私は今年が初めてですから、司書のAさんにすべて取り仕切っていただきました。
図書室の資料を使って疑問を解いていく「レファレンス」を軸として、ゲーム形式で早さを競います。
縦に五つ、横に五つ、合計二十五の問題をプリントし、縦・横・斜め五つの問題が解ければビンゴ!で、賞品を差し上げます、という企画です。
たとえば、「『吾輩は猫である』の猫の名前は?」という問題。これは、「名前はまだない」という解答と、出典(『吾輩は猫である』)を示さねばなりません。
図書委員長たちが問題を作ってくれたのですが、足りなくなり、司書のAさんと私で追加問題を作成。私は、「兵庫県の最低賃金はいくら?」という問題を作ろうとしたのですが、図書が見つかりません。労働法関係の図書で新しいものがないことが判明しました。
この取り組みは、今の図書室でどの分野が弱いか、ということもはっきりさせてくれました。
失敗もありました。「兜の前立てに『愛』の字を使っていた武将は?」という問題、当然あるものと出題したのですがありません。日本史関係、戦国時代の本も当たってみたのですが出てきません。直江兼続当人についての記述は結構あるのですが、肝心の「愛」がみつかりませんでした。やはり「当然あるだろう」という思い込みは危険だという事が判明いたしました。
秋になったらまた企画を考えようと思っています。
ひとつは、「猫展」に続く、図書の企画。
もうひとつは朗読と楽器演奏の組み合わせ。フルート、ギター、ピアノなんかどうかな・・なんて考えています。音楽の人とラーメン食べながら相談したのですが、乗り気。実現したいです。
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