広島カープ考察

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2014.10.25
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カテゴリ: 広島東洋カープ
 『クリス・ジョンソン』

 リーク記事の通り、広島がクリス・ジョンソン投手の獲得を発表しました。
クリス・ジョンソンはMIN傘下3Aに所属している左腕投手で、30歳ながらもMLBデビューは2013年という苦労人です。
しかし、逆に考えると希少価値の高い左腕でありながらここまでチャンスを掴めない、もしくは貰えなかったということを考えると、個人的には早くも怪しい感がありますが・・・。
それでは詳細な成績を見ていきたいと思います(ちなみにまた何気にドラフト1位指名を受けた選手です)。
※fangraphsさんのサイトを引用しています。

 まずジョンソンの持ち球ですが、最速は151キロ(正確には150.8キロ)を投げ、アベレージは145~146キロと先発でこれだけのスピードを出せるところを見ると、速球派投手の印象を受けます。
しかし、主に投げているのはシンカー(日本でよく言われるシンカーではなく、あちら基準のシンカーなのでツーシームみたいなボールだと思ってください)で、直球は殆ど投げておらず、他にはチェンジアップとスライダーを織り交ぜる投球です 一応カーブを持ってはいますが、殆ど使っていません
ボールの詳細を見ていきますと、直球の縦変化は8.3とあまりキレを感じさせず、シンカーは6.7と低く、直球で圧倒することは難しそうです。

次にスライダーですが、横変化が僅か2.1とあまり曲がっておらず、縦変化が3.0なので寧ろ縦変化に特化したボールのようですね。
ただ横変化があまり曲がってないとはいえ、シュート方向の曲がりが大きいので相乗効果で厄介な存在にはなり得る可能性がありそうです(現に黒田のスライダーもあまり曲がりませんが、シンカーの存在でスライダーがより生きると専門家の方も本人も仰られています)。
チェンジアップはシンカーの曲がりと殆ど変らず、違うのはスピードぐらいでしょうか。
見た印象だと、左の球の速いバリントンといった感じではないでしょうか。
それでは詳細な投球成績を見ていきたいと思います。

 まずバリントンといえば与四球率の良さが挙がるのでそこから見ていきたいと思います。
2013年の3Aでの成績こそ与四球率は2.85と好成績を収めてはいるものの、大体与四球率は3.50強で推移しており、現に今年は3.75といった数字を記録しており、そこまで制球力に長けている印象はありません。
それでも日本に来ればスピードボールで押しまくれるのでストライク先行ができ、現にそれでクロッタやミコライオ、マシソン辺りの投手が3A時代とは見違える与四球率を記録しています。
しかし、上記で述べた通り、この投手はあまり直球で押せそうな印象はないだけに、 日本来ても恐らく数字通りの制球力 になるのではないかと思われます。

 次に奪三振率ですが、6.50前後で推移しており、 基本的に三振を奪うタイプの投手ではなく、やはりバリントンのように打たせて取るタイプ
それでは最後にbatted ballを見ていきますと、MLBの舞台ではゴロが18、フライが9、ライナーが14と ライナーを非常に多く打たれている ところがちょっと気になるところです。
ただこれはMLBの打者達相手なので気にする必要はなく、個人的に着目したいのがゴロ/フライの比率で、西武のレイノルズは打たせて取るタイプでありながら比率が45:42とほぼイーブンで芳しくありませんでした。
しかし、ジョンソンの場合は僅かな成績ではありますが2013年は15:9、2014年は18:9ときっちりとゴロを打たせられていますが・・・ ここは信じたいところ 、ただバリントンやオリックスのディクソンはきっちりとライナーを抑えめにしていましたのでちょっと心配な面があります。

現にMLBでも右打者の被打率は.353と、左打者の.238と比べると遥かに高い数字です。
ヒットの内訳を見ていきますと、12本のうち実に4本が長打と大きく課題を残しており、内角へスライダーを投げられるかどうかが一つ焦点となってくるでしょうか。

 最近の日本球界で先発を務める外国人投手は殆どがこの打たせて取るタイプが活躍しています。
しかし、この手のタイプにしては制球力が破綻こそしてはいないものの長けているというレベルではなく、直球で押していけるというわけでもなさそうという点、球種もそれほど多く持っていないことを考えると、先発としてはどうなのかなという印象を感じてしまいました。
ですが193センチで腕も長く、シュート方向へ大きく曲がるシンカーを持っており、実はこの手のタイプを案外日本球界は苦手としており、現にクロッタもミコライオらがそのケースに当たり、奪三振率こそ優れませんがシュートとスライダーを軸に組み立てる投球で、制球力も大幅に改善されて予想に反して活躍しました。
ジョンソンはシンカー(多分日本ではシュート表記になりそう)ときちんと横変化のあるスライダーを持っています(レイノルズは実はスライダーの横変化がなく、-0.2とスライダーでありながらシュート方向に曲がるというおかしな変化球でした)し、スピードも速いので案外やってしまうのではないかなと思います。
ただし、バリントン同様に波の激しいタイプという投手になりそうですが、今の広島には先発陣で頼れる投手があまりおらず、手薄な左投手ということもあるので戦力になってくれることを期待したいです。
今回は評価を少し抑えめにしますが、もしこの投手が活躍するようなことがあればこの手のタイプは必然的に高評価にするべきということが判明するのではないでしょうか。

選手評価:B(先発左腕として活躍を期待)






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最終更新日  2014.10.25 12:36:25
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