2015.06.29
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カテゴリ: 習い事
29-2.jpg
以前から、字の練習は大好きだったのですが、
四月から、ついに思い立って「かな」の練習に取り組んでいます。
サークルでは、課題の文字を中心に書いていますが、
自宅では、自分で練習。
今、気に入っているのは、上の写真の左側。
「変体仮名の手引き」という本。
字の練習用に、買ってあった漢字ノートを使って、 
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中に紹介されている変体仮名を、そのまま書いています。 
29-4.jpg
ちょうど二冊で、全部かけました。
後ろの方に、読めるようになったかどうかを試すためでしょう、
「古典影印」というのが、ついています。
その中から、「僻案抄」の一節と、「源氏一部抜書」を
真似して書いてみたりもしていますよ。
たらたらと、筆で文章を書くのは、楽しいです。 
29-1.jpg
(さっき、載せるのを忘れていました。) 
サークルでは、漢字も見ていただいています。
ずっと五文字で、
調べたら、五言絶句とか、五言律詩の一部でした。 
29-5.jpg
だから、せっかくだから、こちらも購入。
例えば、「窓下有清風」と書くとします。
これだけなら、窓のところに涼しい風が吹いている、
というだけのこと。
何の感動もありません。
だけど、調べたら、これは白楽天の「 消暑」という詩の一部。
消暑      唐  白居易  (五言律詩)

何 以 消 煩 暑    何ぞ以て煩暑を消せん

端 居 一 院 中    端居す一院の中

眼 前 無 長 物    眼前 長物無く

窓 下 有 清 風    窓下 清風有り

熱 散 由 心 静    熱の散ずるは心の静なるに由る

凉 生 為 室 空    凉の生ずるは室の空なる為なり

此 時 身 自 得    此の時 身 自ら得たる

難 更 与 人 同    更に人と同じうし難し

要するに、建物の中に一人で座り、 無駄な物をなくせば、窓のところに涼しい風があるのに気づく。

熱が消えるのは、心が静かだから。 涼しさが生まれるのは、部屋がすっきりしているから。

 ・・・・

という暑さをしのぐ術の一部なわけで、
それを考えながら 「窓下有清風」と書くと、

なんだか、心が爽やかになっていくのでした。

さて、これは、母がくれた書道の本の一部。 

29-6.jpg

 母は、漢字を中心にお稽古していたので、 書道の用紙も道具も本も、高級品がそろっているの。

でも、もらうのは、本と練習用の紙だけにしています。

筆や墨、すずりは、自分で買ったものを使っていますよ。

下の本は、以前私が使っていたもの。 

29-7.jpg

29-8.jpg

29-9.jpg

今回の漢字の課題にも「風」が入っていますけど、 ずいぶん、感じが違います。






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Last updated  2015.06.29 23:05:36
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