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2006/01/17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
最近買った韓国産DVDプレーヤーは大バカヤロウで他人から借りたほとんどの録画物が観れないし、最近食べた新作のコンビニおにぎりは驚くほどマズかったし、最近やめたタバコはまたすぐ吸ってしまったし、最近知り合いの店が二件も閉めてしまうし、ということで最近ロクなことがない。
そんな中、最近ひさびさに夢で見た、あるひとりのヒトについて話をしたい。

そのヒトの名前も歳も、はたまた性別(おそらく女性なのであろうが、見ようによっては痩身の美男子のようにも見える)もぼくは知らない。知っていることといえばマンションの上のほうの階に住んでいるんだということ。

ぼくが車でよく通る道の一角に、一棟の高層マンションが建っている。ぼくはいつもその下の自動販売機でジュースを買いタバコを吹かすのが習慣なのだ。
ある日のこと、いつものように自販で買ったジュースを片手にタバコを吹かしながら、ふとそのマンションを見上げた。すると七階か八階のベランダでそのヒトは、身を乗り出すようにしてこちらを見ていた。目が合ったようなきがした。
なんとなく気になって翌日も同じ場所に行って同じようにマンションを見上げると、またそのヒトはいた。そしてまた目が合ったような気がしたとき、そのヒトはぼくに向かって(のような気がする)手を振った。
ぼくにぢゃないような気もしたので、なんだか恥ずかしくてそのまま無視した。
その次の日も同じようにそこに行くと、やはりそのヒトはベランダで、やはりぼくに向かって手を振った。おそるおそるちょびっとだけ振り返すとそのヒトはそれに応えるように倍のスピードで手を振った。
それから、ほぼ毎日のようにそのヒトが、ぼくの夢に出てくるようになった。マンションには毎日行くことがなかったが、それでもぼくが行くと、まるで時間を合わせたかのように、やはりそのヒトはマンションにいた。

八階のベランダより近くで見るそのヒトは髪の短い色白のヒトだった。手は振らなかったが、にこりと笑ってこちらを見ていた。ぼくはなんだか気持ち悪くなってそのまま車でその場を走り去ってしまった。
それからもずっとそのヒトはぼくの夢にたびたび出てきたが、実際のぼくはその場所からしばらく遠ざかってしまった。
二ヶ月ぐらい経ったころ、勇気を出してその場所にいってみたが、そのヒトに会うことはもう二度となかった。
もう五年以上前のこと。久しぶりに夢で会って思い出したが、あれはいったいなんだったのだろう。あのとき確かめればよかったような気もするし、このままでよかったような気もする。
不思議といえば不思議な体験なのかもしれない。





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Last updated  2006/01/17 03:52:16 PM
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