変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2005/07/26
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カテゴリ: キネマ
懐かし映画劇場「大阪物語」1957

 キャストが市川雷蔵と香川京子が2人並んでトップ何で、こりゃロマンものかなーあと思ったら、主役は鴈治郎ですがなーあ。
「浪花どけち物語」と言うところですがなーあ。近江商人どけち物語がぴったりするかな~あ。

原作が溝口健二なんです。井原西鶴の「日本永代蔵」「当世胸算用」などから題材を取ったものでして、シナリオは依田義賢、溝口監督がメガホンを取る予定だったんですな~あ。

逝去したので、吉村公三郎によって作られた作品ですなーあ。
成瀬己喜男と並んで、わての好きな監督ですがな~あ。
東京にいたときに、フィルムセンターでなーあ、吉村作品を結構見ましたがな~あ。

でも、この作品は、ぴったりとはまってませんな~あ。

年貢を払えず、逃げてきた百姓が、堂島の米の荷揚場で、こぼれた米を拾うては売り、拾うては売りして、10年経って、茶屋の近江屋という店を構えた。


茶がすを丁稚に貰って来さして、これを茶に混ぜて売る。家族は反対するんですがなーあ。
「酒屋も酒に水ませて売ってるんやから、お茶屋が茶がす混ぜて売って何で悪いんや」という明快な答えですなーあ。
まあ、食品偽装が今の世でも、多いですからな~あ、取り立てていうことおまへんかな~あ。

類は友を呼ぶて、普請場で木を拾い集めてるときに、鐙屋の女将と意気投合するんですなーあ
近江屋の娘と、鐙屋の息子を一緒にさせようと計るんですが・・・

 息子は遊女とどこかへ駆け落ち、娘の方は番頭とこれまた、一緒に出て行きまして、一人になった、近江屋の主人は、蔵のなかで金を抱いて発狂するシーンで終わってますがな~あ。

番頭が市川雷蔵、娘は香川京子、それに、駆け落ちする鐙屋の息子に勝新太郎、女将が三益愛子というキャストですがなーあ。

けちぶりを楽しめる映画でしたなーあ。







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最終更新日  2005/07/30 01:31:00 AM
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