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2020.12.30
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テーマ: 読書(8283)
カテゴリ: 【読書】未分類

本のタイトル・作者



夫沼 夫にハマって抜け出せません [ のるん ]

本の目次・あらすじ


第1章 夫だらけ
第2章 最強の萌キャラ
第3章 夫教のススメ
第4章 ここは天国?
のるんに質問奇跡の夫婦の秘密

引用


「知ってる?俺の本業は家族のヒーローなんだぜ。毎日行ってる会社は副業」


感想


2020年読書:240冊目
おすすめ度:★★

砂吐く…っていう表現がよくあるんですが(訳:「砂糖を吐くほど甘い」)、それだった。
脳内で二次創作(最近ハマっているキャラ)に置き換えて読まないと読み通せなかった…。


元はTwitter( @nononorn2 )なんですね。

すごいなあ。世の中にはこんな夫婦もいるんですねえ。
二次創作(BL)にしか存在しないかと…。
結婚して何年もたって子どもがいても、ベクトルがお互いを向き合っていて。
「専業主婦だからでは?」と最低なことを考えたりもしたのですが、たぶん私がそうでも絶対夫の事こんなふうに愛さないので関係ない…。

読んでいて、「私は果たして、夫を大事にしてるだろうか?」「そもそも私は夫を愛しているのか?」と思ってきたので、ブーメラン効果抜群。
普段から夫にキレまくって邪険にしている自認があるとグサッとなるので注意してください。

なんだろうな。
結婚して子どもを持ったことで得たものは多く、またそれはかけがえのないものだ。
嵐のような気性の私に付き合える人はそうそういないので、夫はすごいなあと思うし、私のもとに生まれてきた子供にはありがとうと思う。


でも、それで「奪われた」と思っているのも確かだ。
私が差し出したたくさんのもの。
耳元で魔女が囁いたのだ。
「結婚したいなら、子供が欲しいなら、」と条件を付けて、たくさんの呪いをかけた。
人魚姫は足の代わりに声を手放す。

もう思い出せないくらい、それは遠い。
けれど隣にいるこの人は、何も差し出さなくて済んでいる(ように見える)。
声をなくして、歩くたび痛みを堪える。
そのことへの、うっすらとした恨みと憎しみ。

2020.01.16  劇団雌猫『誰になんと言われようと、これが私の恋愛です』

の引用部分。
私は結婚しても、しなくても、幸せに生きて行けたはずなんだ。
そんなことを思う。それを証明したかったのかもしれない。

夫のことを「この人、いいひとだな」「やさしいな」と思うし、この人と一緒になって良かったと思う(何より私は、夫と初めてあった時「私はこの人と結婚するだろうな」と思ったのだ)。
けれどその一方で、かなしみが離れない。
夫は八つ当たりされているだけ、なのかもしれない。
呪いは誰の声をしていたんだろう。魔女は私自身だったのかな。
その呪いはいつか解けるんだろうか。そのとき、私は夫と一緒にいる?
声が出ない女の方が都合がよい、なんてことはないよね。


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最終更新日  2020.12.30 00:00:18
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