『葬送』第一部読了。ドラクロワ、ショパン、ジョルジュ・サンドとその娘と夫の人間関係が実に生き生きと描かれている。読んでいて感情移入できる。サンドに対する筆致は厳しいものがある。作者のショパン、そしてドラクロワへの共感から来るものだろうか。もちろんそれは露骨なものではない。できるだけ中立を心がけようとしていても、「事実関係」の記載を通じておのずと登場人物への好悪は浮き彫りになっていく。
一部読了したところで、『ドラクロワ』坂崎坦 朝日選書 1986 1 月 に取り掛かっている。とにかくものすごい多産な人であったようだ。 65 年の一生の中で 9182 点の作品を残している ( 油絵 835 点、水彩画及びパステル画 1525 点、デッサン 6629 点、グラビュール 24 点、石版 109 点、画帖 60 点 ) 、他に膨大な日記、 1636 通以上の手紙。
かなり早い時期に、恋愛と美術とを秤にかけて、美術を選んだという坂崎氏の指摘。ちょっと余人の真似できるものではない。
※グラビュール
日本では装飾彫刻に相当する、西洋式の彫り。洋彫り、装飾彫刻、洋彫り装飾等…と訳される。
銅板に線を彫ったり酸で腐食させたものに、インクを入れて印刷したものもグラビュールという。
様々な技法があるが、和彫りの技法は(フランスでは)グラビュールではなく、シズルールという。
一般的には彫刻刀(ビュラン、エショップ等)やダイヤモンドポイントで対象物(金属やガラス等)に彫りを施していくことをいう。
石(指輪に留めたりする)にグラビュール同様に彫りを施すことはフランス語ではグリプティックといい、グラビュールとは別の分野になる。wiki
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MoMo太郎009さん
つるひめ2004さんComments