工房 北極星

工房 北極星

2015.10.07
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「迎える」のは死んでいく自分なのか、親しい人を看取(みと)る自分なのか。どちらでもあるでしょう。

2年ほど前から食べる量が減り始める。体重も減る。その時、体内では細胞の減少が始まっているのだそうです。更に慢性的な炎症状態にもなっている。そう聞くと、何だか恐ろしいですが、脳に炎症が起きているせいで眠る時間が長くなり、炎症と委縮の進行で苦痛や不快感も減っていくのだそうです。
そもそも苦痛の役目は、対処の必要を脳に伝えること。その必要がなければ、苦痛は減る。死に向かって体は不快感や苦痛を感じにくくなるようにできているという研究結果があります。

また、老衰死のメカニズムを探るうち、延命治療の在り方にも変化が起きているそうです。食事ができなくなったことで始められる経管栄養は、生存期間の延長、肺炎・感染症の予防、栄養状態の改善、いずれにも効果がないことが判明。経管栄養を行っても行わなくても死亡率に違いはない。
 そして、老衰で死にゆく人は亡くなる一週間ぐらい前から、食事をとらなくなるのだそうです。水も飲めない。やがて、時々荒い呼吸をするようになり、死にたどりつく。

こうしたことは丹念な観察調査からわかってきたそうです。このような状態に至ると本人は会話できません。
もちろん、たとえそれが人間の仕組みだとしても、看取る側は何かをしてあげたくなるものです。番組では、死が近い母親に息子が、母親が大好きだったアイスクリームを、口内を湿らせる程度に与えていました。








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最終更新日  2015.10.07 15:56:41
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