健康法師のレシピと　たまに徒然草

さあ、待ってる人は待っている　 高崎山シリーズ

今回は Ｂ群ナンバーワンの　ゴルゴ　 です。

彼はなんと３１歳。

人間で言えば１００歳超えたおじいちゃんです。

彼のことは後でいいと思ってたけど、

なにしろ、１００歳超えてるので、 いつ死ぬかわかりません 。

３日も出てこないと死んだかと思われてしまいます。

実際、２週間ぐらい前、 彼は死んだのでは？ とお客さんに説明していました。

もう3日も出てこないので、ということでした。

すると、出てきたではありませんか。ナンバーワンが。

その前に来たお客さんは、きっと ゴルゴは死んだ、と思っている ことでしょう。

高崎山では　あやうく　

Ｂ群ナンバー２　タイガー

のナンバーワン就任式が行われるところでしたよ。

ということで、 ゴルゴは、今とっても元気なんですが 、

何かある前にご紹介しておきます。

いつも、群れを守らない、って悪口書かれてる　Ｂ群ナンバーワン　ゴルゴ。

群れに何かあると、いの一番に逃げるんです。

ま、今から悪口ばかり書くので、なにかいいことも書いておかないといけませんね。

いの一番に逃げるのも、よく言えば、平和主義者

争いごとが嫌い

とも言えるのですが、群れを置いて逃げるというのもねえ・・・

あ、結局は悪口になってしまいました。（笑い）

ゴルゴの 名前の由来は、あの、ゴルゴ１３（サーティーン） 。

もみ上げがちょっと長くて、彼の戸籍番号が１３番。

それで、あの有名な漫画、ゴルゴ１３（サーティーン）　から名前をとったそうですが、

ゴルゴのあまりのふがいなさに、 名前をつけた職員が後悔している そうです。

さっきも書きましたが、彼は３１歳。人間で言えば１００歳過ぎのおじいちゃん。

ある　やさしいお客さんが、「 ゴルゴはもうお年寄りだから、戦えない ﾝだよ。」

と言われたそうですが、そうではありません。

彼が 若い頃は、もっと逃げ足が速かった そうです。ははははは・・・

それでも彼はナンバーワン。

以前、ナンバーワンの決まり方　というのを書きましたが、

もう一度 ナンバーワンの条件 を書きますと、

この群れに一番長くいるのがナンバーワン。

長くいる。

それだけです。

ニホンザルのオスは、４～５歳になると、生まれた群れを出て行かねばなりません。

たぶんオスも雌も同じ群れにとどまると、血が濃くなるからだろうと思われています。

この群れにいる大人のオスたちも、たいていは、よそから来ていて、（たまに、出て行かないのがいます）

おまけに、何回も群れを変わるのもいます。

もし、 今ゴルゴが違う群れに行けば、順位は一番下 になります。最下位からはじめなければなりません。

そんなわけで、一番群れに長くいるのが年も上、とは限らないのですが、ゴルゴは、たまたま年も一番上で、その上C群も入れた、高崎山全体でも最長老。

そして、 ナンバーワンの在位期間が　いままでのなかで一番長くて （今１０年と２ヶ月）

今年８月にお祝いをしてもらいました。

彼はそれでも、恋愛シーズンにはもてるらしく、

毎年恋愛シーズンには彼女ができるそうです。

今年も 恋愛シーズン がやってきて、

ゴルゴはお気に入りの メスのご機嫌取り をしています。

普段は　毛づくろい（グルーミング）などしてやらないゴルゴですが、

お気に入りを見つけたんでしょう、一生懸命ご機嫌とりをしています。

グルーミングをしてやるゴルゴ

いつもグルーミングをしてもらってる　 ふたえちゃん が

グルーミングをしてもらおうと待ってるのにです。

グルーミングを待つ　ふたえちゃん手前右側

ふたえちゃんは、いつもゴルゴに毛づくろいをしてあげるので、

ゴルゴと仲がいいのですが、

恋愛シーズンには、いつも別のメスを追いかけるのだそうです。（許せん・・・）

今年も、ゴルゴはもう、二人のガールフレンドを射止めたそうですよ。

猿君たちの恋愛は、 メスに選択権がある そうで、

ナンバーワンと言えども断ることができるんですよ。

ちなみにプロポーズはオスがメスに噛みつきます。

それで　このシーズン、メスは傷だらけです。

メスは逃げ回り、オスは追っかける。

この時期、高崎山では、恋のレースがあちこちで見られます。

猿君たちの顔も、恋のシーズンは　一層赤くなります。

よくお客さんに、 ゴルゴの長生きの秘訣 を聞かれるんですが、

たぶん、群れを守らないから ストレスもない し、

ナンバーワンの特権で、 餌は食べたいだけ食べれる し・・・

ん？

誰かの生活に似てるなー・・・

あ・・・・・・・

・・・・・健康法師、長生きしそうです・・・・・

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