母が、
「昨日、草取りしたら、きれいになっとうよ。見てごらん。
やっぱり、抜いたら、気持ちのよかねー。」
と言ったあと、
「あんた、夏水仙がいっぱい咲いとるよ。見てごらん。
去年、葉っぱがえらい茂っとったけん、今年はいっぱい出るやろうと思っとったけど、
あら(あれは)何本出とーとかいな。10本いわんごたるが・・・・
この間、1本しか出とらんかったけん、なんかいなと思っとったら、
今日は、いっぺんに咲いとーが。」
なんていうので、
「なら、雨が降らんうちに、写真撮っとこーっと。」
nikonの一眼レフを持ち出して、庭の写真を撮りました。

これが、母の大好きな、夏水仙。
数えてみたら、15本出ていますね。
この花は、ある日突然芽を出して、茎だけがニョキニョキ伸びて、
しばらくしたら、こんなに綺麗なお花が咲くのですよ。
この間の1本は、母がもう切ってしまっていますから、
今年は、16本出た・・・ということになります。

咲いたばかりの時は、花びらが開ききっていないだけでなく、
めしべがとても短いのですよ。

そして、一日ごとに、花びらが開き、フリルが目立つようになり、
めしべもながーく伸びてきます。

綺麗ですねー。
この花のお隣に、鹿の子百合が・・・・

今年は、鹿の子百合も、庭のあちこちにたくさん生えてきて、
それぞれが花を大量に咲かせています。

どの株も、みんなこんな感じですよ。
その中のひとつに、こんな子、発見!!

翅が見えないから、まだ子供なのでしょう。
ちょっと、角度を変えて、寄ってみたら、

目が点になってますね。
この黒い点は、「偽瞳孔」というのだそうです。
カマキリの目は、ちゃんと複眼なんだけど、
この黒い点に見えるところは、複眼の中の一つの目を、
奥まで見通している・・・ということらしい。
他の虫でもきっとそうなんだろうけど、
黒っぽい色の複眼だと、目立たないだけなんだって!!
まとめると、複眼を構成している一つの目(個眼)は、
実は細長い形をしていて、
途中の管は透明な組織でできており、
一番奥に、感光細胞というのがあるんだそうです。
その細長い個眼が束になって、半球状になっている。
ふむふむ。
知りませんでしたよ。
そういえば、バッタとかで、こんな小さな点が見えたような・・・・

さて、しばらく写真を撮っていたら、でっかい黒いアゲハがやってきました。
あとで調べたら、「モンキアゲハ」というらしいです。
紋は、白いじゃないの!! と思ったら、
羽化したての頃は白で、次第に黄色になっていくのだって。
あのカマキリくんのいる花は、黄色の○の中です。
ひょっとして、カマキリくんのところにアゲハがやってきたら、
カマキリ君、がんばるか???

カマキリ君の複眼には、このでっかい蝶は映っているでしょう。
どきどきしながら見ていたのだけど、
モンキアゲハはとても上手に、鹿の子百合の蜜を吸い続けていましたよ。
それにしても、このモンキアゲハ、
私の顔の前とかも、平気でふわふわ飛んでいます。
私が捕まえる気がないのが、わかっているのでしょうかね。
ちょっと外出した後、庭を見たら、
まだふわふわ飛び回っていました。
カマキリくんは、蚊やハナアブなんかを食べるのかなぁ・・・・
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