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Sep 23, 2007
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カテゴリ: 観る・読む・聴く



本当は角田さんの「対岸の彼女」を探していたのに、小さな本屋さんだったせいか
目的の本がなく、タイトルに惹かれて買った本。
それが自分と重なるところがある本だとは思わなかった。

校外のダンチで暮らす京橋家とその家族と関わる人たちの物語。
京橋家のモットーは「何事もつつみ隠さず。」でも家族はそれぞれの秘密を抱えていた。

誰もが持つ秘密。そうしなければなりたたない家族。
言ってしまえば楽になれるのに、言えないもどかしさ。
どの家庭にもそんなブラックな部分があると私は思う。

それがこの本のスリリングなところだろう。

京橋家の主婦である絵里子とその母親との関係が少し自分と母との関係に似ている気がして
読んでいてどきっとした。
角田さんって鋭い目で人を見ている人だなあと思った。

壊れている家庭なのに表面的には仲の良い家庭。
それがダンチの中の絵里子が植える花々に隠れ、大きなショッピングモールにまぎれ、マンモスダンチの中にまみれているような気がした。

ダンチの中の家族の中でさえ複雑な関係。
社会の中で私たちはその複雑さにあえいでいるように思えた。

とてもせつなく、やりきれなさが残る作品だ。





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最終更新日  Sep 23, 2007 09:59:46 PM
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