あまぐり日記

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あ.まぐり

あ.まぐり

2009.07.01
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カテゴリ: 本
薬丸 岳 著:★★★★☆

愛娘を奪い去った通り魔事件の犯人は「心神喪失」で罪に問われなかった。運命を大きく狂わされた夫婦はついに離婚するが、事件から4年後、元妻が街で偶然すれ違ったのは、忘れもしない「あの男」だった。 -「BOOK」データベース-


この人の作品を読むのは「天使のナイフ」「闇の底」に続いて3作目。
先の2作品と比べると、今回は途中でラストが読めてしまった。

今回の本のテーマは、刑法39条。

刑法39条とは、

1 心神薄弱者ノ行為ハコレヲ罰セズ   
2 心神耗弱者ノ行為ハソノ刑ヲ減刑ス

というモノ。


この本に出てくる精神異常の男は、12人もの人間を傷つけたり、死に追いやった。
でも、精神障害であるということで、顔や名前を報道されることなく、4年間で釈放され、普通の人と同じ生活を送る。とても恐ろしい。

本文の中に

「大量殺人をおかしたあとで殺す相手は誰でもよかった、天の声に命じられた、となれば執行猶予や無罪どころか起訴もされなくなる。日本では、こんな屁理屈がとても簡単に通ってしまうわけです」

という文章が出てくる。

「相手は誰でもよかった」

この言葉、最近のニュースでよく聞くセリフのような気がして身震いした。

そして、

「殺人を犯してる時は、誰しも正常な精神ではないはず」

というような件も出てくる。その通りだと思うし、殺人を犯した後、正常な精神のままで居られるのか?という疑問も沸いてくる。

現在の精神鑑定というものが人の心のドコまでを解析できるものなのか、そして、精神障害者が犯罪を犯した場合の対処方法はこのままでいいのか・・・とても考えさせられた。



虚夢


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Last updated  2009.07.01 15:08:53
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