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2008年01月28日
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カテゴリ: 早朝勉強会
本日のビデオは、 やずや 創業者・故矢頭宣男氏による経営講演会「目標を持てば力が出る~小さくても強い会社をつくる~」(平成9年2月5日収録、一部数字は企業秘密の可能性があるため公表を控えます)。

【矢頭宣男氏プロフィール】
昭和19年、福岡県築上郡吉冨町生まれ。昭和44年同志社大学卒業後、住宅販売会社に勤務するが、昭和47年に退社。その後、人間の生活にとっての基本である「自然・健康・食」に関心を持つと共に、現在の流通システムに疑問を抱き、昭和52年に通信販売での健康食品販売を開始。昭和63年に株式会社やずやに社名変更。現在、「埋もれた本物の商品に光を」を会社のコンセプトに、「こだわりの自然食品」を通信販売にて、全国に展開中。

内容ダイジェストは以下のとおり。

☆大和ハウス住宅営業、ボーリング場マネージャー、パブスナックマネージャーを経て31歳で脱サラ。
☆人には組織の中で成功するタイプと組織に馴染まないタイプがあり、自分は後者であった。
☆生保レディ向けの販促贈答品(単価50円・100円で利益はほとんどデスストックに)、アイデア商品(靴磨きクリーナーのホテル向け営業)で立て続けに事業失敗し、奥様(現在社長の美世子氏)の持参金100万円が半年で無くなる。
☆北九州で司会業をされていたアラキセイイチ氏に弟子入りし、結婚式・葬式の司会業開始。結婚式は夏が閑散期で暇。


☆昭和50年10月、娘3歳・息子1歳の環境の下、健康食品販売業を創業。
☆福岡に本店移転、九州山口に販路拡大し、年商4億5千万円の規模に。
☆42歳の当時、「俺は商売の天才だ!」と有頂天に。
☆商品の80%を仕入している得意先が倒産するも8ヶ月放置。経営危機に陥り、営業所閉鎖
並びに社員を解雇。
☆昭和63年、44歳の時に再スタート。

☆中小企業家同友会「経営計画書作成セミナー」との出合い。
☆「あなたの天職は?」「今まで何をしてきたのか?」「人様のために何が役に立つのか?」を問われ、「健康食品と結婚式の司会業」と答える。
☆先輩経営者に司会業を否定され、健康食品一本で恥ずかしくない商品を売れと諭される。
☆「深く穴を掘れ。穴の直径は自然と広がる。」
☆「魚を獲るのは船員(社員)、どこに魚がいるのか探すのが船長(社長)の仕事。」


☆社長の器以上に会社は大きくならない。
☆経営計画書の作成にはまず「利益」を置け。
☆社長給与35万円・奥様給与75000円の時代に、それぞれ70万円・30万円の目標設定し、年商2億円の売上げ目標を設定(前年年商6000万円)。

☆目標を立てて「できる」というプラス発想の下、走りながら考えた。
例)通販の場合の反響率=1万枚のチラシに対して○○件の反応。
→折込チラシのコストを反応のあったお客様からの発注で賄えばいい。
☆平成4年、年商3億円レベルまできたところで、低迷。
☆「今までの商品は人まねであり、他人様の商品は所詮他人の心。」

→これだ!
→初めての自社ブランド「養生青汁」の誕生。
→味見サンプルの適量○○包を見出し、平成5年、年商14億円に。

☆博多の明太子製造会社社長のアドバイス
「東京には口が一杯あり、明太子も東京でよく売れている。」
☆九州より安い折込料のチラシで東京でも事業展開。
→ハガキ○割、電話○割の反響に合わせ、電話オペレーター35名程度で応対。
☆反応のあったお客様に対し、直筆の手紙・心の文庫・情報誌等を提供し、心を通わせた販売を心掛ける。
☆商品の差別化・サービスの差別化
・「どこにでもある商品」+「誰もがやっている営業方法・サービス」=価格破壊。
・「どこにでもある商品」+「誰もがやってない営業方法・サービス」=生き残る。
「どこにでもない商品」+「誰もがやってない営業方法・サービス」=21世紀に生き残る中小零細企業のやり方。
やずやでは「誰もがやってない営業方法・サービス=心を通わせる通販」。
☆ブラブラ社員により、面白そうな商品を社長に報告
→製造元からできるだけ高く買い、やずやブランドで販売。
→自社では製造はせず、販売に特化。

☆やずやの信者作り。
→儲ける=信+者。
☆西暦2010年に、売上げ1,000億円が私の夢。
→現在の売上げ26億円。
→自分と同じレベルの人間を33人作れば可能。
☆会社としての存在意義=社長の器次第。
1.素直であれ。
2.卑しくない(人を育てるためにお金を使う)。
3.夢を語る。


昨年末、偶然手に入れた今回のビデオ。90分間の内容は失敗や挫折と成功を繰り返してこられた創業経営者の生の声が聴ける貴重なものであった。途中、声を詰まらせながらの実体験や心を通わせた販売にこだわる姿勢には、苦労された方のみが知る言葉の重みを感じた。





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最終更新日  2008年02月13日 09時22分21秒
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