ぞうりむしの図書館

ぞうりむしの図書館

PR

バックナンバー

2025/11
2025/10
2025/09
2025/08
2025/07

プロフィール

ぞうりむしやすよ

ぞうりむしやすよ

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

コメントに書き込みはありません。
2008/01/30
XML
カテゴリ: 読書感想
【風が強く吹いている】 評価:★★★★★

三浦 しをん




   <読書感想>


まったくの偶然で、2冊続けて『走る』ことが
テーマの本になった。

今度は長距離、箱根駅伝の話。


『長距離を走る』のに最も大事なこと

それは、
『速い』ことではなく、
『強い』こと。


1月27日の大阪国際マラソンの福士加代子の姿。
すごかった。

競うものなら、きっとゴールを諦めていただろう。

走ることが己と戦うことだから、
福士は何度コケても立ち上がってゴールを目指したのでは
ないだろうか。

彼女は速くは走れなかったけど、とても強かった。



そしてマラソンとは違う、駅伝に必要なもう1つの強さは、
『自分以外のだれかに恃(たの)む強さ』

自分の走る区間以外は、仲間にたのまなければならない。
そして、自分の走る区間は自分だけのものではなく、
襷(たすき)をつなぐチームメイト全てのものだ。

それは、きっと想像以上に重い。

自分を支える。

信じる強さ、信じてもらう強さ。
それが大きければ大きいほど、より大きな力を生む。



『長距離を走る』ことは、『生きること』に
とても似ている。



そして、自分以外の誰かを信頼して『たのむ』ことだ。













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008/01/30 10:01:47 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: