2015.07.13
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カテゴリ: 習い事
昨日は、朝から、川端通りまで行き、
福岡のアジア美術館で開催されている書道展を見てきました。
13-1.jpg
日曜日だったので、他のイベントもあり、たくさんお客さんがいましたよ。
高校生の、男子のグループもいました。(書道部かなぁ・・)
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これは、会場に入ってすぐのところに展示されていた、
先生の先生の作品です。
最初が巨匠コーナーだったので、
じっくりと見せていただきました。
最近、たくさん変体仮名を書いていたので、
読める文字が増えたせいもあり、
「何と書いてあるのか」パズルを解く気分で見ましたよ。
名前のところに、文章と、変体仮名の元の漢字も書いてあったので、
それで、答え合わせもできます。
作品は、ぱっとみた時の、絵画的な美しさはもちろんのこと、
どんな文字を使っているのか、文面に合った表装をしてあるのか、
そんなのを見るのも楽しかったです。
うちの先生は、まだ若い男性(小学生の子どもがいそうな感じ)なので、
先生の作品にたどりつくまでに、くたびれてしまいましたよ。
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書かれているのは、万葉集 984番の、
「雲隠り 行くへをなみと 我が恋ふる 月をや君が 見まく欲りする」
つまり、
夜中、恋しい人が帰ろうとしても、今は月が雲に隠れている
もっと隠れていてくれたら、この人も帰らないだろうに、
あなたは、月を見たいと言うの?
 というような意味。(豊前国の娘子の作)
万葉の時代、街灯なんてないでしょうから、
月が出ていないと道があぶなくてしようがない。
同じ人の歌に、
「夕闇は 道たづたづし 月待ちて いませ我が背子 その間にも見む」
(万葉集 709番)というのがあるので、
それと関連しているのかもしれませんね。
先生は、万葉集がお好きなのか、今度尋ねてみましょう。
私は、中学生の頃に、家にあった「万葉集」の本を読んで、
すっかり魅了されて、たくさん書き写していたんです。
中学生の頃の日記帳には、たくさん万葉の歌が書いてあります。
自分の恋心やうらみ心を、万葉の歌に託したのですね。
ま、しかし、高校生の頃は、日本古典文学全集を片端から読んで、
江戸文学も、和歌集も、軍記物も、説話集も、
どれも面白いな、と思いましたけど、
大学の時には、結局中古文学、和歌や物語を専門にしたのですが・・・。
結局3時間近く、書道展を見ていたので、
すっかり疲れて、おなかもすいたので、すぐ近くの川端商店街へ。
パスタのランチセットを食べたのですが、妙に親子連れが多い。 
すると、あらまぁ・・・
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飾り山は、だいぶ前から飾られていたけど、
今日は、若い男性のお尻がいっぱい。 
12-24.jpg
詰所のようなところで、準備中。
昨日は、 『追い山ならし』 だったのです。 
12-8.jpg
午後3時07分に、一番手の山が出発するらしいと聞いたけど、
 あと2時間、ぶらぶらするか、どこかに座り込むか・・・
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うーむ、どうしよう・・・
しばらく考えて、この時期の櫛田神社にお参りしたことがないので、
まずは、行って見よう・・・ということで入りましたよ。
そのことは、次の日記でね。





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Last updated  2015.07.13 12:07:19
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Re:書道展に行ってきました。ついでに、・・・も(07/13)  
にととら  さん
3時間も ・・・・ 展覧会って ・・・
足が疲れるんですよね。
(2015.07.13 15:47:35)

Re[1]:書道展に行ってきました。ついでに、・・・も(07/13)  
kororin912  さん
にととらさん
>3時間も ・・・・ 展覧会って ・・・
>足が疲れるんですよね。

-----
書道展ですから、ぱっと見、読めないものがほとんど。
つまり、解読しないと意味がわからない。
俄然、ファイトがわいてきて、一つひとつ丁寧に読んでしまったのです。

この二週間くらいで、ずいぶんと正答率があがったと思いますよ。

くたびれたけど、面白かったです。

これだけ、変な(?)文字が並んでいると、まともに読める書は、逆につまらなく見えました。

(2015.07.13 17:22:43)

Re:書道展に行ってきました。ついでに、・・・も(07/13)  
nik-o  さん
上手い下手と言うのはどう言う尺度なんでしょうね。

中学時代から万葉集を読んで写したなんて、やはりkororinさんは凡人ではないですね。雲の上の人に見えて来ました。(笑) (2015.07.13 17:27:41)

Re[1]:書道展に行ってきました。ついでに、・・・も(07/13)  
kororin912  さん
nik-oさん
>上手い下手と言うのはどう言う尺度なんでしょうね。

>中学時代から万葉集を読んで写したなんて、やはりkororinさんは凡人ではないですね。雲の上の人に見えて来ました。(笑)
-----

たまたま家に、NHKブックスの「万葉集」という万葉集を面白く紹介している本が置いてあったのを見つけて、読みふけったというわけですよ。

それからは、お気に入りの歌をどんどん書きぬきました。

「相思わぬ 人を思うは大寺の 餓鬼の後(しり)へに 額づくがごと」
なんていうのは、強烈で、気に入りました。
意味は
(振り向いてくれない人をずっとお慕い続けることは 四天王像に踏みつけられているみじめな餓鬼像を後ろから拝んでお願いしているようなものだ・・・)

叶わぬ恋が、こういう激情を生むのですねー。

その時は、誰の歌かなんて、気にもとめていなかったのですが、これは笠郎女の歌だったのです。

大伴家持さんに恋をして、ひたすら恋の歌を贈り続けたけど、お返事は、たったの2首。

そのうちの1首は、これ
「今更に妹にあはめやと思へかも ここだわが胸おほほしからむ」  (万葉集・巻4・611)
(もうこれから あなたに逢えないだろうと思うせいでしょうか こんなにも私の胸が晴れ晴れしないのは)

家持さん、乗り気ではありませんね。

(2015.07.13 18:14:27)

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