2018.08.25
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カテゴリ: 料理・おやつ
​​冷凍庫の中に、何袋も入ったままのブルーベリーを、今日少しだけジャムにしました。



カチンカチンのまま、鍋にいれて火にかけます。砂糖の量は適当。多ければ甘いし、少なければ酸っぱい。
気分で入れています。

電子レンジだと2分とか3分くらいでできるのだけど、途中でぶくぶく膨れ上がるので大きな器を使わないといけない。それが面倒で、今日はお鍋で作りました。
あまり強い火ではなく、気長に混せ混ぜ。
時間も適当です。様子を見て、ほんの少し粒が残っているくらいで火を止めます。



鍋を火からおろしたら、粗熱が取れる間に、ガス台を水拭きします。五徳を外して、キュッキュッキュッ。



はい、今日作ったのは、これくらいですよ。明日プレーンヨーグルトを買ってこようかな?





では、今日のごはんコーナー。



でっかいゴーヤがとうとう100円になっているのを見つけたので、2本購入。たくさん作りました。昨夜はとてもきれいな緑色だったのに、お弁当にして一晩置くと、色が地味になってしまって、残念。





それでは、またまた漢詩コーナー。

李白の詩です。カッコいい書き下し文を添えてみました。


「高く飛んで」よりも「高く飛びて」の方が良かったかも。

これだけで、この詩にこめられた李白の思いがわかる人は凄い。

というわけで、凡人の私はいつも意味を調べます。



李白さんは、自分と山とを重ね合わせているんですね。
山からたくさんの鳥が飛び立っていなくなり、たった一つ浮んでいた雲もどこかへ行ってしまった。そんな山を見ていると、自分の境遇と似ているなぁ・・・。友のように互いに見つめ合っているようだ。

という感じかな?


次に、これ。書き下し文を書いたあとに、意訳を添えています。書き下し文は、本当にカッコいい。声に出して読むと、気合が入ります。節をつけると詩吟になりますね。



これは、とっても有名な詩らしいですよ。






黄色が書き下し文、ピンクが意訳です。

意訳を見ても、白居易さんが何を言いたいのか、わかりにくいです。
それでは白居易さんの人生を調べてみましょう。

白居易さんは、 50歳のときに中書省の役人 (舎人)になったのですが、唐代では、この官につくのが、とても 名誉なこと だと思われていたようです。白居易さんは長年地方の役人暮らしをし、この年齢になって、ようやく名誉ある中書省で働くことができるようになったのでした。
今、中書省で日暮れまで仕事をして、ふと窓の外を見ると、中書省のシンボルである紫薇(サルスベリ)の花が赤く美しく咲いている。そこに時を告げる太鼓の音が響き、白居易さんは「 朝廷の中枢にいる自分 を、しみじみと感じていた」というわけです。

それがわかってからこの詩を見ると、最後の行も面白い。中書省には紫薇がたくさん植えられていたから、別名紫薇省。そこで働く自分は紫薇郎。
「紫薇花対紫薇郎」
なんだか、うれしそうですよね。






​​





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Last updated  2018.08.25 01:00:14
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Re:冷凍ブルーベリーのジャムを作りました。(08/25)  
nik-o  さん
そのまま意味を書いたものを書き下し文と言うのですね。知らない事ばかり。

私の周りには詩吟を趣味にする人が大勢いるのですよ。詩吟は漢詩を書き下し文的に読むのですかね? (2018.08.25 08:25:57)

Re:冷凍ブルーベリーのジャムを作りました。(08/25)  
ごねあ  さん
漢詩の画面に凝ってあるなと思っていましたが、今日は私の写真を使ってくださったのですね。
私は詳しくはないですが、詩吟に誘ってくださる方があれば、詩吟をやりたいです。あの朗々とした吟じ方が好きです。

ブルーベリージャムは健康的!kororinさんのおうちはどの部屋もピッカピカですね。 (2018.08.25 08:49:22)

Re[1]:冷凍ブルーベリーのジャムを作りました。(08/25)  
kororin912  さん
nik-oさんへ
詩吟の中で、たぶん一番有名な「川中島」の詩。

江戸時代の儒者「頼山陽」さんの漢詩です。
「鞭聲粛粛夜過河」べんせいしゅくしゅく よるかわをわたる
「暁見千兵擁大牙」あかつきにみるせんぺいの たいがをようするを
「遺恨十年磨一剣」いこんじゅうねん いっけんをみがき
「流星光底逸長蛇」りゅうせいこうてい ちょうだをいっす

http://www.kangin.or.jp/learning/text/japanese/kanshi_A11_2.html

かっこいい書き下し文に節がついたものが「詩吟」。つまり漢詩を吟ずるのが詩吟です。 (2018.08.25 09:35:38)

Re[1]:冷凍ブルーベリーのジャムを作りました。(08/25)  
kororin912  さん
ごねあさんへ
母の姉さんが、90才を超えてからもずっと詩吟をやっていました。シルバーでの大会参加で、いろんな賞をもらっていたようです。長いこと、佐賀県から福岡市の詩吟教室に通い続けていたみたいで、それだけでも凄いです。

台所のステンレスの天板は、この家を建てたときからの物。細かい傷はついていますが、まだまだきれいです。ガス台の方は、最初テフロン加工だったのだけど、母が磨きすぎて表面が禿げたため、15年前くらいに耐熱ガラスの天板に変えました。
熱いうちに水拭きするだけで、きれいになるので便利です。

(2018.08.25 09:44:50)

Re:冷凍ブルーベリーのジャムを作りました。(08/25)  
小芋さん  さん
サルスベリは、炎暑の花のイメージです。

北九州市でも、どんな炎暑でも元気に咲く姿があるのを、

新幹線から在来線に乗り換えて帰る時に見たなぁと。

長安が都なら、冬は結構寒くて、枝先が枯れ込むから、

自然とスタンダード仕立てみたいになる気がします。

北京の夏に見たサルスベリもそうでした。おしゃれな感じ。

冬も暖かい地方では、あんまり枯れ込まないんで、古木っていう感じになるんですけどね。

同じ語句を一句に重ねて使うところが、既に名のある白居易ならではかも。

漢詩を意識して見たことが無いので、勉強になります。


(2018.08.26 00:16:32)

Re[1]:冷凍ブルーベリーのジャムを作りました。(08/25)  
kororin912  さん
小芋さんさんへ
長安は、緯度がちょうど瀬戸内海あたり。こちらとそんなに気候は変わらないのかなと思っていましたが、冬には氷点下5度くらいまで下がることもあるようですね。

この詩を作った四年後に、今度は蘇州の役人となった時に同じ題の詩を作っています。

紫薇花

紫薇花対紫薇翁
名目雖同貌不同
独占芳菲当夏景
不将顔色託春風
・・・(後略)

紫薇の花と紫薇の翁が向かい合っている。
花と翁は、名前は同じだが、貌が違う。
紫薇の花は美しさを独り占めにして夏の景色の中に立ち、
その美しい顔色を春風には向けない(夏に咲く)



この後の文字が表示できないみたいなので、ここまでね。



(2018.08.26 07:37:00)

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