バークレー生のひとりごと

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東大生とバークレー生が書いた進路のすすめ

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2005.08.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類



3週間ぶりのブログでなんですが、最近、日本のドラマにはまっています。

見ているのは、「女王の教室」「海猿」「ドラゴン桜」「電車男」
日本の連続ドラマを見るなんて、たぶん、2年ぶりぐらいだろうけど、
久しぶりに、僕の中のドラマ熱が復活してきてます。

特に「女王の教室」は、面白いですね。
毎回、ハラハラしながら見てます(←完璧、ハマッテル・・・)
ついつい力が入って、コドモたちを応援してしまいます!!!(笑)
早く土曜日が来ないかなあなんて、思いっきりファンになってます。


「離婚弁護士」のDVDも、買ってしまった!!!

こんなこと言うのもなんですが、あんなにキレイなアクツ先生になら、
おれっち、いじめられても頑張れそうです・・・・(笑)


って、アホな話はこのへんにして、今日も色々と考えていきましょう。


__________________________________


■効率的にモノゴトを考える必要性


簡単に答えが見つからない問題にぶつかった時、
とにかく悩めとか、とにかく考えろとか言う人がいます。
たしかに、恋愛や人生の問題ならば、そんなに簡単に答えは出ないし、
もしかしたら、そういう問題に関しては、
考えること自体に意味があるのかもしれません。
また、悩んだり考えたりする習慣のついていない人は、

そういう人にとっては、“とにかく悩め、とにかく考ろ”という教えは、
意味があるのかもしれません。

ただし、何でもかんでも、時間を闇雲に使って、
ひたすら考え続けたり、ひたすら悩み続けたりすれば良いというものではありません。
特に、みなさんがオトナになって、


なぜなら、実際の仕事の中では、仕事の期限に間に合うように、
“限られた時間”の中で、自分のベストを尽くし、
目の前の課題に対する解決策を用意しなければならないからです。
それに、実際の仕事上では、少しシビアな話ですが、
あなたがどれだけ頑張って考えたとか、
どれだけ時間をかけて悩んだかということは、ほとんど評価されません。
仕事の上においては、“結果”がすべてだからです。

つまり、みなさんがオトナとなって仕事をやっていく上では、
むやみやたらに頑張って考えるのではなく、
限られた時間を有意義に使って、“効率的”に考える習慣を身につけることが大切なのです。
そして、効率的にモノゴトを考える事が出来るようになるためには、
“分析力”という能力を身につける必要があるのです。

“分析”という言葉は、
みなさんも一度はどこかで聞いたことのある言葉だとは思いますが、
意外に、意味がよく分かっていないというのが現状ではないでしょうか。

というわけで、まずは、この“分析力”について、考えていきたいと思います。



■“分からない”理由を考える


“分析”とは、今から説明する2つのステップを繰り返すことで可能となり、
結果的に、効率な考え方が出来るようになります。

まず、学校の勉強や、オトナになった時の仕事の中で、
すぐに答えが見つからないような難しい問題を考える必要が出てきた時に、
「“何が分からない”から、自分がこの問題を“分からない”のか」
ということを発見するのが、“分析する”という作業の第1ステップです。

ひとつ分かりやすい話をしましょう。

数年前、塾で数学の講師をやっていた時に、
数学が分からないという高校生に、ある一つの共通点がある事に気がつきました。
それは、“何が分からない”かが、“分からない”のです。
数学は、単元ごとにテーマが変わるとは言え、やはり、積み重ねの勉強ですから、
ひとつ分からない箇所が出来ると、それ以降は、雪だるま式に分からなくなるわけです。

残念ながら、こういう高校生がいくら頑張っても、
なかなか数学はデキルようにはなりません。
なぜなら、“自分がどこでつまずいているのか”に気がついていないからです。
だから、数学が苦手だと感じる高校生は、
前の学年、もしくは、そのまた前の学年の教科書までさかのぼって、
“いつから、どの箇所から、なぜ自分が分からなくなったのか”
ということを、正確に知ることからはじめなければなりません。

話が少しずれたように感じるかもしれませんが、
仕事をはじめとした、オトナ社会の中で出会うであろう問題を考える時にも、
実は、この数学が分からない高校生の勉強法と全く同じことが言えるのです。

例えば、あなたの会社が、新製品のシャンプーを売り出そうとしているとします。
もちろん、売れない製品を発売しても損をするだけですから、
会社としては、その新製品のシャンプーが売れるか否かを、
発売前に、出来るだけ正確に予測したいわけです。

では、どうすれば、発売前に消費者の反応を予測できるのでしょうか。

とても難しい問題です。

しかし、さきほど言った第1のステップを思い出せば、
手がかりをつかむ事が十分可能になるのです。
つまり、“何が分からない”から、
発売後の消費者の反応が“分からない”のかを考えるわけです。
別の言い方で表現するならば、
「何が分かれば、シャンプーの売れ行きを予測できるのか」を考えるということです。

このように考えると、発売前にあなたが考えなければならないことは、
・どのような年齢層がターゲットになるのか
・その年齢層にとって、商品の価格は適切か
・その年齢層をターゲットにした他社のシャンプーはないか
・その競合製品よりも魅力的だと言えるのか
・商品の宣伝方法は効果的なのか
などなど、発売後の売れ行きに影響を及ぼす要因であるわけです。

そして、これらの要素こそが、
問題解決のために「あなたが知るべき要素」なのです。
なぜなら、これらが“分かる”ことで、
あなたが答えられなかった問題の答えが“分かる”からです。

以上、ここまで述べたことが、“分析する”という作業の第一ステップです。
そして、今例で挙げたように、問題解決のために、
あなたが“知るべき項目(理解するべき項目)”を列挙することが出来たのならば、
次は、それらをどのようにして理解していくのかという
第2のステップに入っていきます。



■“考える道筋”を確認する


第1ステップで、
問題解決のために”自分が知るべきこと”をすべて列挙することが出来れば、
次に、第2のステップとして、
「それら(知るべき項目)を知るためには、どのような手順で考えていけばよいのか」
という”考える道筋”を立てる作業にうつります。

当たり前のことから考えはじめましょう。

どこか遠くに出かける時、
僕たちは、前もって目的地までの行き方を地図で調べ、
なおかつ、その上で地図を持って出かけると思いますが、
それは、なぜなのでしょうか。

それはもちろん、目的地に迷わずにたどり着くためです。

では、何かについて考える時には、
どうして僕たちは、“考える(≒歩く)道筋”を前もって調べないのでしょうか。
どうして、問題解決(≒目的地)に至るまでの、およその“考え方(≒歩き方)”を、
前もって想像しないのでしょうか。

何かの問題について考える時には、
どうしても、頭に浮かんだことから考えはじめたり、
自分の思いつくことだけを、考えてしまいがちです。
しかし、これでは、行き当たりばったりで、道を選んで歩いていることと同じですし、
とてもとても、効率的な考え方とは言えません。

ですから、第1のステップで、自分が何を知るべきなのかを理解できたならば、
それらの知るべきことをどのような順番で、
どのようにして知っていけばよいかという計画を作ること、
すなわち、問題の答え(≒目的地)にたどり着くための考える手順(≒歩き方)を、
前もって綿密に計画することが、とても重要になってくるわけです。

例えば、ある問題を解決するためには、
第1ステップを考えることで、A~Eの5つの要素について、
知る(理解する)必要があることが分かったとしましょう。
すると、あなたが次に考えるべきことは、
どのような手順で、どのようなやり方で、A~Eの要素を理解していくのか
という作戦を立てることであるわけです。

ある問題では、Aを理解すれば、B~Eは容易に理解できる問題もあるでしょうし、
別の問題では、DとEを理解するのにすごく時間がかかるのに、
DとEさえ理解すれば、A~Cの要素は、容易に分かるということもあるでしょう。
そして、また一方では、Aの理解がBの理解を生み、Bの理解がCの理解を生むように、
順々に考えていかなければならない問題もあるでしょう。

しかし、どのような形態の問題であろうとも、問題解決のために、
あなたが“知るべき(理解するべき)”要素間の関連性を考え、
“どの部分にどれだけの時間を使い、どのようにしてそれを理解するのか”
そして、全体の流れとして、どのような手順を経て、
最終の解決案にたどりつくことが出来るのかという“考え方の道筋”を、
常に自分の頭の中において、問題に向かい合うことが、
第2のステップの核心部分であるわけです。

もちろん、この“考え方の道筋”は、問題を考えていく中で、何度も修正されるはずです。
一度目に想定した“考え方の道筋”が、正しいなんてことはほとんどありませんし、
実際には、問題について考えていく中で、
第1ステップである“問題解決のために知るべき(理解するべき)要素”が、
どんどんと変化していくはずですから(増えたり減ったり)
それらの関連性を考え直すことで、
第2ステップである“考え方の道筋”は、修正せざるを得ないのです。

しかし、何度それらが修正されようとも、
“考える道筋”を、その都度確認しながら歩くようなこの考え方は、
一見、遠回りをしているように感じられるかもしれませんが、
実は、もっとも効率的な考え方であるのです。



■学校で鍛えられる“分析力”


ここまで“分析力”について色々と考えてきましたが、
この能力は、オトナになって仕事をはじめ、
限られた時間内で、
効率的にモノゴトを考えなければならない時に必要となる能力です。

そして、将来必要とされる以上は、社会に出る前に、
当然のことながら、しっかりと鍛えておいた方が良いわけですが、
ラッキーなことに、この“分析力”という能力は、
学校の勉強を通じて、しっかりと鍛え上げることが出来るのです。

なぜなら、”分析力”は、
どのような分野であれ、一目見ただけでは”分からない”問題を、
さきほど説明した2つのステップを繰り返して考えることで、鍛えられるわけですが、
学校では、その“分からない”問題とたくさん出会うことが出来るからです。
もしかしたら、ある科目なんて、まるごと“分からない”かもしれません(笑)

もちろん、普通に考えたら、
“分からない”問題を考えるのは苦痛だろうし、
“分からない”科目に向き合うことほど、退屈なものはないかもしれません。

しかし、今日、ここでお話した内容を、頭の中で反芻しながら、
その“分からない”問題や“分からない”科目に、
もう一度、新鮮な気持ちで向き合ってもらいたいと思います。

なぜなら、自分が“分からない”理由を発見して、
それを“分かるようになるための手順”を自分で考えて、
そして、最終的に、その“分からなかった”モノが、“分かるようになる”快感は、
なかなか格別で、とても楽しいものだからです。


そして、ここまで説明したように
”分からない”モノを、”分かろう”とする姿勢によって、“分析力”は鍛えられるのであり、
これこそが、4つ目の「学校で勉強する理由」となるわけです。



今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。






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Last updated  2005.08.22 03:06:35 コメント(4) | コメントを書く


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