いやぁ、美しいですねー。

これは、クレマチス。

これも、私の大好きな キンポウゲ科 。

ということは、

あの花びらに見えるところは がく なんですね。

花びらは退化して、なくなっているのです。

そして、そして、

毒草 です。

調べてみたら、
プロトアネモニン（protoanemonin）、サポニン（saponin）
などの毒でした。

サポニン って、なんか、聞き覚えがあります。

確認してみたら、
あの、ジャガイモの芽の毒「ソラニン」が、
このサポニンの仲間でした。

他にも、いろんな植物に含まれていて、

大豆に含まれる「大豆サポニン」や
高麗ニンジンの「ジンセノサイド」というサポニンは、
健康に良いもの。

でも、このクレマチスのサポニンは、毒。

次に、 プロトアネモニン っていう毒ですが、
なんか、アネモネと関係ありそうな名前ですね。

皮膚炎 を起こしたり、 水泡、化膿 という症状が出るようです。

それで、昔、貧しい物乞いの人たちが、
あわれに見えるようにと、このクレマチスの汁を塗りつけて、
皮膚をただれさせた、という話も、あるそうです。

へえぇぇぇ。

この微妙な色が、美しい。

この、真ん中のもしゃもしゃも、何とも言えず、美しい。