、ひとまず男性の話を受け入れるという特徴があるようです。まずは話を聞くことから、始めた方が良さそうです。【2】徹底的に褒める。自信を持たせ、絶対的な支持者としてサポートするようです。徹底的に褒めることで、男性のテンションが上がります。【3】絶妙なタイミングで叱る。些細なことでも、「その場」でしっかりと叱るようです。「前から思っていたんだけどさ...」という形で、表現することは少ないようです。【4】どん底でも笑顔である。ほとんどの人は、辛いとき、笑顔が無くなるもの。しかし、男性を出世させる女性は、辛いときでも笑顔で、男性を励ますようです。男性は「もっと頑張ろう!」と自然と力が湧いてきます。【5】小さい幸せに敏感である。幸せに感じたことを男性と分かち合い、男性を幸せな気分にさせます。男性は満たされた気持ちでいることができるでしょう。【6】男性と同じ夢を見られる。「一緒にがんばるよ。」と励まし、共に夢を追うことができる女性です。男性の夢をバカにすることはないようです。【7】割とワガママである。「彼女には僕が必要なんです。」と言わせる女性です。【8】決意したら、「やってみなよ。」と背中を押す。徹底的に押す。徹底的に男性の味方になってくれる女性です。心の底から応援してくれる女性は、男性にとって大きい存在のようです。【9】彼氏の経歴など、自分のステータスのように自慢しない。男性がどんどん出世しても、それを他の人に自慢することなく、穏やかに暮らす人が多いようです。
2009/11/19
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発明のアイデアが生まれたら…特許を取るにはどうしたらいいの? 残念無念の『ラクラク持ち手』。それにしても「特許だけ取っておけば企業が特許庁にいい商品がないか探しにきて、気に入ったら買ってくれる」ってわけじゃないのね。結局は、営業的なこともしなくちゃいけないし、けっこう大変ですね。ちょっとしたアイデアで大ヒットの発明日用品。そういった発明をした人たちは、ロイヤリティで何千万も稼いでいるとか。これは羨ましい! ということで、ボクもさっそくアイデアを考えてみました。【痛くない!ラクラク持ち手】買い物中、重い荷物の入った紙袋を持っていると、手のひらにヒモが食い込んで痛いですよね。そこでこの発明品。丸いフォルムの持ち手に袋のヒモを通すと、しっかりと固定。これならば、ヒモが食い込むこともなく、ラクラクお買い物が! 色はカラフルな赤・青・黄の3色をご用意しました。どうです! リアルに使えそうじゃないですか? 笑いはまったく取りにいっていません。お金を本気で取りにいっています!さて、世紀の発明品のアイデアができたところで、具体的にどうしたらいいんでしょうか? “特許”を取ればいいんでしたっけ?そこで、発明家を支援する、社団法人発明学会の専務理事であり、『発明・特許への招待』(日本地域社会研究所・刊)の著者、中本繁実さんにお聞きしました。「まず、自分と同じようなアイデアがすでに特許登録されていないかを調べる必要があります。これは、『特許電子図書館』(IDPL)というサイトで確認できますよ。このサイトの『初心者向け検索』の『特許・実用新案の検索』では、過去に出願された発明品の書類がキーワードで検索できるんです。では、今回の商品に関連する“持ち手”“荷物”で検索してみましょう」うっわー! ボクのアイデアにすごく似たモノが出てきました! しかも、2006年の8月にすでに公開されてます! チクショー! 2年半遅かったか…。じゃあ、もし別のアイデアで、今度は他の誰も考えてないものが思いついたら特許が取れるわけですね。お金もガッポガッポ儲かっちゃうと?「いえ、あくまでもアイデアは、誰かが買ってくれなければお金にはなりません。アイデアを企業に買ってもらうのならば、様々な企業にこちらからプレゼンをしなくてはならない。また、特許は『出願』と『審査請求』という2段階を踏まなくはいけないんですが、出願するだけで、1万5000円。実際に特許を取るために審査してくれ、と請求すると16万8600円(+請求項の数×4000円)。さらに、登録された後は、毎年登録手数料がかかります(※内容によって金額は異なる)。ですから、売れないアイデアでもとりあえず特許を取っていたりすると、『特許貧乏』なんてことになってしまいますよ」結局、確実に売れそうな商品を思いついたら、出願だけして、企業に売り込みに行くのがいいんですね。う~~ん、なかなか「特許で大儲け」への道も難しいようです…。
2009/06/23
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成功する社長の条件は「落ち着きのないオッチョコチョイ」? 「他の社長さんたちは、みんな良い本を作ろうとしてるからダメなの。こうやってタイトルで読者が欲しいものを提示しなきゃ。売れる本を作らなきゃダメなんだよ、ワッハッハ~!」と豪快に笑う小山社長。サラリーマンとして仕事をして、ふと憧れたりするのが“起業”や“社長”への道。社長になってうまく経営できれば、通帳残高の数字だって増えるわけです。しかし、同時に「自分には社長としての素養があるのかしら?」ということも頭をよぎります。そこで、社長を目指す(?)読者のみなさんの代表として、社内マネージメントによる経営で有名な“中小企業のカリスマ”、株式会社武蔵野の小山昇社長に、「儲かる社長になるための心得」を聞いてきました!「まずね、『よく考えて行動する』『慎重派』ってヤツは、社長として大成しないね。逆に『おっちょこちょい』『言ってることと行動が違う』『落ち着きがない』とか、そういうヤツが社長には向いてるね」えぇーーーー?? 逆じゃないんですか?? 「慎重なヤツはダメだよ。逆に、落ち着きがないヤツは、思い立ったらすぐ行動しちゃうだろ? だから多くの仕事ができるし、いっぱい失敗できる。人間は失敗からしか学べないんだよ。成功の前にいくつ失敗を重ねられるかが、本当の成功への道なんだからさ」いや~、初手から想像の逆をいかれました。ボクは昔から落ち着きがないって言われるから向いてるかも。「あと、『週一は休みたい』だの『金銭的に人並みの生活をしたい』なんて考えてるヤツはダメだね。だって起業したばかりのときって、知識も、金も、知名度、信用、ブランド力、商品だってロクなもんがないだろ? そんなヤツが唯一、マーケットの中で闘える武器が“時間”なんだよ。人並みに休みたいなんて言ってるヤツは、唯一の武器すら出さないわけだから、成功するはずがない」たしかに。「会社が忙しくて疲れたから、独立しよう」なんていうのは、ダメなわけですね。「あと、サラリーマン気分のまま起業したヤツっていうのも絶対失敗する。なぜなら、社員と社長は仕事が違うから。社員は“従う”のが仕事で、社長は“決定”するのが仕事。従っている人間がする決定っていうのは、すべて自分中心で決めるわけ。たとえば『この商品が売れたら、ウチは儲かる!』って考えちゃう。そうじゃなくて『この商品を買ったら、お客さんが得をする』って商品じゃなきゃ絶対売れないの。サラリーマン気分の人間は、十分にリサーチをしていないし、人間を見ていないからね」う~ん、でも、ほとんどの人は最初は社員じゃないですか? どうしたら社員から、儲かる優秀な社長になれるんですか?「まず起業する前に、いま自分がいる会社で最低でも管理職にならないとダメ。それが第一条件だな。だって、部下ができて管理するようになれば、その人間を動かさなくちゃいけないから、自動的にマネージメントが学べるわけでしょ。社長の仕事は“決定”のほかに、“営業”と“社員教育”があるわけ。今いる会社で管理職にならなきゃ、それらも学べないでしょう」たしかに! でもまずは管理職かぁ。大変だなぁ…。最後に「管理されること、することを経験しなきゃダメ。社長になったら誰も管理してくれないよ。自己管理が一番大変なんだから」と小山社長はおっしゃってました。う~ん、そうなると、サラリーマン時代に一生懸命働いて、しっかりと結果を出している人が儲けているんだなぁ。まずは今の仕事を、自分が社長になったことを想定して取り組んでみますか!
2009/06/23
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家族のように思うといっても、私は特定の部下と飲みに行ったりはしないし、社員の結婚式にも極力、出ないようにしている。全員の式に出席することは不可能だからだ。加えて、当社では部下は上司に贈り物をしてはいけないと決めている。逆に上司が部下におごったり、プレゼントするのは大いに結構。どんどんやりなさいと言ってある。部下を怒ることもある。しかし、それは仕事の成績が悪いといった理由ではない。そして、自分の感情にまかせて声を荒らげたこともない。叱責するのは怠慢に対してだ。何度も同じミスをしたり、約束を破ったり……。実際、そのような部下は少ないが、そういった場合は机を叩いて怒る。■2カ月間、工場に泊り込んだ私が入社した50年前には、地域にいくつもの寒天製造会社があった。当時の寒天の用途は和菓子の原料。しかし洋菓子の流行などで需要が減り、従来の得意先だけを相手にしていた寒天会社はつぶれてしまったのだ。責任者になったのは寒天の売れ行きが減速し始めた頃だった。従業員は十数人で、しかも皆、私より年上。私はとにかく仕事を覚えようと、工場に2カ月間、泊り込んだ。しかし、いくら熱心な態度を見せても社員たちの態度は変わらない。ただ、私には社員たちの心の痛みに共感する気持ちがあった。画家だった親父が終戦の年に病気で亡くなり、母が子ども5人を抱えて働いた。貧乏暮らしだったことに加えて、私は17歳で結核にかかり3年間病院で寝ていた。逆境にいたから人の痛みはよくわかる。だから社員たちの態度がすぐに変わらなくても、自分が相手に対して愛情を示し続けていればいいと思っていた。会社として形になってきたのは責任者になって20年も経った頃。うちはほんの少しずつ成長して、今のような形になった。■「ルイ・ヴィトンみたいなブランドになろう」私が大事にしていることは3つある。それは時間軸、公、「利他」ということ。まず時間軸だ。私は常に会社の永続を目指すと社員に話している。会社が長く続くために急成長は必要ない。 屋久杉の年輪をご覧になったことがあるだろうか。年輪はものすごく細かい。屋久杉は低成長だからこそ、6000年も生きていられる。会社も同じ。1年の成長が少ないほど長生きできる。会社の成長というと世間一般では売上高が増えることと考えている。しかし、わが社の定義は違う。仮に売上高が同じでも、適正な利益があり、その利益を正しく使って外部の人も社員も「自分は成長した」と実感できれば、それが「成長」だ。きざな言い方だが、社員全体の幸福度の総和が大きくなっていくことが当社の成長なのだ。社員に対してこう言ったことがある。「おい、うちもルイ・ヴィトンみたいなブランドになろうよ」。皆けげんな顔していた。「そんなの無理ですよ」って。私はふたたび問いかけた。「どうして無理なの。何も明日やあさってにヴィトンになるって話じゃない。オレが死んだ後の社長でもいいし、その次の社長でもいい。50年、100年かければできないことはない」時間をかけることに対して人は鈍感だ。目標を達成するには時間軸を長くとって、自分の未来に自信を持てばいい。そうすればたいていのことは実現できる。ただし、目標の達成は未来のことでいいけれど、着手は今すぐでなくてはならない。時間軸ともうひとつ大切なのは「公」を意識すること。うちには「仕入れ先を大切にする」「町づくりをしっかりやる」といった決めごとが10カ条あるが、その精神は、公を意識しながら会社を運営していくことの大切さだ。公を意識することは、すなわち自分自身の行動を客観的に眺めることにつながる。経営者や上司が公の意識を持ち、大きな視点で行動していれば、おのずと社員たちとのつきあい方にも節度が出てくる。最後に、人間関係をよくするために何をするかと問われたら、答えはひとつしかない。それは利他ということ。自分だけの利益を追求するのでなく、他人も一緒に幸せになろうということ。私にとって利他の対象はまずは社員だ。むろん、人生にはつらいときや苦しいときがある。でも、そんなときは「自分は小説の主人公なんだ」と思い込めばいい。そして、「小説のなかで今はつらい時期だ。しかし、この小説(人生)は必ずハッピーエンドで終わる」と考えれば、乗り切ることができる。結局、ビジネスマンにとって必要なのは自分なりの「軸」を持つことだ。いくら本を読んだり、勉強会に出たりしても、自分自身の軸が確立していなければ他人の意見やトレンドに流されてしまう。「年功序列を守る」「リストラはしない」といった決めごとは会社としての軸を持っていなければ実行できなかった
2009/05/18
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トヨタも驚愕!伊那食品工業「48期連続増収増益」の秘密会社を強くするものは何か。経営者としてずっと考えてきた。出た答えは「社員のやる気を引き出すこと」。長野県の伊那市に本社を置く伊那食品工業は寒天のトップメーカーだ。1958年の創業から48年間、増収増益を達成し、現在の売り上げは165億円、従業員は約400名。同社が国内マーケットに占めるシェアは8割、世界でも15%となっている。不景気の到来で、経営の前途に不安を抱く企業が多いなか、毎年着実に成長する同社の経営姿勢に関心を抱く人々は多く、帝人、トヨタグループ幹部等が同社を見学に訪れている。会社を強くするものは何か。経営者としてずっと考えてきた。出た答えは「社員のやる気を引き出すこと」。やる気を引き出すことさえできれば会社は強くなる。例えば機械はカタログに書いてあるスペック以上の仕事はしない。しかし人間はやる気になったら、やる気のない人の3倍くらいは働く。人間は頭を使うから、自分で工夫して仕事の能率を上げていく。では、具体的には何をすればいいのか。考えた末に、ひとつの答えを出した。やる気を引き出すには社員に「これは自分の会社だ」と思わせればいいんだ、と。社員が自分のうち(自宅)のように感じる会社にすればいい、と。たとえ会社ではダメ人間でも、うちに帰れば立派なお父さんだという人はたくさんいる。金を稼いで、家庭を守り、子どもの面倒を見る。家族を守ることに手を抜く人間はいない。それは「家庭は自分のもの」と思っているからだ。会社もその人にとっての家庭にすればいい。これが一般の会社だと、社員持ち株会などをつくって、株を分けたりする。しかし、それくらいのことでは社員は会社を家庭だとは思わない。そこで、まずは情報を共有することにした。当社では幹部だけが知っている数字などない。製品をどれだけ売って、どれだけ儲かったかは社員なら誰でも知っている。また、リストラをやったことはないし、これからもしないつもりだ。給料も地元では高いほうだ。社員旅行も、39年も前から1年おきに海外へ出かけている。そして、万が一社員や社員の家族の身に何かが起きたら、私は完全に面倒を見る。 5年ほど前のことだが、社員の自宅が火事で全焼した。消防署から第一報が入ると、私はすぐ陣頭指揮に立った。「第1班はすぐに駆けつけろ。状況がわかったらオレに知らせるんだ。第2班は炊き出しの用意をして現場へ急行すること。そして、第3班は待機だ」社員は火事の現場に駆けつけてきて、それぞれ着るものや家具をカンパした。会社は被災した社員に建て替え資金を貸し出した。利息は一切取らない。火事に限らず、私は困っている社員がいれば何でも面倒を見る。そして、約束したら絶対に守る。この50年間、それを続けてきた
2009/05/18
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履歴書のウソの見抜き方教えます 不況を乗り切るには少数精鋭にならざるをえない。企業や就職希望者は今こそ知恵を絞るべし ■採用面接。応募者の誤魔化しを許さない! 新年度のスタート。出発の季節です。しかし未曾有の経済危機のなかで、企業も、働く側も大変な状況です。特に再就職をめざす人々にとって厳しさは相当なようです。 一方、採用を減らしている企業にとっては、いかに良い人材を見分けるか、眼力が問われます。 そこで、中途採用に応募してくる人間をいかに峻別するか、私なりのノウハウをお伝えしていきたい。それは、私が総理首席秘書官の時代に行った閣僚候補のいわゆる「身体検査」とは、やり方は違いますが発想は一緒です。 まず、最初に「履歴書のウソ」の見抜き方です。 再就職しようとする人間は、自筆の履歴書を提出します。仮に過去の職歴がA社に5年、B社に4年と記してあったとしましょう。しかし、その内容はあくまでも自己申告です。もしかすると、実際はもっと頻繁に会社を変わっていて腰を据えて仕事をしたことがない。問題がありそうな業界で働いていた。あるいは何もせずにブラブラしていた。その部分は省いて、無難なA社の社名だけ書き、空白期間を埋めるために本当は2年なのにA社に5年勤務と誤魔化している可能性もある。 採用する側としては、直近の職場は別として、それ以前についてチェックしようと思うと、そう簡単ではありません。結局、その履歴書の内容を前提に「字がきれいで几帳面そうだ」などといったことを判断材料にして、その場の雰囲気で採用するのが現状です。 そこで、私ならどうするか。まず履歴書を提出してもらうまでは同じ。次に、それを受け取った後で、こう指示を出すのです。「次の面接までに社会保険事務所に行って、年金記録台帳のコピーをもらってきてください」。 持ってきてもらった記録を見れば、過去の職歴は一目瞭然です。実際には1~2年ごとに会社を変わり、過去に5回も6回も転職していたとわかれば、仕事に対する姿勢に疑問符がつきます。 同時に、その記録で年金保険料の事業者負担額と本人負担額もわかるので過去の所得状況も把握できます。「前の職場では年収○○万円を得ていたので、その程度は欲しい」という本人の希望額が妥当かどうかもチェックできるというわけです。 ポイントは履歴書を受け取った後に提出してもらうこと。第二次書類選考と称して、「次回の面接時に提出のこと」とするのです。すると、履歴書にウソを書いた人は「しまったッ!」となります。履歴書の内容とツジツマが合わないので、指定の面接日に、来社しないかもしれません。 私は、目の前にいる人物が「なにをしてきたか」よりも「信用ができるか」が、人材登用のコツだと考えています。大きな話をする人よりも、自分について誠実に話すことのできる人を選ぶのです。まずは「公然情報」、つまり公にされている情報を厳しく精査することから始めましょう。■免許証で浮かぶライフスタイル 自動車免許証からも様々な情報を手に入れることができます。その人の性格や仕事への姿勢が判別できるかもしれません。 免許証には、氏名や生年月日、本籍、住所、有効期限等々が書き込んであります。しかし、交付年月日欄の日付の右に、5桁の数字が並んでいることを意識している人はほとんどいません。 実はこの数字を見れば、どんな時間帯に免許の更新に行ったか容易に想像がつくのです。先頭の数字は免許更新センターの撮影装置の番号で「15」ならNo.15のカメラで顔写真を撮ったということ。問題は下3桁です。この数字が「258」なら、No.15のカメラで258番目に受け付けたということを表しています。 258番目ということは、当日だいぶゆっくり出かけていったということです。少なくとも朝一番の受け付け開始早々には行っていない。土・日や休業日でもなければ、サラリーマンが免許証を更新する場合、「明日、免許証の更新手続きをしなければいけないので」と会社や上司に「遅刻の許可」などを貰うことになるはず。しかし仮に、9時始業で昼間フルに勤務する普通の会社で、仕事に穴をあけずに免許更新しようと思ったら、どうするでしょう? いつもの朝より1時間以上早く家を出て免許センターに寄ってくる、あるいは受け付け前から並んで早い順番に手続きを済ませる。そういう行動を取るはずです。 ところが、もし免許証に記されているのが大きな受付番号なら、免許証更新を理由に、半日あるいは1日ゆっくり行動したということになります。 営業職を志望する人間で、もし平日にゆっくりと免許センターに行くことができているというのであれば、ちょっと業務を遂行する姿勢に問題ありです。仕事をサボって、または適当な理由を見つけるのが得意な人材である可能性がある。会社や職種によって勤務形態はいろいろあるので一概には言えませんが、番号一つで、その人がどんなライフスタイルを取る人間なのか、判別するための材料になるのです。■「仕事のオンオフを明確にわける」という男のデマ 面接の際の質問のヒントにするのもいいかもしれません。 面接のときに「あなたは営業マンとして、どんなタイプですか」と質問してみて「就業時間は集中して仕事をするタイプで、仕事のオンオフはきっちりわけます」と答えたのに、実際の免許証コピーを提出させてみて、その数字が大きかったら、明らかに答えとズレがあるわけです。 注意をしなくてはいけないのは、免許証の下3桁が、大きい数字であることが、仕事の適性を欠いているということではありません。適材適所の人材を見つけるための一つの判断材料だということなのです。 靴や鞄も、人を見分ける手がかりになります。大切に使いこなしてきたか否か、その差が端的に出るものだからです。持ち主の性格がわかります。 たとえば靴。一見同じような古靴でも、大切に履いて古くなったものなのか、単にズボラで履き潰した古靴なのか、観察すればわかるものです。日頃きちんと手入れをしていて古くなった靴と、そうでない靴とでは、同じ古靴でも汚れ具合が違います。 鞄も、その人物が飽きやすい性格なのかどうかを示す一つのバロメーターだと、私は感じています。本当に使いこなした鞄を見ると、粘り強く努力するタイプだろうと想像できます。 消費者金融の儲けの鉄則に「台所のきれいなオンナには金を貸すな」という言葉があります。逆に言うと、流しに食べ残しや昨夜使った食器が洗われないまま散乱していたら「お得意さま」だということ。几帳面に利息を返済されては儲からないからです。台所を汚いままにしておくような、ルーズな人間を相手にするほど、利子は膨らみ消費者金融の儲けは拡大するのです。 この話を人事査定・人材の適性を見極める企業に当てはめると、当然、台所の汚い人間は歓迎できないということになります。とりわけ経理や法務など細かい作業を必要とする部門への配置は危険です。人事の配置や昇格で迷っているなら、何らかの理由を設けて突然、家庭訪問してみるのも、いい判断材料になります。台所に限らず、家族とどう接しているのか、どんな本を読んでいるのかなど、家庭訪問は実りの多い人事査定なのです。
2009/05/18
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なぜマクドナルドの優良店は30分単位で考えるか 目標管理を徹底させる30分ルールの凄み ■ミスの連続を断ち切る仕組み 不況下の数少ない勝ち組企業の一つ、日本マクドナルド。特に優良店舗では30分ごとに販売目標を設定し、常に数字を意識しながら営業利益の確保につなげているという。 一般的に営業利益は、売り上げから売上原価、販売費・一般管理費を差し引いた金額をいうが、同社のような土地代、人件費がある程度決まった薄利多売のビジネスでは、売上金額の大小が優良店舗かどうかを左右するのだ。 今回、西日本の店舗で好業績を挙げる店長A氏が、30分ルールの秘訣を公開してくれた。「時間帯によって売り上げが激変するので、30分単位で目標を管理する必要がある。随時、クルー(従業員)の人数や配置、食材の在庫などが“適正な投資”となるよう調整しています。 対前年ベースで月間の売り上げ目標、1日の売り上げ目標を最初に決め、そこから時間ごとに目標をブレークダウンします。レジの売り上げレポートもクルーの入れ替わりも30分単位なので、自然とそういう時間感覚が身についている」 30分ルールでは目標を下回った場合の挽回こそが、重要だ。「商品ごとの売り上げ結果を見て予測通りに売れていなければ、どこかに問題があると考える。その原因に気づいて次の30分に生かさないと、同じミスを続けてしまう。例えば割引券を配布した日は、利益率の高いポテトが品切れになりやすい。ポテトの調理をベテランのクルーが担当していないと機会損失になるので、すぐにクルーの配置を変更します」■ゲーム感覚で売り上げアップにチャレンジ いちよし経済研究所の鮫島誠一郎主任研究員が「マクドナルドは、作り置きから受注生産に変わり、クオリティが上がり、食品ロスも減った」と指摘するように、30分ルールは受注生産に適したフットワークのいい体制づくりにも貢献している。しかし、いくら準備を整えていても、客の入りが悪い場合はどうするのか。「そういうときはメーン商品や客単価の高い商品をお勧めしたり、駅前店なら通りで呼び込みをしたりして売り上げを増やす努力をします。それでもダメならクルーの数を減らす。つまり早めに帰ってもらう。幸い、うちの店舗では自発的に『暇なので帰りますね』と言ってくれるクルーが多い。逆に忙しければ延長してもらうこともある」 A店長は30分ごとに目標達成状況を常に現場に伝えて、達成すればみんなで喜ぶ空気をつくっているせいか、アルバイトが状況を察知して“人員調整”に協力してくれるのだという。「これを普段からコミュニケーションが取れていない店舗でやったら終わりです。常に一緒に働いて、みんなのモチベーションを上げる雰囲気づくりをして信頼関係を築いている。アルバイトの高校生でも『この30分、どれだけ売れました?』と気にかけてくれるほどです」 鮫島氏は「マクドナルドはアルバイト確保の力が業界でも卓越している。だから24時間営業も短期間で実現できた。定着率のよさは他の外食チェーンにない強みです。アルバイトを上手に育成する教育プログラムのおかげ」と指摘する。 A店長の店舗では加えて、アルバイトの居心地がよく、一種のゲーム感覚で売り上げアップにチャレンジしながら楽しく働ける環境がある。人の扱い方もマニュアル一辺倒ではなく、店長独自のさじ加減が優良店舗の秘密のようだ。
2009/05/18
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中小小売業に求められる企業家精神 わが国の小売業者数は1985年をピークに減少が続いているが、その中でも中小小売業者の減少が著しい。1985年を100とする指数でみると、従業者100人以上の小売業者は244にまで上昇しているのに対し、従業者4人以下の小売業者は2007年には52にまで低下している。中小小売業者が減少している要因には、大型店問題や経営者の高齢化など様々なものがあるが、店舗に「魅力」がないことが最も大きな要因のようだ。中小小売業者から構成される全国の商店街に対する調査である「平成18年度 商店街実態調査報告書」の中の「商店街の抱える大きな問題」をみると、回答数の多い上位3つの項目は「魅力ある店舗が少ない」が36.9%と最も多く、「商店街活動への商業者の参加意識が薄い」33.4%、「経営者の高齢化等による後継者難」31.4%となっている。中小小売業が廃業に追い込まれる最大の要因として連想される大型店の進出については、「大型店との競合」23.9%が6番目の項目として登場するにとどまっている。また、「経営者の高齢化等による後継者難」は3番目の項目であるが、魅力のない店舗を継承したい人は少ないであろうから、後継者難も店舗に「魅力」がないことの結果と考えられなくもない。中小小売業者が店舗の魅力を高める方法は何であろうか。小売業者は、一般に(1)店舗(立地、デザイン、雰囲気など)、(2)サービス、(3)商品(品揃え、品質、PB商品など)、(4)価格などの次元で競争していると考えられている。こうした次元で考えると、規模の経済性に欠ける中小小売業者としては、低価格や品揃えで大手小売業に対抗することは難しく、サービスの充実や利便性の高い店舗によって顧客に訴求することで生き残りを図ることが望ましい戦略にみえる。しかし、家電量販店最大手のヤマダ電機やユニクロを展開するファーストリテイリングも創業時は中小小売業者であったことを考えると、中小小売業者が大手小売業を凌ぐ企業に成長できる可能性は残っている。その原動力となるのは、リーダーシップや企業文化といった企業のより根源の部分に存在する要素である可能性が高い。その一つとして経営者の企業家精神が挙げられる。例えば、ミシガン州立大学のグリフィス教授らは269社の中小小売業者を対象に研究を行い、経営者に企業家的志向(entrepreneurialproclivity)が強いほど、顧客、競争者、供給者に関する知識の吸収が進められることを示した。そしてこの吸収された知識によって市場への迅速な対応が可能となり、良好な企業業績につながることを明らかにしている。企業家的志向の中身は、経営者が、(1)革新的な戦略を奨励する、(2)創造的なソリューションを重視する、(3)問題点ではなく機会についてより議論する、(4)従業員を平等に扱う、(5)積極的で競争的であるといったことである。この結果は、経営者の意識によって中小小売業の成長は大きく左右されることを示している。中小小売業者は全体としてみると減少しているが、経営の変革によって、中小から中堅に、ひいては大企業に成長できる余地は決して小さくはないと言えるだろう。国民経済のレベルからみると、中小小売業者から多くの成長企業が生まれ小売業界が活性化することは、最終的には消費者の利益を高めることにもなる。より多くの中小小売業経営者が企業家的志向を強め、元気のある中小小売業が増えることを期待したい。
2009/05/13
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現在、東証1部上場のソフトブレーン。あなたもソフトブレーンの名前を一度や二度耳にしたことがあるのではないか?中国人留学生だったそう宋文洲氏が創業した会社として有名だ。営業支援のソフトとコンサルティング事業を手掛けているが、もともとは土木解析ソフトを販売していた。1992年に会社を立ち上げて7年後の98年に土木販売ソフト業の売上をすべて捨てて、営業支援ソフトとコンサルティング事業に方向転換した。その後、わずか2年後に株式上場、7年で東証1部になったのだ。あるセミナーで宋さんはこう話した。「捨てることができないと事業を伸ばすことはできない」また非上場ながら、毎年学生の就職人気ランクキング上位に入る「ワイキューブ」という会社を知っているだろうか?社長の安田 佳生さんはベストセラー「千円札は拾うな」の著者でもある。新卒採用コンサルティングをコア事業となる会社であるが創業時は学生向けに就職情報誌を作っていた。ある時期にその事業をきっぱり捨てて、新卒採用コンサルティングに特化して会社を成長させたのだ。安田氏はこう言う。「選ぶ事業によって、どのくらいの大きさになるかは最初から決まっている」2つの例から、事業・ビジネスを成功のポイントを2つ学ぶことができるのではないか。「事業や商品の選び方」「捨てること」が重要。これはネットビジネスでも同じ。どんなに頑張ってもだめな事業や商品はあるしそれらを捨てなければ、発展は見込めない。
2009/05/11
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「性善説」経営 vs 「性悪説」経営。あなたの会社は?■ダグラス・M・マグレガー【X理論 Y理論】 不況で業績が悪化すると統制的な手法で組織を締めつけ、業績を上げようと試みる経営者が多くなる。一時的には業績が上がるかもしれない。ただ、長い目でみると多くの場合、従業員の士気を低下させ、組織を疲弊させるだけの結果に終わる。 この問題を考えるうえで参考になるのがマグレガーの「X理論・Y理論」である。 X理論とは、単純に言うと性悪説である。人間は生来怠け者でできるだけ仕事をしたくないと思っている。従って大抵の人間は統制や命令、あるいは処罰で脅されなければ企業目標の達成に十分な力を出さない。また、普通の人間は命令されるほうが好きで、責任を回避したがり、安全を望むという考えである。 これに対しY理論は性善説である。人間は生来仕事が嫌いということはなく、条件次第で仕事は満足感の源にも懲罰にもなる。従って統制や命令、処罰だけが企業目標の達成に力を発揮する手段ではなく、やりがいのある仕事を与えれば人は自ら働く。また、普通の人間は条件次第で責任を引き受けるばかりか、自ら責任を取ろうとするという考えである。 このようにX理論・Y理論は学者の理論ではなく、実務家の人間観を分類したものだ。マグレガーは、Y理論で経営を行っている経営者のほうが高い成果をあげていると主張している。 確かにそれはそうだろう。信じて任せたほうが人は力を発揮する。時々悪いことをする者もいるが、それは一部である。 ところがY理論を採用しない人たちもいる。株主や投資家だ。経営者や従業員は放っておくと何をしでかすかわからないから内部統制を導入し、しっかり監視しなければいけないという考え方はX理論に通じている。 だが、会社のすべてなど監視しきれるものではない。内部統制は企業の足かせになっているのが現状だ。 また、経営者が短期的な成果を追いかけると、X理論的な方向へ行きがちになる。厳しいノルマを課し、裁量は与えず、目標を達成できなかったらペナルティで追い立てる。しかし、そんなやり方をしたら会社がおかしくなってしまう。 先日、四半期決算を始めてから日本の会社はおかしくなったという趣旨の記事がブルームバーグ・ニュースに掲載されていた。ファイナンス情報の媒体でさえそういう主張をするのである。短期的な数字にとらわれてはいけない。 一方、長期的な成果を求めれば、自ずとY理論による経営になる。典型的なケースが2002年に日本経営品質賞を受賞したネッツトヨタ南国であろう。 自動車は日本を代表する産業であるにもかかわらず、その販売店の就職人気は非常に低い。自動車販売に付きものの訪問営業や厳しい販売ノルマが敬遠されているのである。 そんな業界の中でネッツトヨタ南国は皆が嫌がる訪問営業や販売ノルマを廃止する一方、既存顧客へのフォロー活動に注力した。お買い上げいただいたお客様を訪問し、車を清掃したりメンテナンスを行ったりするのである。これならお客様に喜ばれ、社員はやりがいを持って仕事に取り組める。その結果、同社は今年1月、一月として過去最高の販売台数を更新した。 ただし、そんなネッツトヨタ南国の経営も最初からうまくいったわけではない。Y理論のアプローチだと成果が出るまでに時間がかかるからだ。 だが見方を変えると、時間をかければ会社を良くできるということでもある。業績が低迷すると短期的な数字を求めX理論に走りたくなるが、そこを辛抱するのが真の経営者である。 Y理論に基づいた経営を行えば、社員のミスも出てくるだろうし、すぐV字回復ということにはならない。だが、それを承知で10年先、20年先には必ず良くなるという長期的視野で取り組むことが大切だ。 そうすれば社員も「ここは良い会社」と感じて懸命に働いてくれるだろう。
2009/05/11
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ますい志保が明かす「偉くなる男、ダメになる男」■伸びる男のタイプが確実に変化しています 最近、銀座にいらっしゃるお客様を拝見していて、成功する男性のタイプが変わってきていると実感しています。少し前までは、いわゆる「俺についてこい」タイプというか、強力なリーダーシップを発揮する人が出世していたものでした。ところが今は、周囲の共感を得ながら進むタイプのほうが成功を収める傾向にあるようですね。 成功する人は、必ずいいブレーンを持っています。人の意見にきちんと耳を傾けられるから、上からは引き上げられ、下からは押し上げてもらえる。いい男は人こそが財産だということをわかっています。義理人情に厚く謙虚で誠実だからこそ、ますますいい人が寄ってくるのでしょう。 今、いわゆる「つなぐ」ことができる男は本当に強いと思うのです。異なった職種の人どうしをつないだり、他部署の人を巻き込んだりすることで、より大きな仕事ができるからです。 誰が何と言おうと自分の道を突き進む人や、目的のためには争いも辞さないタイプが成功すると信じられていたのは組織がピラミッド型だったころのお話。自分が中心となって人々を回していく現代の「コマ型組織」では、いかに周囲の人々を巻き込めるかが勝負なのです。伸びる男は、むやみに敵をつくりませんし、敵だった人たちでさえ味方につけてしまうものです。 最近どうも、若いころから囲碁をなさっている方に成功者が多いように思います。囲碁というのは、いかにうまく石をつないで領地を広くするかが勝負でしょう。わずかな石を取った、取られたと騒ぐのではなく大局で流れが見えている人が勝つ。仕事人生もこれと同じことがいえるのではないかしら。 いい意味で妥協することも必要でしょう。ビジネスを成功させるには、ときには意見の違う相手にも歩み寄れる部分は歩み寄って着地させなければなりません。乱暴に急降下するのではなく、いろいろな人の意見を聞き、誰のプライドも傷つけず、フワッと着地、いわばソフトランディングが上手であれば最高でしょうね。 わかってくれない人たちに怒鳴り散らすのではなくて、自分からその人たちをわかろうとする。もし、「わかってくれない奴はいらない」と切り捨ててしまえば、戦力は半減でしょ? でも、わかってくれない人たちをチームに加えてみたら、30%くらいの力なら出してくれるかもしれない。そしてもし、わかってくれている人たちが100%の力を出してくれたら130%の結果が出せる。会社はわかってくれない人たちにもペイしているわけだから、働いてもらわないのはもったいない。 さきほど申し上げた、囲碁をたしなむような方は、勝つためのルール、定石をたくさんご存じです。だからこそ、ビジネスにおいても一つの勝ち方に固執しない。何十年か後に勝つことさえできれば、今日明日の勝敗にこだわらないところがあります。 ときに撤退することは、決して敗退ではありません。負けるにしても明日につながる負け方をすればいいんです。何ものぞみのグリーン車に乗ることだけが、大阪へ行く方法じゃないでしょう。ひかりやこだまの自由席だって、大阪にちゃんと着きますもの。むしろお弁当をゆっくり食べて、窓からの景色を楽しみながら旅をした人のほうが、いろいろな素養が身につくことだってあるかもしれないですよね。■「この道一筋」だけでは、時代についていけません 実際に成功した方は、本当にいろいろな経験を積んでいるもの。今までは「脇目もふらずこの道一筋」というタイプが出世してきました。でも最近はそうでもない。極端な専門職でもない限り、これだけ世の中が複雑に多様化する中、いろいろなことに興味を持って、回り道や寄り道をいっぱいしていないと、時代が何を要求しているかわからないと思うのです。だから新聞や雑誌やインターネットなど二次的な情報だけでなく、扉を開けて表に出て、自分の足を運んでみるということは重要です。「ふたご屋」にいらっしゃるお客様は、ある程度の成功を収めた方がほとんどです。本当に馴染みの店に電話一本で席を用意されるような方ばかり。ところが群を抜いて伸びている方に限ってミシュランに載っているお店のこともよくご存じです。やはり生の情報量が格段に違うのだと思います。今はまだ若くてお金がない方でも、たまには自己投資の意味で高級なお店に行かれてみてはいかがでしょう。 お店で見ていても、一番魅力的なのは、ミシュランの店からサイゼリヤの100円ワインまで自然体で楽しめるような人。何か気に入らないところがあると感じても文句ばかり言うのではなく、それを逆手にとるくらいで部下や女の子も巻き込んで楽しく遊んでくださる方。こんな方には男の余裕が感じられますね。■ミクシィなどで私生活を見せることも大切 時間に几帳面で気持ちの切り替えが早い方もこれから伸びると思います。気持ちよくお酒を飲まれていて、ついつい長居されたい気持ちはわかるのですが、ご自身も、一緒に来た方もあまり遅くなれば、翌日のお仕事に響きかねないでしょう。お酒の引き際をわきまえた飲み方をされる方は、お仕事も時間を区切ってきちんとされている方という印象が強いものです。 お店の女の子の扱いも同じです。お店が終わった後のアフターはあくまで強制ではありません。「カネを払ったのだから」と、無理やり連れ出すような遊び方をされている方は、会社でも引き際や妥協を知らず、かつ時代錯誤なワンマンぶりを発揮されているのでは。 日本の場合、恵まれない住宅事情などがあって、自宅にお招きする代わりにクラブでお仕事の話をする、というシステムが機能しているわけです。欧米であれば、お客様や部下をお招きしてコミュニケーションを図るホームパーティーに等しい部分があります。ですから最低限、周りの方への配慮を兼ねたマナーをわきまえた方が、人もお金も味方につけられるものです。 ゴルフの帰りに銀座にいらっしゃるなら、最低限のドレスコードとして、ポロシャツの上から一枚ジャケットを羽織っていてほしいもの。ご自身はゴルフ帰りでも、周りの方は正装でいらっしゃっているわけですから、ちょっとした気遣いが空気を和ませるのです。 仕事のために私生活を犠牲にすることも厭わないような男性が出世したのは過去のお話。これからは、遊びも家庭も大事にするワークライフバランスのとれた男が伸びていくと思います。 最後に、成功されている若い経営者の方には、自分の日々の生活を、ブログやミクシィでオープンになさっている方が多い。「どこの店で飲んでいるかまでバレちゃうのが困る」と言いながらも、プライべートも弱みも見せるわけです。そうすることで、周囲はその人に裏表がないと感じ取るのです。先に申し上げましたように、私生活を見せる文化のない日本ですから、このような自己開示も、上に上がるための一つの手ではないでしょうか。
2009/04/03
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“量販店”価格訴求を前面に打ち出して、“数をこなす”戦略です。この“量販店”は、突き詰めて考えると、説明せずとも売れる手離れの良い商品を、いかにローコストに大量に売るか、が勝負になります。“説得商品”は、単純な価格訴求だけでは売れない、と思いますので、一工夫加えないとなかなか難しそうです。“専門店型地域店”数を稼ぐのではなく、1件ごとの付加価値を高めて粗利を確保します。例えば、“工事品質の高さ”や“高性能部材の使用”、“丁寧なアフターサービス”などを訴求して売値を上げる、などです。必然的に“小回りの良さ”が重要になりますので、地域密着型店が有利です。取扱いジャンルが狭いと、深掘りしても付加価値を付けにくくなります。“多能工型地域店”1件ごとの粗利を稼ぐのは“専門店型”と同じですが、取扱いジャンルを徐々に広げていくことで付加価値を生み出しやすくします。ポイントは、“相乗効果”を発揮でき、かつ、粗利を確保できる商品をどう見つけるか、です。むやみに取扱商品を広げると、効率が低下して、忙しいけど儲からない状態に陥ります。
2009/03/13
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技術の融合が今後のトレンドになると思います。自分の専門分野だけではなく、周辺の技術や前後の工程を理解して、擦り合わせのできる人が求められてくる。精密機器の機械設計が専門であっても関連する電気の知識がある。あるいはどのような前段階があって自分の仕事が発生し、次にどのように使われていくのかを意識できる。 口にするのは簡単でも現実的にはかなりの努力がいる。しかし、それができるエンジニアに今後はスポットが当たるのだと思います。ワールド・ワイド・ウェブ(インターネット)が進化する中、それに物理的な世界を組み合わせた「リアル・ワールド・ウェブ」の新しい使い方が始まるのだと思います。 現在では電子マップのストリートビューやGPSを使ったロケーションサービスなどがその一例として挙げられますが、今後は仮想化やクラウドコンピューティングなどをベースにした、より効果的で効率的なサービスが生まれるでしょう。 これからのソフト技術は、いつでもどこでも使えるコモディティなインフラになると思います。そこで必要とされるのは、アイデアの実用化を得意とする日本人エンジニアの技術力です。今までのITは新幹線のようにスピードは速くても、置かれた障害物を察知して避ける「俊敏性」はありませんでした。企業の情報システムは処理は早くても、サブプライム問題のような急速で甚大な変化を察知して、どこに人を集約してどの部門を整理して次なる事態に備えるといったことに、効果的な対応はできなかった。私たちがリアルタイム・インフラストラクチャー(RTI)と呼ぶのは、ITを電子的、物理的な情報と結びつけ、ポリシーに基づき、極力人手に頼ることなく自動的、自律的に変化に対処させる仕組みです。 これらをIT側で支えるのが仮想化やクラウドコンピューティング、あるいはWeb指向アーキテクチャであり、リアルを電子化するのは日本が強いセンサー、音声認識、画像処理などの技術です。これは企業経営に限らず、収穫が天候、気温、植生、機械、人力など多くの要素に左右される農業や、突発的に起こる自然災害にも応用できます。 ただ、課題はあります。拡張性と弾力性がクラウドコンピューティングの大きな特徴ですが、企業が第一に求める信頼性や安定性はまだ不十分。これが解決できればコストのバリアが低くなり、RTIはより身近なものになるでしょう。一方で、リアルを電子化するセンシングなどの技術もまだ高度化が必要です。 RTIや関連機器の開発と普及には、ネットワークやアプリケーションをはじめとするすべてのIT系エンジニアの英知が必要になります。将来的にはかなり大規模な産業になるでしょう。 携帯電話で100Mbpsの速度を実現する通信規格、「LTE」(long term evolution)を使ったサービスが2010年ごろから立ち上がりそうです。これだけの高速なら容量の大きい動画も流せるようになり、現在でも拡大中のモバイルコンテンツ市場にさまざまなビジネスが生まれてくると思います。サービスとはプロダクトとコンテンツを合わせたものですから、機能が特化した小型端末とゲームソフトをセットにして、低価格で販売するなども十分に考えられます。 支払い機能では電子キオスクなどの充実で利用者が増加するでしょうし、電子ポスターのようなデジタルサイネージが広告手法として一般化すれば、人が動く場所には個人に合った情報があり、そこで買い物もできてしまうかもしれない。ここにも事業の芽が生まれると思います。 こうしたビジネスでは製品開発に携わるハード系職種に加えて、ネットワークやインフラ、Webアプリ開発などの多様なITエンジニアが必要になります。 市場規模は小さいのですが、ネットワーク技術の中でセキュリティ装置に注目したいと思います。近年でもレイヤー4-7スイッチ、ロードバランサー、IPSやIDSなど技術の高度化が進んでいます。ステートフルパケットインスペクションに代表されるように、ルーターはパケットの中を流れるデータをリアルタイムで読み取って、ウイルスをチェックしたり、URLからデータを送る方向を決めたりしています。 これはある程度標準化されているハード側の仕組みであり、パケットの頭の部分を見ているわけですが、より深い部分をソフトウェアで認識してルーティングする技術が、中長期的に開発されていくと思います。ソフトウェアルーターは既にありますが、技術開発によりセキュリティ機能を格段に向上させるというわけです。 ネットワークより上位のアプリケーションになりますので、まさにWebアプリ開発のエンジニアが必要となります。 インターネットは標準化が進みましたが、標準化とはインタフェースを決めてさまざまな機能を追加するモジュール化でもあります。Web指向アーキテクチャもSOAもひとつの機能をアップしてほかとの接続性を向上させるモジュール化であり、RTIも同じです。 モジュール化が進むと競争や新規参入が難しくなるといわれますが、きめられたインタフェースさえ守れば「何でもあり」ということ。好例がブラウザで、一時はIEの独壇場でしたがFirefoxユーザーは多く、昨年はChromeも出てきた。今後はそのモジュールがより明確になり、競争が始まるのだと思います。 研究開発には先端性が求められますが、人のアイデアを使える形にする実用化や製品化も大切な技術。サイエンティストというよりエンジニア的な日本人はここに強いのです。もちろんアイデアを出す人も増えてくるでしょうが、インターネットの速度と信頼性が向上して技術のインフラ化が進んだ数年先には、こうしたニーズは山ほど出てきます。 アイデアをリアルに落とせる日本人エンジニアの技術力は、もっと評価されることになると思います。
2009/01/14
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今の日本には4つの大きな流れがあります。少子高齢化、資源制約、環境問題、格差社会です。これらによって生じる世の中に合ったビジネスが、新しい産業や事業として成長するのだと思います。特に少子高齢化は日本が最も早く進むともいわれており、見方を変えれば世界市場にいち早く参入できることになります。 石油ショックが日本の省エネ技術を開花させました。少子高齢化に限らず、危機が来ることでそれを逆手に取ったビジネスや技術の種が生まれてくるものです。今後の日本にかなりのアドバンテージがあることは、これから紹介するいずれの事業でも、日本の技術が強みを発揮していることからわかります。日本がトップクラスの技術力をもっている環境エネルギー事業。これから数年かけて伸びるのが太陽光発電とリチウムイオンなどの二次電池でしょう。太陽光なら大量発電はもちろん住宅パネルなどのユース、用途の拡大が予想される二次電池では、特に電気自動車用バッテリーでのニーズが大きいと思います。 電気自動車は各社で開発中ですし、実用化も近い。家庭で充電できるプラグインなら普及に拍車がかかりますし、石油に頼らない資源制約、CO2排出への環境問題対策にも有効です。こうした環境エネルギー事業では素材、化学、電気などの技術職が必要とされますが、キーとなるのは電気系の制御技術だと思います。 現在では環境問題にも有力な原子力発電のプラント開発が拡大しています。ただ、5年以上先となるとどうでしょうか。造船のように新興国が技術をキャッチアップしていくことが予想されますので、少々不明確です。燃料電池も同様で、特に燃料電池車となると補助金が出てもかなり高額ですので一般家庭で購入するのは難しい。また、水素ステーションなど全国のインフラ整備には技術を超えて行政や社会的な協力が欠かせませんから、実用化への道のりはもう少し先だと思います。 環境エネルギーは国も後押ししていますし市場規模も大きく、いちばん有力な分野ではないでしょうか。マシンが人をサポートする技術、特に精密機械を使ったロボット事業も成長すると思います。ひとつはパワーアシスト系で、高齢者の介護やモノづくりの現場で働く人を補助するための装置です。後者の例では建設現場があります。今後は労働力不足もあって女性や高齢者の進出が予想されるので、力の弱い彼らの手足に装着して不足するパワーを補うわけです。 後継者不足や経営難が問題の農業で、農作業のアシストにも利用されると思います。一定の方向に並んだ稲と違って、品種の多い野菜はそれぞれに収穫の方法が異なりますから、こちらが中心になるかもしれません。パワーアシスト系ではモーターやアクチュエーター関連の、メカトロニクスやエレクトロニクスの技術者が必要になるでしょう。 もうひとつの方向はMEMSなどを用いた医療機器の分野です。現在でも飲み込むタイプのカプセル内視鏡がありますが、こうした超小型かつ高性能な医療機器が広がってくると思います。製品自体を開発するメカやエレの技術に加えて、データの送受信や機器の制御で通信系の技術が必要になると思います。 安全や安心を実現する事業で、日本が強みをもつ融合技術が生かされるでしょう。典型的な例は自動車で、センサーで前走車を探知してブレーキを自動制御する衝突防止機能や瞳の動きやまばたきの回数などから警告する居眠り防止装置などです。既に実用化されていますが車載の安全技術はより一層高まると思いますし、トヨタ自動車が実用化を進めるパーソナルモビリティ(センサーなどによる安全機能を備えた1人乗りの電気自動車)なども、高齢化時代に沿って一般化していくと思います。 社会問題化している食の安全・安心への技術も進むでしょう。含有物や成分の計測技術もそうですし、味をデジタル化して不純物などを発見する味覚センサーが進化すると思います。ここでは、取得したデータが安全か否かを照合するためのデータベースも必要になります。 このようにメカに電気や通信、センシングとデータベースといった組み合わせの融合技術が、安全・安心のためのビジネスを支えていくと思います。 トイレの尿から自動で健康診断ができたり、クルマのハンドルを握ると脈拍や血圧が測れたり……。日常的に使うさまざまな機器が測定器を兼ねて診断を行う、健康というより医療予防マーケットです。 再生医療を使った美容分野も期待大。例えば、自分の皮膚から培養した新しい皮膚を顔に移植して、しわのないツルツルの肌にする。臓器の再生はまだ先でしょうが、このような肌、あるいは歯の再生はそう遠いことではないでしょう。
2009/01/14
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移籍がおもしろい!補強が十分なチームとそうでないチーム・・・京都が良さそう!名古屋も次いで・・・G大阪は攻撃力アップ?バンドの場所がなくなる!?浦和はやばい!?マリノスも俊介以外はダウン・・・その俊介もどうだか・・鹿島・大分は変わらず・・・清水がダークホース!?ベルディは立て直しできるのか?復帰できるのか??
2009/01/09
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米国では住宅価格下落が2010年まで続くといわれているが、住宅同様にローン関連である自動車は、ローン審査の厳しさも増し、世界的に販売不振が顕著となっている。自動車の販売不振はあらゆる業種に波及していくが、最も打撃が大きい業種は鉄鋼である。国内の大手鉄鋼メーカーは自動車需要の比率が最も高く、下期から来期にかけて需要激減、大幅減産の影響が大きく業績に響いてくる。鉄鋼、海運、商社といった景気敏感株は、自動車産業が悪化して数ヶ月後に急激に業績悪化するという特徴がある。過去、鉄鋼、海運、商社の多くが、景気後退期に赤字転落となった。世界的な景気後退による需要低迷で、原油価格の下落が続き、ついに50ドル台に突入。バルチック海運指数は世界的な物流の激減により、12000ポイントから800ポイント台まで下落。これは鉄鋼、海運、商社といった景気敏感株の業績悪化を先行的に示している。特に住友金属工業(5405)は、原油採掘用のシームレス鋼管に依存していただけに、原油下落による需要急減の影響が下期以降の業績に大きく響いてくる。相対的に割高株である住友金属は、内外機関の売りで急落する可能性が高い。14日のSQ値は8625円。翌週月曜の終値がSQ値を下回った場合、日経平均は1ヶ月間下落トレンドになることがほとんどだが、今回はそのパターンである。下方修正が相次いでいることから、現在の東証1部の平均PERは暴落前より割高になっている。
2008/11/18
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しかし、私の場合は違いました。あくまでも大事なのは会う回数です。そこでまず、街頭に立ってチラシを配りました。街中でよく見かけるポケットティッシュ配りのようなものですが、似て非なるものがあります。ここには、押さえるべきいくつかのポイントがあるのです。 まず立つ場所ですが、街頭ならどこでもいいというわけではありません。たとえば消費者金融の店舗の前だったりすると、イメージがあまりよくないでしょう。あるいはコンビニの前も、昼間は比較的客が少ないので効果が薄くなります。ベストなのは、地元に密着したスーパーマーケットの近く。ここならイメージも悪くないし、昼間でも間違いなく地域の人が集まります。 私はここで、パンフレットなどに加えて、自分の似顔絵をデザインしたカードやしおり、名刺なども配りました。いうまでもなく、自分に対して多少なりとも印象を残してもらうためと、警戒心を解いてもらうためです。顔写真入りの名刺でもいいでしょうが、似顔絵のほうが親近感が増します。“原画”さえどこかで手に入れれば、あとはパソコンなどで簡単につくれるはずです。 売る商品にもよりますが、配る対象は基本的に女性です。男性、特にスーツを着たような人は、もともとあまり受け取ってくれないものです。ただし、高齢の方なら男女問いません。 ここでポイントになるのは、必ずひと声かけることです。街中のポケットティッシュ配りのように、黙って配るのは論外。「よろしくお願いします」でも足りません。必ず「◯◯会社の鈴木です」「この地域を担当することになりました」などと付け加えること。要は、いかに自分の顔と名前を覚えてもらうか、少なくとも印象の片隅に残るようにすることが重要なのです。 これなら、あっという間に200~300枚は配ることができます。こうして信頼を得るための"積み重ね"の第一歩を築くわけです。 次に、各家庭を訪問するとき、「初めまして」から始めるのと、「先だって◯◯スーパーの前で挨拶させていただいた鈴木です」と切り出すのとでは、お客さまの受ける印象がずいぶん違うはずです。伺う営業マンにとっても、気分的にずいぶんラクだと思います。 もちろん、パンフレットを受け取っていない家庭に伺うこともあるでしょうが、「◯◯スーパー」という名前を出すことで、少なくとも「素性の知れない人物」という印象は拭えます。こういう場合は、あらためてパンフレットや似顔絵入りのグッズを渡せば済むでしょう。
2008/11/18
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「終わらない連敗はない」 これは考え方の問題ですが、たとえば相撲を思い出してください。1場所で15連敗をする力士はほとんどいません。過去にはそういう力士もいたかもしれませんが、少なくとも私の記憶にはありません。どんなに調子が悪くても、1つや2つは白星があるものです。 それに、10連勝の力士Aと10連敗の力士Bが戦うとすると、プレッシャーを感じるのはむしろAのほうではないでしょうか。Aは「そろそろ負けるのではないか、ツキが落ちるのではないか」と考えてしまうのに対し、Bは「これだけ負けたんだから、いい加減勝てるんじゃないか」と開き直れます。つまり、Bのほうが平常心で臨めるでしょう。 営業も同じだと思います。連戦連敗を繰り返せば、確率的にそのうちマグレでも勝てるものです。少なくとも、そういう考え方を意識的に持つことはできるはずです。 ついでにいえば、どうしても連敗が止まらないようなら、とりあえず上司や先輩にいいお客さまを紹介してもらうのです。忙しくて、しばらく訪問を中断しているところなどがベストでしょう。そこに「ご挨拶に伺いました」と行けば、まず門前払いを食らうことはありません。商談には至らないにしても、「まあ、がんばってね」ぐらいの話はしてくれます。そういうシーンで少しずつ感覚をんでいけばいいでしょう。自分の印象を残すには、似顔絵が一番 では具体的に、どうやって会う機会をつくればいいのでしょうか。 かつて私が学習教材をセールスしたとき、ある地域でローラー作戦を行うことになりました。ふつうローラー作戦というと、営業マンが家庭を片っ端から1軒1軒訪問する、というイメージがあるかもしれません。あるいは、事前にお客さまになりそうな家庭をチェックしておく、というパターンもあるでしょう。
2008/11/18
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また会ってみたいと思わせる「ひと工夫」 これは、一度顔を合わせた人間同士、お互いに不快な思いをさせたくないという心理が働いたためです。初対面のときとは違い、無理に押し込むことはできない、まして痛い目に遭わせたくない、というわけです。平たくいえば、他人に対して"思いやり"の気持ちが生まれたということでしょう。 営業マンとお客さまとの間でも、この“思いやり”は欠かせません。営業マンがお客さまに気を遣うのは当たり前ですが、ポイントは、お客さまが営業マンに対して思いやりの気持ちを持つようにさせることなのです。 たとえば、営業マンが何か話をしようとした矢先に、「要らない」と無下に断られたのでは、文字どおり話になりません。初期の段階で、お客さまに多少でも「会ってやろう」とか「話を聞いてやろう」という気持ちになってもらうためには、お客さまの"思いやり"が必要です。だから、まずは会う回数を重ねることが重要になるわけです。断られ続けたら、楽観的になれ 「自分は営業には向いていない」 会社の中で営業のセクションに身を置いていながら、そう考える人は少なくありません。特に新入社員や、他のセクションから異動してきた人にこの傾向が強いようです。 たしかに、営業はつらい仕事です。一生懸命セールスしても、断られることのほうが圧倒的に多いからです。理不尽に怒鳴られたり、怪しまれたりすることもあるでしょう。 そんな体験を繰り返していると、誰でも気分は落ち込んでいきます。いつしかお客さまに会うのが嫌になり、やがて「自分には向いていない」と考えるようになるのです。これは仕方のないことかもしれません。 しかし私は、そういう人に、次のようにアドバイスしています
2008/11/18
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1時間話すよりも、10秒でもいいから何度も会う 「1時間も話し続けたのに、結局ダメでした」「どういうトークをすれば買ってもらえるのでしょうか」 営業マンの方から、こういう相談をよく受けます。 営業マンの第一歩は、お客さまとの間に信頼関係を築くこと。これは誰でも知っていることでしょう。人は、信頼できない人、怪しい人に心を開こうとはしません。ましてモノを買おうとは思わないはずです。 では、どうすれば信頼関係を築けるのか。そのカギを握るのは、話す時間の長さでも、話の内容でもありません。会う機会を増やすことです。 初対面で1時間話すよりも、たとえ1分ずつでも10秒ずつでも、複数回にわたって顔を合わせるほうが結果的にうまくいくことが多いのです。営業マンにとって重要なのは、話し上手になることではなく、会う機会を積み重ねること。共通の時間と体験を持つこと。これがそのまま、信頼関係を積み重ねることにもなるのです。 たとえば以前、アメリカで以下のような心理学の実験が行われたことがあります。表向きの実験テーマは「1つの電話ボックスに何人入れるか」。見知らぬ者同士に集まってもらい、まず“リハーサル”と称して、電話ボックスの中にスシ詰めになってもらいます。当然、狭い空間に無理やり押し込められるわけですから、誰もが不快感を覚えたことでしょう。身体を圧迫されたり、足を踏まれたりして、痛い思いをした人もいたかもしれません。 ここで何人入ったかを確認した後、1時間ほどのインターバルをとって・本番・に臨みます。ところが“本番”では、“リハーサル”で入った人数がどうしても入らないのです。いくら押し込もうとしても、ほんの1時間前には入った数が入らない。その理由がわかるでしょうか。
2008/11/18
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守らなかった!体は強い・・・当たりも強い・・・守らないので、パスが回しやすく・・・裏も取りやすい・・・なので、得点は最初の1点以外は評価できない・・・相手をドリブルで崩す・・・田中の仕事か?あれだけ攻めて・・・得点が3とは・・・不満足です・・・最低4-0のゲームにしなきゃ!香川はPK取られるし・・・1点ゲームだと、命取り・・・失点の怖さをまだ分かっていない・・・まだまだ失点は続きそうである・・・
2008/11/14
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昨日のシリア戦・・・仮想カタールらしいが・・・そんな感じはしなかった・・・シリアも相当熱くなり、ファールも多いし、カードも出るし・・・そういう意味では、いいゲームになったのではないかと思う。長友はアグレッシブでしたね!目が覚めるような動きでした!得点だけでなく・・ゲーム終盤まで運動量といい、攻撃の姿勢といい・・・気持ちよかった!前回の試合以降、いろいろと反省して、研究をしているんでしょうね.中に切れ込むから、サイドが開き、センタリングも上げやすくなる!同じパターンの繰り返しよりも、攻撃のバリエーションを2,3増やすだけで、相手はかなり守りにくくなる・・・内田は・・・残念!長友を見習って・・話をして変っていって貰いたい!中澤不在で、失点覚悟のゲームが・・・なんとなく守れていて・・・早いプレスが利いていたのでしょう!寺田はよくなった!連携ぬ不安があったが、かなり改善されている・・・トーリオはケガを持っているにもかかわらず・・・アグレッシブ!少しは体調を気遣ってもらいたい・・・阿部・・・利いていた!!ボランチ最高!センターでも守りに貢献!終盤ばてているように見えたのは気のせいか?憲剛・・・これも利いていた!バランスがよかった!岡崎・・・まずまず・・・運動量がある選手なのかな?ばてている感じは最後までしなかった!大久保・・・ミスが多い・・・あのポジションはどうなんだろう??ボール捌きが必要なポジションだと・・・ミスが出る??玉田・・・シュートミスがあった!改善なし!枠を外して笑っているようじゃ・・・岡ちゃん泣くよ!川口・・・まずます・・・PKを止めれば神様御降臨!だったのに・・・佐藤・・残念!目立たない・・・香川・・・ダメ・・・小野のほうがテクニックでは良いと思うけど・・・運動量の差か??駒野・今野・・・なぜ使う??意味分からん!
2008/11/14
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大分トリニータは何が変わったのか? (1/2) ■大分トリニータサポーターの大移動 11月1日、東京・国立競技場でのナビスコカップ決勝戦。大分トリニータのゴール裏は約1万人の大分サポーターで占められた。これだけの人口移動は大分県有史以来の出来事である。 大分空港から東京行きの飛行機は1日に11便しかない。飛行機だけでは3000人程度が限界だ。ほかの7000人はありとあらゆる手段を使って国立を目指した。福岡空港、熊本空港、宮崎空港、北九州空港まで車で2~4時間かけてからの飛行機、JR日豊線経由新幹線、東京までの寝台特急、神戸や大阪までの船便、大分からの弾丸ツアーバス、自家用車など。大分ではトリニータ応援の火が付き、「炎」と化した状態になっていた。そして選手たちは、その期待に見事に応えてくれた。 ナビスコカップ優勝――国立で高々とカップを持ち上げる高松大樹。今年の開幕前にこのシーンを想像した方がどれだけいただろうか? 昨年の年間最終順位が14位、第18節では自動降格圏の17位にいた大分である。ナビスコカップは予選リーグから決勝までの11試合がJリーグの合間に行われる。決勝に至るまでに偶然はない。11というのは実力がなくてはファイナルまで行き着けない試合数だ。大分は間違いなく実力を身に着けていたのである。■開幕前は戦力ダウンを不安視された 今季開幕前の大分は、梅崎司(浦和レッズ)、福元洋平、山崎雅人(ともにガンバ大阪)、梅田高志(FC岐阜)、松橋章太(ヴィッセル神戸)らの中堅どころが抜け、戦力ダウンと層の薄さが不安視されていた。雑誌での順位予想も10~18位が圧倒的に多かった。 クラブができてから15年目、2003年からJ1にステージを移して以来、毎年のように残留争いで名前を聞く大分。しかし、不思議とここ1番で脅威の粘り腰を見せて、J1残留を果たしてきた。 その大分が、ナビスコカップの準決勝では首位争いをする名古屋グランパス、決勝では好調の清水エスパルスを破っての優勝。しかも、今季J1第30節が終わって残り4試合の時点で首位に勝ち点2差と優勝戦線に残っている。これは「驚き」以外の何ものでもない。 大分で生まれ育ち、クラブ設立企画段階から16年間チームに関わり、クラブ設立発表式の司会も担当した私が言うのだから間違いない。これは「驚き」である。時としてこの「驚き」が起きるのもサッカーである。「メンバーは変わっていないのに何が変わったの?」「どうして強くなったの?」 多くの方々から受けるこの質問。県リーグからJ1に至る今日まで、つぶさに大分トリニータを見てきた経験に基づき、その「驚き」の内幕に迫ってみたいと思う。■自慢の守備の基盤ができたのは昨シーズン ナビスコカップ決勝での序盤、大分は最近のリーグ戦と同じように慎重な立ち上がりだった。一発勝負の決勝戦、清水は当然、もっと激しく中盤から寄せてくるものと思われた。だが、清水は寄せてこない。「おやっ?」と意外に感じた大分は、好調時と同じようにディフェンスラインでゆっくりとボールを回して、清水の右サイドを攻めた。4-4-2(清水)対3-5-2(大分)の戦い。大分は中盤では数的優位になるが、サイドでは数的不利な状況が発生する。このサイドを高橋大輔が積極的に攻めて、相手右サイドを押し込んでいった。 大分が実力を付けていった経緯、それは2007年シーズンにさかのぼる。開幕当初、大分は補強に失敗して紆余(うよ)曲折した。第18節では自動降格権の17位にまで落ちている。危機感を持ったクラブは、シーズン半ばで補強を行いチームを“リセット”した。これが当たったのである。 3度の呼び戻しに快く応じてくれたボランチのエジミウソン、アビスパ福岡を離れてブラジルに帰国していたホベルト、アルビレックス新潟からMF鈴木慎吾、サンフレッチェ広島からFW前田俊介が加わった。すべてはJ1残留が目的だった。 この時期から今の守備力の基盤が築かれ始めていた。特にエジミウソン、ホベルトの両ボランチが加入して、中盤の守備バランスが格段に向上した。2人とも中盤を華麗なパスで演出する日本人好みのタイプではない。俗に言う中盤の「守り屋」である。ホベルトは危険予知能力に優れており、ディフェンスラインの前のスペースをケアして対人動作に無類の強さを見せる。エジミウソンは驚異的な運動量で中盤を広範囲にカバーする。この2人を軸にDFの深谷友基、森重真人、上本大海、両サイドの高橋、鈴木、そしてGKの西川周作と2008年シーズンの守備基盤ができつつあった。 ナビスコカップ決勝では、清水の強力な枝村匠馬、岡崎慎司、原一樹のトライアングルに対して、大分はマッチアップするホベルトが枝村をしっかりと押さえ込んだ。清水の攻撃ラインを寸断して攻めのリズムを狂わせていったのである。
2008/11/12
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大分トリニータは何が変わったのか? (2/2) ■目に見えない要素を大事にするシャムスカ監督 2008年シーズンは開幕2連勝の後で3連敗する。しかし、この後から零封ディフェンス陣が徐々に完成されていく。今季、4月12日の川崎フロンターレ戦から9月20日の東京ヴェルディ戦までの計28試合で、大分は2失点が2試合、1失点が12試合、そして失点0がなんと14試合もある。これは驚異的な数字だ。失点0が続けば、それは守備への手応えに変わり精神的な余裕が生まれる。その余裕は「先取点を奪えば勝てる」という自信につながっていく。無失点試合が増えたことで、このスパイラルのような上昇効果が生まれ始めたのである。 スポーツには目に見えない言葉が使われることが多い。「チームの一体感」「チームワーク」「メンタル力」「運」……。こういった言葉は目に見えないが、感じることができる。そして、時にはサッカーで戦術や技術を凌駕(りょうが)するほどの力を見せる。 シャムスカ監督はこういった目に見えないポジティブな部分を大事にする。2007年シーズン中盤、波に乗れないチームに業を煮やしたサポーターは試合後に座り込んだ。そんな状況にもかかわらずシャムスカ監督は、後日開催されたサポーターミーティングで「これからも私と戦う方は手を上げて下さい!」と自信満々の言葉を発している。どんな時にも決して前向きの姿勢を崩さない彼の言動が、今の大分の礎となっている。 思えばシャムスカが就任した2005年もそうだった。大分はシ-ズン半ばを過ぎても自動降格ラインの17位に位置していた。クラブはフォンボ・カン監督からシャムスカ監督へと指揮官を変えた。「失敗を恐れないで、自信を持って積極的にプレ-しなさい」と就任早々、選手の心に鋭く食い込んだシャムスカ監督。3日後の浦和レッズ戦では2-1の勝利。それから選手たちは自信を取り戻した。シャムスカが就任した時点では17位だったが、その後の12試合で7勝3分2敗という驚異的な成績を残し、順位を11位まで上げてシ-ズンを終えた。 シャムスカ監督は選手の内面を重視する。自信を失っている選手には、思い切ってできるような環境を作り上げる。練習中も口数は多い方ではない、どちらかと言うとじっと見守るタイプの監督だが、ターゲットは明確に伝える。豊富な資金で「個」の強いビッグクラブに対して、目に見えない「個々のきずな」で勝負しているのが大分である。大分のベンチにはけがなどで出場できない選手のユニホームが並ぶ。仕掛け人はマネジャーの山本潮氏。「共に戦おう」――ここにも大分の目に見えない力が表れている。■大分をスポーツで豊かに ナビスコカップでも清水を零封した大分のディフェンス陣だが特別なことはしていない。ただ基本に忠実な守備をしているだけである。マークする相手選手には必ずDFがついており、相手が激しいポジションチェンジを行っても、高いコミュニケーション力と集中力で1対1の状況を崩さないし、1対1では抜かれない。最後は体を張り、体幹力の強さを見せ付ける。そして最終ラインには必ず1枚余っている。これが大分ディフェンスの強さの理由である。リスクを避けて基本に忠実でしっかりと守り切るサッカーの見本を示した大分トリニータ。あらためて「サッカーとは何か?」を考えさせてくれる。 ナビスコカップ決勝戦は、高松、ウェズレイのゴールで2-0の勝利を収めた。今シーズンの大分を象徴する勝ち方だった。歴史的勝利の後、大分市街地では号外が配られた。 スポーツで街が豊かになる、これはJリーグの理念でもある。大分は大分トリニータができてから間違いなく変わっていった。このクラブの設立理念は、行政、企業、市民の三位一体(トリニティ)である。それを15年の時を経て成し遂げてきた。今、大分県民は「スポーツを笑顔で語れる」幸せをかみ締めている。
2008/11/12
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J2を席巻した広島の強みと課題 (2/2) ■攻守ともにJ2では圧倒的だった広島のサッカー 「この形は、監督に言われたものではないんです」と槙野は語る。「後ろから攻撃参加して、数的優位を作れ」というペトロヴィッチ監督のコンセプトを、選手が自分たちで消化し、考えて生まれたのがこの形なのである。 第10節の徳島ヴォルティス戦。ほとんど準備期間もなく、2トップから1トップ2シャドーの形に変更された時も、この「自分たちで消化する」能力が発揮された。形は変わっても、コンセプトに変更はない。だから選手たちは、その形を容易に消化し、そこにアレンジを加える。1トップ2シャドーの形になったことで、前の3人の間に流動性が生まれたのも、そのためである。 第1クールを終えて、広島は勝ち点32で首位。その内容が圧倒的だったこともあり、J2の各チームは、自分たちのサッカーを捨てて広島対策に乗り出した。すなわち「ロングパスの起点であるストヤノフに対して、FWがマンマークする」「最終ラインにプレスを仕掛ける」「引いて守備ブロックを固める」などなど。 確かに、その対策が機能した試合もあった。しかし、それでも広島は慌てない。 ストヤノフからのロングパスを封じられても、森崎和を起点とするショートパスの交換で圧倒する。プレスをかけられても、平然と受け流してパスを回し、裏にできるスペースを突く。引かれても、青山、槙野、森脇ら3列目以降の選手たちが飛び出すことで、相手を崩す。J2の各チームが仕掛ける「広島対策」を、彼らはことごとく打ち破って見せたのである。 懸念された守備も、昨年は不調だったストヤノフが存在感を取り戻し、さらに「(森崎)カズさんとアオ(青山)ちゃんのダブルボランチでボールを奪えるようになった」(高萩)ことで安定。前線の3人が相手の攻撃を限定したことで、ハーフカウンターも機能するようになった。スキがなくなった広島は、第2クール終了時点で勝ち点65。2位モンテディオ山形に勝ち点15差をつけた時点で「われわれを追い抜けるチームはない、と確信した」(ペトロヴィッチ監督)。 そして第3クール、初戦の甲府戦こそ、相手のサッカーに合わせ過ぎたために敗れたものの、次節のアビスパ福岡戦以降は8勝2分けと負け知らず。10試合で35得点という大爆発を見せ、J1復帰のみならずJ2優勝も一気に決めてしまった。ちなみに、第1節から一度も首位の座を落ちることなく優勝を決めたのは、J2史上初である。■来季のJ1でもインパクトを残すために そんな彼らが、J1を相手にどこまでやれるか。注目を集めた11月2日の天皇杯4回戦・対東京ヴェルディ戦でも、広島は前半から完ぺきにゲームを支配した。選手が流動性を持って走り回ってチャンスを量産。球際の厳しい守備でディエゴを孤立させて退場に追い込み、ついには1-0で勝利する。試合後の記者室では、誰一人として「番狂わせ」という表現を使わず、むしろ「順当な広島の勝利」「もっと得点が取れたはず」という声が支配的だった。 だがJ2を席巻し、J1下位の東京Vを圧倒したことは、来季の広島の活躍に向けての「担保」にはならない。今季のJ2には、ジュニーニョ(川崎フロンターレ)のような強力なFWはいなかった。しかしJ1には、ダヴィ(コンサドーレ札幌)やデニス・マルケス(大宮アルディージャ)のように、残留争いを演じているチームにも、決定的な仕事をするタレントが存在する。「ミスをすると、J1なら一気にシュートまで持ってこられる」と槙野も高萩も口をそろえる。 さらに「ポゼッションのその先にあるもの」すなわち「ゴールを決める力」にも、不安はある。今月9日のベガルタ仙台戦でも、広島が圧倒的にボールを支配したものの、J1昇格を懸けて執念の守りを見せる仙台から2点目を奪えず、引き分けに終わった。東京V戦でも同様の課題が露呈しており、森崎和は「相手に引かれても試合をコントロールしないと」と語っている。 中盤に偏った選手層。経験の乏しい若い選手たち。不安要素はほかにもある。しかし、課題のないチームなど世界中どこを探しても存在しない。「ビビらなければ、(J1でも)やれる。ウチのようにパスをつなげるチームは、J1にもあまりない」と高萩が自信を見せれば、槙野も「本当に楽しみ。守備だけでなく、攻撃にもチャレンジしたい」と熱く語る。若い選手たちの勢いが確信へと変われば、広島のサッカーはJ1でも大きなインパクトを残す可能性もあるだろう。「広島のような『人もボールも動くサッカー』が勝利したということは、日本のサッカー界にとって、いいことだ」 東京V戦を観戦した元日本代表監督、イビチャ・オシムの言葉である
2008/11/12
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J2を席巻した広島の強みと課題 (1/2) 2008年11月12日(水) ■広島のパスサッカーを支える「鳥かご」 広島昇格の最大の要因は、ペトロヴィッチ監督の続投だった サンフレッチェ広島の練習は、まず「鳥かご」から始まる。 6~7人の選手たちで小さな円を作り、その中に2人の「鬼」がいる。外側の選手たちは、その鬼にボールを奪われないよう、1タッチでパスを回す。 この練習は、どこのサッカーチームでも行われる定番中の定番。だが、広島が“特異”なのは、ほかのチームではウォーミングアップ的に行われている「鳥かご」を、毎日30分以上続けることだ。 例えば槙野智章は、ユースのころは足下の技術に自信がなかった。しかし今では、相手のプレスを落ち着いてさばき、精度の高いパスを出せる。その理由を、彼は「鳥かご」の効用だと言う。「鳥かごを毎日、長時間やり続けることで、相手のプレスの逆を突けるようになりましたし、プレッシャーの中でも自然と顔が上がってきたんです」 広島の練習メニューには、もう一つ特徴的なものがある。 ペトロヴィッチ監督は「攻撃」「守備」などのパーツごとに分けた練習や、DFを置かずにやるクロス・シュート練習は、ほとんどしない。代わりに多くの時間を割くのが、ハーフコートでの11対12や11対13など、トップチームを数的不利な状態にして行う実戦練習だ。 この練習中は、常にルールが変わる。ゴールから約15メートルのところにマーカーを置き、「サテライト組の守備ラインはこれ以上、下がってはいけない」と決めて、より前からプレスを掛ける形をとったり、「1タッチリターンなし」「(最終ラインを示した)マーカーを超えるまで1タッチ」「FWはフリータッチ、ほかは1タッチ」などの細かいルーを次々に設定。選手たちに常に、厳しい条件を突きつける。「練習の方が、試合よりもプレスは段違いに厳しい」(高萩洋次郎)という状況では、常に複数の選択肢がないと、すぐにボールを奪われてしまう。ルールや状況の変化にもついていけない。ペトロヴィッチ監督就任以来ずっと続けてきた、こうした練習こそが、最終ラインからボールを大切に扱う「広島パスサッカー」の原点である。それは今季J2を席巻し、選手たちも練習を通じて確かな成長を実感していた。昨年にチームが降格した際、多くの選手が監督の続投を望んだのも、そういう手応えがあったからだ。■チームを大きく成長させた「自分で考えるサッカー」 その選手の思いを把握していたのが、久保允誉サンフレッチェ広島社長(現会長)である。J2降格が決まった昨年の入れ替え戦直後、ロッカールームに自ら出向いて、ペトロヴィッチ監督に「監督を続けてほしい」と要請した。辞任を決意していたペトロヴィッチ監督だったが、降格直後に自分に対してオファーしたクラブ側の姿勢に感激、監督続投を決意する。 この前代未聞といえる「降格監督の続投」こそ、選手流出を最小限に食い止め、さらには「J1復帰の要因」(本谷祐一サンフレッチェ広島社長)となった。というのも、この施策により「戦術の継続性」が保たれたことで、広島のパスサッカーがさらに成熟の途を歩んだからだ。 今季の広島は春のキャンプから、森崎和幸、柏木陽介、青山敏弘、高萩、高柳一誠、そして盛田剛平と、主力選手たちが次々と負傷。主力不在の影響は、少なからずゲームのクオリティーに影響し、特に森崎和不在となった開幕からの7試合は、ヴァンフォーレ甲府戦の1敗だけだったものの、内容的には苦戦を強いられた。 しかし、それでも鹿島アントラーズを破ってゼロックス・スーパーカップに優勝。開幕以降も勝利を重ねられたのは、選手全員にコンセプトが浸透していて、替わりに入った選手たちが機能できたからだ。そこに、森崎和や柏木らの主力が戻れば、クオリティーがさらにアップすることは自明である。 このコンセプトの徹底と継続は、選手たちの成長とともに、副産物を生む。それは「選手たちが自分で考えるサッカー」だ。 例えば、広島は攻撃時にはボランチの森崎和が最終ラインに下がり、ストッパーの槙野や森脇良太が大きくサイドに広がる。サイドハーフの服部公太と李漢宰はFWに並び、2人のストッパーはFWのラインを追い越して得点に絡む「アタッカー」に変ぼうする。このスタイルは、J2守備陣の恐怖の対象となった。
2008/11/12
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●借金だらけの崖っぷち地域電気店を、次々と再建することで知られるセブンプラザの“山口貞利「お店の付加価値を認めてもらうように努めています。『少し高いけど、セブンプラザのお店で買おう』と思ってもらうように。量販店のチラシを気にする必要はありません。もし、『量販店より高い』と言われたら、『とことん面倒を見ますから、量販店の価格にプラス2万円でいかがでしょう』とお願いします。」「何が、どんな具合に、どれだけ売れているか、データを収集して、それを分析し、経営に生かすことが大切ですデータを元にして、考えながら仕事をすると、仕事が楽しくなってきます。」「税金をきちんと払わないお店は発展しません。納税しないで、ごまかした金は有効活用できず、無駄に浪費するだけです。」●これまでTVで何度も取り上げられた、超有名地域電気店、でんかのヤマグチの“山口勉 社長「量販店が地元に次々出店した時、経営方針を大転換しました。売上げ額が30%落ちても生き残るために、粗利率を25%から35%に上げることを決断しました。『でんかのヤマグチは“高売りする”』ことにしたのです。」「ずっと“売上げ至上主義”でしたが、すべてを“粗利”で考えるように変えました。」「量販店の出店後、売上げは22%落ちましたが、粗利率は37~38%に上がりました。粗利を高く取ることに引け目を感じる必要はありません。きめ細かいサービスをさせていただくのですから、それに見合った粗利をいただいても当たり前です」
2008/10/31
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1世帯38000円給付されるんだって!街頭アンケートでは貯蓄に回すと言う人も多かったらしいが・・・景気対策のための処置なので、使って欲しいと思う。使用期限を決めたクーポンにすれば、みんな使うでしょう!とりあえず、サービス業や小売業などの売上げダウンが回避され・・・サービス業・小売業からの出費が増え、他業種へ波及していって欲しい。お金を回せば景気は回復できる!高速道路が1000円で乗り放題と言うのも魅力。週末に、1泊旅行で遠地に出向く人も増えるでしょう!観光業界も救われそう!<定額減税>給付金方式「究極の選挙対策」野党が批判 政府・与党が29日、追加経済対策の柱である総額2兆円規模の定額減税を、「給付金」方式への変更で合意したのは、現金やクーポン券など見える形で金が渡るほうが選挙対策上、効果が高いとみてのことだ。公明党の提案で99年に実施され、「バラマキ」と批判された「地域振興券」(総額約7000億円)を連想するため、公明党は「減税」方式を主張していた。これを自民党が押し切った形だが、野党は批判を強めている。 給付金方式は28日の経済対策に関する与党政調幹部の会合で、自民党が公明党に提案。29日の会合で公明党が受け入れた。 定額減税は、公明党の主導で8月の総合経済対策に実施方針が盛り込まれたが、過去の批判を念頭に減税方式とし、目的も「原油高による燃料や食料価格高騰を穴埋めするもの」と、例外措置であると強調した。しかし自民党は、減税方式ではサラリーマンと自営業者で実施時期がずれるなど手続きが複雑であると指摘。税制改正がいらず、支給時期を選べて選挙戦略に絡められる給付金方式に切り替えるよう求めた。 実施方式が変わっても、財源に「霞が関埋蔵金」と言われる財政投融資特別会計の余剰金を充てる以上、関連法案の成立が不可欠。野党が反対すれば財源確保が難航するのは必至だ。民主党の鳩山由紀夫幹事長は29日の同党会合で、給付金方式を「究極の選挙対策。政策として出てくること自体が政権末期だ」と批判した。 麻生太郎首相は同日夜、「年内にというのと、年を越すのとはだいぶ意味が違うと思う」と述べ、給付金の早期支給を検討する意向を示した。首相官邸で記者団に語った。効果については「(地域振興券を配布した)あの時と今と、経済情勢は全然違う。今の方が(経済状況が)きついから効果は大きいと思う」と述べた。 地域振興券での消費のほとんどが日用品購入に充てられたとの指摘には「生活対策としては、それなりの効果があると考えるべきだ」と強調した
2008/10/30
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永井のプレーを見た事あるけど、良い選手だよ!MVPや代表に選ばれるのも分かる!それだけに、スタメンが少ないのはやはり残念!浦和移籍が正解じゃない!高原・エジミウソン・田中・・・どれも良い選手だけに・・・出場機会を探ったほうがいい。浦和永井が移籍志願、監督続投で不満爆発 報道陣の質問に答えるFW永井(撮影・中村誠慈) 浦和FW永井雄一郎(29)が24日、移籍を志願した。「選手である限り出場できなければ外に出たいと思うのは当たり前のこと。(メンバー外の)20番目と言われて、正直感じるのは、居場所がないということ」。Jリーグは先発と控えの合計18人がメンバー入りするが、最近ではエンゲルス監督に20人目として評価されており、強い不満を示した。 指揮官は現在、永井をFWとしてはベンチ外で、右MFの控え選手と見ているという。そのためFWにこだわる永井は、神戸戦(18日)では、自らベンチ外を選択。ベンチ入りをしたG大阪戦(22日)では後半36分から出場したが、やはり右MFだった。その監督がACL連覇を逃したにもかかわらず、今季続投することで不満が一気に爆発した。 さらにチームの強化方針にも疑問を投げかけた。毎年のようにFWを補強。今季も高原とエジミウソンが加入した。昨年ACLでMVPを獲得し、今年は日本代表候補合宿にも招集されたが、出場機会に恵まれず、今季後半戦は20戦中先発はわずか6。「いつまでも選手を抱えているからこういう問題が起こる」とまで言い放った。アジア連覇の夢が絶たれ、現在リーグ戦5位で来季ACL出場さえも危うい状況で、選手が自ら放出志願。チームは空中分解の様相を呈してきた。
2008/10/25
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GK楢崎・・・DFをもっと統率して、穴を埋めるようにしないといけない。攻撃時から守備の意識を持って・・・DF中澤・・・○。1対1は強い。高さもある。でも孤軍奮闘。連携がない。全員守備、カバーリング・・・戦術で修正しなければならない事がたくさんある。モット指示してあげてくれ!トーリオ・・○。チームよりも個人のプレーをしている。個人技・強さはあるが・・・チームプレーに徹する時間を増やして欲しい内田・・・○。センタリングは良く上がる。スピードでも相手に勝つ事ができる!阿部・・・×。目立たなかった・・・。MF遠藤・・・○。考えたプレーが随所に見られた。守備よりも攻撃に生かせると思うが・・・長谷部・・・○。やや持ちすぎの場面が多かった。ボールに一番絡んでいたと思う。プレスがきつい分、満足行くプレーが出来ないが、個人レベルを上げて対応して欲しい。稲本・・・▲。攻めも守りも目立たない・・・。交代が遅すぎ?時間短すぎ!!スタメンじゃないかな・・・俊介・・・○。トップにあわせるセンタリングの正確さは◎。運動量も豊富。気合も見せて、チームを牽引したいが、誰もついて来ない・・・。工夫したパスの組み合わせでした!大久保・・・○。今日はボールがなじんでました!居残り特訓のおかげだと思います。やはり基本は大事!裏への飛び出しもねらっていたし・・。右からの攻撃時のパスを受けて欲しい。長谷部のパスコースがいつもなかった。香川・・・×。このレベルだとついていけない。モット簡単にボールを離すようにすれば良いと思うがプレスが早すぎで・・・パスコースもないし・・・玉田・・・○。縦へのスピードが生かせるゲームでした。このチームは玉田のスピードがないと攻撃にならないような気がする。オシムジャパンとは違う・・・岡崎・・・▲。目立たない・・・。他の選手が個人プレーに走っていて・・・絡めない。でもキープしたり、しっかりつないだりする姿勢は○。こうろき・・・▲。良いプレーを心掛けていたけど、岡崎同様周りが個人技に走って絡めない・・・時間短すぎ!!岡ちゃん・・・×。チームとしてのコンセプトがない。終盤は選手が勝手にプレーして、チームとしての力がない。それを修正もできてない。岡崎・こうろきの投入も遅すぎ。若くて運動量のある選手だけに、早めに入れておくべき。15分あるかないかでは・・・香川が前半で通用しないのは分かったのだから、そこに憲剛など投入すれば・・・松井はどうした??まだ出れない??
2008/10/16
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サッカー日本代表の岡田監督更迭!!なんて記事が出そうな試合でした。ホームで下位チームに1-1のドロー・・・最悪の結果・・・0-0ならまだしも・・・1得点挙げながら勝てない・・・守備も攻撃もまだまだ未完成ということでしょう・・・選手の選考もどうなんだろう?あれがベストメンバーなのか??サポーターは評価してくれるだろうか?監督には監督の事情もあるだろうが・・・奇抜すぎだと思うし・・・緊張感もないような気がする・・・清原がチームに入ると、チームがビシッとする!と聞いた事があるが・・・岡ちゃんにはそれがないんだと思う。いずれにせよ、監督交代でもして、チームの雰囲気を変える必要があると思う。次の試合でアウェーとはいえ万が一負けたら、取り返しがつかなくなると思う。監督交代で何が変る?と言いたいが・・・指揮官のカリスマは大事。カリスマがなくても結果が出ていればいいのだが、それも出来てない・・・ジーコのいるチームは強いよね・・・結果を出せるよね・・カリスマがあるからだと考えられる。今まで岡ちゃんの更迭なんてどうでもいいと思っていたけど・・・昨日の試合で必要な事ではないかと感じました。1位通過はかなり困難。オーストラリアを直接叩かないと道が開けない・・・2位狙いなら、バーレーン・カタールにしっかり差をつけておかないといけない。
2008/10/16
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昨日のウズベクは・・・してやったり!と言うところでしょうか。2敗チームとは思えないほどの動きの良さでした。前後半とも立ち上がり20分は、かなりのプレスと運動量で翻弄され・・・残りの半分はさすがに運動量が落ちてくるも、試合終了までアグレッシブに戦い・・・見事勝ち点1をゲット!日本の苦手な試合運びを見事にされた気がする。ジーコのご教授のおかげ??GKは良かった.当たっていた!!GKが当たりだすと、得点は特に困難になる!更に日本の低い決定力も手伝い・・・DFも8人で守るくらいの守備意識で・・・1失点で逃げ切る。カウンターも効いていた!少ない攻撃陣が、スピードと個人技でかき回す・・・奪っても奪われる・・・攻撃の厚さ。トーリオのミスからの失点もこのパターンでした。トーリオは時々ポカをします。センスの問題でしょうが・・・スピードのなさも関係あるかも・・・相手FWのスピードについていけない・・・DFのカバーリングを考えないと解決しないでしょう。内田も後半の後半になると・・・スピード負けしてくる。もっとも、得点しなければならない状況に追い込まれ、攻めに守りに振り回されている為、ポジショニングやペース配分が思うように出来ていないのかもしれないが・・・昔は、カバーリングを上手にしていたと思うのですが・・・
2008/10/16
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ホームの埼玉スタジアムはいっぱい!でもドロー・・・パスミスが目立ったが・・・芝を短く刈ると言っていたが、それが原因のようで・・・おまけに水まで撒いたとか・・・選手全員がパスミスしているようじゃ勝てないよね・・・パスが持ち味のチームだけに、パスワークがなくなったら、怖さもない・・これは作戦ミス!ドロー狙いの相手にとっては嬉しかったでしょう。楢崎は守れない・・守りきれない・・・DFの踏ん張りがないので、何もできない・・・あれじゃ誰がGKになろうとも失点は防げないでしょう・・・DFラインの高さも気になる!裏を取られて、失点するパターンが続いているが、裏にスペースがありすぎるのだと思う。DFラインをあと5mほど下げれば、おそらく楢崎がキープできるようなボールも増えてくると思うのだが・・・それとも、相手がうますぎなのか・・・守備はDFだけでするものではない。DFだけで守りきれるなら、それも良いが、守りきれないなら、GKも含めての守備と言う物を考えてほしい・・・守備もお粗末でした・・・
2008/10/16
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相変わらず・・・トーリオのいないセンターバックは穴だらけで・・・失点につながっている・・・中澤の孤軍奮闘だけでは無失点には抑えられない・・・楢崎が守れないのも、守備に穴があるからで・・・守備の穴がなければ、好セーブも期待できるのに・・・誰がいる??マリノスの松田が気になるが、最近の調子はどうなんだろう・・・そうだ!宮本がいた!!もともと代表のセンターバックで活躍していた!背は低いけど・・・期待できそう!!
2008/10/10
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昨日のUAE戦は面白かった。ボールタッチが悪いのはグラウンド?ボールのせいなのか・・・パスも悪いし・・・ミスが多かったが、ボールが動き、今までの動きとは少し違い、相手を見ながらボールを回せていたような気がする。UAEもエリアを狭め、狭いスペースでのプレスをかけていたので、楽なパスワークが出来ないのも仕方ないかも・・・ランキングが110位程度の相手にこの程度の内容かと嘆きたくもなるが、もともと力のあるチームだし、ランキングは眼を瞑るとして・・・GK 川口 能活 1975年8月15日 磐田 楢崎 正剛 1976年4月15日 名古屋 川島 永嗣 1983年3月20日 川崎 DF 寺田 周平 1975年6月23日 川崎 中澤 佑二 1978年2月25日 横浜マ 高木 和道 1980年11月21日 清水 田中マルクス闘莉王 1981年4月24日 浦和 駒野 友一 1981年7月25日 磐田 阿部 勇樹 1981年9月6日 浦和 長友 佑都 1986年9月12日 FC東京 森重 真人 1987年5月21日 大分 内田 篤人 1988年3月27日 鹿島 MF中村 俊輔 1978年6月24日 セルティック 稲本 潤一 1979年9月18日 フランクフルト 遠藤 保仁 1980年1月28日 ガ大阪 中村 憲剛 1980年10月31日 川崎 青木 剛 1982年9月28日 鹿島 今野 泰幸 1983年1月25日 FC東京 長谷部 誠 1984年1月18日 ヴォルフスブルク 香川 真司 1989年3月17日 セ大阪 FW 玉田 圭司 1980年4月11日 名古屋 巻 誠一郎 1980年8月7日 千葉 興梠 慎三 1980年8月7日 鹿島 佐藤 寿人 1982年3月12日 広島 大久保 嘉人 1982年6月9日 神戸 岡崎 慎司 1986年4月16日 清水 森島 康仁 1987年9月18日 大分 ※2008年10月6日現在トーリオがいないとDFはダメだね・・・寺田はゲームが分かっていない・・・入れると失点につながる危険プレーが増える・・・高木も失点シーンは連携ミスにも見えるので、そこらが弱点か・・センターが欲しい・・・マリノス松田はもうダメ?? 内田・長友は▲・・・長友はよくなかった。内田は、最後はばてていたような・・・相手に追いつけないし・・・変え時だったような・・長谷部は◎相手の攻撃をつぶすし、攻めにも貢献。稲本はやや期待はずれ・・・連携を確かめていたのか・・・とはいえ、随所に顔を見せていた!俊介も▲・・・ウズベク戦に備えて温存?岡崎は面白かった。運動量が豊富。全線からの守備。攻撃では裏をねらうし、成長すれば・・・連携が熟すれば面白いかも・・・ただ、他にも変りになる選手はいそう・・・スタメン当確まではいかない・・・大久保は×ボールタッチが悪い・・・調子が悪かった?玉田は良かった!運動量とスピードが生きていた。連携と言う面では不満もあるが、そこはこれから修正していければ・・・憲剛・・・○大久保と変えてMFで使って欲しかった。香川・・・○得点はラッキーですが、その後も惜しいプレーが出ていた。まだまだ伸びそうだけど・・・まだ迫力不足。佐藤・・・▲ちょっと時間がなさすぎ・・・スーパーサブのイメージが強いけど、20分は試合に出して欲しい・・・少ないチャンスを1発で決められる・・・と言うよりも、たくさんのチャンスを生かすタイプだと思うし・・・あのスピードにあわせるのにはパサーも時間がかかると思う。巻・・・▲なぜ使う??貢献が見えない・・・見えない貢献をしているのか?こだわるほどの選手ではないと思う・・・他にも同様な選手がいるだろうし、結果が出せてない分×・・・コオロキ・・・◎パスもよく・・ドリブルもよく・・・シュートのタイミングもよく・・・ヘッドもよく・・・とても面白い!これくらいの選手を、たくさん抱えてないと、予選は勝てないと思う・・・不満のある選手ではなく・・・期待を持てる選手を揃えて欲しい・・・遠藤は、でなかったね・・・当確だから?
2008/10/10
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富山県知事選挙・・・石井知事頑張れ!!再選願う!!先輩頑張ってね!高校の後輩より・・・宮崎みたいにテレビでて、富山をアピールして欲しいな・・・まじめそうだけど・・・富山が注目されるぞ!!
2008/10/03
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国際的にも名の知られた経営者・近藤大作は、あるときテレビ局の取材を受けて自分の少年時代を語った。近江商人の家に生まれた彼は小学校を卒業した日に父から呼ばれ、祝いの言葉と共に鍋蓋の包みをもらった。大作にはその意味がよくわからなかったが、「明日からこの鍋蓋を行商し、もし売れなかったら商家の跡継ぎにはできない」ということだった。大作はまず家に出入りをする大工や植木屋のところを訪ねた。初めのうちは世話になっている商家の息子ということで大事にされるが、鍋蓋の行商とわかると冷たくあしらわれた。親の威光をカサにきた押し売りのような商いがうまく行くはずもなかった。知り合いの大人たちは行商が修行であることを知っているのでなおさら義理で買うようなこともしない。大作は今度は見知らぬ人の家を回ってみたが、ほとんど口さえ聞いてもらえない。彼はやがて親を恨み、買わない人々を憎んだ。父や母が彼以上に辛い思いで、見守っているのが大作にはわからないのだ。時には甲賀売薬の行商に習ってもみ手の卑屈な演技をしたり、乞食娘の真似をして農家の老夫婦を泣き落としにかかったりもしたが、嘘はすぐにばれてしまう。心ない商いは人々の反感を買うだけだった。何日経っても一つの鍋蓋も売れない大作の目にはいつしか涙がたまっていた。ある日大作は農家の井戸の洗場に鍋蓋を見つけ、「この鍋蓋がなくなったら人は困って買ってくれるかもしれない」と思ったが、すぐに考えを改めた。そしてこの鍋蓋も自分のように苦労して人が売った物と思うと、無心に洗い始めた。その鍋蓋の持ち主である農家の女は初めて怪訝そうな顔をしていたが、大作の気持ちを知って鍋蓋を一つ買ってくれた。さらにまた近所の人たちにも声をかけてくれたのである。おかげで大作の鍋蓋は売り切れ、彼は「売る者と買う者の心が通わなければ物は売れない」という商いの神髄を知るのだった。大作は父もしたようにてんびん捧に“大正13年6月某日”と鍋蓋の売れた日付を書き込み、父や母の待つ家へと帰った。
2008/09/11
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急速に変化し続ける状況下で、最短距離で正解を導く力ネガティブな気付きや課題を察知し、ポジティブな解決策へとつなげていく。そのサイクルは、中村選手のあらゆる行動に見ることができます。まずは、サッカーそのものへの取り組み方もその1つ。彼は、トルシエ監督にも指摘されているように、細身なのでタックルやヘディングが弱い。そこでフリーキックやセットプレーを磨き上げていくわけですが、結果、試合に使ってもらうためには、それだけではダメだということに気付き、日本食レストランもないようなイタリアの田舎のチームに入ったわけです。荒れたグラウンド、体格が良くラフプレーが多い選手たち。そうしたあえて苦手とする「壁」の多い環境に身を置き、「郷に入れば郷に従え」のとおり、サッカーも生活もすべて新しい環境に染まっていきました。 新しい環境になじむ努力をしないのなら、環境を変えた意味がない。たとえ、それが修行のような毎日であっても。修行を得たからこそ、成長できるのだ* 例えば、シュート1本にしても、日本ではより良いポジションにいるメンバーにボールを送ってゴールの確率を上げようとする。しかし、イタリアでは「なぜ打たない?」と責められる。その際に「だって」と言い訳をするよりも、「そういうサッカーなんだ」と受け入れたわけです。 新しい環境の中で、自分を認めさせるには、プロセスが必要。まずは受け入れ、それから自分を認めてもらうという方法をとる。その頃合いを見計らうのも「察知力」のなせる業といえるでしょう。 日本を発つとき、最悪のことを想定していた。様々な状況を想像して、『もし、そうなったら、こうしよう』とあらゆることに対して、心の準備をしていた* ネガティブな感情をぱっとポジティブに変えていく。中村選手はそれを瞬時に行っているように感じます。人は、どうしてもネガティブな感情を引きずりがちで、ポジティブに考えられるようになるまでには時間がかかります。しかし、中村選手のようにその変換の回路を自分の中に持てば、失敗したときに落ち込む時間を最短にして、すぐにポジティブな課題に転化することができるというわけです。 中村選手が行ってきたことは、「経験」→「内省」→「概念化」→「実践」というシンプルなことの繰り返し。自分より身体能力の高い相手と戦うためには、状況を的確に察知し、一瞬でも早く動き出すことや裏をかくことが求められます。そのトレーニングが、あの「フリーキック」を生み、「キラーパス」へとつながっているわけです。もちろん、レッジーナを選んだことも、その後、セルティックを選んだことも、自分のサッカー人生のリスクを鑑み、課題をポジティブに設定したことに他なりません。 考えてみれば、サッカーはどんどん状況が変化していくスポーツ。人も動けば、ボールも動く。それもチームプレーだけに複雑です。ミスプレーに落ち込んで、その後の対応が遅れれば、当然つけ込まれてしまいます。気持ちを瞬時に切り替え、瞬間ごとに判断して前に進まなければなりません。 その点が、たいへんビジネスに似ていませんか。多数の人々が関係し、刻一刻と変化していく。その中でいかに最高のパフォーマンスを上げていくのか。その熾烈な競争の中で、中村選手のように小心者になり、察知力によって常に危機感を持ち、それをポジティブな目標に転化し、実践していくことが必要です。危機管理の名言として「計画は小心者に、実行は楽天家にさするべし」という言葉がありますが、それを一人で行っていくわけです。 中村選手はその繰り返しを常に行うことで、ネガティブな状況を察知し、反射的に最善の判断を行えるようになると語っています。その積み重ねの結果、技術やフィジカルはもちろん、「ガラスのエース」と揶揄(やゆ)されたメンタル面も強化された彼は、今、日本のサッカーを背負って立つ超一流のアスリートとして、ピークを迎えつつあるといえるでしょう。それでも、彼は言います。 達成感を得るなんてことは未来永劫、ない。これは習性なんだ。そんな気持ちになることは、怖くてできない* おそらく日本一小心者のファンタジスタ、中村選手。考えすぎて「悩んでいるようにも見える」そのネガティブさが、彼の「察知力」を磨きあげ、より高みへと突き動かしていく原動力になっていることは間違いないでしょう。ネガティブな状況を察知し、それを自分の問題として引き受け、次につなげていく。その勇気と考え方の回路を私たちも自分の中に持ちたいものです
2008/09/04
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