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最近、とんと見かけなくなった代物。
昔は、日光の見ざる・言わざる・聞かざるの木彫りの横にも、北海道の鮭を銜えた熊の
木彫りの横にも、何故か必ずあった。
孫の手を御土産物屋さんで扱っていたのは何故だろう?
我が家で40年来、奇跡的に捨てられずにあった孫の手は、物置部屋で私に発掘され
今は私の愛用品である。
48才になって、孫がいてもおかしくない私は、この孫の手を最近、非常に便利に使って
いる。
まず、肩たたき用の先端の丸みと重みが、ツボにジャストフィットする。非常に良い。
そして、昔は両の手を斜めに背中で組めるほど柔らかかったのに、最近40肩で、
痒い背中にも、この小さな、よくよく考えてみると不気味な程に良く再現された子供の
指の曲がり具合は、何と、それこそ痒い所に手が届く状態なのだ。
コレほど計算され尽くした代物が、他にあろうか!
孫の手、本当の孫がいる人には必要あるまい。
また、若者にも、この代物の価値は解るまい。
誰が考案したのか、知りたい位の優れた一品である。