マイペースに、気の向くままに~50代主婦なのに学生の独り言

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2025年03月12日
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カテゴリ: 映画
昨日見たのは、歴史の授業で必ず覚えたドレフュス事件を扱った『 オフィサー・アンド・スパイ​
J'accuse
楽天TVでもレンタル可能♪ ​​  ​​

 19世紀末にフランスで起きた冤罪事件、それは当時、フランスで横行していた反ユダヤ主義が引き起こしたものともいえます。文豪エミール・ゾラが、渦中のユダヤ系砲兵大尉ドレフュスを弁護したことでも知られています。

 実は、私はフランス文学&文化を勉強している身
 にもかかわらず、なんとなくしか知らないドレフュス事件を理解するため、この『​オフィサー・アンド・スパイ​』、観なきゃ…ってずっと思っていました。
 でも、2時間12分...微妙に長い
 難しそうだし、元気がある時じゃないと辛いと思っていたので、家事やらなんやらが落ち着いていた昨日はじっくりと鑑賞できました
「『知識人』が生まれたのは、ドレフュス事件の過程において」という記事 ​を読んだばかりだったので、良いタイミングかなと。

 ドレフュス事件は1894年に起こった事件。
 上に立つ者に対する服従は絶対、自分たちに不利な証拠は隠蔽もしくは消失させる、といった軍の行動は、2025年現在でも、組織における人間の行動としてよく見られる行動様式であり、考え方です。
 このような人間の行動に進歩が見られないことは、ウクライナ-ロシア間、ガザ-イスラエル間の戦争が始まり、今だ終結していないことが証明しています。
 世界中で民族主義が高まっている昨今、改めて、政治や社会について考えさせてくれる映画でした。

 俳優さん目当てで見るのも面白いかもしれません。
 フランスを代表する俳優が次から次へと登場しますが、主役の2人、ジャン・デュジャルダンとルイ・ガレルが演じるコメディを見てから『​オフィサー・アンド・スパイ​』を見ると、うん、やっぱり素晴らしい俳優さんなのねと唸ってしまうところがありますぽっ

ジャン・デュジャルダンとメラニー・ロラン『英雄は嘘がお好き』 Le Retour du Heros (2018)
 とか
 ​ ルイ・ガレルがゴダールを演じる『グッバイ・ゴダール!』LE REDOUTABLE(2017)
 どちらもラブコメ調。でも、2作品ともフランスの歴史にふれられます
​ 
 監督がロマン・ポランスキーというところが支持できないところ怒ってる
 でも、ユダヤ系監督ということを慮れば、監督の前科はちょっとだけ横に置いておいて、この映画で歴史の勉強をさせてもらうのもアリかと。
 ​ 監督のインタビュー ​は、よく理解できました。
 (映画会社アップリンクが公開している『DICE+』から。「雑誌+映像配信=ストリーミング・マガジン」だそうで、読み応え&見応えたくさんこんな良質なプラットフォームの存在、知りませんでした

フランス語メモ:bordereau (m.) 辞書では、商取引、手続き、書類などの「明細書」の意味。映画では「密書」と訳されていて、「密書」は lettre secrète (f.) ではという疑問が。
密書には、フランス将校がドイツ人に120mm 式銃を含む軍事機密の情報提供を申し出る内容が書かれていました。この密書・書類の目的は、どんな情報を取引するかを伝えることだったので、bordereauが単語として使われたのか…と推察しました。






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Last updated  2025年03月14日 19時57分57秒
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