2019.05.09
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カテゴリ: 習い事
​​​​​次の仮名書道教室に備えて、昨日からちょっと熱心に文字の練習をやっている。


今月の課題をまず何枚か書きました。



風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
  禊(みそぎ)ぞ夏の しるしなりける

風がそよそよと吹いて 楢の木の葉を揺らしている。このならの小川の夕暮れは、すっかり秋の気配となっているが、六月祓(みなづきばらえ)のみそぎの行事だけが、夏であることの証(あかし)なのだった。

この 従二位家隆 さんは、 藤原家隆 。後鳥羽院の時代(鎌倉時代初期)の代表的な歌人で、寂蓮法師の家に婿として入り、 藤原俊成に歌を学んだ そうです。
生涯で詠んだ和歌は、なんと六万首 もあったとか・・・ すごいですね。


この和歌の練習のあとは、来月の課題の和歌も書いてみました。



後鳥羽院 の和歌。

人間がいとおしくも、また人間が恨めしくも思われる。つまらない世の中だと思うために、悩んでしまうこの私には

というような意味です。




この 後鳥羽院 は、貴族の力がすっかり衰え、不安定で無力な存在になっていたときに、 承久の乱をおこして破れ、隠岐の島に流罪となった 方です。
この和歌は、33歳のときに詠まれたもので、その9年後に乱をおこし、 隠岐の島で19年過ごした後に、島で逝去 されました。さぞかし、都に戻りたかったことでしょうね。

島での思いを詠んだ 遠島百首 」より、一部抜粋




この 後鳥羽院 は、本当にいろんな才能があった方のようですよ。


このような文武に秀でた者たちを集めて勝負させることも、大好きだったようですね。

中でも和歌が大好きで、「新古今和歌集」の編纂を命じた人でもあります。

才能豊かであったために、貴族の力が弱まっている現実が耐えられなかったのでしょう、承久の乱をおこし、破れて遠島になってしまいますが、それでも、「新古今和歌集」をまた編集したのだそうです。






では、夕方撮った庭の写真です。​​​

















明日は、大筆で、漢字五文字の練習をします。​​





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Last updated  2019.05.09 23:21:03
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