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2020.05.08
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テーマ: 読書(8289)
カテゴリ: 【読書】未分類
本のタイトル・作者


竜と水面に光る街 下【書き下ろしSS付き】【電子書籍】[ 秋月 ひかる ]


本の目次・あらすじ

コールヘッドメタン。オーストラリアではコールシームガスと呼ばれる石炭ガス。
安定したエネルギー源、クリーンなエネルギーとしてもてはやされていたそれが、大地を汚染し、竜を傷つけていた。
この地に残った人魚の末裔―――自身の祖先を知り、不思議な能力に目覚めた礼一は、歌でこの地を浄化しようと試みる。
それは、たくさんの可能性の中から手繰り寄せる、細い糸のような未来。


引用・メモ

「この社会の仕組みを知る為に、人の倍以上努力しなければならなかった。一方で、その仕組みの不完全さが不思議で仕方がなかった。時に読書で深く癒された。時に一番身近な家族や友人からですら、身を守るために心の距離を置かなければならなかった。理解されることへのあきらめが、少しずつ募っていった。大切な友人に囲まれていても、家族を愛していても――どこかで、内臓がえぐられるほどの孤独を抱え続けていた。ねえ、ハオラン」


感想

2020年読書:54冊目
おすすめ度:★★★

2020年05月06日「 【読書】(BL) 竜と水面に光る街 上 [ 秋月 ひかる ] 」の下巻。
何なんだろうなあ、これ。

そういう括りにしてしまうの、勿体ない。
2時間ものの映画に出来そう。CG多用して欲しい。
いーちゃんが実体化したのが嬉しかった。

ファンタジー要素の強い物語。
下巻では敵の親玉が現れたり、環境問題やアクション要素が多め。
上巻の設定が、「ああ、そういう」と生きてくる。
人魚という要素じゃなく、個人としての積み上げてきたものが、結局モノをいう。
そういうの、好き。
結局主人公チートの総愛されやん、という部分もあるんだけど。
礼一がちゃんと汚くて狡い大人で、その自分を許せなかったり許容したりする。
引用部分は、共感。本当によく分かる。


竜、ある土地から離れられない…で何かを思い出したら、『プライベート・ドラゴン』だった。
たしかあれも、その土地から離れられないのではなかったっけ。
修学旅行に行けなかったとそういう描写があったような。
竜というのは、その場を守るもの、なのか。

がぜんオーストラリアに興味が沸く。


著者のホームページ「 秋月ひかるの本棚 」では、「竜と水面に光る街」の第四章まで読めます。
他の作品もアップされていて読んでみたい。楽しみ。


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最終更新日  2020.05.13 08:17:18
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