変なじじい『ゆきのじょーお』

変なじじい『ゆきのじょーお』

2007/04/26
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カテゴリ: キネマ

そして、売春婦を中心に描いた作品ですがな~あ。
NHKの特集では外れてまして、「赤線地帯」は放映されましたがなーあ
店で客を取るのはOKで立ちんぼはいかんというのがNHKの見解かな~あ。

戦後のどさくさ気に、立ちんぼしなければ食えない女もいましたがな~あ。
田中絹代が立ちんぼを演じたというので、話題になったらしいですがな~あ。

これは、松竹の作品でして、ラストは立ち直っていくシーンで結んでまんがなーあ
原作は久板栄二郎で、シナリオが依田義賢ですがなーあ

姉妹とそして夫の妹の3人がねえ、身を落とす境遇なっていくんですがなーあ


「日没後この付近で停立又は徘徊する女性は闇の女と認め、検挙する場合がありますから善良な婦女は注意願います 西成警察署」の立て札から始まりますがな~あ。

「希望の丘 光の量 よるべなき気の毒な婦人よ 私たちはあなたを待ってます。 千里山婦人保護寮」の立て札もありますがな~あ。これは実際にあったんですかな~あ。

そして、夜の女狩りというのが実施されて、立ちんぼ達は捕まると、トラックに乗せられて、病院に送り込まれる。ここで、検査が行われて、通らないと返してもらえない。
性病の検査が行われるのである。もちろん鉄条網で逃亡できないようにしてあるのだが、それでも、上手く道具を使ってよじ登って田中絹代逃げるシーンは、なかなかリアルですなーあ。

この病院に、面白い集団が面会に来る。「あの人達が純血の尊さと美しさを知っていれば、堕落しようと思っても、堕落できないじゃないですか」と、純血協会のリーダーがやってくる。
ここは、笑っちゃいましたな~あ。今の時代では、陳腐なことですものなーあ

主人公は、男が憎い、だから男に性病移して、復讐してやるんだと自棄に客を取る主人公、何かものの哀れを感じますな~あ。
それが、勝手に客を取ろうとして、縄張り荒らしとしてリンチを受けた女が、自分の義妹だと解ったときに、豹変してしまうんですねぇ・・

ストーリーとしては、よく解らないんですよ。
でもねぇ、それぞれの個別カットが素晴らしいんでなーあ、魅入ってしまうんですよ。

ポン引きのおばさん、存在感がありましたな~あ。浦辺粂子さんですよ・・。1カットなんですが、残像として残ってまっせぇ。





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最終更新日  2007/05/02 09:33:36 PM コメントを書く


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