広島カープ考察

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2022.01.10
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カテゴリ: 広島東洋カープ
『宇草孔基』

 今回は宇草外野手について見ていきたいと思います。
昨季は右足手術の為に出遅れはしましたが、5月に一軍昇格して交流戦で楽天の田中や西武のギャレットから一発を放ち、終盤に一軍昇格してからは1番打者に定着するなど43試合に出場して打率.291、4本塁打でOPS.764の成績を残しました。

 まずミートですが、148打数42三振と何と43安打とほぼ同数の数字で3.52と非常に低い数字となっています。
続いて選球眼ですがIsoDは.410と小園程ではないですがやはり低い数字であり、四球は選ばないタイプの打者です。
BB/Kは6四球/42三振でたったの.140とこれまた非常に低い数字となっており、典型的なフリースインガーと言えそうです。
ちなみに二軍でも199打数42三振で僅か12四球と同様の打撃内容を見せています。

 続いて打球内容ですが、62GB:26FB:10LD:4IFFB:4HRでGB/FBは62GB/34FBで1.82と2.00に近い程の数字となっており、非常にゴロが多いタイプの打者となっています。
ただそれにしてはIsoPが.142とGB/FBが2.00に近い選手とは思えない程の高い長打力を有しており、つまりのところ「飛ばす力はあるがまだ飛球を打つ術を身に付けられていない」と言えるのではないでしょうか。

せめて中村奨成のようにGB/FBを同数にすれば一気にスラッガーに駆け上がる可能性がり、小園ぐらいまでのGB/FBにするだけでも更なる長打を発揮できそうです。
ちなみに打球別打率はGB打率が.290、FB打率が.600、LD打率が.700となっており、FB打率が凄まじい打率となっています。
そして外野への打球方向ですが、レフト方向が20、センター方向が18、ライト方向が14と右投げ左打ちらしく逆方向への打球が多い傾向となっているようです。
ただ打球方向別打率はレフト方向が.700、センター方向が.722、ライト方向が.929となっており、外野へ飛ばせばほぼヒットとなっていたようで、特に引っ張った場合はほぼヒットにできていたと言えるのではないでしょうか。

 最後に​ 打撃フォーム ​ですが、構えはPITの​ 筒香 ​を参考にしたものとなっています。
小園同様にバットを持つ手が頭の外側に出ていてトップもある程度深くしており、トップの際のバットの角度もそこそこ立てることができており、長打を見込める打ち方だと思います。
ただ気になるのは筒香の方と比較して見れば分かりますが、足を上げた右足を踏み込んだ瞬間からバットを既に出し始めてしまっており、溜めがないのでこれだとボール球などにも手を出しやすくなり、現にやはり打撃内容を見ても分かる通りミートや選球眼がボロボロです。
ただスイングはこれまで紹介した中村奨成、小園らよりも豪快なスイングができており、打ち終わった後の左肩が右肩よりも大きく引き上がっており、打球もやはりアーチを描く一発を打てています(ちなみに東京ドームでの先頭打者本塁打も特大アーチでしたね)。
下半身なのですが、これも巷で指摘されている通り踏み込んだ瞬間から骨盤を引いて踵体重になっているところが気になり、これはシーズン中にも何度書かせていただきました。
イチロー ​も宇草と同じような下半身の使い方(インステップ、骨盤を引いて踵体重)をしていることが判明しており、ならばこの下半身の使い方でも良いのかなと思います。
ただイチローと違う点は宇草の場合は右足の踏ん張りがまだまだな点、イチローは回転中に踏み込んだ右足をギリギリまで投手側に向けずに我慢していますが、宇草の場合はイチローよりも早く投手の方を向いてしまっているのでそこが課題でしょうか。
後ろ足は爪先立ちがしっかりできているので小園のように前に出されることはなく、上半身や下半身を見る限り確かに長打を打てる打撃フォームだと感じます。
それにしても構えは筒香、下半身の使い方はイチローと何やら凄いですね^^;。

 大学時代から一発長打のポテンシャルを秘めていた宇草ですが、昨季はその片鱗を垣間見ることができたのではないでしょうか。

まずは確実性の脆さの是正が必要で、そこを改善することができればBB/Kも改善され、GB/FBもある程度は改善も見込めるはずです。
打撃のポテンシャルはとてつもない物を秘めた選手と言って良さそうで、ひょっとする鈴木誠也の去就や本人の打撃内容の改善次第では今季4番を任される可能性も大いにあるのではないでしょうか。
現在新人選手を除く広島の打者の中で最もスラッガーになり得る可能性を秘めているのが宇草ではないかと見ています。
中村奨成がポスト緒方、鈴木誠也ならば宇草はポスト金本として期待してみたいと思います。






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最終更新日  2022.01.10 22:35:17
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