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カテゴリ: カテゴリ未分類
一人暮らしの80を超えた女性。

一月振りくらいに訪問をした

いつも勝手口のサッシを開けると、
そこから真正面にある一人がけのソファーに深々と座って出迎えてくれる

「あけましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願いいたします」
今年初めての訪問だ

変わりなく静かに笑顔で出迎えてくれると思っていたのだが、


しかし年賀のカードを渡すとその絵を見て喜んでくれた


「半月もたつのに痛みが取れなくて・・・」
そう苦笑いな顔で話してくれた

カルテには申し送りがあった
12月下旬、転んで右腰をぶつけたのだと

一月前は、少し危なげながらも杖を突きなんとか歩くことも出来たのだが、今は立ち上がることも難しい顔を見る

医者にもかかったがX-P(レントゲン)上、異常はなかったという
しかし、日に日に痛みはひどくなっているみたいと辛そうに話す

「腰が痛くて昨日の夕方横になったソファーからベットに行くことが出来なかった
今朝ヘルパーさんが来るまで寒かったけど動くことも出来なかったの
でも風邪は引いたことがないから平気」


毎日午前午後に2時間づつ来るヘルパーが彼女の命を支えていると言ってもいい


お風呂のお湯がたまる

いつものように歩いて浴槽まで行くことも出来ず
二人で抱えて浴槽へ運ぶ

抱えて運ぶときもとても痛そうに顔をしかめていた




少しでも会話を楽しんでもらおうとお正月の話など話すが
なぜか裏目裏目にいってしまった

「この家は息子が建ててくれたの
54のときに死んだのだけどね」
「旦那は私が32のとき女が出来て出て行ったの
そのとき私には4人の子供がいたわ」
「真っ暗な朝早い時間に起きて、物凄く働いたわ」

頭が下がるほど、大変な経験をされた方だった

子供らはみな遠くに住んでおり、月に何度か泊りがけで介護に来るが他の日は三度の食事もヘルパー頼り


息を止め、痛みを我慢しながら
「大丈夫」
と言うその言葉が健気だった

案ずる言葉も掛けられないほど辛そうだった


この方はどうしてこんなに頑張れるのだろう
これだけの辛いことを経験なさっているのに

「働けるときは働きなさい
働くことは楽しいわよ」

逆に励まされてしまう

「私たちはお風呂のときしかお手伝いできません
遠慮なく何でもいってください
痛みがなくなったときまたご自分でその時はなさって貰いますから、それまではお手伝いさせてください」

そんな気の利かない言葉しか出ない


お風呂介助が終わり
一人の彼女を一人がけのソファーに残し
「またよろしくお願いいたします」
と声をかけカーテンとサッシ戸を閉めて家をでる

振り返った背中にとても重い物を感じつつ・・・








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最終更新日  2004年01月06日 18時45分15秒


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