サンセットヒル徒然ブログ

Ｐｍ５：３０に仕事をあがり、洗濯台所等の洗い物をしてようやく一段落。

これからまた、追加サブウーファーとスピーカーの設置位置等で音質が向上し、聞き疲れしなくなったホームオーディオを聞きながら、昨夜の猪肉の残りの焼肉にて晩酌予定です。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=8o-idT8V5HI

↑、これは本家本元の矢吹健が歌う「うしろ姿」で、藤圭子のが見つかりませんでしたが、私の手元にある上記写真の「藤圭子、昭和歌謡を歌う」のＣＤの中にこのうしろ姿が入っていまして、矢吹健も良いですが、藤圭子のドスの効いた低音で、切々淡々と歌う「うしろ姿」の方が私は良いなと気に入っています。

作詞は山口洋子ですね、

♪　帰っちゃいやと　言えない私　～♪　　今夜も来るとは　言わないあなた　何でもないよな顔をして　足音だけが遠ざかる　あああ～　うしろ姿は他人でも　ゆうべのあなたは　あたしのあたしの　あたしのもの～♪

気ままな夜に　つい誘われて　ともした明かり　あたしの命　あなたは遊びと言うけれど　遊びじゃ恋は出来ないわ　あああ～　今朝のあなたは他人でも　ゆうべのあなたは あたしのあたしの　あたしのもの～♪

二人でいても　寂しい夜を　一人にさせたあなたが憎い　誰もいないこの部屋の　明かりをつけて恋を消す　あああ～　別れ言葉は他人でも　ゆうべのあなたは　あたしのあたしの　あたしのもの～♪

作詞家の山口洋子は、映画女優を経て後に銀座の高級クラブのママさん作詞家で、才色兼備なれど、若い頃から男好きの奔放な性格で、惚れっぽく男性経験も豊富だったと言う事ですから、

この「うしろ姿」の歌詞も、山口洋子ならではの実体験に基づいた、豊富な男性体験があってこそ生まれた歌詞ではないでしょうか。

五木ひろしが歌う「よこはまたそがれ」 も山口洋子の作詞ですが、この歌詞も「うしろ姿」の歌詞に似ていますね、「♪　あの人は　行っていってしまった　もう帰らない～♪」、山口洋子の実体験が如実に出ていることが分かります。

私は随分前の事ですが、山口洋子の手記等を読んだことがあり、山口洋子の聞く人に訴える歌詞の素晴らしさは、敗戦後に伸し上がっていった愚連隊の安藤組組長の安藤昇との恋愛他、自身の豊富な男性遍歴によるものと理解できます。

♪　ああああ～、うしろ姿は他人でも　今夜のあなたは～　あたしのあたしの　あたしのもの～♪

いやはや、良い歌は良い歌詞があってこそ生まれる、

上手な歌手が感情をこめて歌う曲に聞き惚れながら、作詞家が思いを込めて書いた歌詞に、作詞家の熱い心情と情熱を感じ取り聞く事もおおいに楽しい。